GANG PARADE(以下、ギャンパレ)が、2022年1月1日に再始動を果たした。
ギャンパレは「みんなの遊び場」をコンセプトに活動するWACK所属の10人組アイドル・グループ。2019年4月にワーナーミュージック・ジャパン内レーベル「FUELED BY MENTAIKO」よりメジャー・デビューしたが、2020年3月よりGO TO THE BEDSとPARADISESの2グループに分裂、事実上活動休止状態となっていた。2022年1月1日発行の読売新聞・朝刊広告にて突如再結成が発表され、同タイミングで再始動を知ったメンバー10人は急遽練習を開始、1月2、3日と渋谷Spotify O-WESTで復活ライヴを開催。東名阪ツアーも行い、満員の遊び人(※GANG PARADEファンの総称)たちが再始動を祝福した。3月9日にはメジャー2ndシングル『PARADE GOES ON』を発売、5月からは全国9都市10ヶ所を巡るツアー〈GANG PARADE THE GREATEST SHOW TOUR〉の開催も決定している。
そんな再始動したばかりのギャンパレに、再始動後初のインタビューを敢行。ギャンパレ分裂後のGO TO THE BEDS&PARADISESに加入した3名――キラ・メイ、チャンベイビー、キャ・ノンに、先輩メンバーであるヤママチミキと月ノウサギがギャンパレとはなんぞやと伝授することをひとつの目的として、ざっくばらんに話を訊いた。
取材&文:西澤裕郎
写真:まくらあさみ
元のメンバーが当たり前に受け入れてくれたことがすごく嬉しかった
──メンバーそれぞれ加入時期や状況も違うので、ギャンパレ再始動に対する受け止め方も違うんじゃないかと思います。加入時期が新しい順に聞いていこうと思うんですけど、2021年にPARADISESに加入したキャ・ノンさんはギャンパレ再始動に関してどう受け止めましたか?
キャ・ノン:最初に新聞を見たとき、自分はギャンパレとして合格しているわけじゃないからどうなるんだろう……って気持ちだったんですけど、直後にもらった紙に自分の歌割りがあって。「あ、私もギャンパレになったんだ」とそのとき思うことができました。自分がもしそこにいなかったとしてもギャンパレが復活することはうれしいことではあったんですけど、そこに自分がいることがさらにうれしいなと思っています。
──PARADISESがなくなってしまうという感覚はなかった?
キャ・ノン:1月3日のライヴでPARADISESの「PARADISES RETURN」とGO TO THE BEDSの「現状間違いなくGO TO THE BEDS」をやったんですけど、こうやって歌い繋いでいけるんだとわかって。グループが終わっちゃうと楽曲が死んじゃうことが多いじゃないですか。そうなったら嫌だなと思っていたので、これからも大切に歌っていけるんだと思ったらうれしかったです。
──同じく2021年にGO TO THE BEDSに加入したチャンベイビーさんは、ギャンパレ再始動をどのように受け止めましたか。
チャンベイビー:再始動を聞いたときは、もうパニック状態で……。自分がどう思っているか考える余裕もなく練習が進んでいったので、無責任ではあるんですけど、ライヴをしてみないと分からない気持ちで思考回路停止状態でした。もちろんやれることを精一杯やって臨みました。
──GO TO THE BEDSがなくなってしまうという気持ちはなかったですか?
