BiTE A SHOCKが、2025年10月から東名阪ツアーを開催する。なんと今回は、同じく男女混成という稀有なスタイルで活動を続けるlyrical schoolとの対バンも三カ所で実施する。
「第二のBiSH」として誕生し、独自の存在感を放つBiTE A SHOCK。現体制2周年を迎え、次のフェーズに突入したlyrical school。いずれも「男女混成」という枠組みを武器に、これまでのアイドルシーンにはなかった景色を描き続けている。
そんな2組による対バンイベントのタイトルは、<BiTE A SHOCK × lyrical school Split Tour~Neo Junction~>。まさに“交差点”を意味するその名の通り、新たな化学反応が期待されるイベントとなりそうだ。
そして今回、ツアー開幕を前に対談を実施。BiTE A SHOCKからMAHiTOとHANANO、lyrical schoolからminanとmalikが参加し、互いへの印象や、混成グループならではの強みと難しさ、今回のツアーへの意気込みまで、率直に語り合ってもらった。
取材&文:西澤裕郎
写真:大橋祐希
ファン同士の親和性もめちゃくちゃマッチした
――そもそも2組の繋がりは、どのようなきっかけで生まれたんでしょう?
malik:最初は、lyrical schoolの対バン企画<MY DATE>に、BiTE A SHOCKさんに出演していただいたんです。そのとき、リリスクファンのバイショさんへの反応、逆にバイショさんのファンのリリスクへの反応がすごくよくて。男女混成グループって他にはあまりいないですし、「これは今後もっと面白い展開になるかもしれない」と思って、手応えを感じたんです。
――BiTE A SHOCKとしても、手応はありましたか?
MAHiTO:お客さんの熱量がすごくて。音楽性は全然違うんですけど、熱気や勢いの感覚は似ているなと感じました。男女混成グループという点でも共通している部分がありますし……(malikを見ながら)僕もハーフなんです!
malik:僕もハーフです(笑)。
MAHiTO:だから似てるなって(笑)。

左から、minan、malik、MAHiTO、HANANO
――あははは。minanさんも2組の相性の良さを感じていたんでしょうか?
minan:私は1回目の対バンのとき、活動休止中で現場にはいられなかったんです。でも、SNSでの盛り上がりだけを見ても「めっちゃいいじゃん!」って空気が伝わってきて。その場にいられなかったのがすごく悔しかったので、今回また対バンが決まって嬉しいです。
――今年6月には、新宿マルイメンにて<BiTE A SHOCK×lyrical school合同イベント>も実施されました。どんな内容のイベントだったんですか。
minan:本当に対バンイベントみたいな感じで、お互いに持ち時間があってライブをして。
HANANO:コラボもありました。
MAHiTO:lyrical schoolさんの曲を、僕たちが少し一緒に歌わせてもらったんです。
malik:逆もありました。BiTE A SHOCKさんの楽曲に、うちのメンバーのmanaがラップを乗せて、一緒にやらせていただいたりして。
――その中で、相性のよさを感じていったんですね。
HANANO:やっていること自体は全然違うとは思うんです。私たちは歌って踊る。lyrical schoolさんはラップが中心でDJもいる。違うのに噛み合うんですよね。
MAHiTO:そう、やっぱりフィーリングが合っちゃった。
――その「フィーリング」を、もう少し噛み砕いて教えてもらえますか?
malik:僕の感覚ですけど、お客さんの“見る目”ができているというか。初めて男女混合グループを観た方から、「どう見ていいかわからなかった」と言われることが過去にあったんです。でも、お互いのファンともに男女混成グループに慣れているから、先入観なく楽しめる。ファン同士の親和性もめちゃくちゃマッチしたのかなと思います。

malik
――「男女混成グループの見方がわからない」と言われることもあったんですね。
HANANO:アイドルイベントに出ると、私たち以外全員女の子グループってことも多いんです。そうすると、相手が求めているものも正直違ったりして。私たちはパフォーマンスでどうにか頑張ろうとするけど、実はもっと、かわいさとかキュートさとか一体感を求められている場面もあって。そういうところで、すれ違いが起きていたのかなと思います。
――ずっと通ってくれているファンの人たちは、「どうやって楽しめばいいか」理解しているからこそ、どちらのグループのライブも最初から楽しむことができると。
MAHiTO:通っていただくことで、僕らの人間性もわかってもらえると思うんです。そこを推していただけているのかなと。まあ、僕は、自分の人間性がそんなにいいとは言えないんですけど……(笑)。
HANANO:むしろ悪いところがいいんじゃない(笑)?
