WACK所属の11人組アイドルグループ・GANG PARADE(以下、ギャンパレ)が、メジャー3枚目となるフルアルバム『GANG RISE』を2025年6月18日(水)にリリースする。
本作には、2023年〜2024年にかけてリリースされたシングル「Sparkling Moon」「グッドラック・マイフューチャー」「パショギラ」「Peace☆超パニック」のほか、超能力戦士ドリアンによる書き下ろし楽曲「So many members」、さらにTHEイナズマ戦隊による新曲「ヘイ!ホー!最高じゃん!」が収録される。
「ヘイ!ホー!最高じゃん!」は、現在のギャンパレを象徴するアンセム「ROCKを止めるな!!」に続く、THEイナズマ戦隊による2曲目の提供楽曲。遊び人(※GANG PARADEファンの総称)とギャンパレの人生が混ざりあった、喜びも悔しさも全部引っくるめて肯定する、前向きで力強い楽曲に仕上がっている。
今回、YouTube企画「ギャンパレ熱血進路相談! feat. THEイナズマ戦隊・丈弥先生」の収録後に、2組にインタビューを実施。THEイナズマ戦隊のヴォーカル・上中丈弥と、ギャンパレからヤママチミキ、キャン・GP・マイカ、ココ・パーティン・ココ、キラ・メイ、アイナスターの5名が登場し、熱く笑いが絶えない対談を繰り広げた。
取材&文:西澤裕郎
写真:大童鉄平
自分の人生、否定されたら、むかつくやん?
――YouTube企画「キャンパレ熱血進路相談」の収録、お疲れさまでした! とても和やかながら真剣に悩みに答えてらっしゃいましたが、収録を終えてみて、いかがでしたか?
上中:普段はパーツパーツで仲は良いけど、こんなふうにがっちりスクラムを組んだことがなかったから、正直どうなるかと思ってたけど、最終的にはめっちゃ楽しかったし、みんなほんま素直やなって思いました。なんでもちゃんと聞いてくれるし、ほんま偉い。もう親みたいな気持ちになってくるというか。めちゃめちゃ可愛らしいですね。
――メンバーのみなさんは、丈弥さんにいろいろと相談されてどうでしたか?
メイ:事前の打ち合わせで、質問するメンバーを決めていたのですが、当てていただけたので、ずっと聞いてみたかった「ご飯を食べすぎてしまうんですけど、どうしたらいいですか」という質問をしてみました(笑)。
上中:飯はガンガン食えるほうが健康的でええやんなあ。
マイカ:本当にひとつも否定せずに全部受け入れてくれて。やっぱりすごいかっこいいなって思いました。包容力があるというか。
上中:また……そうやって俺を男にさせるやろ(笑)。
一同:あははは。
上中:遊び人もたぶんそうやと思うんやけど、みんなのライブをめっちゃ頑張ってる姿を見ていたら、「俺も頑張らなあかん」って思うもん。こんな若い子が一生懸命歌って、全力でぶつかっていて。そういう姿を見ると、俺も頑張ろうってなる。多分そんな感じなんやろうな。

左から、マイカ、上中、アイナスター
――マイカさんが言ったように、どの質問に対しても否定せずに受け入れて結論を導き出してくださっていましたが、それは丈弥さんの普段からのマインドなんですか?
上中:基本、否定はないですよ。みんな最高やと思ってるし。だって、自分の人生、否定されたら、むかつくやん?
メンバー:たしかに。
上中:「飯、めっちゃ食ってます」って、それめっちゃ最高やん。健康な証拠やし。
――アイナスターさんの「寝すぎてしまうこと」に対しても、すごく自然な導き方をしてましたよね。
上中:寝るのって、エネルギーを吸収してる時間やから、寝たらええねん。
アイナ:レコーディングに関しても、今まで丈弥さんのディレクションで「これがダメ」って言われたことが一回もないんです。今あるベースを大事にしながら、その中からパッションを引き出してくださるというか。今回の悩み相談も同じで、「今の自分をベースにして、どうしたらもっと楽しくなるか」って視点で話してくださって、すごく安心感がありました。
――ミキさんは、収録を終えてみて、いかがでしたか?