チャンベイビー:GO TO THE BEDSからPARADISESにトレードしたときも最初はさみしい気持ちだったけど、思っていた以上にPARADISESがすごく大切な存在になっていって。それと同じで、自分がギャンパレになったら大切な存在になっていくんだろうなと思って、悲しいというよりは楽しみって感じでした。
──キラ・メイさんは2020年の合宿オーディションでWAggからギャンパレへと昇格。その直後、ギャンパレが分裂し、PARADISESのメンバーとして活動を始めました。ギャンパレ再始動をどのように受け止めましたか。
キラ・メイ:ギャンパレとしてステージに立つことがないままPARADISESとして活動していくことになったので、ギャンパレが再始動するとしたら私もいるのかいないのか分からなくて。新聞を見た後すぐに、みんなが「新メンバー3人振り覚えるよ」って感じで接してくれて、当たり前に私もそこに含まれているんだってことがすごくうれしかったです。
月ノ:うちらは、当たり前に新メンバーとして迎えた感あったよね。
ミキ:たしかに。そこに疑問はなかった。いま話を聞いて、3人がそんな疑問に思っていたんだっていうのはびっくりした。
キラ・メイ:元のメンバーが戸迷いなく当たり前に受け入れてくれたことがすごく嬉しくて。でも、再始動を知った翌日がライヴだったので、そこからが必死でした。お客さんがいるのかいないのかも知らされていなかったんですけど、ライヴ直前の舞台袖からお客さんがいるのが見えて。であればお客さんに楽しんでもらうライヴをしようって。そこの意識は、PARADISESとGO TO THE BEDSで活動する間もずっと変わらなかったし、ギャンパレって特にお客さんと一緒に楽しむ意識が強いグループだと思っていたので、そこを絶対に意識したライヴにしようと思ってステージに立ちました。
──先輩であるお二人にも、ギャンパレ再始動を知ったときの気持ちを聞きたいと思います。2018年にギャンパレに加入した月ノさんはどう受け止めましたか。
月ノ:ついに来たかって気持ちはすごくあって。うれしい気持ちと驚いた気持ち、いろいろな気持ちが全部100%でガーンってきた感じでした。目まぐるしい年始だったんですけど、ライヴをやってみてギャンパレが自分にとって原点なのかなって感じました。お客さんからも「おかえり」って言ってもらえることが多くて。私はギャンパレ分裂後、PARADISES、GO TO THE BEDだけじゃなく、WAggにも期間限定移籍していたので、巡り巡って初心に帰る場所というか、原点に戻ってきたなと。再始動してあらためて思っています。
──ギャンパレの前身グループPOP時代からオリジナルメンバーとして活動しているミキさんは、ギャンパレ再始動をどのように受け止めましたか。
ミキ:驚きはしたんですけど、もしかしたらギャンパレが復活するんじゃないかと、去年1年間自分の中で想像しながら生きていたんです。新聞に再始動が載っているうれしさも、「もう1回ギャンパレの曲を歌えるんだ」って気持ちもあったんですけど、次の日ライヴをしてみて、やっぱりギャンパレの曲っていいなとシンプルに思いました。去年1年間は、私が入った理由でもあったカミヤサキがいない状態のギャンパレでやっていけるのか不安もあって。自分大丈夫かなと思ったんですけど、2日3日のライヴを経て、やっぱり自分はギャンパレが好きだし、ギャンパレでやれることにうれしさを感じたし、何よりも待ち続けて迎え入れてくれた遊び人への恩返しを、私はこれからしなきゃって気持ちになりました。
月ノさんの漬けた梅干しジュース飲みに行こうって思いました
──ギャンパレのキーワードに「みんなの遊び場」というフレーズがあります。この言葉をどうやって体現してきたのか、先輩2人から教えてもらえますか?
月ノ:客席もステージにしたいってことは話していました。お客さんが同じ目線で楽しめるライヴにしようって気持ちでやろうって。私のギャンパレでの初ライヴがZepp DiverCityで、年始のみんなと同じように精一杯なライヴだったんですけど、客席で楽しんでくれているお客さんが1番の力になったというか。お客さんも一緒に楽しむのが「みんなの遊び場」の原点だなって思います。どうですか?
ミキ:そうだと思います。「今日本当に楽しかったね、本当に幸せだった!」って言葉に出してもらえるようなライヴをすることを考えていて。みんなと一緒に遊んだからこそ楽しかったという場所を作りたいんです。私は「みんなの遊び場」をそう捉えてやってきました。
月ノ:そもそも「みんなの遊び場」って、ギャンパレが始まったときにできた言葉なんだよね?
ミキ:そう。ちょうどマイカが入ってきたタイミングで、(※ギャンパレポーズをしながら)「エンジョイプレイ、みんなの遊び場、GANG PARADEです」っていうフレーズができて、三度目の正直という意味を込めた三本指のポーズも生まれたんだよね。プラニメ、POP時代にはなかった言葉だったので、最初は「みんなの遊び場」が先行していて、うちらもよく分からないまま言っていた感じもあったんだけど、メンバーも増えて、よりワイワイした感じになっていったからこそ、より自分たちのキーワードになっていった感じがあるかな。
月ノ:言霊だよね。私が入った時から「みんなの遊び場」っていう言葉はもうあったけど、逆算して体現していった感じがする。
キラ・メイ:今初めてこのポーズが三度目の正直だっていうのをさらっと知りました(笑)。
ミキ:プラニメ、POP、ギャンパレの想いを背負って今やっていると思ってもらえたらと思う。月はもっと多いけど(笑)。
──ギャンパレが再始動するにあたって、疑問に思っていることとか質問したいことを考えてきてもらいました。チャンベイビーさんから質問ありますか?
