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現役風俗嬢リカのオトナ的コラム トーキョー・フリーティング vol.2 風俗のおシゴトについて:業態編

StoryWriter

こんにちは。リカです。
トーキョー・フリーティングvol.2の今回は、風俗のおシゴトの“業態”について、お話していきたいと思います。

風俗のおシゴトというと、皆さんどんなイメージでしょうか。
たぶん、皆さんがイメージしやすいのは、デリヘルかな?
たしかにいまってデリヘルがいちばんメジャーでお店の数も多いんじゃないかなあ。
でも、他にもいろいろな種類があるのです。
こんなに細かく色々な種類があるのは日本くらいだそうで、日本人の性欲の奥深さを感じますね(真顔)。
時代や地域によっても変わってくるし、法律とかムズカシイことは把握しきれていないし、全ての種類で働いたことがあるわけではないので、あくまで私の認識になりますが……説明していきますね。

風俗の種類は、
①業態
②業種
③ジャンル
それらを組み合わせて細分化されています。

今回お話していくのは①の“業態”についてです。

“業態”とは、受付方法やシステム、サービスが行われる場所といった、いわば“ハード面”での分け方です。

・店舗型
店舗を構えていて、受付もサービスが行われるプレイルームもその店舗内にあるお店。営業は24時まで。受付で顔の出ている写真を確認して女の子を選ぶことができる。短時間からコースがある。ソープやファッションヘルスなど。

・受付型
受付のみ構えていて、受付後お客さんが自分で移動し主に近隣のラブホテルでサービスが行われるお店。ホテルへの移動とホテル代が必要。受付が開いているのは24時まで、以降は電話でのみ受付の派遣型になるお店が多い。受付で顔の出ている写真を確認して女の子を選ぶことができる。ラブホ街の中に受付や女の子の待機所があることが多く、女の子は徒歩で近隣のラブホへ移動する。ホテヘルなど。

・派遣型(デリバリー型)
電話で受付して、自宅や各種ホテルでサービスが行われるお店。交通費と称した利用場所の遠さによる別途料金や、ホテルの場合はホテル代も必要。24時間営業可能。受付はないので女の子を選ぶ場合はネット上の情報から。女の子は主に車で移動する。デリヘルなど。

と基本的にはこの3つに分けられます。

ただ、いまは派遣型が圧倒的に多いです。
その理由にはまず、法的にそうならざるを得ないというところがあります。
風営法によりいまは受付だけでも店舗はもう新しく出店できないので、お店を出すなら派遣型しかなく、また派遣型は出店するのが容易なので、どんどん増えて全国的に多くなっています。詳しい風営法とか出店方法まではよくわかっていませんが、ざっくり言うとそんな感じのようです。
そして、時代もあると思います。
ネットが普及して、いまはネットでいくらでもお店や女の子の情報を得られるので、集客方法の中心がネットになってきています。
お客さん側も電話一本でいま自分がいる家やホテルまで女の子が来てくれるほうがラクなので派遣型を利用する、というお客さんは多いです。
そして昨年からでいえばこのコロナ禍で、密とか営業時間の短縮とかいろいろ言われて店舗や受付は開けにくくなり、お客さん側も、風俗もウーバーイーツのように家までデリバリー、みたいになって、さらに派遣型がメインになっていますね。
まあコロナは終わったとしてもなかったとしても、上記の理由から派遣型がメインな時代になっていくとは思いますが。
そんな理由でいまは派遣型が圧倒的に多く、受付型で深夜だけ派遣型だったお店も時代の流れに合わせて終日派遣型に移行しつつあったりもしています。
個人的には受付型が好きなのですが、いずれはなくなってしまう業態なのかもしれません。
この8年間で感じている時代の流れの一つですね。

次回はなぜ私が受付型が好きなのか、その理由をお話しします。

今夜も良い夜を。

リカ
東京都出身。都内の風俗店で働く現役風俗嬢。小説はミステリーと恋愛ものが好き。ロキノン厨。

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