ミキ:どの質問にも本当に真摯に答えてくださって。ちょっとイジってくれるところもありつつ、最終的にはちゃんと自分たちが欲しかった答えをくれる。その感じが、イナ戦さんのライブを初めて観たとき、丈弥さんのMCを聴いたときと同じ感覚になって。改めて、一つひとつの言葉が心に刺さる方なんだなって思いました。
上中:はなまる、あげます(笑)。
メンバー一同:いいな〜(笑)。
上中:みんなアーティストやから同じ立場やんか? それぞれ背負っているものがあるし、人生かけてやってるやん? それってほんま素晴らしいと思う。俺はちょっと早く生まれて、それをちょっと長くやってるってだけで。今回歌詞も書かせてもらったけど、ギャンパレのメンバーが書いた方が、より突き刺さると思うねん。今回、自分の世界観を求められたから自分の視点で書いたけど、もしまた機会があったら、パートごとにそれぞれが歌詞を書いて、自分の歌うところは自分の言葉を載せたら、絶対面白いと思う。
メンバー一同:おおおお! やりたいです!
上中:自分の言葉で歌いたいときって、あるやろ? 俺は逆に誰かに歌詞を書いてもらって歌うって経験がないから。自分の言葉を自分で歌うって、気持ちの乗り方がまったく違うねん。ステージで泣きそうになるときもあるもん。「この瞬間、こんなことがあって、こんな思いでこの言葉書いたなぁ……あいつ、元気かな」って思ったりして、裏向いて涙こらえたり。それぐらいの高ぶりを、みんなにも味わってもらえるかもしれん。

左から、ココ、メイ、ミキ
――ココさんはいかがでしたか?
ココ:いちばん最初に対バンさせてもらってから、楽曲だけじゃなく、ミュージックビデオにも出ていただいたり、今回の企画でもご一緒できてすごく嬉しい気持ちで。
上中:MV撮影のとき、宇宙服みたいなん着て。俺、いじられてると思った(笑)。
ココ:あれ、めっちゃよかったです!
上中:現場に行って、「ズボンの上にズボン履いてください」って言われて、「あ、これ絶対いじられてるやん……」って思ったもん(笑)。ジャケットの下にジャージ着るとか、おじいちゃんかって(笑)。でもやってみたら楽しかった。そっちのフィールドに入って、その空気で楽しむっていうのも、大事なことやなって思いましたね。
ココ:こんなご縁をいただいて、今日も学校の教室みたいな場で向き合って話すことができて、この2年くらいでイナ戦さんとこんな関係が築けたこと、ほんとにすごく嬉しいです。
上中:そうやなあ。ココちゃんなんか、何年前からやっけ? 10年くらい前?
ココ:いやいや(笑)、違いますよ。2019年とかです。「NUMBER SHOT 2019」に出演させてもらったときにご挨拶させていただきました。そこからまさか、こんなふうに続いていくなんて。
上中:せやな。ずっと続けてたからこそ、また会えたんやなって思う。それが、めっちゃ嬉しいことやわ。
ちょっとふざけてるぐらいのほうが音に戻りやすい
――みなさんの距離が、よりグッと縮まったきっかけがあったんですか?
ココ:やっぱりMV撮影がきっかけかなって思います。1日中ずっと一緒にいさせていただいたので。あの日が大きかったかもしれません。
上中:でも、キラ・メイとは全然喋れてなかったから。「どんな子なんやろ」と思って、今日、無理やり喋ってみたら変なこと言い出してな(笑)。
ココ:今日もちょっと距離縮まりましたよね(笑)。
上中:ホンマに、めちゃくちゃいい経験をさせてもらったんですよ。これまでたくさん歌詞を提供してきたけど、歌入れにまで立ち会ったのは初めてで。ディレクションもさせてもらって、「いいものを一緒に作る」っていう過程にちゃんと入れてもらえた。これは本当に貴重な経験やった。ギャンパレには感謝しかないです。
――収録の最後には、アコースティックでの演奏もありましたね。
ココ:すっごく嬉しかったです。めちゃくちゃ贅沢で……!