チャンベイビー:ギャンパレをしていて1番うれしかったことと、悔しかったこと、それぞれ教えてください!
月ノ:うれしかったことはすぐ思い浮かぶ。お披露目ライヴの1曲目が「Beyond the Mountain」だったんですけど、初めてマイクを通して歌割りを歌った瞬間にお客さんが歓声を上げてくれて、遊び人の温かさを感じたんです。その瞬間は忘れられないですね。悔しかったことか……。ちょっと重い話になっちゃうんだけど、サキさんが辞めるってなったとき、サキさんがいなくてもギャンパレを続けるぞって自分たちが思えなかったこと。それが1番悔しかった。だから渡辺(淳之介/WACK代表)さんも分裂という未来がある道を提示してくれたと思うんですけど、自分たちがギャンパレを続けるぞと思えなかったことが1番悔しかったなって思います。
──ミキさんはずっと天を仰いでいますが。
ミキ:過去を思い起こしているんですけど、本当に何があったかが思い出せない……(笑)。
月ノ:おい! 大丈夫か(笑)!
チャンベイビー:じゃあ、逆にミキさんのお披露目の時どうだったか教えてほしいです。その話聞いたことがないから。
ミキ:ガチのお披露目はBiSHとPOPの渋谷~熱海間の200km対抗駅伝。その何週間後かにフェスみたいな感じのライヴ(※2015年6月28日、東京・羽田空港 国際線ターミナル TIAT SKY HALLで開催された〈ギュウ農フェスvol.3〉)があったんだけど、フリフリのスカートのキラキラしたアイドルさんがいっぱいいる中、私たちは赤ジャージを着た5人組で。サキちゃんと素人4人組でガチガチに緊張しながら立ったのは覚えているけど、どれがお披露目かと言われたら、駅伝です! ってなるかな。
──続いて、メイさん、質問はありますか?
キラ・メイ:私はベビとはちょっと違う方向性なんですけど、10人の中で歌割りを勝ち取るコツを教えてほしい(笑)。
月ノ:そんなの、私も訊きたいよ(笑)!
ミキ:ほんとだよ(笑)!
月ノ:私が入った時もそうだったけど、既存曲は既存メンバーの歌割りがもともとあって大事にされているから、そこに新メンバーが入るのはすごく難しくて。当初私もサビを歌うことは全然なかったけど、やっていくにつれて新曲でサビをくださったり、「来了」で変な歌い方を開発して、松隈さんが「月ノのそれでいこう」って使ってくれたりして。新メンバーは、特にこれから出る新曲に気持ちをもっと向けてもいいかも。これから出る新曲に自分たちがどう食い込んでいくかとか、どう貢献していくかを考えていった方が自分も前向きになれると思う。
ミキ:あと、声に特徴があるのはまじで有利だと思う。
月ノ:本当にそうだよ! 3人ともいい声している!かわいい系の声がいっぱい入ってきてありがたいです。「Happy Lucky Kirakira Lucky」とか助かる(笑)。
ミキ:これまでギャンパレはいかつい集団だったから(笑)。GO TO THE BEDSでベビが入ってくれた時も思ったけど、やっぱり声のバランスは大事だなって。
──続いて、キャ・ノンさんの質問を。
キャ・ノン:2つあります。それぞれにとってのGANG PARADEってなんですか?