――あははは。今、minanさんは「わかる」って頷いていましたね。
minan:すごく分かるなと思って。たとえば、たくさんのアイドルが出演する対バンイベントで、持ち時間が20分くらいだと、MCで個々のキャラクターやメンバー同士の関係性を見せる余裕もないから、初見のお客さんにはそれが伝わらずに、個人やグループを推すところまではなかなか行けない。でも、その後にワンマンライブに来てもらえると、メンバーの個性や性格が伝わるし、「初見ではチャラそうに見えたけど、実は全然違うんだ」ってわかってもらえるんです。そういう部分が伝わると応援してもらいやすいし、魅力を感じてもらえるのかなと。だからMAHiTOさんの“人間性が伝わったらいい”という話に、めっちゃ共感しました。
最初からハードルが高いより、低い方が見返せるチャンスにもなる

左から、MAHiTO、HANANO
――いま「初見ではチャラそうに見える」っていう話が出ましたけど、そんなことも言われることもあるんですね!?
minan:言われるんですよ。「めっちゃ陽キャそう」とか「陽キャグループ出てきた」とか。
MAHiTO:僕らも言われたことあります。「大学生のカラオケサークルみたい」って。
minan:私たちも「飲みサーっぽい」って言われたことあります。
MAHiTO:僕たちは、それをあえて目指したこともあったしね。
――えー?!
HANANO:あったね。わからなくなっちゃって。逆に「親近感を持ってもらえるならそれでいいんじゃない?」って逆手にとったりして。でも、そういう部分で一致していたから、より共感できるのかもしれない。ファンの人たちもきっと。
――「陽キャっぽい」「サークルみたい」って言われることに対して、反抗の気持ちもあったりするんですか?
MAHiTO:いや、むしろ「あざす!」って感じですね。
HANANO:それはそれでいいと思ってます。
MAHiTO:バイショは「第2のBiSH」というテーマで結成されたので、デビューした当時、結構叩かれたんですよ。でも落ち込んでもしょうがないなと思えるようになって。あと、もともと叩かれ慣れていたところもあって、それが普通になっちゃった感じですね。
HANANO:逆に「見てくれてありがとう」くらいの気持ちというか。それに、陰キャ集団って言われるよりも陽キャって言われる方がマシかなって(笑)。最初からハードルが高いより、低い方が見返せるチャンスにもなるし。そういう印象を持たれていた方が、いざパフォーマンスを観てもらったときに「お、やるじゃん」って思わせられるじゃないですか?
MAHiTO:そうそう、ギャップですよね。
HANANO:ギャップ萌えですね。……萌え(笑)?
――(笑)。lyrical schoolのみなさんは、周りからの評価に対してどう受け止めてきたんでしょう?
malik:うちは、何でもないけど、何でもあるみたいな存在で、前例のない形態のグループだから、結局は見る人の受け取り方次第。好きだと思ったら仲間になってくれればいいし、それで十分。あまり気にしてないですね。
MAHiTO:かっけえ……。
HANANO:そういうこと言いたいんだよな〜。私たちは初期のライブとか本当に戦いでしたよ。どうでした? 最初にお客さんの前に出たときの反応って。
malik:僕は新メンバーとしてlyrical schoolに入った立場なので、当初は「いきなり男が出ていって大丈夫なのか」って不安もありました。でもファンダムがすごく温かかったので、ステージに出た瞬間から優しく受け入れてもらえて。最初から味方がいた感覚でした。
MAHiTO:僕は逆に最初、お客さんが敵に見えました。インタビューでもよく言ってますけど、ほんと戦いでしたね。「この人たちの顔をどう変えるか」っていう勝負の連続で。

MAHiTO
HANANO:lyrical schoolはメンバーや現場の温かさが良さですよね。私たちは真逆で、ずっと中指立てながら生きてきたみたいな(笑)。
MAHiTO:それをテーマにした僕の曲もあるんです。「SiX SHOCK」っていうんですけど……。
HANANO:ここで宣伝入れるな(笑)。
MAHiTO:僕はオーディションのときから結構叩かれていたので、そのときの気持ちや、デビューしたばかりの頃の思いを歌詞に書き込みました。ぜひ聴いてください。
リリスクは、ずっと「ハッピーを届けよう」というスタンスでやってきた
――lyrical schoolの皆さんも、作品やクリエイティブに関わることが多いですよね。
minan:それこそ新しい曲に入っているよね?