上中:あれ、やってみなはれ(笑)。11人のあの熱量の前でリズムをキープしながら演奏するのって、ほんま大変なんやから。死ぬほど練習して挑んだのに、それでも失敗したりして、もうわけわからんようになってくる(笑)。「うわ、踊り出した! 踊り出した!?」って。そんなん想像してなかったし(笑)。しかも、GP(※キャン・GP・マイカ)のパートはギターソロ明けで、小節的にすごい難しいのよ。合図出さなあかんのに、「あ、GP踊ってる!」って(笑)。でも、改めて「音楽っていいなあ」って思えたし。良かったなって思ってます。
――これだけたくさんのステージに立ってきた中でも、違いましたか?
上中:全然違う。女の子11人に囲まれて演奏するなんて、まずないからね。もうパワーがすごい。圧巻ですよ。
メンバー一同:(笑)
――アイナスターさんはダンスもされていましたよね。

アイナスター
アイナ:めっちゃ緊張していたんです。メンバーも丈弥さんに負けないくらい緊張してたと思います。
上中:11人もおって、何に緊張するん(笑)? だって、みんな歌うやん? ソロシンガーで1人でやるんやったらまだしも、グループでやってるわけやろ?
アイナ:いや、それが逆に緊張するんです。自分のパートが決まってて、「ここで自分の番が来る!」って待つ感じが、すごくプレッシャーなんですよ。「やばい、次2A来る、来る……!」みたいな感じで、気が抜けない。
メイ:自分が失敗したらどうしようって、そればっか考えちゃうし。
上中:なるほどなぁ。そうやって思うんやな。俺はリズムを出さなあかんから「みんなに迷惑かけたらあかん」っていうプレッシャーのほうが大きくて。失敗を恐れるというより、その責任感やな。緊張するよ、そりゃ。
アイナ:ちょうどこの前、新曲の振り入れをマイカがやってくれて練習をしたばっかりだったから、逆に緊張を紛らわすために踊ってたほうが楽で。ちょっとふざけてるぐらいのほうが音に戻りやすいというか、楽しくできるんですよね。
上中:ええなぁ、それ。覚えたばかりの振りを披露してたんやな。ほんまにすごいと思うよ。踊って。俺、年末に「イナズマ紅白歌合戦」っていうのを毎年やってて、その中でカバー曲も披露するんやけど、何年か前に「恋するフォーチュンクッキー」をやったことがあって。もう、やりながら歌うってホンマ大変やわ、すごいことやでと思った。
マイカ:逆に、踊ってないと何していいかわかんなくなるかも。歌のパートとか飛ばしちゃいそうになる。
ココ:そうそう。動きとセットで覚えてるから、踊り込みで全部覚えてる感覚なんですよ。
上中:へえ~、その感覚、バンドとは全然違うよなあ。
マイカ:違う場所に立ってたりすると、それだけで歌い忘れちゃったりするんですよね。
アイナ:フォーメーション的にも、歌うときって基本前に出るので、「今は後ろだから歌わない」って身体で覚えてるんです。前に出ると「よし、来るぞ!」って。
マイカ:だから、今日の弾き語りでやっていただいた時も、たぶん自然とみんな踊り出していたんだと思います。
ギャンパレ史上最速のアンセム「ROCKを止めるな!!」
上中:そう考えると、「ROCKを止めるな!!」とかもすごいよな。遊び人の人たちも一緒に踊ってるやろ?
マイカ:あの曲、今やギャンパレの中で一番のアンセム的な曲になっていて。ライブで欠かせない曲です。もう、やらない日はほぼないですね。
――「ROCKを止めるな!!」は、ギャンパレ史上最速でアンセムになった曲ってことをメンバーも語っていますよね。
上中:ちょっと待って……アンセムって、どういう意味?
