watch more

生きづらい世界に立ち向かう母娘と隣人たちの奮闘・希望の映画『サンドラの小さな家』、予告編公開

StoryWriter

映画『サンドラの小さな家』が、2021年4月2日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開される。わせて、予告編も公開された。

 

本作は、アイルランドのダブリンを舞台に、夫から逃げてきた母娘が、隣人たちに助けられながら、自らの手で小さな家を建てようとする物語となっている。『女王陛下のお気に入り』を手がけた製作会社のエレメント・ピクチャーズ。そして 『マンマ・ミーア!』の監督フィリダ・ロイドが惚れ込んだのは、無名に近かったアイルランド出身の俳優クレア・ダン。ダンは、「ホームレス状態になった」という親友からの電話に衝撃を受け、本作の脚本を執筆した。ダンの初脚本を読んだロイドは「天性の脚本家」と絶賛し、ダン自身が主演することを条件にこの映画の監督をつとめた。

主演クレア・ダンの脇を固めるのは、デイムの称号(大英帝国勲章)を持つ俳優のハリエット・ウォルター(『つぐない』、『ザ・クラウン』)。さらにはイギリスの演劇界で最も権威あるローレンス・オリヴィエ賞を2度受賞し、「ゲーム・オブ・スローンズ」の狡猾な諜報機関の頭、ヴァリス役をつとめたコンリース・ヒル。

本作は2020年の〈サンダンス映画祭〉で初お披露目がされ、米映画批評サイト「ロッテントマト」では満足度93%(2021年1月24日時点)を記録し、Variety誌が選ぶ2020年ベスト映画第4位に選出。また、2021年2月5日に発表された英国アカデミー賞のロングリストで、イギリス映画の作品賞部門【英国作品賞】候補20作品に選ばれた。(玉澤香月)


■映画情報

『サンドラの小さな家』
公開日:2021年4月2日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開
監督:フィリダ・ロイド(『マンマ・ミーア!』、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』)
共同脚本:クレア・ダン、マルコム・キャンベル(『リチャードの秘密』)
出演:クレア・ダン、ハリエット・ウォルター(『つぐない』、「ザ・クラウン」)、コンリース・ヒル(「ゲーム・オブ・スローンズ」)
【2020年 / アイルランド・イギリス / 英語 / 97min / スコープ / カラー / 5.1ch / 原題:herself / 日本語字幕:髙内朝子】
提供:ニューセレクト、アスミック・エース、ロングライド
配給:ロングライド

【STORY】シングルマザーのサンドラ(クレア・ダン)は、2人の幼い子どもたちと共に、虐待を する夫のもとから逃げ出すが、公営住宅には長い順番待ち、ホテルでの仮住まいの生活から 抜け出せない。ある日、娘との会話から小さな家を自分で建てるというアイデアを思いつく。サ ンドラはインターネットでセルフビルドの設計図を見つけ、清掃人として働いている家のペギー (ハリエット・ウォルター)、建設業者のエイド(コンリース・ヒル)など、思いがけない人々の 協力を得て、家の建設に取り掛かる。しかし、束縛の強い元夫の妨害にあい……。 サンドラは 自分の人生を再建することができるのだろうか?

公式サイト:https://longride.jp/herself/

PICK UP