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【対談】THEイナズマ戦隊×キャン・GP・マイカ――ギャンパレと遊び人の関係を描いた新曲「ROCKを止めるな!!」誕生を語る

StoryWriter

2024年1月28日(日)に、日比谷公園大音楽堂でグループ結成史上2度目となるワンマンライブ「天晴れ!真冬の大ギャンパレ音楽祭 in 日比谷野音」を開催するGANG PARADE。

そんな彼女たちの新曲「ROCKを止めるな!!」をTHEイナズマ戦隊が書き下ろしたことが発表された。まさにTHEイナズマ戦隊節溢れるロックでポップな当楽曲は、GANG PARADEと遊び人(※GANG PARADEファンの呼称)たちの絆を歌った楽曲となっており、1月28日の野音公演で初披露が決定している。

野音開催を目前に、THEイナズマ戦隊のヴォーカル・上中丈弥とドラム・久保裕行と、GANG PARADEの振り付けをメインで担当しているキャン・GP・マイカによる対談を敢行。両者の熱い想いとユーモアに溢れた対談を一読のうえ、ぜひ野音で「ROCKを止めるな!!」を全力で歌って踊ってみてはいかがだろう。

取材&文:西澤裕郎
写真:まくらあさみ


とにかく全力でやっているのが1番印象的

――THEイナズマ戦隊(以下、イナ戦)とGANG PARADE(以下、ギャンパレ)の最初の接点って、なにがきっかけだったんでしょう?

久保:2マン(※2023年7月16日開催の「ライブナタリー presents GANG PARADE SAY HELLO!2MAN」大阪・umeda TRAD公演)ですよね。

上中:そうそう。ナタリーでライブを仕掛けている宮川くん(宮川企画)っていうライブキッズがいて。僕らが上京してきた時ぐらいからライブシーンの周りをうろうろしてた子で、イナ戦とギャンパレが一緒にやったら面白いって誘ってくれたんです。死ぬほどライブを見てきた彼の紹介やから、きっとギャンパレもライブがいいんやろうなと思って一緒にライブをしたら、めっちゃいいやん!ってなって。久保さんは、音楽どうのこうのの前に全員可愛いって言ってたけど。

久保:そういう言い方はしてない(笑)! いや、みんな可愛いし、素敵なメンバーが揃っているなっていう印象でしたね。

左から、キャン・GP・マイカ、上中丈弥、久保裕行

――マイカさんのイナ戦への印象はいかがでしたか?

マイカ:漢らしくて格好いいロックの先輩っていう感じでした。最初ライブをさせてもらうってなった時、ライブだけじゃなく、MCも熱いって話も聞いていて。うちらは先輩方に食らいつくことしかできないけど、アイドルとして伝えられることはあると思うから精一杯やろう、いいところを全部盗んで帰りたいねって気持ちでライブに臨みました。

――イナ戦のお二人は実際にギャンパレのライブを見られてどんなことを感じられました。

久保:全員が個性的で、特徴のあるメンバーが揃っていて、素晴らしいステージをやるなと思いました。ステージ横から見させてもらっていたんですけど、前にいようが後ろにいようが、とにかく全力でやっているのが1番印象的で。全力でお客さんを楽しませようっていう気持ちを持った方々だなって思いましたね。

上中:アイドルの子たちって、どこの人たちもそうって言い方をしたらあれなんねんけど、その瞬間瞬間、短い距離で、どれだけ火花を燃やせるか。そんなライブをする人たちやから、軽い気持ちで対バンしたら危険やねんな。それだけ、やっぱりライブは素晴らしいですよ。

久保:あと印象的だったのが、リハーサルを全部自分らでやってたんですよね。誰かに進行してもらうんじゃなくて、立ち位置とかも自分らで話し合って、その場でやっている。それがバンドに似てるというかね。あと、車でめっちゃ移動しているのも驚きました。

上中:それはバンドと一緒やな。でも、それはなんで?

マイカ:やっぱりメンバーの人数が多いのはあります。

久保:公共交通機関を使ったら交通費がかなりかかっちゃうもんね。でも、ライブ本数も多いから、相当過酷な移動をしているわけですよね。

上中:飛行機移動ってこともあるんやろ?

マイカ:ほぼ車です。九州とかも基本は車移動が多いですね。

上中:車で大阪まで行って、大阪で1回泊まってみたいな?

