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【連載】WAgg Vol.32 YUiNA EMPiRE「全部妥協しないでちゃんと向き合いたい」

StoryWriter

BiSHやBiS、豆柴の大群が所属する音楽プロダクション・WACKの次世代アイドル育成グループ、WAgg。現在は、ア・アンズピア(持病の腰痛の悪化のためライヴ活動休止中)、愛、サアヤイト、アイナスター、YUiNA EMPiRE、ベル・ナルドが、WACKのグループへの昇格を目指し、ライヴを中心に活動を行なっている。

2022年3月20日(日)から1週間に渡り開催される事務所主催の〈WACK合宿オーディション2022〉の1日目から、WAggからア・アンズピアを除く5人のメンバーが参加することを表明。これまで数々の合格者やWAggからの昇格者も出している合宿を目前に、5人はどんな気持ちで合宿に臨むのか? 彼女たちの想いを訊いた。

取材&文:西澤裕郎
写真:まくらあさみ


トラウマというか、合宿に対して楽しい思い出がないんです

──今年の合宿オーディション、参加するかどうか、迷いはありませんでしたか?

正直、ずっと悩んでいました。去年の合宿に参加してから自分の活動を振り返って、いまの自分のまま本当に参加していいのか考えたし、逃げたい気持ちもありました。でもここで諦めたら、今まで頑張ってきたものが全部無駄になっちゃうと思って。WAggに加入することを決めて活動をさせてもらって、関わってもらっている人たちもたくさんいて下さるので、行かなきゃいけないと思って参加を決めました。

──YUiNAさんは、EMPiRE、BiS、CARRY LOOSEでの活動を経て、WAggで活動をしています。以前取材をさせてもらっているとき、昇格を目指せばいいのか、グループのメンバーたちを引っ張っていけばいいのか、どこを目標にすればいいのか迷っているのかなと感じたときもありましたが、そのあたりはいかがでしょう。

たしかに自分がWAggに対して妥協してしまったり、はっきりした意見が言えなかったときがありました。その行動が全部WAggの結果に繋がっていることに気がついたときがあって。もしWAggが失敗しちゃったら自分の責任だし、逆にWAggが上手くいかないと私も昇格には繋がらない。そこからWAgg全体のことを一番に考えるようになりました。それまでは自分が思っている意見が正しいか自信がなくて言えなかったんですけど、いくつかのグループで経験を積んできて、自分の感覚が自然とついてきているのも最近感じていて。自分の感覚を信じて伝えてもいいんだなって思えて、言うようになりました。

──たしかに今しゃべっていても前とちょっと違いますね。はっきりと言葉にするようになったというか。何かきっかけがあったんですか?

なんだろう……波があるんですよ。

──今はいい方に波が来ている。

今は頑張ろうって思えています。

──YUiNAさんが最初に活動を始めたEMPiREは当時、WACKで1番若手グループでしたが、いまではBiSHの次を担うグループになっています。そのあたりはどう感じていますか。

WACKツアーでEMPiREのライヴを観たとき、次にWACKを背負っていくグループなんだと思いました。大きい会場でも場数を踏んでいて、レベルが別格になっているなと思って。

──YUiNAさんは、現在も名前にEMPiRE背負っているわけですからね。

そうですよね。EMPiREもどんどん大きくなっていっているじゃないですか。新しいファンの方からしたら、私、絶対ややこしいですよね(笑)。

──逆に言うと、調べたらものすごい歴史を持っているわけで。1番物語性がある。そこをポジティブに昇華できればいいんじゃないかなと思うんですけど、自分の背負ってきた歴史をどう思っていますか?

私は、それぞれのグループに1年ずつくらいしかいなんですよ。だからWAggの子たちにそれぞれのグループのことを教えるときに的確に言えなくて。今まで人任せにしちゃってきたんだなとも反省して。どれも濃い経験ばかりではあるんですけど、中でもBiSのメンバーと一緒に活動できたことは大きい経験だったと思うことはたくさんあります。

──YUiNAさんにとっての合宿ってどういうものなんでしょう。

自分が合宿に参加するときは何かと条件がついているというか。最初は候補生として参加して、WACKに入ってからはBiSの戦力外の5人として、去年はWAggとして昇格を目指して、今年もWAggとして行く。トラウマというか、合宿に対していい思い出がないんですよ。去年それでネガティブというか、気持ちが落ちちゃって、周りのことが全然見えなかったから、今回はちゃんと候補生の子たちに寄り添いながら一緒に変われたらと思っています。

──トラウマレベルのこともありながら、どうしてWACKでの活動を今でも続けているんだと思いますか?

