【PIGGS連載】第4回 SHELLME編「PIGGSだからできることをやっていきたい」

2020年4月19日。コロナウィルス禍の真っ只中、誕生したアイドルグループ、PIGGS（読み方：ぴぐす）。BiSの創設者で、2019年末解散したBILLIE IDLEのメンバーでもあったプー・ルイが社長兼プロデューサー兼メンバーを務め、CHIYO-P（読み方:チヨピー）、SHELLME（読み方:シェルミー）、UMI（読み方:ウミ）、BAN-BAN（読み方:バンバン）と共に活動をスタートさせた。2020年7月1日にはデビュー・アルバムの発売も決定している。

そんなPIGGSに迫る連載がスタート！ 第4回のソロインタビューはSHELLME。明るい性格で、グループのムードメーカーでもある彼女は、小学校から今に至るまでダンスを続け、陸上で高校に推薦入学するほどの運動神経を持っていたという。そんな彼女の運命は、SNSで流れてきたオーディションの募集によって大きく動いていく。波乱万丈なSHELLMEの人生について、Zoom越しに話を訊いた。

取材＆文：西澤裕郎
写真：UMI

裏表あると言われたことはないですね

──YouTubeでの印象だと、メンバーの中でSHELLMEさんが1番元気というか、ムードメーカーなのかと思っているんですけど、ご自身ではどう思いますか?

SHELLME : えー! みんな、自分のことを陰キャみたいに言っているから(笑)、自然と私が元気に見えてしまうのかなと思います。もともと学校では、どんな子とも仲が良かったし、すごいおしゃべりだから、そう見えるのかもしれないです。

──あと、言葉が名古屋弁っぽいじゃないですか? 僕も4年間名古屋に住んでいたことがあるんですけど、愛知のご出身ですか?

SHELLME : はい。豊橋市です。東三河。

──東京に来ても、名古屋弁が出る人って珍しいですよね。

SHELLME : 地元の友だちが大好きで、こっちでも毎晩のように電話とかLINEをするんですよ。だからかもしれないです。友達が訛って喋ってくれるから。

──PIGGSでの共同生活が、1ヶ月半くらい経ちました。5人で共同生活してみてのどうですか?

SHELLME : 思っていたよりも、全然大丈夫でしたね。「明日から住もう」っていう電話をもらった時、2LDKぐらいかなと思っていたんですよ。そしたら、思いの外家が小さくて。私含めてみんなも大丈夫かなと思ったけど、住めば都じゃないですけど、全然普通でした（笑）。あまりストレスは感じていないですね。

──5人の女子で住むってどんな感覚なんでしょう。

SHELLME : 私も初めてなんですけど、ほぼ1人で家にいる時と同じようになりますよね。見られても別にどうってことないみたいな(笑)。

──それこそ、乳首をメンバーに見せる動画もあげていましたもんね(笑)。

SHELLME : 私、全体的に色素が薄いんです。友だちと温泉に行った時に「乳首ちょー綺麗じゃない?」って言われて。周りを見渡したら、そうかもと思って。動画になったらおもしろいかなと思ってあげちゃいました(笑)。

──そういうパーソナルな部分を観られることに関して抵抗はない?

SHELLME : ないですね。むしろ、おもしろくなるんだったら、どんどんやっていきたいなと思う。こんな状況だし。何かを考えて企画して時間をかけてやるより、普段やっていることをおもしろいと言ってもらえるほうが効率がいいというか、どんどん数を配信していけるのかなと思います。質はまだまだですけど。

──SHELLMEさんの性格的に、裏表ない感じなのかもしれないですね。

SHELLME : 裏表あると言われたことはないですね。自分でも嫌だから。

1万5000人の中から準グランプリを取ってしまった

──そんなSHELLMEさんについて、遡って訊いていきたいんですけど、どんな子どもだったと言われますか?

SHELLME : 6歳からダンスを習っているんですけど、お母さんが家にいる私を観て、元気すぎてヤバいと思ったらしくて。パワーが有り余っているので、何か習わせようとダンススタジオに入れたみたいなんです。物心がついた頃から、かなり目立ちたがり屋だったし、いろいろ先頭に立ってやりたいタイプだったなと思います。

──どんな感じのダンスを習っていたんですか?