malik:最新アルバム『LIFE GOES ON e.p.』に「to be continued」という楽曲があるんですけど、それはメンバー4人がそれぞれ自分のバースを書いている曲で。自分の強みをセルフボーストするような内容で、そういうクリエイティブな面は徐々に出始めています。ソロ曲を制作しているメンバーもいますし、音楽以外でも短歌を発表したりイベントに出演したりしている子もいる。今のリリスクは、個々の活動にもかなり重きを置いていると思います。それぞれが作品を発表する場を持たせてもらえているので、思いを表現できていると思います。
――リリスクのグループとしての根本的なマインドは、どんなところにあるんですか。
minan:リリスクは今年で結成15周年なんですけど、ずっと「ハッピーを届けよう」というスタンスでやってきたんです。だから今も「この場にいるみんなで楽しい時間を過ごそう」「ハッピーにいこうよ」っていうマインドでやっています。
HANANO:私、ライブを観て、実際ハッピーになりましたもん。
minan:嬉しい! 私は、BiTE A SHOCKのメラメラしてるところもすごくいいなと思っていて。それがちゃんと伝わるんですよね。
HANANO:そのメラメラを忘れようとしたこともあったんです。リリスクさんみたいに余裕を表現してみようとした時期もあったんですけど。
MAHiTO:ちょっと中途半端になっちゃったんですよね。僕らは0か100なんで。
HANANO:そう、やる気がないように見えちゃうというか。だからこそ、リリスクのライブを観るとかっこいいなと思います。
malik:いや、どっちも同じですよ。本当に。(バイショを見た時)芸能人だ!と思って。
minan:わかる! 最初、騒いだよね。
minan:私、オーディション(「BiSH THE NEXT」)から観てました。
HANANO:えー、初耳です!
――minanさんが「芸能人だ」と思ったポイントって、具体的にはどこだったんですか?
minan:パフォーマンスがすごかったのと、自信がみなぎっていて。個性はバラバラなのに、ステージ上では1つにまとまっていて圧倒的なオーラがありました。
HANANO:初めて言われた。嬉しい! ありがとうございます。
――WACKの渡辺淳之介さんが最初に手がけた初期BiSと、lyrical schoolの前身グループのtengal6は、実は同じ日に公開メンバー選考オーディションを開催してデビューを果たしています。2011年にはコラボレーション楽曲「いんたああくしょん」を出している。そうした歴史の上に、今、次世代の皆さんがこうして対談しているのが、感慨深いなと思います。
minan:実は私、初期BiSのファーストサマーウイカちゃんが受かった回のオーディションを受けていたんです。形を変えてやり続けていたら、こうやって交わることもあるんだなと思って。グループが長く続くこと、自分が長く続けること、その意義をすごく感じています。

minan
――まさに歴史が繋がって、今ここでこの対談がある。HANANOさんはどう感じますか?
HANANO:形は変わってしまったけど、私たちはBiSHから生まれたグループで、そのBiSHもBiSがあったからこそ生まれたと思っているので、ちゃんと引き継がれてきたんだなって思います。メンバーも、パフォーマンスの雰囲気も全然違うかもしれないけど、その根っこはずっと繋がってきているんだと改めて感じました。忘れないようにしなきゃなって。
――malikさんはどうですか。
malik:同じ気持ちです。lyrical schoolも長く続いてきたからこそ、過去の楽曲を今も歌わせてもらえる。責任感を持ってステージに立ちたいと思います。
MAHITO:僕も同じ気持ちです。先人たちへの感謝ですよね。
バイショがlyrical schoolのワンマンから受けた大きな影響
――そして、2組とも<TOKYO IDOL FESTIVAL>にも出演していますよね。圧倒的に女性グループが多いイベントですが、どういう気持ちで挑んでいるんでしょう?
minan:<TIF>は意外とお客さんたちも好意的なんですよ。ファンの皆さんが「楽しもう!」っていう体制でいてくれるから、ステージから見ても「どんなもんか見てやろう」みたいな人はあまりいない印象があって。
malik:逆に、1日中アイドルの楽曲を聴いているなか、僕たちが出てラップや低めのグルーヴを見ると、「ずっと甘いものを食べ続けてきて、しょっぱいものが出てきた」みたいに感じてもらえるみたいで。コメントも「いいアクセントだった」ってよく見ます。
――BiTE A SHOCKは、<TIF>出演に関してどうですか?
