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【INTERVIEW】THE DO DO DO’sが語る、ロックンロールの衝動、「上手いよりかっこいいが好き」の美学

StoryWriter

取材&文:西澤裕郎

THE DO DO DO’sという3ピースバンドの音楽をまだ聴いたことがないなら、早く聴いたほうがいい。そこには、初めて何かに心を動かされたときのような、まっすぐなきらめきがある。

2022年、クハラディ・クハラダ(Vo/Gt)が「N’夙川BOYSのようなバンドをやりたい」とヒノ・ヨーコ(Vo/Gt)に声をかけたことから始動。初代ドラマーのアカリンゴスターの脱退を経て、2025年12月にアオイマジン(Dr)が正式加入し、現在の3人体制で2026年を迎えた。

ビートルズへのオマージュを感じさせるメンバー名の通り、ロックの歴史へのリスペクトを土台にしながら、古今東西の音楽を吸収。ベースレス編成によるガレージロックを鳴らしている。AIの台頭など音楽を取り巻く環境が大きく変化するなかでも、彼らのサウンドはシンプルで骨太。ロックンロールの衝動を、飾らずに提示する。

2月18日には、自身初の全国流通盤となる1stアルバム『MIRACLE』をリリース。代表曲「Hold me baby,kiss!kiss!kiss!」をはじめ、ライブで育ててきた楽曲や新曲を含む全5曲を収録している。本作のリリースを気に、メンバー3人に新宿でインタビューを敢行した。まずは再生ボタンを押してほしい。記事を読むのは、そのあとでも遅くない。


運命的な出会いから始まったバンド

――THE DO DO DO’sは、クハラくんがヒノさんに声をかけたことから始まったそうですね。ヒノさんTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのコピバンをやっているのを、たまたま観たことがきっかけだそうですが、何が引っかかって誘おうと思ったんですか?

クハラ:やっぱり、今ミッシェルをやっている人がいるんだ!っていう部分が強かったんですけど、成り行きと勢いで動いたことが今に繋がっているというか。新しいことをやりたいなと思っていた時期だったんです。

――クハラくんがXでつぶやいた内容に対して、ヒノさんが連絡をしたそうですね。

ヒノ:これは裏話で。私は高校3年生の時に、音楽をやっていない友達を無理やり集めて、女子4人でTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのコピバンを地元の公民館みたいなところ(公共施設と商業施設が入った官民複合ビル「Qiball」)でやって。クハラは地元でぶいぶい言わせてたバンドマンで、同い年でTwitterもフォローしていたら、「去年の夏に見たミッシェルのコピーやってるガールズバンドよかったな」みたいなツイートをしてて。「あ、これうちらのことじゃね」って連絡したら、実は連絡くるの待ちだったみたいで(笑)。

クハラ:小賢しい(笑)。

――可愛らしくていい話ですね(笑)

クハラ:そこで連絡がこなかったら、このバンドをやってないかもと考えると、運命的なものを感じるなと最近ちょっと考えたりして。別に同級生でもないし、ライブハウスで会った人でもないし、本当に偶然が重なってできたバンドだなって。

――クハラ君は、千葉で音楽やってる人から知られた存在だったそうですね。

ヒノ:自分は同い年だったからってのも多分でかいんですけど、耳に入ってくる存在でした。自分はミッシェルとかロックンロールが結構好きだったから、その中で同い年のやばいやつがいるみたいな、そういう存在だったんです。

クハラディ・クハラダ

――クハラくんは小6でギターを始めたそうですが、いつからライブハウスには出演していたんですか?

クハラ:初めてライブハウスに出たのは中2だった気がするけど、その時始めたバンドはすぐに辞めちゃって。MONKEY GROWというバンドでライブハウスに出てやっていたんですけど、普通に喧嘩みたいになって辞めて。ミッシェルガンエレファントとかがめちゃくちゃ好きな人たちでやっていたんですけど、僕がKING BROTHERSを好きすぎるから、そっちの方向に行きすぎて仲悪くなったというか。それで、KING BROTHERSのマーヤさんはN’夙川BOYSもやってるし、僕もN’夙川BOYSみたいなバンドをやりたいなと思って。

――KING BROTHERSがあってのN’夙川BOYSみたいな感じで、クハラくんがやっていたMONKEY GROWのアザーサイド的な形で始まったんですね。

ヒノ:私はもともとMONKEY GROWのクハラ・ショウタロウで知っていて。「MONKEY GROWがKING BROTHERSなら、その裏でポップで軽いノリのやつをやりたいんだ」って言われて誘われて始めたら、いつの間にかMONKEY GROWは辞めて、こっちだけになっていて。