SHELLME : ソウルダンスから始めて、ヒップホップ、ジャズ、ファンクとか。自粛になる前はレゲエも始めてみたりしていて。いろいろやっていました。

──運動神経はいいほうですか?

SHELLME : 私、めっちゃ運動神経がいいんですよ! 小学校1年で12cm身長が伸びて、そこから超運動神経が良くなって。高校では、体力測定も学年1、2位とかでした。選手になって、賞状もいっぱいもらったし。

──すごい！ 選手というのは何の選手になったんですか?

SHELLME : 陸上を小学校から高校までずっとやっていて。頭が超悪かったので、陸上推薦で高校に入ったんです。高跳びと幅跳びと三段跳びと、足もわりと速い方だったので100mも走っていました。推薦で入れるぐらいの成績でした。

──スポーツ選手になる道というのも考えていた？

SHELLME : いや、同時にダンスもめちゃめちゃ忙しくやっていたんですよ。陸上は高校までと決めていて。あとはダンスって感じだったので、スポーツで将来どうのこうのというのは全然思っていなかったです。

──高校卒業後はどうされたんですか？

SHELLME : 頭が本当に悪かったので、勉強するのやだなと思って。就職して1年ぐらいお金を貯めてダンス留学しようと思っていたんです。高校を卒表したら正社員になりました。お菓子工場で、マフィンを作っていました。梱包包装もして、東京にも流通していて、めっちゃ忙しかったんですよ。めちゃめちゃ働いていました。

──実際、どれくらいの間働いたんですか?

SHELLME : 半年で辞めて、留学もしてないです(笑)。

──(笑)。なんで辞めちゃったんですか?

SHELLME : これが人生の最大の転機だったんですけど、モデルのオーディション募集がSNSで流れてきたんですよ。自撮りでオッケーみたいな感じだったので、100％いけるやろと思って送ったんです。忘れた頃に、書類審査通過の通知が来て。お母さんにこういうのがあるけど行かないってことだけ言ったら、お母さんが「行こうよ、行こうよ」みたいにノリノリで（笑）。それで参加してみたら、あれよあれよと最終審査までいっちゃって、1万5000人の中から準グランプリを取ってしまったんですよ。

──えー！ そんなに大きいオーディションなんですか。すごいですね。意気込んで応募したわけじゃなく、たまたま目にして応募してそこまで行ったのは。

SHELLME : その時はシンデレラストーリーって感じで、一気に駆け上がったんですけど、芸能って、大変なのはそこからじゃないですか。東京に行くことがすごく多くなったので、仕事は辞めざるをえなくなって。

──応募すれば100％通るだろうとおっしゃっていたのは、自信があったんですか?

SHELLME : 自信があったというか、友だちの友だちみたいな子も受けていて。じゃあ私も行けるでしょと思ったんですよ。田舎だったから、自撮りだったら大丈夫でしょう！ みたいな。本当に謎の自信ですよね。なんにも考えてない（笑）。

本当にほしいところにはいつも手が届かない

──お母さんってどんな感じの人なんですか?

SHELLME : めっちゃ元気ですね。超パワフル。パパもそんな感じなので、本当に家が明るいんですよね。ハッピーでポップな感じです。

──兄弟はいるんですか?

SHELLME : 10個下の妹がいます。めっちゃかわいいんですよ。すごく元気なんですけど、静かというか、大人っぽいですね。

──ご家庭の教育方針として、勉強しなさいとかはあまり言われなかった？

SHELLME : 全然。必要最低限って感じ。中学の先生からも、高校に行かないと思われていましたもん（笑）。「お前行くの?」みたいな。頭悪すぎて。配信でも言っちゃったんですけど、友だちと遊んでいて窓ガラスを割っちゃったり、学校の近くに決闘する神社があって、呼び出しをされて友だちが怪我をさせられたり。

──恐ろしいですね(笑)。学校自体が荒れていたってことですか?

