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【LIVE REPORT】ASPがZeppツアーファイナル東京公演でメジャー1stフルアルバムリリース発表、47都道府県ツアーへ

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ASPが2024年5月5日(日)、全国5箇所を巡るZeppツアー〈MARCH with ROGUES to BUDOKAN〉のファイナル公演を、Zepp DiverCity(TOKYO)にて開催した。

初の日本武道館ワンマンを10月8日に開催するASP。本ツアーは、武道館のチケット購入者は無料で入場できるZeppツアー。また、会場後方には暗幕で囲まれた音だけを聴くことができる「1円チケット」席も用意されるなどユニークかつ熱いツアーとなった。その様子をレポートする。

〈MARCH with ROGUES to BUDOKAN〉ファイナル・東京公演

17時27分。ステージ脇からメンバーたちの気合いを入れる掛け声が漏れ聞こえると、客席では大きな歓声と拍手が沸き起こった。

17時30分、会場が暗転すると、Yohji Igarashi制作の新SEに加え、映像作家OSRINが手がけたサイケデリックなオープニングムービーと演出がステージ後ろに掲げられたASPのロゴに照射される。7人がステージに登場し、大きな歓声が湧き起こると、「Heaven’s Seven」でライブをスタートさせた。間髪おかず「拝啓 ロックスター様」へと繋げると、ならず者(※ASPファンの総称)たちは手を挙げ、ジャンプして、一体感を生み出した。

全員で挨拶をした後、リオンタウンが「ここから心も体も満タンに楽しいを作っていきます! ツアーファイナル楽しんでいこうぜ!」と叫び、パンクチューン「the MAN CALLiNG」「いつでもふぁっきゅー」️をパフォーマンスすると、ならず者たちの熱はさらに上昇していく。一転、未リリースながらライブ定番曲となっているデジタルチューン「Tokyo Sky Blues」でムーディかつアッパーな雰囲気を作ると、ドリルンベースのようなハードなデジタル楽曲「SEXAL CONVERSATiON」で会場を圧倒した。

「改めまして、私たち、ASPです!」と全員で挨拶をし、1人1人自己紹介をすると、MCでは、チッチチチーチーチーが「めっちゃ食べたツアーでした」と語り、ツアー中の話へ。ジンギスカン食べ放題や、もつ鍋食べ放題に行くたび、ウォンカー・ツインズ、マチルダー・ツインズの双子姉妹が「お店の食材枯らします!」と意気込むが、毎回最初に白目をむいているというエピソードで笑いが起こった。リオンタウンとユメカ・ナウカナ?は大阪でコース料理を食べたが最後まで食べれなかったこと、ツインズは北海道のホテルで外国人のツインズと仲良くなったことなど、想い出を語った。

チーチーは、「ASP初のZeppツアー。締めくくりの大事な一日で気合いが入っています。たくさんの人が集まってくれて嬉しいです」と感謝を述べ、AFJBプロデュースによる新曲「ジャ・パ・ニーズガール」を披露。激しいビートに可愛らしさが融合した新機軸の楽曲が会場を揺らした。「Blueberry Gum」では、お馴染みの「チュッチュッチュ」というコールがならず者たちから起こり、ブルーベリーガムを模した振り付けで会場を彩った。

マチルダーは、ASPに入るまで誰かと一緒に歌うことがなかったこと、合唱コンクールも歌わないのが格好いいと思っていたことを語った。「小声でよっしゃいくぞとか、真剣にやらなかったので、誰かと歌うのがASPがはじめてで。歌を通してみんなの心と通じ合えていると思っているし、みんなが目線でも返してくれるから、歌うことが好きになっています。今日は一緒にライブをしてくれてありがとうございます。私は、聞いてくれている人も、歌っている人も、過去の私みたいに合いの手を入れている人も、全員まとめて最高だと思っています。ありのままに楽しめるライブを作っていきます!」と語り、ロンドンを拠点に活動する2人組ロック・ユニットWARGASMのプロデュース楽曲「MAKE A MOVE」へ。OSRINの手がけたパンキッシュな映像がステージ後方に映し出され、視覚とともにクールなパフォーマンスを見せた。

ユメカが「東京!」と叫ぶと、デジタルハードコア調の「NO REASON」「TOXiC iNVASiON」と立て続けにパフォーマンス。レーザーが会場を縦横無尽に照らす中、身体の芯まで届くような低音が心地いい。続けて、メロディアスな初期ロック楽曲「A Song of Punk」で空気感を変えると、同じく初期楽曲で壮大な楽曲「SAKEBE」を力を込めて歌い切った。