MAHiTO:僕たちがWACKの他グループと一緒に出演した初イベントが<TIF>だったんです。そのときは結構、お客さんの目が厳しく感じられたんですけど、2年目に出たときはすごく乗ってくれて。挑みやすくなったし、楽しんでくれる人も増えた実感がありました。
HANANO:1年目の<TIF>のときは、ほんと「敵だ!」って思ってました。ホワイトボードに「殺気」って大きく書いて、みんなで「殺気!殺気!」って唱えてから挑んだんです。
MAHiTO:でも、失敗でした(笑)。
MAHiTO:殺気を出しすぎてしまって、歌もピッチがバラバラになるし……。
HANANO:歌詞飛ぶメンバーもいたしね。
MAHiTO:社長の渡辺さんからも「もっとお客さんと一緒に楽しむ感じでやったほうがいい」って言われて。お客さんと一緒に楽しむのがライブだって、今はわかります。
MAHiTO:そのとき、実は出演者エリアで、リリスクのみなさんとすれ違ったんです。男女混成のグループがいて、「lyrical schoolっていうんだ」と思って見てた記憶があって。
malik:楽屋、隣でしたもんね?
MAHiTO:そうそう! エレベーター前で会いましたよね。
minan:みんなで「すごいオーラだ」って話してたの覚えてます。
MAHiTO:そう考えると、あれが始まりだったのかもしれないですね。
――お互いのライブを見て、どんなことを感じたのかも聞かせてもらえますか?
HANANO:前回のlyrical schoolさんのワンマンを、私とRiNAで観に行かせてもらったんですけど、そこでの吸収がすごく大きくて。
minan:えー! うれしい!
HANANO:その学びを、自分たちのワンマンで取り入れてみたんです。私たちは基本的に、いただいた楽曲や振り付けをきちんと再現することに集中して、固定観念に縛られていた。でもリリスクのライブを観たときに、「歌ってる人がいても横で喋っていいんだ!」って気づかされて。もちろん100%真似できるわけじゃないけど、「ここは自分たちもやっていいよね」って思った部分を実際に取り入れてみたら、ファンの方からも「あそこめっちゃよかったね」と言ってもらえて。やっている私たち自身も会場の雰囲気がどんどん出来上がっていくのを感じられた。だから、対バンで一緒にやったらメンバーも同じことを感じるだろうし、初めて観るお客さんもリリスクのライブを見て「あ、こうやって乗ればいいんだ」って自然に学んで、会場全体で雰囲気が作られていく。そんな共鳴がすごく楽しみです。
minan:泣きそう……。嬉しい。間違ってなかったんだなって思えて、すごく救われますね。
――lyrical schoolのお二人は、BiTE A SHOCKのライブを観てどう感じましたか?
malik:よく話すんですけど、特に2人に対しては「歌うま!」っていうのが第一声でした。
minan:そうそう。「ピッチ外さないよね」って。しかも踊りながらなのに、なんであんな声量があって、伸びやかな声が出るんだろうって。本当にすごい。あと、うちらはライブの本数が多くて、数を重ねながら成長していくタイプなんです。でもBiTE A SHOCKは1本1本のライブをすごく大事にしている感じがあって。それなのに、どうしてあんなに洗練されたパフォーマンスができるんだろうって、いつも不思議に思っています。
malik:人前に出るまでに、めちゃくちゃ鍛錬してるんだろうな、って。
minan:練習のときにすごく集中して、密度の高いことをやってるんだろうなって思います。うちらの中でも、「練習に取り組む姿勢、見習いたいね」って話をしました。
――実際、バイショは練習やリハーサルでかなり追い込むんですか?
HANANO:もともと私たちは、歌もダンスもやってなかったんですよ。だからこそ、人一倍必死になっていた部分はあるかもしれないですね。ハイレベルなダンスレッスンについていけなくて、次の日から初心者がやるような基礎練習に戻されたりすることもあって。それが悔しくて、デビュー1年目はとにかく基礎を頑張っていました。2年目になってようやく「ライブってどうやってやるんだろう」っていうところに取り組み始めた感じです。
minan:それが生きているんですね。
HANANO:まだまだ全然です。リリスクさんのライブを1回観るだけで、こんなに変わるんだって思いましたし、まだまだだなって。
MAHiTO:僕は最近、歌詞を飛ばしちゃう癖があって。どう誤魔化せばいいのか聞きたいです。僕は止まっちゃって、髪の毛で顔を隠すのが精一杯なんですけど。
minan:私たちは、プロデューサーから、飛ばしてもいいけど、リカバリーが大事だよってよく言われます。堂々と振る舞うことが大事だって。
MAHiTO:いいこと聞きました! 影響されやすいんで、次やってみます(笑)。
malik:いやいや、飛ばさないように頑張りましょう(笑)。
一同:(笑)
HANANO:逆に聞きたいんですけど、(リリスクは)どういう練習してるんですか?