月ノ:私はさっき言った通り、原点ですね。間違いなく。
ミキ:私は、居場所かな。他の場所では替えが効く存在になっちゃうけど、ここにいることで自分が自分であることができるし、自分の活動を通して誰かに必要とされる可能性も作ることができる。自分でいるための居場所でもあるし、自分を届ける居場所でもあるかな。
月ノ:あと初めて、自分より大事と思えたものかも。ギャンパレに入って活動して、初めて自分より大事なものができたなって思う。
キャ・ノン:もう1個はギャンパレとしての夢と、自分の将来の夢が訊きたい。
月ノ:個人的に最終的な目標みたいなのを決めるのが怖くて。それこそ、私は以前、日比谷野音にすごい思い入れがあって、野音に立った後にちょっとだけ燃え尽きてしまった瞬間があった。なので、行けるところまで行きたいというのが自分のギャンパレの目標かな。具体的な場所で言うなら、今までギャンパレとして立った舞台には、もう一度通過点として絶対に立ちたい。中野サンプラザも、日比谷野音も、大阪野音も、通過点としてもう1回立ちたいというのは、夢よりもっと具体的な目標。自分の夢は……考えさせて(笑)。
ミキ:私は、場所で行ったら満員の横アリには絶対に立ちたい。それは、旧BiSが解散した場所だから。最後に観たBiSが格好よかったんだよね。3分くらいの休憩タイムだけでほぼ全曲をやり続けて。あのときのBiSって別に振りが揃っているわけでもないし、バキバキに踊っていたかと言われたらそうでもなかったと思うんだけど、すごく惹かれるものがあって。ずっと追いかけていたものがかっこよく散っていく姿を観て、同じところに立ちたいなと思ったんです。
月ノ:うちらも全曲ライヴやるってこと?
ミキ:全曲は無理だろー! 死ぬぞ(笑)!
月ノ:終わる頃には2人ぐらい松葉杖ついているかも(笑)。でもGO TO THE BEDSとPARADISESの曲もあるし、やりたい気持ちはあるよね。
チャンベイビー:体力的にしんどいことを私はやってみたい。言ったことを後悔するかもしれないけど。
ミキ:言葉にすると、うちらのグループ、本当にあるよ(笑)。
──あははは。もう一つの質問、自分の夢に関してはいかがでしょう?
ミキ:老後とかでいいの?
キャ・ノン:職業的にずっと続けているか、違うことしているか、とか。
月ノ:すげーリアルな質問(笑)。
ミキ:私は続けられるところまでは続けたいけど、別にずっととは思わないかな。体力が持たないとかの理由だったら対処方法はあると思うけど、精神的な面で絶対無理だなってギリギリまで頑張りたいとは思わないかも。華々しく散りたい。
月ノ:たしかにギャンパレで一花咲かせるのが夢かな。ギャンパレで全部夢を叶えて「ありがとうございました!」ってWACKに恩返しして終わるのが夢かな。
キャ・ノン:散った後は?
月ノ:散った後は隠居生活。しばらく田舎で暮らしてコツコツお金貯めて。
ミキ:私は舞浜に引っ越すよ(笑)。
月ノ:ちょっと前にすごく久しぶりにおばあちゃん家に行ったんですよ。そしたらおばあちゃんが梅干しを作っていて。「梅干しジュースあるよ、飲む?」みたいに言われて、こういうおばあちゃんに私はなりたいなって思った。将来は梅干しを作れるようなおばあちゃんになりたい。
──チャンベイビーさんがニヤニヤしていますが。
チャンベイビー:月ノさんの漬けた梅干しジュース飲みに行こうって思いました。でも、自分がおばあちゃんになって飲みに行く想像がつかない。私はこのままで、孫感覚でいきます(笑)。
月ノ:おい(笑)!
これから続いていくんだよっていうのが伝わったらいいなって
──ギャンパレ再始動後初の楽曲「PARADE GOES ON」についても聞かせてください。この曲は、ギャンパレ再始動前に練習していたんですよね? そのあたりの経緯について教えてください。
月ノ:スタッフさんから「GO TO THE BEDSとPARADISES」名義で新曲を出しますって言われていて。WACKツアーでお披露目しますって伝えられていたんです。
ミキ:嘘をつかれていたってことです(笑)。
月ノ:いつか10人でギャンパレとしてやるんだなって確信に近い気持ちをこの曲が持たせてくれたんですけど、まさかこんなに急だとは思ってなかったですね。
ミキ:年を越す前に確実に振りを完成させておいてくれ、どうしても年を越さないでほしいって言われていて。なんでそんなに急いでいるんだろうみたいな。その段階で正月を空けといてくださいって言われていたので、正月からMVを録るってこと? みたいに思っていて。
チャンベイビー:山登りとかするんじゃないかって。
ミキ:そう、山登りでもするのかっていう話はしていました。
──メイさん、チャンベイビーさん、キャ・ノンさんにとっては、10人で練習するのも初めてだったと思うんですけど、どんなことを考えていましたか?