マイカ:代表曲のことです。
上中:なんや、それでええやんけ(笑)!「アンセム」って聞いたとき、なんかボスキャラかと思ったわ(笑)。
一同:(笑)
上中:「アンセム」ってどこの国の友達やねんって(笑)。最速でアンセムになったって聞いたら、俺も「俺、アンセムになれるかな?」とか思ってもうたわ(笑)。
ココ:ギャンパレって、代表曲は何曲かあったんですけど、新たなアンセムを探し続けてきたんです。そういう意味でも「ROCKを止めるな!!」はすごく大きな曲になりました。去年の野音で披露してから、まだ1年半も経ってないのに、こんなに愛される曲になったのは、イナ戦さんのおかげだと思ってます。
上中:ライブで愛される曲になったって、めちゃくちゃ嬉しいことやね。ほんまにありがたい。今回の「ヘイ!ホー!最高じゃん!」も、ぜひライブでやってほしいな。次のアンセムに……いや、「セカンドアンセム」になったらええな!
一同:セカンドアンセム(笑)!
――この曲はどんな着想から生まれたんですか?
上中:曲自体は、うちのギター・(山田)武郎が作ってくれて、自分が歌詞を書いたんやけど、「聡明健美」なんて言葉、普通ないやん? 「聡明」と「健美」っていう言葉はあるけど、並べたらどうなるんやろうって、自分でつくった造語で。「ROCKを止めるな!!」のときもそうやったけど、まったく違う世界観の楽曲にしたかった。遊び人とGANG PARADEの人生がガチャガチャッと混ざり合っていくような、そういう歌を書きたくて。否定せえへん。それが言いたかってん。「最高やねん、みんな」って。ぐずってる日があってもええやん。なんで1人で背負って立たなあかんねんって。そんな日もあるやんって。そういう思いを込めて、「ヘイ!ホー!最高じゃん!」ってタイトルにしました。
――タイトルはすぐに決まったんですか?
上中:うん、そうやったと思う。<不器用なステップが最高じゃん>って。不器用な生き方をしてる人たちがGANG PARADEのライブに行って、彼女たちからエネルギーをもらってると思うんですよ。でも、その人たちって、俺たちにはできひんようなことしてるんよ。毎日、何があっても働いて、生活のために頑張って、それでも「生きるためにライブに行く」っていう、その姿がほんまに尊い。その人たちに届かへんかったら、GANG PARADEの歌も意味ないなって思って。だから書いたんです。
――ミキさんは、この曲を最初にもらった時の印象ってどうでした?

ヤママチミキ
ミキ:本当に、「ギャンパレのこと」「遊び人のこと」を考えて書いてくださったんだなっていうのが、すごく伝わってきて。やっぱり、私たちのことをちゃんと知ってて、遊び人のことも理解してないと、こういう歌詞は書けないと思うんですよ。その事実が、まずすごく嬉しかったです。レコーディングのときも、「ROCKを止めるな!!」のときと同じで、丈弥さんがブースに入ってきて、「ここはこうして」「こういう風に歌ってほしい」って、頭の中にあるイメージをものすごくわかりやすく言葉にして伝えてくださって。だから気持ちをちゃんと込めて歌えたし、すごくしっくりくる曲でした。
――遊び人のことをすごく理解して丁寧に描かれているのが伝わってくる曲ですよね。
上中:ライブを観て、彼女たちが人生を楽しんでる姿、それを夢中になって応援してる人たちも含めて、ほんまに素晴らしいと思ったんです。俺、イナズマ戦隊のお客さんも同じような感覚で見てると思っていて。全力で生きてて、全力で楽しんでる。それに通じるなって。
どれだけ気持ちを乗せられるか、どれだけその世界に入り込めるか
――ココさんは、今回のレコーディングの雰囲気はいかがでしたか?