マイカ:スケジュール次第では車で寝て、朝に九州に着いて、シャワーだけ浴びてライブするとかも全然あります。

上中:それはすごい! ハイエース2台とかで移動するの?

久保:コースターですよね。

マイカ:はい! 13人くらい一気に乗れるマイクロバスみたいなのがあるんです。

上中:久保さん、なんで知ってんの?! 怖いんやけど。Xの履歴見してくれへん(笑)?

久保:コースターで移動してるって、前対バンしたとき話してたから! だけど、Xはめっちゃ俺いいねしてるよ。

上中:マイカさん、怖がらないでくださいね(笑)。

マイカ:(笑)

キャン・GP・マイカ

――ギャンパレはバンドに対してシンパシーを感じる部分ってありますか?

マイカ:リハの部分はたしかに一緒なんだと思いました。あと、私たちは振り付けも自分たちでやっていて。最近は振り付けの先生にやってもらうこともちょっとずつ増えてはいるんですけど、やっぱり自分たちでやることが多くて。アイドルさんの映像を見ると、ダンスの先生が指示してみたいなグループが多いんですけど、そういうのはあまりやったことがないんです。

上中:元々、なんで踊れるの?

マイカ:私はちっちゃい頃からダンスをやっていたので。

上中:メンバーでできへんかった子もおるの?

マイカ:ギャンパレは、入って初めてダンスしたってメンバーの方が多いです。

上中:そうなんや。すごいな! 歌も歌って、さらにロックバンドと絡んで、ロックバンドっぽい行動されて、汗かくようなライブをバンバンやられたら勝ち目ないよな。

久保:それに加えて、作詞もするもんね。

上中:それを考えると、やっぱ強みやね、何でもできるって。若い子らが必死に一生懸命やるのは、すごい素晴らしいし胸を打つよな。

久保:応援したくなるね。

上中:そうやな。バンドと似てるところあんのかもしれないね。バンドをどうやって続けるのかって先を見た未来とはまた違うけど、アーティストっていう意味で、瞬間瞬間って部分は一緒かもしれないですね。

ギャンパレが動いていくことこそが遊び人の支えになるわけで、止まらないということが1番美しい

――今回、イナ戦がギャンパレの楽曲「ROCKを止めるな!!」を制作されました。作詞は上中、作曲が久保さんです。タイトルに「ROCK」という言葉を使った理由は?

上中:彼女たちがROCKを叫ぶっていうのがいいなと思って。巻き舌で歌ってほしかったんですよ。彼女たちと、彼女たちを応援する人たち(遊び人)のことを思い浮かべて書くというコンセプトもありました。ギャンパレが動いていくことこそが遊び人の支えになるわけで、止まらないということが1番美しい。いつか止まってしまうのかもわからないけど、止まらない姿を見せることで、いろんなものを含めてロックを書いた感じですね。

――久保さんは作曲するにあたって、どのようなテーマを持っていたんでしょう?

久保:「みんなで歌える曲」ってテーマを最初にいただいて。イナ戦に頼んでいただいたというところで僕たちらしさというのを前提に、ギャンパレがファンの皆さんと一緒にライブで拳を上げて歌っている姿を想像しながら作りました。あと、イナ戦って楽しい中で笑いながら泣けちゃうみたいなところを目指しているから、元気なんだけど、みんなで歌っていたら涙もポロって出てきちゃうみたいな、そういう温度感を気にして作っていきました。

久保裕行

――ギャンパレは持ち曲が150曲近くありますが、過去の楽曲なども意識されたんでしょうか?

久保:聴く分にはめちゃめちゃ聴きました。だけど何かと比べようってより、自分らがやってきたことが1番濃く出た方が他の曲と差別化できるだろうし、それを求めてくれてるんだろうなとは思っていて。こういう声の子がいるんだなとか、いろんなキャラクターを曲の中から想像して作りました。あと、僕はライブに何回も行かせてもらっていたから、そういう部分から想像していきましたね。

上中:そういう意味でもライブを一緒にやって良かったよね。お客さんが喜んでくれていたのがわかって。僕らよりちょっと下の世代とか、僕らぐらいの世代のお客さんたちが汗をかいて楽しんでいる。普段、月から金まで一生懸命働いている人たちが土日になって、さらに自分より一生懸命やってる子たちにエネルギーをもらってる姿を見ることができた。彼女たちが与えているエネルギーと僕らってそんなに大差がないんですよね。だから、一緒にライブをしたことでうまく混ざったような気するけどな。

マイカ:私も、涙を流してイナ戦さんのライブを見ている遊び人の姿がめちゃくちゃ印象的で。本当に格好よかったです。

――ギャンパレの振り付けはマイカさんがメインで付けていますが、「ROCKを止めるな!!」の振り付けは、どのように考えて付けていったんでしょう?