キラ・メイ:GO TO THE BEDSとPARADISESが一緒にやっているって感じにはしたくないと思っていました。せっかく10人でやるんだから、10人の形としてこの曲ができたらいいなとは思っていました。
──チャンベイビーさんはどういう心境で練習していました?
チャンベイビー:人が多いなあって(笑)。でも、いつもと違って楽しみだなって。練習中に並んでいるだけでも人が多いし、サビも手の本数が違かったし。
ミキ:鏡に映っているのもあわせると、40本あるからね(笑)。
──キャ・ノンさんはどうでした?
キャ・ノン:グループ関係なしに5人5人で分かれてレコーディングをしたんですけど、いつも聴いてない声が聴こえてすごく新鮮だったし、いろいろな声が入っていて楽しかったです。
──ミキさんと月ノさんにとっては久しぶりのギャンパレの新曲ということで、どんな気持ちで受け止めましたか。
月ノ:私とマイカさんで振り付けを考えさせていただいたんですけど、みんなに「どんな感じにしたい?」って聞いたとき、メイちゃんも言ってくれたんですけど、10人を活かした振り付けにしてほしいって言ってくれて。10人というのを1番テーマにして振り付けを作りました。あと、ストレートな気持ちが伝わる振り付けにしたくて。〈パレエドは続く〉って歌詞にあるので、これから続いていくんだよっていうのが、自分たちにも、遊び人にも、遊び人以外の人たちにも伝わったらいいなって。あと、落ちサビがユアさんなんですけど、WACKの落ちサビって1人が立って、みんなが座っている構成が結構多くて。ギャンパレもその形が多いんですけど、今回は10人で弾丸みたいな落ちサビにしたいなと思って、ユアさんが歌っている歌を10人全員でステージから届けますよみたいな。10人の想いが120%伝わるような曲になったらいいなという振り付けにしています。
ミキ:この曲は歌詞がよすぎて。これをもらったとき自分はPARADISESだったんですけど、ギャンパレのことを渡辺さんは好きでいてくれているんだなって伝わってきて、うれしい気持ちと、ギャンパレを続けられなかった申し訳なかった気持ちがいろいろ入り混じりました。分裂前の曲で言うと「らびゅ」的な曲で。今までいろいろあったけど、もっともっとこれからを最高にしていこうねっていうのが「らびゅ」で、「PARADE GOES ON」も〈パレエドは続く〉って歌詞通り、これからをどんどんよくしていこうというのが伝わってきて。渡辺さんとは直接的にそういうお話はしないけど、ギャンパレで今度はお前らが頑張っていくんだぞってことを伝えてくれていることが、すごくうれしかったです。それに応えられるように頑張らなきゃなという気持ちになりましたね。
──ここまでダイレクトで前向きでポジティブな曲は最近ないですもんね。
月ノ:歌っていても1番素直な気持ちになれる曲かもしれない。私は2サビの頭を歌っているんですけど、本当に遊び人好きだー!って気持ちで歌っているし、そういう気持ちになる曲です。どんどん育っていく曲な感じがすごくしますね。
次のツアーは誰よりも高く飛んで、高く蹴り上げていきます
──5月からは全国9都市10ヶ所を巡るツアー〈GANG PARADE THE GREATEST SHOW TOUR〉を開催します。ツアーに向けての意気込みを聞かせてください。
ミキ:再始動した後、東名阪ツアーを回らせてもらったんですけど、遊び人が待っていたくれたことがすごくうれしくて。逆に分裂後や再始動後にギャンパレを知ってくれた方もたくさんいて、「やっとギャンパレ初めて観れます」、「再始動で知りました」って言ってくれる方がいるのがすごくうれしかったんです。10ヶ所行けるってことはそういう人にたくさん会えるってことなので、すごく楽しみだし、ギャンパレらしく楽しいを届けていけるツアーにしたいなと思います。
月ノ:今まで待っていてくれた遊び人のみんなにも、これから知ってくれる遊び人のみんなにも届けていけるように、全国ツアーを回っていきたいなと思っております。10人の圧を感じに来てもらえたらと思いますし、みんなの遊び場に来てもらえたらうれしいなと思っています。めっちゃ楽しみです。
キラ・メイ:私は、このタイミングでいろいろなところに行かせてもらえるのは本当にありがたいなと思っていて。GO TO THE BEDSとかPARADISESとしてもまだ行ってないところにも行かせてもらえるので、いろいろなはじめましてができるのがすごく楽しみです。たくさんのはじめましてができるのを本当に楽しみにしていま〜す!(※語尾につれて声がだんだん高くなっていく)
──声がだんだん高くなっていきましたけど(笑)?