minan:うちらも、リハの回数は少ないんです。
malik:むしろ減ってきてますね。ライブをめちゃくちゃやらせていただいて、その中で成長している感覚の方が大きくて。ただ、大きなライブの前にはちゃんとリハを入れて、セトリ順に「ここでどうするか」を意見出し合ったりはします。
HANANO:曲中の動きは細かく決めているんですか? 「この瞬間にここへ移動」とか。
minan:基本的には全く決めてないです。ただ曲によっては「サビで全員前に出よう」とか大まかに決めることはあります。
HANANO:じゃあ、他はフリースタイルなんですね。
MAHiTO:それでバランスが保てるの、すごいですよね。
malik:逆に、どんな練習をされてるんですか?
HANANO:最近ちょっと変わったんです。前までは鏡の前で全員そろって踊って、「ここ手が上がってないよ」「角度がこうだよ」っていうチェックばかりしていたんです。でも、それを一度やめて、代わりに「どういう気持ちでやるか」とか「この曲にはどういう思いを込めるか」とかを重視するようにして。家に帰ってから「この曲はこういうパフォーマンスにしよう」って考える、個人プレイが増えて。そっちのほうがうまくいってる気がします。
minan:それは、本番前に全員で共有するんですか?
MAHiTO:共有するメンバーもいるし、しないで本番に持ち込むメンバーもいます。準備型かどうかの違いだと思います。
HANANO:前までは全員の形をきれいに揃える軍隊みたいな練習ばかりしていたので、個性を出す余地がなかったんです。でも最近は、個性を意識してやるようにしています。
minan:「全員で合わせる練習」があったからこそ、今の個性も活きてるんじゃないですか?
HANANO:それはあるかもしれないですね。最初はぐっちゃぐちゃでしたから。今こうして話して気づけることがたくさんあります。本当にありがとうございます。
男女混成で楽曲派、そんな新しいジャンルをこのツアーで作りたい
――そんな2組が一緒に回る東名阪ツアー。最後に意気込みを聞かせてください。
HANANO:私は、改めて「曲の楽しみ方」を考え直したいと思っています。これまでが間違っていたって意味じゃなくて、lyrical schoolさんのファンの方々が本当に音楽を楽しんでいて、顔がキラキラしていたんですよ。それが素敵だなと思って。私たちの曲もアイドルソングというより、良質な楽曲が揃っていると思うので、ジャンルは違えど音楽を楽しめるグループとして観てもらえるはず。だからこそ、一緒にやることで曲の楽しみ方や乗り方をもっと広げて、アイドルではなく1アーティストとして観てもらえるライブにしたいです。
MAHiTO:僕は、対バンなのでバチバチ感も大事だと思っていて。お互い男女混成グループでありながら強みは違うので、そこをぶつけ合って、吸収し合えるライブにしたい。HANANOが前回のリリスクのライブでたくさん吸収したように、今回もお互いに学び合えると思うし、男女混成グループの可能性をさらに広げて盛り上げていきたいです。
malik:lyrical schoolは最近、「巻き込む」ということを大きなテーマに掲げていて。BiTE A SHOCKを観に来た人も、リリスクを観に来た人も関係なく、全員で両方のライブを楽しめるツアーにしたいです。その中で新しいものを作って、BiTE A SHOCKとlyrical school、両方のファンで新たなシーンを築いていきたい。男女混成で楽曲派、そんな新しいジャンルをこのツアーで作りたいと思っています。
minan:まだまだ男女混成というだけで「陽キャグループ」みたいな印象を持たれがちだと思うんですけど、男女混成だからとか関係なく、年齢も性別も関係なく、いいライブを届けられるのが私たちの役割だと思っていて。観てくれる方にも「今を楽しむ気持ち」だけ持ってきてもらえたら十分です。バイショさんの新曲「Ready Steady Blue」もそうですけど、青春をテーマにした曲がお互いにありますし、ツアーではみんなで青春を共有するような一日を楽しみ尽くしたいと思います。
――このツアーを経てさらに交流が深まり、新しい風が吹くことを楽しみにしています。
HANANO& MAHiTO:新しい風、吹かせましょう!