マイカ:私は元々ダンスをずっとやっていたので、音にはめて振りを作るのが、どちらかというと得意で。最近リリースした「躍動」は世界観が和みたいな曲なので、音ハメ意識で作らせてもらっていて。「ROCKを止めるな!!」はギャンパレとしても久しぶりのバンドサウンドでロックな感じだったので、結構難産でした。

上中:そうやな、難しいと思うわ。

マイカ:振りを詰め込みすぎると、逆に歌っている子に目がいかなくて、歌詞が入ってこなかったりすることもあるので難しかったんです。でも、目の前のファンの人に向かって歌うのこと、そしてメンバー同士で歌い会う事を意識して欲しいって言ってくださったので、振りもそこを意識しました。メンバー同士の支え合いだったり、アイコンタクトをいっぱい取れる感じだったり。メンバー同士で手を合わせているのが見えるようにしたり、歌う子に視線が行くように歌詞とリンクさせた振りを意識したりしながら完成させました。

久保:すごい!

マイカ:あとは、会場全体で歌えるように曲を作っていただいたので、難しいことを考えないで、一緒にその場の時間を楽しめるような振りにしたいと思って作っています。

上中:この曲の中では、13人おって、全員が違うことをやんの?

マイカ:歌ってる子と12人みたいな形で考えいて。そこはいろいろですね。

上中:俺たちは紅白歌合戦で出れるまでは、自分らでやろうって言って、毎年年末に企画(イナズマ紅白)をやってんの。その時に、紅白に出場する人たちの曲をカバーするんですけど、イナ戦が演奏で僕は歌って踊るわけ。ほんなら、いかに歌って踊るがすごいかってわかって。言ったら、ギター弾きながら歌うのと一緒やんな。ずっとボックス踏んでるだけとは訳が違うし、すごいよな。

久保:13人いると、フォーメーションも複雑だしね。

上中:ほんま尊敬する。

マイカ:私からしたら、楽器を演奏しながら歌うってすごいことだと思います!

上中:あと、あれはなんなん? TikTokでイナ戦のアカウントがあって、それを見るようになったら、「いっせーの、ドカドカドカドカ」って映像(※「涙は風に、思いは歌に」のギャンパレガオガオダンス)がすごく流れてくるんやけど。あれ、ずっと見てまうよな。

マイカ:嬉しい! ありがとうございます!

@gang_parade みんなでガオガオ🦁❤️‍🔥 #ギャンパレガオガオ #ギャンパレ ♬ Namida wa Kaze ni, Omoi wa Uta ni – GANG PARADE

 

上中:久保さん、この間、楽屋でなんか一生懸命やってなかった? 「いっせーの」とか言いながら。

久保:やってない(笑)!

マイカ:一緒にやりたいです!

上中:(笑)。っていうか、なんじゃこれってずっと見ちゃう。

久保:それこそ今ってTikTokとかもあるから、みんなが踊りたくなるような振り付けを考えなきゃとかもあるんでしょ?

マイカ:そうですね。1回メンバーがTikTokでちょいバズしてからは、どこで世の中に広がるか分からないから、気合を入れてやってるんです。

上中:久保さん、楽屋で体にサラダ油塗って、「いっせーの」って言ってたもんな。

久保:やってないけど、やったら逆にバズるかもしれない(笑)。

上中:「俺がほんまの遊び人や!」って言って、自分で演奏しながらな。(イナ戦スタッフに向かって)イナ戦として、それやったらあかんの?