たまに自分がおかしいって思うときもあるんです。ここまで苦しい思いをしてなんでやっているんだろう、って。生き生きしている人が羨ましくなったりもするんですけど、WACKの曲が好きというのが第一で。あと、今までWACKにいた人たちも好きなんです。ここまで来てしまったからには何かしらでWACKに恩返ししたいという気持ちがあるんです。

──去年の合宿後のコメントで、もうちょっとコミュニケーションをとれた方がよかったと語っていました。WAggメンバー間でのコミュニケーションは現状うまく取れていますか?

WAggに入ったばかりのときに、メンバー間の違和感みたいなものを感じていたんです。変なやさしさで、みんな気を遣い合っているなって。最近、みんなもそれに気づいてきて、変な思いやりが気持ち悪いということも話し合いで出てきているので。そこは気を遣いすぎないで、みんな言えているのかなと思います。

最後のチャンスだと思っている

──今年の合宿はどんな気持ちで臨みたいですか?

私は最後のチャンスだと思っていて。もしダメだったら次のチャンスはないに等しいと思うんです。でも、明るい気持ちで挑みたい気持ちがあります。折れないように折れないようにと思って参加してもしんどくなっちゃうので、全部プラスな気持ちを保ちつつ、候補生の子にもちゃんと寄り添えたらいいなって思います。

──月ノさんも参加するというのは心強いんじゃないですか?

合宿どうしようって相談をしたとき、唯一月ちゃんが「絶対に行きなさい」って言ってくれて。「周りの人のことを考えて決めてほしいな」って言ってくれたのと、月ちゃんは「まだまだ一緒にやりたいと思ったから」って言ってくれて。自分の状態とかも話してそういう話をしてくれたので、合宿で月ちゃんがいてくれて心強いです。

──月ノさんは合宿に参加するとより生き生きするというか。

たしかに(笑)。納得できることをすごく言ってくれるので、かっこいいなと思っています。

──YUiNAさんにしかできないことっていっぱいあると思うんです。例えば、CARRY LOOSEの歌をYUiNAさんが歌うことはすごく意味があることじゃないですか? WAggでCARRY LOOSEとかBiSとかEMPiREの曲を歌うときはどんな心情なんでしょう?

他の曲とは違う気持ちになるし、自分が今まで歌ってきた曲をまた届けられるというのでスイッチが入っていたんですけど、今は逆に、自分がやってきていないグループの曲をカバーさせていただいているときの方が力が入るというか。先輩や他のグループの曲をカバーさせていただいていることに敬意を持たなければと、あらためて思ってからは、今までやってきた曲の方が自然に歌えるというか。BiSの曲を歌うときに思い出したり、今までの情景が蘇ってきたりして苦しくなるときもあったんですけど、今は自然な感じで歌えるようになりました。

──考え方が逆転したんですね。

でもやっぱりうれしいです。CARRY LOOSEのTシャツとか、BiSのときのグッズを身に着けて来てくれる人を見ると。CARRY LOOSEを好きでいてくれていたんだなとか、未だにBiSの曲を聴けてよかったって言ってくれる人がいて、それは本当に誇りだなと思います。

──合宿まであと1週間ですが、緊張感はありますか?

それはありますね。毎日合宿どうしようと考えているんですけど、メンズオーディションも観させてもらって、1個1個の言動で結果が変わってしまうのかなと感じたので、いろいろなところにチャンスはあるというか、1回失敗しちゃっても取り返せる場所があるというか。そういうのをちゃんと見逃さないようにやりたいです。

──最後に。改めて合宿に向けての意気込みを訊かせてください。

去年の合宿から1年を通してWAggとも向き合い方が変わったというか、自分の中で自信になっているところはあるんです。周りの人と関わりを大事にして、自分のやれることはやりたい。参加するって決めたからには全部妥協しないでちゃんと向き合いたいなと思います。


■WACKオーディション合宿2022詳細

【前半】全て見せます!WACKオーディション合宿2022完全密着 6泊7日の死闘
2022年3月20日(日)14:30〜
URL:https://live.nicovideo.jp/watch/lv336022763

【後半】全て見せます!WACKオーディション合宿2022完全密着 6泊7日の死闘
2022年3月23日(水)12:00-
URL:https://live.nicovideo.jp/watch/lv336022816

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