SHELLME : 学校自体が怖かったんです。絵に描いたような短ランボンタンみたいな先輩たちがいっぱいいて。見に来るんですよ。靴下のワンポイントがついていたら呼び出しとかされて。

──それで呼び出されて、決闘みたいなことになると。

SHELLME : でも私はその当時、学年で1番ヤンキーの男の子と付き合っていたので守られました(笑)。

──人生波乱万丈ですね(笑)。

SHELLME : めっちゃ波乱万丈だと思います。もっともっとすごい人はいると思うけど。

──自分がやりたいこととか好きなものに対しては、一直線というか、ちゃんと実現するような人生を送ってきたんですね。

SHELLME : うん、そうかもしれない。でも、私いつもいいところまでいくのに、あと一歩が届かないことがすごく多いんですよね。結局、部活も、前のオーディションも、いい思いとか経験はするんですけど、本当にほしいところにはいつも手が届かないんですよね。というのがあって、何年も芸能も辞められないという感じですね。まだ自分の本当にほしいものが達成できてないから。

──やるからには頂点を目指したい、と。

SHELLME : そうですね。一歩踏み出したことによって、たくさんの人に出会えたんです。その人たちのおかげで、もっともっと高い目標が見えて。自分まだまだだなと思って、悔しい思いがずっとありますね。

これは運命だって思いました

──ここまでの話だと、もともとは芸能界やアイドルに憧れていたわけでもないんですね。

SHELLME : そうなんですよ。歌も歌いたいと思ったことがなくて(笑)。モデルから入ったんですけど、バックダンスを経験した後、歌ってみようかなってなったり、だんだん段階を踏んでアイドルというものに近づいてきました。

──アイドルに対しての印象とか、イメージはどんなものだったんですか?

SHELLME : 本当にぶっちゃけると、最初はアーティストになりたかったんです。むしろアイドルみたいなグループは避けてきたのであまり知らなくて。良くも悪くも、アイドルだからこれはダメとか、アーティストだからこうであるべきとかがないかもしれないです。だからこそ、PIGGSに入れたのかなと思っていて。他のアイドル・グループだったら、入れていないと思うんですよね。

──モデルから始めて、これまでどんな活動をしていたんですか?

SHELLME : 前の事務所に5年くらいいたんですけど、モデル、バックダンサー、お人形さんみたいに笑わずにパフォーマンスするみたいなグループもやっていました。その後ダンスヴォーカルグループとして活動していたんですけど、上手くいかず、1年ぐらいで解散してしまい、そのタイミングで事務所を辞めたんです。このままだと馴れ合いになってしまうなと思って。仕事をすべき場所なのに、仲良いスタッフさんや同期、先輩後輩と、楽しく過ごす場所になりつつあったんです。嫌なこともあったけど、人はすごいよかったから、本当にみんなのことが大好きで。このままだと、楽しいけど、芸能人生的にはダメになるなと思って辞めて。でも、契約の終了証明書が、プーちゃんの一次オーディションには間に合わなかったんですよ。他のオーディションに声をかけてもらったりもしたんですけど、なんとなくしっくり来なくて。そしたらもう1回プーちゃんがオーディションをやると聞いて、これは行くしかないと思って。なんか分からないけど、謎の自信があったんですよ。で、受けてみたら合格ってなったので、これは運命だって思いましたね(笑)。

──もともとプー・ルイさんのことは知っていた?

SHELLME : 1回だけBiSHさんのライヴに行かせてもらったことがあって。パフォーマンスがすごいなと思って、そこからどんな事務所なんだろうと調べて、BiSについて知り、プーちゃんのことを知りました。でももともとアイドルが好きだったわけじゃないので、誰にも興味持たなかったんですよ。だけど、やっていることがすごいな人って、気持ちの強さを感じるじゃないですか。それはすごく分かっていたから、その人がプロデュースするなら受けてみたいと思っていました。

──WACKじゃなくて、プー・ルイの方を受けた理由はありますか？

SHELLME : WACKでは受からなさそうだなって。顔立ちとか、明るい感じの雰囲気とか、ちょっと違うのかなって思ったんです。

──自己分析がすごくできているんですね。

SHELLME : ほんとですか? 自己分析がちゃんとできるようになったのは、プーちゃんと出会ってからだと思っていて。自分のコンプレックスを、「それがいいんじゃん!」って言ってくれたのがプーちゃんで。それから配信とか、こうやって初めましての方とお話していても、より素に近い状態で話せるようになりました。

──自分が嫌だと思うところ、あるんですか?

