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【ラーメン対談】SUSURU×ユイ・ガ・ドクソン「ラーメンが好きであることが大事」(ラーメンZINEより一部転載)

StoryWriter

GANG PARADEのユイ・ガ・ドクソンによるラーメンZINE『Dockson’s Ramen Book』が、6月23日(金)に発売される。

2018年1月から2022年12月までの5年間、毎週WEB上でラーメンコラムを連載するほどラーメンを愛するユイ・ガ・ドクソン。同書は、5年に渡り連載してきた258店舗のまとめをベースに、ラーメン対談、ラーメングラビア、ラーメン漫画(本人画)など新規企画をまとめたラーメン愛が詰まったZINEとなっている。「毎日ラーメン健康生活」をテーマに2500日以上ラーメンをすすり続けているYouTuberのSUSURUとの対談をはじめ、ドクソンが上京してから自分へのご褒美として食べにいっていたらあめん花月嵐でのトッピング開発、道玄坂ラーメン部(ココ・パーティン・ココ(GANG PARADE)、ナオ・オブ・ナオ(豆柴の大群)、ナ前ナ以(ASP))の初活動報告などが掲載される。

6月23日に発売される同書籍に掲載されるSUSURUとドクソンの対談の一部を先行公開! 2人の熱いラーメン対談の全編はぜひ本誌にて!

【予約受付中】ユイ・ガ・ドクソン『Dockson’s Ramen Book』

【ラーメン対談】SUSURU×ユイ・ガ・ドクソン

ドクソンが、会ってみたいけれど恐れ多いと崇めている憧れの人との対談が実現! その相手とは、「毎日ラーメン健康生活」をテーマに、2100日以上ラーメンをすすり続けているYouTuberのSUSURU。今回、対談が実現しただけでなく、チャンネル登録者数 118万人(2023年5月現在)を誇るYouTubeチャンネル「SUSURU TV.」に出演させてもらうことに!? SUSURUがドクソンのためにチョイスしたお店でラーメンをすすり終わったばかりの2人のラーメン対談をお届けする。

「らぁ麺や 嶋」の魅力

――この対談の前に、西新宿五丁目の「らぁ麺や 嶋」さんで「SUSURU TV.」の収録に同行させていただきましたが、どうして嶋さんをチョイスしたのか教えてください。

SUSURU:いままでドクソンさんが行ったことがなくて、1人では行きづらそうなお店を、最初にいくつかピックアップしたんです。その中でも嶋さんって、朝イチの記帳制なので、その日入れるお客さんが朝に全部決まってるんですよ。

ドクソン:一回整理券をもらって、その時間になったら行くみたいなシステムなんですよね。

SUSURU:そう。土日は特に朝8時ぐらいから並ばないとダメくらい人気で。今、嶋さんは1人でやられてるって言っていたので、杯数もそんなに多く出せないこともあり、行くのがハードルの高いお店になってしまってるんですけど、ラーメン好きな人だったら是非食べてほしいお店だったので選ばせてもらいました。

ドクソン:ある意味、選ばれしものにしか食べれないラーメン。めちゃくちゃうまかったです!

SUSURU:嶋さんは開店当初から何回も行ってるんですけど、食べに行くたびに、どんどん磨き抜かれてブラッシュアップしていくので、僕も毎回楽しみで。流行りのラーメンといえば流行りのラーメンではあるんですけど、繊細さがあって。

「らぁ麺や 嶋」の特製らぁ麺

ドクソン:ちょっとお洒落な味なんだけど、ノスタルジックな気持ちにもなりました。

SUSURU:あれだけ繊細なラーメンを作っているんですけど、店主の嶋さんは二郎系とかもめっちゃ好きなんです。だけど、自分が作るラーメンはすごく丁寧で繊細。その中に、いい意味でのラーメンっぽいジャンクさがある。脂も乗ってたり炭火で焼くチャーシューとか、すごいジューシー。繊細なラーメンだから、香りをスープに移しすぎちゃうと味が壊れちゃうんじゃないかと思うけど、それをちゃんと旨味にしているのもすごい。

ドクソン:今までトリュフとかが乗っているラーメンを食べてことはあるんですけど、嶋さんのラーメンは繊細なんですけど気取ってない感じのおいしさ。初めての体験でした。

左から、SUSURU、らぁ麺嶋店主・嶋さん、ユイ・ガ・ドクソン

SUSURU:ラーメンって、いい意味での下品さみたいなところが必要だと思っていて。上品すぎると満足感がないというか、食べ応えがなくなって切ないなと思っちゃう部分があるんですけど、嶋さんのラーメンは両方をしっかり兼ね備えて、しかも個性がある。本当にすごく美味しいラーメンだと思います。

ドクソン:あと、最初と最後のスープの味の違いがびっくりしました。1つ質問があったんですけど、どうしてラーメンのスープは1口目は透明なのに、最後は濁るんでしょう?