ココ:前回「ROCKを止めるな!!」のときは、丈弥さんが何回もブースに来てくださって。でも今回は、それがちょっと減ったんです。だから、「あ、自分も少しはできるようになったのかな?」って思いつつ(笑)、でもやっぱり丈弥さんとのレコーディングは、いつも楽しいです。今回はみんなで指パッチンを録ったんですよ。マイクを囲んで、パチンって。あと、ガヤを全員で録ったりとか。レコーディングの段階からすでに思い出深くて、すごく楽しかったです。

ココ・パーティン・ココ
上中:レコーディングって、最初はみんな「うまく歌おう」とするんですよね。でも、実際はうまく歌う必要なんてまったくなくて。どれだけ気持ちを乗せられるか、どれだけその世界に入り込めるか。それが大事なんです。最初のレコーディングのときは、それがなかなか伝わらなくて、何度もブースを行ったり来たりしました。「あぁ、まだ気持ちが入ってないな」って、画面を見てるとリアクションで分かるんですよ。それで「いや、そうじゃない。技術じゃなくて、気持ちやで」っていうのを何度も伝えました。今回は、みんなその感覚をもう理解してるやろうと思って、ブースに行く回数も自然と減ったんです。
ココ:前回のレコーディングで言われたことを思い出しながら、自分の個性をどう出せるかを意識してました。仕上がった音源を聴いても、丈弥さんがディレクションしてくださった曲って、色がすごくはっきり出てるような感じがして。それが毎回楽しみでもあるし、「もっと自分をさらけ出して歌った方がいいな」って思えるんです。
――メイさんはいかがでしたか?
メイ:曲がすごく楽しい曲っていうのもあって、最初はどうしても緊張してたんですけど、歌ってるうちにだんだんほぐれてきて。でも、実はちょっと「今回丈弥さん、来てくれるかな?」って、ワクワクしてたんです。でも、今回はあまり一緒に録れなかったから、ちょっと心細いなっていう気持ちもあって(笑)。

キラ・メイ
上中:いや、俺な、「また来た」って思われたら嫌やな~っていうのもあってん(笑)。
メイ:でも、前回のレコーディングのときも、ブースに来てくれてたじゃないですか? だから「今回も来てくれるかな」ってちょっと期待してたんです(笑)。
上中:そうやったんやな(笑)。とはいえ、GANG PARADEはみんなほんまに器用なんよ。「これ、こんな感じでやって」って言ったら、すぐに応えてくれる。その分、こっちもどんどん求めてしまうところがあって。もっといける!もっといける!って。でも、また次に機会があれば、その時は俺から行くわ!
――アイナスターさんは、レコーディングで印象に残ってることはありますか?
アイナ:ちょっと話がそれちゃうかもしれないんですけど、レコーディングのあと少し時間が空いたんですよ。たまたま丈弥さんもいて「コンビニ行ってくるわ~」って言って部屋を出ようとしてた時で、いろんな話をしてくれて。あんなに長くお話するのは初めてで、すごくシンプルに嬉しかったです。
上中:あれは面白かったなぁ。俺、ほんまはすぐ帰る予定やってんけど、もう帰られへんくなって。めっちゃおもろかったけど、内容的に絶対載せられへん(笑)。
アイナ:けっこうプライベートなことも話しちゃって(笑)。
――そうやって、見えないところでも会話が広がっていったんですね。
上中:ほんまに今回は、いろんな子とめっちゃ喋った。俺、普段はあまり喋らんタイプなんやけど、今回は珍しく、よう喋ってたと思う。ほんまにそれぞれがいいキャラクターやなって思った。今回のことで、遊びに来てくれる人たちの気持ちも、よりわかるようになったし、みんな好きになっていく感覚がわかってよかったなって思いますね。
この曲が“第2のアンセム”になればいいなって思いも込めて作った
――今回の振付について、マイカさんはどんなテーマや着想で作っていったんでしょう?
