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StoryWriter

どうもこんにちは。

社会人になって半月、早くも息切れしている友達がいたり、そうでもない人がいたりすると思いますが、僕は割と仕事を楽しめている方だと思います。流石にわがままを通して選んだ仕事というだけありますが、もっと自分ができる事を増やしていって早く自分で1から書籍を作ったりできるようになりたいなあ、と希望を抱けている状況です。

まだ半月だしとは思いますが、indeedに登録したとか言う友達もいるものでも皆が皆、順調なわけじゃないんだなあと思っていて。もしかしたら望んで始めた仕事じゃないかもしれないけど、でもまだ嫌になったりするのは早いんじゃないかなとも思いますし、本格的に業務が始まったわけでもないだろうから、もうちょっと我慢してみたらまた色々変わってくるんじゃないかなと思いますけど、でもどれだけ辛いのか、どれだけ嫌なのかなんて結局他人でしかない僕には分からないんだから、あまり偉そうなことは言えないけど……。

でも自分が楽しいとか幸せだなと思える環境を選ぶのは間違いじゃないと思うので、その選択を後押ししてあげることが大事なのかな〜なんて思ったり。せっかく人生の新しい門出を切ったばかり、早々に辛い気持ちにはならないで欲しいと思います。僕も頑張ろう。

さて、前2回に渡って僕のちょっとした身の上話をしてきました。一昨年の11月に休学を決めて、自分はどうしたらいいんだろうと思っていた時の事までお話しました。そんな矢先に、株式会社WACKという場所でインターンの募集がありました。僕は当時BiSHが好きで何回かライヴに行った事もあり、それでWACKという会社がどういうテイストの会社かも知っているつもりだったので「何か自分も変われるかな」と思ってインターンに申し込んでみました。元々やっていたバイトと掛け持ちでしたが、どういうわけか縁もあってWACKでのインターンも始まったわけですが、その中で最初の出社日に知り合った社外の方の中の一人が現株式会社SW、このStoryWriterを立ち上げた西澤さんでした。ライターや編集をやっている方と伺っていたので、自分のやりたい業界に身を置いている方という事で早速お話をお伺いしに行き、やがてWACKでのインターンの傍らこの連載を書くに至ったというわけです。

WACKという会社で色々な仕事の現場に付き添わせて頂いて、バイトとの兼ね合いなんかもあって体力的に辛い時もありましたがその分たくさん色々な物を見聞きし学んできたつもりで始まった2度目の就活。息巻いて1年目と同じ会社を受けてみて、1年前よりは選考が多く進んだりしましたが、結局内定という結果には結びつかなくて夏になり。例に漏れず大手出版社や行きたい会社は全部落ちてノー内定。ここまで来ると、相当自分は行きたい業界に向いてないんだなあと悟りました。もしくは相当人間として欠陥があるんだなあと。まあ両方だとは思うんですが、そこでとりあえず一旦内定はもらっておこうと思って、とある外資系ITを受けたわけです。そしたらスルリスルリと内定が。

ただ、僕が内定の電話を頂いた時に思ったのは「あ、このままこの会社に落ち着いて出版とか編集業に携われる機会は無くなるんだな」というちょっとした絶望でした。安心する為に取りに行った内定によって、逆に何か追い込まれたような気持ちになったんです。親とかはもちろん喜んでくれましたが、どうにも煮え切らず悶々とした夏を過ごしたのを覚えています。

でもそんな中で、自分とは対照的に自身のやりたい事にひたむきで少しずつ結果を出すWACKのメンバー達とそれを支えるスタッフ陣を見て羨ましくもあり、「どうして僕にはこれが出来ないんだろう」と自分が情けないまま日々を過ごしていたわけです。そのまま卒論や学校の授業に没頭する日々が始まったのですが、それにしても自分の中で引っ掛かるものはあるもの。

その一方で、一番僕が現場に付いていたGANG PARADEというグループのメジャーデビューが決まりました。これをファンの方にも発表できて喜ぶメンバーやスタッフ方の姿を見て僕も胸が熱くなると同時に、それまでの「どうして僕にはこれが出来ないんだろう」から「僕も彼女らを見習って好きな事に従事して結果を出したい!」という思いに変わりました。そういう意味では、面白いかどうかはさておき、連載を続けてお世話になったこのStoryWriterなら自分のやりたい仕事もできるし、確かに規模は大きくない会社ではあるかもしれませんが、その分何でも挑戦できるし、企画や準備からその後の過程も全て自分が携われるなんて、早くからいい経験ができて良いこと尽くしなのではないか? と気付いて西澤さんにお願いしてどうにか4月より正社員で入社という形にして頂いたわけです。

今振り返ってみると、知らず知らずのうちに自分のやりたい事に繋がるように道ができていたような不思議な感覚です。縁というやつなのかもしれませんが。でも、それらは全部自分で選んできた道なわけですから、実は人生って意外と(自分がなりたいように)なるようになるんだなあ…… というか、なりたいように出来るんだなあって思いました。だから、皆さんも自分がやってみたい事とかあったら、実は意外とそれが出来る道に進むようになると思うので、ぜひその道に遠慮せず邁進してほしいな。なんて思ったり。

人生って振り返るってみると不思議なもんだなあ。

とりあえずこのStoryWriterで何か面白い、僕にしかできないことを準備していこうと思うので、皆さんも是非読んでいただけたら幸いです。

来週からも一つよしなに。

※「【連載】なにが好きかわからない」は毎週木曜日更新予定です。

エビナコウヘイ(えびな・こうへい)
1993年生まれ、青森県出身。進学を機に上京し、現在は大学で外国語を専攻している。中国での留学などを経て、現在では株式会社WACKで学生インターンをしながら就職活動中。趣味は音楽関係ならなんでも。

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