SHELLME : ありますよ、めっちゃ(笑)。ちょっとおバカみたいな感じのところ。ここに来て初めて気づいたんです。なんか「バカだよね」みたいに言われた時に。私、めっちゃ頭いいと思ってたので。地頭が。

──地頭はいいと思いますけどね、喋っていると。

SHELLME : ですよね! 一言一言がおバカちんだねって感じの時があって、それが嫌だったんですよ、格好よくいたかったので。でも今はそれも認められるようになったというか。

売れるって、誰よりも人を多く幸せにしてるってこと

──最初は全員面接だったと思うんですけど、オーディション自体はどうでした?

SHELLME : みんなめっちゃ小柄で、アイドルになるために生まれてきましたみたいな、かわいい子ばっかりだったんですよ。私は場違いすぎてヘラヘラしちゃって。大丈夫かなこれみたいな。けど、このままの感じでバンバンいきました(笑)。

──手応えはありました?

SHELLME : なんか分からないですけど、二次審査ぐらいまでは呼ばれるだろうなという手応えはありました。プーちゃんに二次審査で呼び戻してもらえた時に言われました。「受かると思ってたでしょ?」って。私も「あ、思ってました」とか言って(笑)。

──合格発表のドッキリ動画では、かなり嬉しそうな反応を見せていました。合格を聞いたときは、どんな心境だったんですか?

SHELLME : 正直、事務所を辞めた後で、不安しかなかったんです。親にも、全部辞めて愛知に戻って就職するかということまで、芸能界に入って以来、初めて話したんですよ。本当にあと1年頑張ってみてダメだったら諦めようかというくらいだったので、まさかこんな早くグループが決まるとは思ってなくて。もちろんここからなのは分かっているけど、頑張れる場所ができたということを親に報告できてよかったっていう安心感がありました。頑張るべき居場所があるよって言えることが本当に嬉しかったんです。

──電話では、今までは形あるものをやっていたけど、これからは努力して何かを作っていくということを話していました。自分たちで道を作っていくことに対してのワクワクというか、希望みたいなものがあったのかなと思います。

SHELLME : 今までは「この楽曲をやります」「この衣装を来て、このMCで、このキャラで」みたいな感じで、髪の色さえも自分で決められなくて。それで売れると信じていたし、メンバー全員で全力でやっていたんです。でも、やっぱり不満が出てきちゃうんですよね。こんなことやりたくなかったとか、こんなはずじゃなかったとか。でも、私はダサくても売れれば勝ちだと思っていたから。だって、売れるって、誰よりも人を多く幸せにしてるってことじゃないですか? それって私的にはダサくないんですよね。だったから、どんなに楽曲がダサいとか、衣装がダサいとか言われても、やりきることに専念していて。でも、そう思えない子が出ちゃうと、バラバラになっていってしまうという経験もしたので。これからプーちゃんを筆頭に、みんな同じ方を向いて作って行けるんじゃないかなと思って、バラバラにならずに済むかもって思えたんです。そこが大きかったです。バラバラになることは、もう本当に経験したくなかったから。

──人のせいにできないような状況ですけど、自分たちで責任をもって作っていけるほうが、気持ちが違いますもんね。

SHELLME : 自分がやっていることだから、さらに頑張れると思います。

──PIGGSでの活動が決まった矢先、コロナウィルスの感染拡大によって、ライヴができなくなってしまいました。この状況に対しては、どう思っていますか。

SHELLME : 普通にコロナに対する憎さはありますよね。これがあまりに長く続いたら、みんなのことを退屈にさせてしまうかもしれないと思ってしまって。みんながあっての私たちなので。ライヴをするまで、なんとかみんなの心を繋ぎ止められるおもしろいことをやっていきたい。でも、この準備期間がなかったら、薄っぺらいライヴになっていたような気がするんです。たまにリハで会ってライヴをするよりも、こうやって、たまに不満とか不安を言ったりしていった方が、いいものになるんじゃないかなって。大変ですけど、ポジティブに捉えるとしたらいい期間であるなとは、すごく思います。