Minan& malik:吹かせましょう!
全メンバーによるツアーへの意気込みコメント
■BiTE A SHOCK
MAHiTO
東名阪ツアー!
lyrical schoolさんと一緒に、そして皆さんと一緒に激熱、激暑、激厚なツアーにしていきたいです!いや、していきます!!よろしくお願いします!
SAORi
久しぶりのツアー!!!
lyrical schoolさんと一緒に回らせていただきます!
名古屋と大阪と東京のどこかで会いたいなって思ってます!
みんなと素敵な一日にしたいです!
たくさんの出会いがありますように♪
幸せな時間を一緒に過ごしましょう!
RiNA
今回のツアーは、男女グループでしか作り上げられない特別な空間になると思うし、違うジャンルの曲や楽しみ方、音の乗り方が交わる中で、目に見えない相互作用でお互いのグループの強みを今以上に深堀りしていきたいです!
そして対バンは熱い闘いでもあると思うので全力パフォーマンスでぶつかっていきます!よろしくお願いします!!
HARUTO
BiTE A SHOCKのHARUTOです!
BiTE A SHOCKがツアーをまわるのは本当に久しぶりの事なので東名阪ツアーが決まって本当に嬉しかったです!
しかも一部はlyrical schoolさんと対バンという事で凄く嬉しいし、負けないLIVEをしなきゃ!って思いがあります!
このツアーでもっとたくさんの人がバイショの事を好きになって貰えるように頑張りたいし、BiTER(ファンの総称)の皆にも、もっともっと大好きになって貰えたら嬉しいです!
RYUUSEi
1年ぶりのツアー!!
1部はlyrical schoolさんとの対バン、そして2部はBiTE A SHOCKのワンマンライブ!嬉しいですね!!
来てくれたあなたに「来てよかった」「次も来たい」って思ってもらえるライブにしたい!
その気持ちだけで、今みんなで全力準備中です!
どこかであなたに会えるのを楽しみにしてるよー!
HANANO
lyrical schoolさんとの対バン、そしてBiTE A SHOCKのワンマンもある東名阪ツアーが始まります。
リリスクさんには、刺激を受けることが本当に多いです。とてもリスペクトしてます。
このツアーでは、そんなたくさんの刺激を受けながら、バイショの色をもっと濃くしていきたいと思っています。
そして、その瞬間をみんなと一緒に作っていきたい。またひとつ、青春を更新していきましょう。
よろしくお願いします!
■lyrical school
tmrw
歯を折らないように冷静さも保ちつつアツいライブをしたいと思います。
malik
今年も直接ライブで音楽をお届けしたり皆さんと会ってお話しできる機会をいただけてとても嬉しいです。場所や環境が変わっても最高のライブをするだけだと思っています。メンバー個々で見てもそれぞれ自分らしくパワーアップした僕らのパフォーマンスを気楽に楽しみにきてください!
sayo
男女混合グループ同士のツアーってもしかして世界初!? お互いの良さをお客さんに精一杯伝えて、これから新しいシーンを築いていけるようなツアーにしたいです。そしてバイショさんともっと仲良くなりたい!!
hana
大切な東名阪ツアーを一緒にまわれて嬉しいです!リリスクヘッズはもちろん、バイショさん、バイターさんとももっと仲良くなるぞ!全日程楽しもうね〜!
mana
このご縁を大切に!相乗効果でそれぞれの良さが爆発する、意味のあるツアーにしたいです!
reina
東京だけでなく、バイショさんといっしょに名古屋や大阪のみなさんに会いに行けるのがとっても楽しみです!
minan
愛知、大阪、東京、最高速度でいきましょう!
■イベント情報
BiTE A SHOCK × lyrical school Split Tour~Neo Junction~
2025年10月18日(土)[愛知県] ell.FITSALL
2025年11月1日(土)[大阪府] 梅田Zeela
2025年11月15日(土)[東京都] SPACE ODD
イベントページ:https://bishthenext.tokyo/news/detail.php?id=1127616
BiTE A SHOCK HP:https://bishthenext.tokyo/
Lyrical school HP:https://lyricalschool.com