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StoryWriter

ファッション誌 Zipper でモデルデビュー後、CM・TV出演・音楽活動・パーソナルブックの出版など幅広い場所で注目を集めるAYAMO。様々なカルチャーに通じるユニークな人となりや、オールドスクールな独自のファッションスタイルで男女問わず支持され続けている彼女の連載企画『AYAMOJAMMED』がStoryWriterにお引越し。2021年AUTUMNのコーディネートをお楽しみください。

あとがき

この真っ赤な背景前も見たなぁ〜って感じとる人もしおったら…昔から連載見てくれてありがとう! じゃあもうこの話はおしまい! 笑

遅くなりましたが秋号更新です。
最近秋すっ飛ばして冬なりすぎぃ〜。もうちょいゆっくり楽しませてよ!

秋物はどの季節より使えるアイテム多くてコーディネート組むのがほんまに楽しい。
別に夏にファーつけようが冬にノースリーブだろうが着たい時は着れば良いんですが、体温調節できんとすぐお家帰りたい病発動するんで、今が1年のなかで1番アクティブにファッションで遊べる気がします!

セットアップはやっぱり今年も欲しくなりました。楽ちんな素材でも、なんだか特別な装いっぽく見える気がします。上下別々でも使えるので長く愛用できて好きです。
今季はダメージニットもゲットしました。特にベストはゴツいアウターが要らない時期にもってこいの可愛いアイテムだと思います。グランジなコーディネートにハマるのはもちろん、トラッドスタイルには一癖入れて個性をだしてくれる憎いアイテムです。
大活躍のスウェットはバーガンディやダークグリーンなどの秋色が目を引きました。
小物はファーやレザーが高級感をプラスしてくれるし、アクセントにもなるのでオススメです。

…もう書くことがない! 笑
バックナンバーで同じようなこと書いてるやろしファッションの話もここでおしまい〜。

先日、東京都現代美術館へ大好きな横尾忠則の展示を見に行ってきました。横尾忠則のアートの混沌さはほんまにたまりません。 多次元な作品がいっぱいで…80年分の衝動をくらった!

横尾忠則の作品は “死” が取り入れられていることが多いんですが、私自身も昔から死に対していろいろ時間をかけて考えてしまうことがよくあって、それは一種の憧れというか…そういった作品への興味が強いほうだと思います!

私が思うに… 死っていうテーマに惹かれてしまう1番の理由は “何もわからないから” だと思う! 誰もまだ知らないことを知りたいっていう人間の性的なものなんじゃないかと。
誤解されそうじゃけど、もちろん私死にたいわけじゃないです。死にたくないし痛いの嫌〜!
ただ、天国からも地獄からも行って帰ってきた人なんかおらんし、あんなに謎な宇宙も深海も科学技術の進歩でどんどん知られていくけど “死” だけはずっと誰かの想像でしか語られなくて、なのに誰1人、いやこの世の “生” を持った物全て、1匹残らず死からは絶対逃れられんという…。なんじゃそれ!? ちょっとくらいネタバレしてくれよって思っちゃいます! 笑
『怖いもの見たさ』って言葉があるように…知らないから怖いし、怖いから見たくなる。この世の生き物全てまだ死を全く知らんと思うと、そこにどうしようもなく不思議な魅力を感じてしまいます。

“死” に関するアートや音楽や映画などの作品は、どれも既製品じゃなくて斬新。答え合わせができないものは素敵です!

そして、生きながら死をとらえようとしている横尾忠則の表現を見て、そこにある死を感じられた時、今ここにある生をより強く感じられたような気がしました。

“死” を思うことはタブーじゃない! 生きてるとどんどん拗らせてしまうのはしょうがないし、太陽の光や綺麗な花では尊い今を感じられない時もあったりするもの。生きている実感が欲しい時こそ欲してしまう感覚のひとつなんじゃないかと思います。

こうして生きていると生が当たり前になりすぎて、死のほうばっかり意識してしまうけど、 “生” 以外が全部 “死” だとしたら、もしかして生のほうが全然レアやったりするんかも…? そうなると、嫌でも知るその時までは今しか知り得ない生をもっとちゃんと知りつくしておきたくなります。せっかく生を引き当てたし、私には “私で知っておきたいこと” がまだあるんで、血を流しながらにっこり笑うその日まで自分を楽しみきります。とりあえず、いよいよインスタグラムを始めてみようかな! 笑

お引越し1発目からちょっと奇妙に思われてしまいそうな話になっちゃいましたが、たまにはこんな話もしてみようかなと思って♡ (ファッションのことはもう書くことがなくてスペースが埋まらない)
次号も書くことなくて変な話するかもなんで良かったらおそるおそる覗いてみてくださいね!
Live so freaky, Die so freaky!


AYAMOJAMMED
2021 AUTUMN Vol.26

Direction&Styling / AYAMO
Photo / shuka
Design / turemvoi
Hair / matsuoka(Spica)

● 商品価格はすべて税込です

AYAMO Twitter
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