──活動や練習でしか会う機会がなかったら、よそよそしくなってしまう可能性もありますしね。

SHELLME : そうそうそう。やっている側も気まずいし、そんなの一発でお客さんに伝わっちゃうから。今の状況って、自分の隠したいことも隠せないじゃないですか。体毛を100本抜くとかやっているんですよ(笑)。

──あははは。これまでの5年間の活動と、全然違う自分の出し方ですけど、多くの人に見てもらいたいとか、売れるとか、ちゃんと本質を見据えているからこそ、自分の出し方みたいな部分はいい意味でこだわりがないというか。

SHELLME : むしろこれで楽しんでもらえるんだったら、そっちの方が全然いいと思います。

できるだけ長くこの5人でやっていきたい

──楽曲の振り付けは、SHELLMEさんが結構考えているんですか?

SHELLME : UMIちゃんとCHIYO-Pも1曲ずつ考えているんですけど、ダンス経験があったので私が何曲か任せてもらっていますね。

──自分のスキルを発揮するとか、そういうエゴはないですか?

SHELLME : 自然とないですね。ソロで踊るパートでは、今まで自分がやってきたことを見せられたらいいなとは思うんですけど、基本的にはグループのために活かせられたらなと思います。アイドルの振り付けなので、良くも悪くも、今までが参考にならない時もありますし、協力してやっていきたいです。

──楽曲は所謂かわいいアイドル楽曲とはちょっと違うのかなとは思うんですけど、PIGGSの楽曲に関してはどういうふうに思いますか?

SHELLME : 私、もともとオルタナティヴ・ロックとか、ヒップホップの要素とかが入っている音楽が大好きだったので、聴いたときに、これだー! って思いましたね。私のための曲だー! と思うぐらいかっこいいと思いました。

──ちなみに、どんなアーティストが好きで聴いていたんですか?

SHELLME : 昔はヴィジュアル系バンドが好きで追っかけもしていました。ダンスでヒップホップに出会ってからは、日本語ラップも聴くようになり、ラップとかバンドもいろいろ聴いていて。でも、1番聴いていたのは、Tommy heavenlyさん。大好きで何度も聴いていました。なんかもう、ジーンと来るんですよね。

──世代的にはリアルタイムではないですよね。

SHELLME : 私、漫画の『NANA』とか『下妻物語』が大好きで。そこに入って聴いて、なんだこの曲は!? って感じで、どんどんハマっていったんです。中学生ぐらいの頃とかは、Tommyが大好きでずっと聴いていました。

──これから、PIGGSをどんなグループにしていきたいですか?

SHELLME : 楽曲もメンバーの雰囲気も、やっていることも、いい意味で、ちょっと異端じゃないですか? だから、月並みな表現かもしれないんですけど、今までにないポジションのグループになりたいし、みなさんに楽しんでもらいたいと思っています。PIGGSだからできることをやっていきたいです。

──きっかけは何であれ、芸能の仕事をやっていくと決めたわけで、SHELLMEさんの将来像はどのように考えていますか。

SHELLME : 現実的なことを言っちゃうと、そんなに何年もやっていける仕事ではないと思うんです。でも、できるだけ長くこの5人でやっていきたいし、個々のいいところを活かした仕事もできたらいいなと思っています。音楽が基本的に好きだから、歌ったり踊ったり、時には作ったりしていきたいですね。エンターテインメントがすごく好きだから、ずっと携わっていきたいなと思います。

──本当に早くライヴができるといいですね。

SHELLME : 本当にそうですね。どうにかなりそうです(笑)。でも、YouTuberでもアイドルでも、目的は一緒じゃないですか。そこさえ見失わなければ、どんな方法でもみんなを楽しませることができると思っているので、それを忘れずに活動していきたいと思います。