イナ戦スタッフ:多分、ファンがいなくなります。

一同:(笑)

いかに個性が出て明るくなるかが重要で、結果めちゃめちゃいいテイクになったと思います

――メンバーの歌入れは、お二人も立ち合われていたんですよね。

上中丈弥

上中:2日間で6人、7人と分けて歌入れしましたね。そこで、この子はこんな感じなんやって、声質だったりキャラクターがわかって。みんなに個性があってよかった。

久保:丈弥はレコーディングブースに行って、1人1人「こうやって歌ってみようか」とか指導してて。普段そんな姿を見ないんですよ。あの丈弥が人に歌い方を伝えたり、盛り上げてみたいなことをするのを見れたのは僕にとっても新鮮でした。

上中:ずっと、こういうのやりたかったんですよ。歌詞を提供して、あとはお任せですってことが結構多いんですけど、どうせやったら歌ってるとこも自分のイメージ通りやりたいと思っていて。ちょうどタイミングがあって今回やらせてもらったんですけど、結構ちっちゃなブースだったんですよ。コーラスを録るとき、ちょっとメンバーの元気がなくて、俺が1回ブースに入って指揮者みたいなことやったんですよ。元気があった方が絶対いいから。その時、感じたんやけど、青春の若さ溢れる女の子のパワーってすごいのよ。もう汗が止まらへんねん。実際、楽曲も歌もよくなっていったんやけど、いつの間にか俺がめっちゃ意識してて。あー、ちょっとでもかっこいいと思われたい!って(笑)。いつの間にか思わされる、あのパワー。久保さんやったら、もう失神してたと思う。

久保:俺、モニターの画面を見てるので精一杯だったもん。

上中:やろ? あそこカメラ回ってんやったら、あんま流さんといてほしいな。恥ずかしい。

 

――あははは。マイカさん的にレコーディングで印象的だったことはありますか?

マイカ:メンバー1人ずつのレコーディングもずっと別の部屋で聞いていたんですけど、丈弥さんが入った後に歌ったテイクが全然違って。ベビ(チャンベイビー)とかは、もうめちゃめちゃ贅沢なことしてて。丈弥さんが隣にいてくれる状態で歌ったり。

上中:あの子はすごかったね。あの子、すごい天然ちゃう?

マイカ:天然ですかね?

上中:だって、言ってることと、俺がお願いしてることと、やってること全然が違うの。まっすぐ目を見てニコニコで自信満々でまったく違うことをやる。でも、それでええねん。俺は全然それがよかってんけど。

マイカ:めちゃめちゃ贅沢なレコーディングだったし、6人とかで入って一緒にやってくれた時は、やっぱりメンバーだけの時と活気が違いました。

――やっぱ13人いると声質も歌い方も違ったりするわけですが、歌割りはどのように決めていったんでしょう?

上中:そこはワーナーの方がやってくれて。WACKさんとかワーナーさんの選ぶ順番があるというか、俺らは細かいキャラクターまでわからないから、この1行、2行で、この子がどんだけめちゃくちゃにできるかを意識していました。めちゃくちゃっていうのは、どれだけ自分を出せるのか。イヤホンで聴いた時に、その子のことを好きなファンの人の胸がどれだけ奮い立つか。それを生み出すために、ブースを行ったり来たりしてたんです。

久保:めちゃめちゃ行ってたよね。

上中:行って帰ってきたら明らかに音量のレベルも上がっていて。

久保:声も明るくなって、やる気もより感じるというか。

上中:こういう曲って、それが大事やから。

久保:特に人数が重なっていくと、だんだん落ち着いちゃうから。そこでいかに個性が出て明るくなるかが重要で。結果、めちゃめちゃいいテイクになったと思います。

上中:完成版の音源を聴いたけど、めっちゃいいよな。「カモン」って歌う部分は、レコーディングで思いっきり「キャモン」って歌ってもらったんやけど、音源になると「カモン」ぐらいに聞こえるやろ? あそこまでいったら。結果、めちゃくちゃよかった。あとブレスも全部イヤホンで聴いたらもうめちゃくちゃ最高やった。

野音全体が幸せで包まれたらいいなと思っています

――〈さぁ歌って踊って笑ってこれをギャンパレと呼ばずなんと言う〉という歌詞もすごくいいですね。

上中:ワーナーさんとWACKさん的に、ギャンパレを例えるような言葉を入れてほしいっていうリクエストがあったんですけど、ここは、それとはちょっと違う一節だったんですよ。最初、僕が仮歌を歌っていたんですけど、彼女たちもそれをすごく気に入ってくれて。この曲はもちろんワーナーさんからリリースさせていただくんですけど、ギャンパレをずっと続けていくなら、この曲を墓場まで持っていくのは君たちやから、君たちがいいと思った方をワーナーさんに言ってごらんって言ったら、ワーナーさんも理解を示してくれて。こっちがいいですってなってくれて。お客さんとギャンパレの関係性を歌ってる歌なんで、〈これをギャンパレと呼ばずなんと言う〉というフレーズを書きましたね。

――ギャンパレは1月28日(日)に日比谷公園大音楽堂でワンマンライブを開催します。イナ戦も2018年5月26日(土)に「俺とオマエと野音と応援歌」で野音に立たれていますが、やはり野音は特別な場所という感覚はありますか?