モグ・ライアンはMCで、Zepp DiverCity(TOKYO)が大事なときに立ってきた大事な場所であることを語った。「はじめて立ったときは、足がすくんじゃって。目が決まっちゃっていたし、ゴリラみたいに無我夢中で踊っていたけど、いまみなさんと一緒に大きいステージに立てて嬉しいです。一緒にASPを大きくしてくれたんだなと思います」と感謝を述べると、「あの頃の気持ちはいまもずっと変わっていなくて。そこにならず者がいてくれて初めて、心こめて力強く歌えているんだと思います。武道館に向けて、一緒に作って進んでいけている今が嬉しくて。何よりも本気でいたいし、ならず者と一緒に作るライブが大好きだから、日本武道館は満員でライブをしたいと思います。ここまで一緒にきてくれたならず者にも、これから出会うならず者にも、本気でぶつかっていく私たちでいるので、これからも目を離さないでいてほしいです」と語り、「Hyper Cracker」、ならず者たちのペンライトが客席を照らす中、「拝啓 ロックスター様」を力一杯歌ってステージを後にした。

鳴り止まないアンコールの中、ステージにはメンバーたちが家族に扮した映像が流れ始めた。子供役に扮したチー子ことチーチーが、おばあちゃんに扮したユメカに「有名人だったの?」と尋ねると、過去のアルバムを眺めはじめ、昔を懐かしんだ。すると、そこには「メジャー1stアルバムリリース」の文字が。10月2日にメジャー1stフルアルバムのリリースが発表された。

 

沸き立つならず者の前に再登場した7人。ユメカは「このまま楽しみを絶やさず、日本武道館まで一緒に進んでいけたらと思います。アルバム楽しみに待っていてくれたら嬉しいです!」と伝えた。そして翌週から47都道府県を回るツアーが始まることを語り、「全員引き連れて武道館で最終号できるよう力強くやっていきます」と意気込みを述べた。「最後にみなぎる想いを全部詰めた曲を歌いたいと思います」と、ナ前ナ以の「Zepp、アガっていこうぜ!」という叫びとともに、AFJBプロデュースによるミクスチャー的な新曲「Black Nails」を披露。最後は「M」を歌い、ならず者たちの盛り上がりは終始絶えることなく、ツアーファイナルは幕を閉じた。

ASPは、ここから47都道府県を回るツアーを行い、日本武道館公演に向けてさらに突き進んでいく。

取材&文:西澤裕郎
撮影:外林健太

セットリスト
1. Heaven’s Seven
2. 拝啓 ロックスター様
3. the MAN CALLiNG
4. いつでもふぁっきゅー❤
5. Tokyo Sky Blues
6. SEXAL CONVERSATiON
7. ジャ・パ・ニーズガール
8. I HATE U
9. Blueberry Gum
10. PLEASE!!!
11. MAKE A MOVE
12. NO REASON
13. TOXiC iNVASiON
14. A Song of Punk
15. SAKEBE
16. Hyper Cracker
17. 拝啓 ロックスター様
EN1. Black Nails
EN2. MEN2. M

取材&文:西澤裕郎


■リリース情報

ASP Major 1st Full Album『タイトル未定』
発売日:2024年10月2日(水)

◼︎ライブ情報
「We are in BUDOKAN “The floor is all ours!!”」
2024年10月8日(火)日本武道館
開場/開演 17:30/18:30
[問]サンライズプロモーション東京
0570-00-3337(平日12:00-15:00)
https://asp-japan.tokyo/news/detail.php?id=1113419

Official Site : https://asp-japan.tokyo/
Official Twitter:https://twitter.com/ASP_idol
ユメカ・ナウカナ?:https://twitter.com/ASP_YUMEKA
ナ前ナ以:https://twitter.com/ASP_NAMELESS_
モグ・ライアン:https://twitter.com/ASP_MOGRYAN
マチルダー・ツインズ:https://twitter.com/ASP_MATiLDER
ウォンカー・ツインズ:https://twitter.com/ASP_WONKER
チッチチチーチーチー:https://twitter.com/ASP_CCCCCC
リオンタウン:https://twitter.com/ASP_RiONTOWN

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