マイカ:今回はMV撮影が先だったんですよ。MVの中では、土手を歩いたり、草むらを進んだり、食卓を囲んだり――そんなシーンが多かったので、そういう情景がライブでも自然と浮かぶような振付にしたいなと思って作りました。あと歌詞もすごく印象的で。今回の曲は、遊び人に向けたメッセージでもあるし、私たち自身にも「なんでもいいんだよ」って言ってくれている内容で、すごく気持ちがこもっている。ちぐはぐなんだけど、ひとつにまとまってる感じとか、ギャンパレらしさがちゃんと出せたらいいなと思って作りました。あと、メンバー同士のアイコンタクトも意識しました。「ROCKを止めるな!!」のときもそうだったんですけど、遊び人のみんなも、メンバー間の多幸感とかやりとりを見て「いいね」って言ってくれることが多くて。そういう“わちゃわちゃ感”がライブで自然に伝わるような振付を意識しました。

キャン・GP・マイカ
上中:よく目が合うのも、ええなあ。
マイカ:しかも、今回は“ふざけてもOK”な感じが出てるので、普段のうちらのはっちゃけてる感じが、より自然に出せる振付になったかなって思います。
――今回の歌詞には「ブルース」って言葉が出てきますよね。
上中:あれは、うちのギター・武郎が、よう「ブルース」って口にするんよ。だから「入れたったら喜ぶかな」って思って、遊び心で入れました(笑)。実際、<チグハグのブルース>って、意味としてはようわからんでしょ? でも、それもええかなって。なんか、“アンセム”みたいなもんやん。
マイカ:ちょっと違う気はしますけどね(笑)。
上中:ほな今度、“アンセム”って曲タイトルに入れてもええな。「アンセムさん」っていう曲、書こうかな。「アンセムさん、元気ですか?」って(笑)。
一同:(笑)
マイカ:「ROCKを止めるな!!」の時も、サビでずっと“ギャンパレポーズ”をやってたんですよ。今回もサビの振りで“手をパーにするか、グーにするか”って悩んでて。でもメンバーと話した時に、「今回もイナ戦さんに曲を提供してもらってるし、ギャンパレポーズをまた入れよう!」ってなって。今回もふんだんに入れてます。だから、やっぱりこの曲が“第2のアンセム”になればいいなって、そんな思いも込めて作りました。
――話は尽きないですが、丈弥さんから皆さんに一言、激励の言葉をお願いできますか?
上中:収録でも言ったけど、振り返った時に「うわ、あれ恥ずかしいな……」じゃなくて、「あの瞬間、ほんまに輝いてたな」って思えるような日々を積み重ねていってほしい。それがずっと続くことが、いちばんええんやけど、たとえ終わる日が来たとしても、胸を張って「やりきった」って思えるようにね。俺はそれに気づくまで、けっこう時間がかかった。無駄にしてきた時間もあったと思ってる。でも、みんなにはそうなってほしくないから、この1日1日が、ちゃんと未来につながるものであってほしい。それを刻んでいってほしいなって思います。
(キラ・メイが上中の言葉を聞いてメモを取りはじめる)
上中:いや、これ記事に載るやろ(笑)!
メンバー一同:(笑)
上中:でも、こういうのって、だいたい2回やったら終わりやん? 俺は全然、またやりたいと思っているから、ぜひまた一緒になんかやろう。
メンバー一同:やりたいです! お願いします!
上中:ライブも、やろう!
メンバー一同:やりましょう!!
上中:絶対、やりましょう!
■リリース情報
GANG PARADE
New Digital Single「ヘイ!ホー!最高じゃん!」
https://GANGPARADE.lnk.to/HeyHo
作詞:上中丈弥 / 作曲:山田武郎 / 編曲:名村武
GANG PARADE
Major 3rd Album『GANG RISE』
2025年6月18日(水)発売
商品予約リンク:https://gangparade.lnk.to/3rdAL
品番:完全盤 WPCL-13637〜8 / 厳選盤 WPCL-13639
価格:完全盤(2CD+Booklet) \7,700(税込) / 厳選盤(1CD) \3,300(税込)
収録内容:2023〜2024年にリリースしたシングル楽曲7曲の現体制11人バージョンに加え、「So many members」や「イマヲカケル」など新曲も多数収録。
■ライブ情報
THE GANG PARADE RISES(Major 3rd Album『GANG RISE』完全再現ライブ)
2025年7月4日(木)@Spotify O-WEST(東京)
OPEN 18:00 / START 19:00
[問] Spotify O-WEST 03-5784-7088
【チケットについて】
◆「LINE MUSIC再生キャンペーン」対象
【キャンペーン実施期間】4月19日(土)0:00〜5月21日(水)23:59
【応募フォーム入力期間】5月22日(木)10:00~5月27日(日)23:59
※上記期間内にX(旧Twitter)への投稿を完了した方が抽選対象となります。
【概要ページURL】 https://wmg.jp/gangparade/news/89991/
GANG PARADE オフィシャルサイト:https://gangparade.jp/