月ノ:キラ・メイ節です(笑)。
キラ・メイ:違う、(月ノからのやれという圧に負けて)初めてやった(笑)。
月ノ:結構そういうとき、あるけどね(笑)。
ミキ:喘ぐもんね。
月ノ:そう! 挨拶で喘ぐんですよ(笑)。
ミキ:「以上、私たちエンジョイプレイ、みんなの遊び場GANG PARADEでした、ありがとうございましたあぁぁぁ⤴︎!」ってリハのときにやられて、え!? って。誰喘いだのってことがあったんです(笑)。
──(笑)。気を取りなおして、チャンベイビーさん、そしてキャ・ノンさん、意気込みをお願いします。
チャンベイビー:2日、3日のライヴも、東名阪ツアーも、新メンバーというポジションだったから、次のツアーは誰よりも高く飛んで、高く蹴り上げていきます。今までココナッツとSLEEPERに教えてもらったワクワクを、私のパフォーマンスで遊び人に感じてもらえるツアーにしたいです!
キャ・ノン:次のツアーでは、自分がギャンパレの一員として、力になってライヴをして、各地の遊び人と一緒に遊び場を作りたいなと思います!
■リリース情報
GANG PARADE 配信シングル「PARADE GOES ON」
1月27日(木)0時より各配信サイトにて配信開始
■CDリリース情報
GANG PARADE メジャー2ndシングル『PARADE GOES ON』
2022年3月9日発売
初回限定盤
【CD+Blu-ray】
WPZL-31945/6
税込価格:4,950円
通常盤
【CD ONLY】
WPCL-13362
税込価格:1,100円
収録内容
・CD収録内容
「PARADE GOES ON」他1曲収録予定
・Blu-ray収録内容(初回限定盤のみ)
GANG PARADE再始動ドキュメンタリー「DOCUMENT OF GANG PARADE “PARADE GOES ON”」
directed by 岩淵弘樹
■購入リンク
https://GANGPARADE.lnk.to/2022
■ライヴ情報
〈GANG PARADE THE GREATEST SHOW TOUR〉
2022年5月13日(金)@東京 SHIBUYA CLUB QUATTRO
開場/開演 17:30/18:30
お問い合わせ:KM MUSIC 045-201-9999
2022年5月15日(日)@広島 HIROSHIMA CLUB QUATTRO
開場/開演 16:00/17:00
お問い合わせ:夢番地広島 082-249-3571
2022年5月21日(土)@神奈川 YOKOHAMA BAY HALL
開場/開演 16:00/17:00
お問い合わせ:KM MUSIC 045-201-9999
2022年5月29日(日)@福岡 DRUM Be-1
開場/開演 16:00/17:00
お問い合わせ:BEA 092-712-4221
2022年6月4日(土)@静岡 窓枠
開場/開演 16:00/17:00
お問い合わせ:ジェイルハウス 052-936-6041
2022年6月9日(木)@愛知 NAGOYA CLUB QUATTRO
開場/開演 16:00/17:00
お問い合わせ:ジェイルハウス 052-936-6041
2022年6月18日(土)@宮城 Rensa
開場/開演 16:00/17:00
お問い合わせ:G/I/P 0570-01-9999
2022年6月19日(日)@北海道 PENNY LANE
開場/開演 16:00/17:00
お問い合わせ:WESS info@wess.co.jp
2022年6月24日(金)@大阪 UMEDA CLUB QUATTRO
開場/開演 17:30/18:30
お問い合わせ:サウンドクリエーター 06-6357-4400
2022年6月30日(木)@東京 LIQUID ROOM
開場/開演 17:30/18:30
お問い合わせ:KM MUSIC 045-201-9999
チケット詳細は公式HPをご確認ください。
オフィシャルサイト:https://www.gangparade.com/