上中:いや、もう超特別やよね。あの景色があったから、バンド結成20年以降も胸を張って進めているみたいなところはあります。こんなに喜んでくれる人おるんやって思ったし、あそこは特別やね。「ROCKを止めるな!!」は野音で初披露なん?

マイカ:そうです!

上中:緊張するね。あと、あそこのパート最高やねん。〈まだバカみたい〉ってとこ。なんか怒られてるみたいで、めっちゃいいよな。

マイカ:ユア(ユメノユア)とセイ(カ能セイ)が歌ってるとこですよね。

久保:丈弥、あそこ好きだよね。

上中:あそこはパンクっぽくていいんだよなあ。

久保:ライブで聴くのが楽しみだよね。

上中:お客さんが喜んでくれるのが1番いいよね。このメッセージ、誰に歌ってると思う?って。あんたら(遊び人たち)に受け取ってもらわないと意味ないよって話になるもんな。

マイカ:メンバーがイナ戦さんからすごい刺激をもらってたのは、遊び人にも伝わっていて。ずっと曲を作ってほしいって言い続けてたのも知ってるから、すごく喜んでくれると思います。

――マイカさんとしては2度目の野音となりますが、どんな1日にしたいですか?

マイカ:前回の野音から結構厳しい道のりもあったり、うまくいかないことも多かったけど、続けて来たからイナ戦さんとも出会えたし、また野音でライブさせてもらうことも決まったので、野音から何段階も上に羽ばたける日にしたいなって思います。野音全体が幸せで包まれたらいいなと思っています。

――イナ戦のお二人からも、ギャンパレに激励の言葉をいただけますでしょうか?

上中:遊び人たちは、次の日が仕事でも来てくれるわけで、それってすごいことだと思うんです。こっちは一生懸命ライブをやって、終わって帰って寝て、次の日はオフを過ごせたり、楽曲制作をやったりするけど、彼らには当たり前の日常があって、その当たり前の日常の唯一の休みを全振りして自分らのところに来てくれる。そんな愛ってないやん? それでいて、彼らの最高の幸せがライブって、とんでもない支え合いの関係というか。彼らもそれを望んでいて、それこそがギャンパレにとっても何よりの力になっている。最高やん。それが爆発するような素晴らしい空間になればいいよね。頑張ろう!

マイカ:頑張ります!

久保:僕からは加えることがないというか、それが本当に全て。自分らもすごく緊張して野音は向かったんですけど、やっぱりファンの皆さんがめちゃめちゃあったかくしてくれて。

上中:そうやねんな。

久保:本当に不思議な空間だよね。野音ってめちゃめちゃ記憶に残る場所だから、本当にみんなで楽しんでいただけたら。

上中:多分、野音を見るためだけに生きてるみたいな人もいっぱいおるからさ。だから、もうステージに立つだけで彼らを幸せにしている。あとは楽しまなきゃね!

マイカ:イナ戦さんのライブって、本当にその日しか見られないライブだと思うんです。2マンをさせてもらった時に、ライブってこれだよな!ってめちゃめちゃ感じて。ギャンパレの野音も、本当に今日来てよかった!無理しても来てよかった!と思ってもらえるライブにしたいなって思います!


◼︎ライブ情報

天晴れ!真冬の大ギャンパレ音楽祭 in 日比谷野音
2024年1月28日(日)@日比谷野外音楽堂
open/start 16:00/17:00 ※全席指定
[問] KM MUSIC 045-201-9999
チケット料金:
『通常チケット』 指定席 ¥5,500(税込)
※当公演は全て電子チケットとなります。
※未就学児童入場不可
https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=E7150021

GANG PARADE オフィシャルサイト:https://www.gangparade.com/

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