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StoryWriter

みなさんこんにちは。

昨年実家で不幸があったので、謹賀は出来ませんが今年もひとつよろしくお願いいたします。夏に大好きな父方のおばあちゃんが亡くなってしまい、更には大晦日にこれまた大好きな母方のおばあちゃんが突然亡くなってしまって、年末年始は全く気持ちも上がらないし重めの風邪をひくしで絶不調です。こんなんで2020年生きていけるの? というレベルです……。とは言っても何も変わらないので、自分の中でうまく折り合いをつけていくしかないですね。がんばります。

青森に帰省してきて実家にあるアコースティックギターを弾いているとお母さんに「菅田将暉の曲弾いてみて」と言われたので、何年かぶりにギターを弾いてみたんです。すると、「あれ? 菅田将暉さんの曲ってめちゃくちゃカッコ良い。ここ数年で聴いた限りのJ-POPで1番好きだな」と思いました。紅白歌合戦でも「まちがいさがし」を披露してる姿を菅田将暉さんを見て、やっぱりかっこいい。作詞作曲は石崎ひゅーいさんとか米津玄師さんなど大御所からも提供がありますが、それにしても何と言うんでしょう、彼が表現してる曲の世界観って結構男臭くてアツいものが多いのかなって思いました。そして、俳優ということもあり、自分の世界観を作り上げるのも上手ですよね。観ている人を没入させるのが上手い。

 

紅白を観ていて思い出したのですが、実は以前、ZeppDivercityにて菅田将暉さんのライヴを観させてもらったことがあります。その時にも感じたのですが、彼のライヴって拳を上げてフロアーで騒ぐっていう楽しみ方よりは、なんかライヴフィルムを目の前で繰り広げられているような感覚、座ってじっと眺めていたくなるような没入感を感じたことを思い出しました。もちろん彼の音楽でのパフォーマンスも演技の一環なんだよっていう、批判じみた事を言いたいのではなく、僕がそういう没入感をライヴで感じさせたのは菅田将暉さんが初めてで、彼のMCや演奏中のメンバーとの掛け合いなど、全部に意味があるような感じがして目を離さずにいられなかったんです。そして、それが凄すぎて、「俳優が本業の片手間にやってるアーティスト活動」という下手な予想を遥かに超えて響いてきて、この人はどの方面でも一流なんだなと痛感しました。全部で自分の世界を作り上げることができる本当のアーティストだな、と。

菅田将暉さんの2ndアルバム『LOVE』の楽曲、全部ハズレなしですが、オススメは「クローバー」と「7.1oz」です。俳優がやってる音楽業ねえ…… なんて偏見を払って是非聴いてみてね。

今週はこの辺で。

今年もよろしくお願いします、一つよしなに。

※「【連載】なにが好きかわからない」は毎週木曜日更新予定です。

エビナコウヘイ(えびな・こうへい)
1993年生まれ、青森県出身。進学を機に上京し、現在は大学で外国語を専攻している。中国での留学などを経て、現在では株式会社WACKで学生インターンをしながら就職活動中。趣味は音楽関係ならなんでも。

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