SUSURU:最初ってスープ自体と油がちょっと分離してるんです。それがだんだん混ざっていったり、チャーシューとかから出る油とかもあったりする。あと麺の成分がちょっと溶け出していたり、色々混ざると最後濁るんです。1口目と最後の1口の味の密度が変わっているのもおもしろくて。鍋みたいになってましたもんね、最後ラーメンの今までの味が全部出てるみたいな。

ドクソン:めっちゃわかります! 1口目は醤油の香り高さとか、出汁の香りとか、繊細なところがカツンってくる美味しさだったんですけど、最後の全部ガンガン入ってくる旨味に感動しました。

SUSURU:特に魚介を使ってるラーメンって、温度が下がってくると味がぐんと上がってくる。これ言うと、ちょっと通っぽくなるので、覚えて帰ってください(笑)。

ドクソン:はい(笑)。

カウンター横にはドクソンのサインも

SUSURU:特にあっさり系の魚介使ってるラーメンは後からぐっとくる。煮干しとか鰹節とかを使ってるラーメンは、それを意識して食べるとより感じることができると思います。

ドクソン:それ、感じれた方がお得ですね。

SUSURU:せっかく食べるのであれば、色々知った上で食べた方がいいですからね(笑)。

ドクソン:早速やってみますね、今度。

SUSURU:ぜひ、温度変化を感じてみてください。

道玄坂ラーメン部に入部しませんか?

――この本がドクソンさんにとって、ラーメンをまとめて語る第一歩となるのですが、SUSURUさんから激励の言葉などいただけますでしょうか?

SUSURU:やっぱり、ラーメンが好きであることが大事だと思うんです。どっかで義務みたいになってきちゃうと、続けられなくなっちゃうんで。食べてるだけなんで大々的なことを言っても何?と思うかもしれないけど、最初にラーメンを食べて美味かったというのを忘れないでずっと食べ続けてほしいですね。好きなラーメンを好きなように食べるのを続けていくのが、むしろ本当にラーメンが好きというか。情報が好きな人と、ラーメンそのものが好きな人がいると思うんですけど、ラーメンを好きで続けていくのがいいんじゃないかと思います。

ドクソン:たしかに、私も好きなラーメン屋さんに行くって形でコラムをやっていたんですけど、ユーザーが求めている場所に行ったほうがいいのかと思ったときもあったんです。でも、自分の好きなものを食べるのがいいってことですね。

SUSURU:もちろん誰かのおすすめのお店に行ってもいいですけど、行きたいなと思うところに行くのが1番ですね。

ドクソン:あの……最後に、ご無礼を承知で切腹の覚悟をもちながら、言いたいことがありまして……。

SUSURU:急に侍魂が(笑)。なんですか?

ドクソン:いきます! SUSURUさん、道玄坂ラーメン部に入部しませんか?

SUSURU:あはははは(笑)。ラーメン部?

道玄坂ラーメン部(上段左から、ナオ・オブ・ナオ、ココ・パーティン・ココ、ナ前ナイ)

ドクソン:基本的に個人活動なんです。部内で情報共有して、そこに各部員個人で行くみたいな。

SUSURU:僕、派閥に属するのがあまり得意じゃないので、それだったらめっちゃいいかも。

ドクソン:基本個人活動で、たまになんか集まることがあった時に情報交換したり、うまかったところ送ったり。

SUSURU:そういう部活だったら入りたいです。

ドクソン:ほんとですか!? じゃあSUSURUさんも加入していただけるということで!

SUSURU:まさかの部活に加入(笑)。

ドクソン:やったー! 本当に、いいんですか?

SUSURU:はい。ぜひぜひ!

ドクソン:わ、SUSURUさんが道玄坂ラーメン部5人目の仲間になってくださいました! 5人目で1番強い。他の部員にも報告しておきますね。ありがとうございます!

本誌対談完全版には、下記の内容も掲載!
■SUSURUとドクソンが共演してみたい相手とは
■SUSURUのマイファーストラーメンとは?
■ラーメン二郎は危険なラーメン?!

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SUSURU プロフィール
生粋のラーメンYouTuber。「毎日ラーメン健康生活」と称し、2500日以上毎日ラーメンをすする様子を「SUSURU TV.」にアップし続けている。登録者数115万人超、総再生回数は6億回を超える。

https://www.youtube.com/@SUSURUTV

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