中華文化総会が主催するTaiwan Plus 2019 台灣新感覺が、9月28日と29日の2日間に上野恩賜公園で開催された。
暑い日差しが差し込む中、音楽ステージはもちろんのこと、台湾現地の雑貨屋、飲食店も数多く出店して大盛り上がりとなった今回のイベントは、イベント開始前の午前10時前からお客さんが集まり、2日間で述べ8万人の来場者数となった。
台湾カルチャーシーンをリードする文化と創造性を擁した50ブランドが揃う“Taiwan Culture Market”も同地で開催され、中華文化総会が隔月で出版し、台湾で今年5月に可決された同性婚や香港デモなどもテーマに扱った雑誌「Fountain新活水」の販売や、世界で人気な台南のソフトクリーム屋「蜷尾家」、2019年の世界マーマレード大会でダブルゴールドを受賞した「好食光Kaya Jam」は販売開始から1時間で完売となる盛況ぶりを見せた。さらに、霞海城隍廟月老という縁結びのパワースポットも出展しており、こちらも賑わいを見せていた。
また、音楽の野外ステージでは、台湾の音楽レーベル相知音樂が主催の音楽イベント〈Taiwan Beats〉が開催され、8組のバンドやアーティストがライヴを行った。1日目には、客家語(中国語の方言の一つ)の歌詞でロックの世界を広げる「生祥樂隊」、台湾原住民族排灣族(パイワン族)の歌手で、2016年の中華圏のグラミー賞とも言われる〈金曲獎〉で2部門で受賞した「巴賴(バーライ)」、話題の新世代女性ジャズシンガーでSummer Sonic2019にも出演した「9m88」、手の込んだ技術で電子音楽とレトロなサウンドを織り交ぜた楽曲に定評のある「李英宏 aka DJ Didilong」が出演。2日目には、爽やかなギターポップに定評があり、日本ツアーも敢行していた「DSPS」、R&Bとチルな楽曲で注目を集める「雷擎 レイチン」、日台問わず大人気の三人組バンド「宇宙人」、台湾を代表するインディーズピアノロックバンドの「Tizzy Bac」が出演。週末の東京の夜を音楽で熱くし、会場には大人数の観衆が集まり大盛況となった。
日本人のみならず、多くの日本在住の台湾人も駆けつけ、現地の雰囲気を懐かしむ声もあり大成功に終わった今回のTaiwan Plus。StoryWriterでは、近日同日の音楽ステージのライヴレポートもお送りするので乞うご期待。(エビナコウヘイ)
公式サイト:https://taiwan-plus.jp/
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