――元々、THE DO DO DO’sだけではなく、両立させようとしていたんですね。

ヒノ:クハラ・ショウタロウの裏バンドみたいな感じで始まったよね。

クハラ:そんなに重きを置いてなかったっちゃ置いてなかったですけど、こっちをやろうってやり始めたらめっちゃバズって、みたいな感じが起きています。

――ヒノさんは美大の受験で何度か活動休止する期間があったんですよね。その間、クハラくんはヒノさんの帰りを待ち続けていたわけですが、それはそれだけヒノさんがこのバンドにとって必要不可欠だったということでもありますよね。

ヒノ:最初に組んだ時、私は浪人生で、「ちょっと受験だから休むわ」って言ったら、「MONKEY GROWあるからいいよ」っていう感じだったんですけど、一浪してまた受験するから休ませてほしいって言ったら、私が休む前にMVを撮って出すとかしてくれていて。

――そういう意味では、クハラくんにとって絶対ヒノさんである理由があるわけですよね。

クハラ:ないことはないですけど……感覚的なものも強いから、言葉にあまりできないかもしれない。やっぱ出会ってバンド始めました、という空気感をずっと保っていてくれてる理由はあるのかな。結局、感覚的な部分がすごい強いと思う。

ヒノ・ヨーコ

――相性的には2人は合うんですか?

ヒノ:多分正反対だと思う。いい感じに。すごい近いところもあるけど、正反対だなって思うとこもある。

クハラ:お互いって感じで、喧嘩とかもしたことない。

ヒノ:割と不思議な関係性ではあると思う。めっちゃ友達ってわけでもないし。でも信頼を置いているみたいな。

クハラ:MONKEY GROWで散々喧嘩したから、もう絶対このバンドで喧嘩とかしたくない(笑)。やっぱバンドって、あくまで仕事仲間というか、変に深入りするのもな、みたいなところもあるから。

ヒノ:ほぼ幼馴染みみたいなバンドならあれだけど、うちらはちゃんといい音楽やりたいとか、いいライブしたいとか、そういう気持ちで完全に同じ気持ちでいるから、それで十分だなみたいなことは思いますね。

クハラ:距離感はやっぱ大事です。それぞれのフィールドがあるから。

――2人は、初めて弾いた時の衝動や最初に鳴らした音を、今も純粋に楽しみながらやってるみたいな自覚はあるんですか?

クハラ:そこからは外れたくないっていうか。もちろん上手くならなきゃいけないのは絶対あるけど、上手くなりすぎるのも良くないというか。元々、このバンドは上手い人を必要としてなかったから。やっぱ上手いよりかっこいいが好きっていうのがずっとあるから、そういうものを大事にしたいなとは思っています。

ヒノ:私は急にクハラにバンドに誘われて、音楽が好きだったからやりはじめたんです。何もできないけど楽しくてやってるから、多分そのままなんだと思う。

――とはいえ、だんだん慣れていったりはしないものですか。

ヒノ:それこそ最近上手くなんなきゃみたいな話もあったりするけど、性格的に、あまり真面目にできないんだと思う。楽しくないんだったら、別に普通に働けばいいかな、みたいな。楽しいからやってる、という気持ちではやってます。

「Hold me baby」のバズと変化

――2024年の7月に公開したMV「Hold me baby,kiss!kiss!kiss!」がバズって、THE DO DO DO’sの知名度が一気に高まりました。そのタイミングではMONKEY GROWはやめてた?

 

クハラ:やっているのか、やっていないんだかわからないタイミングでした。

ヒノ:私が何年も浪人して受験していたので、その半年とか活休してて。だから結成2022年だけど、合計で1年くらい活休の時期が実はあって。その活休明け1発目のMVみたいな感じだったんです。

――ちなみに「Hold me baby,kiss!kiss!kiss!」は最初にできた曲なんですか。

クハラ:いや、全然最初じゃなくて。軽いノリでいつも曲を作っちゃうので、いつ作ったかもちょっと曖昧で。

ヒノ:出していない曲もめっちゃあるんですよ。月に何曲も曲作ってくるから覚えていない(笑)。

――色々曲がある中で、どうして最初のMVは「Hold me baby,kiss!kiss!kiss!」にしようと思ったんですか。

クハラ:普通に録ってなかった曲だから撮ろうみたいな感じだったような気がする。なんでそれにしたのかも覚えていないよね。

ヒノ:感覚じゃない? その時のクハラの中の「これがいいんじゃない?」って感覚でいつも決まってるから。

――実際、これだけの反響は想像していました?

クハラ:全然想像してなかった。別に広告とか打ったりもしていないし、音源を出してからMV撮ったの半年後とかだし。別になんも考えずにあげたら、伸びちゃったみたいな。

――何がきっかけでそんなに伸びたんだと思います?

クハラ:それがわかんない。

ヒノ:サムネを変えたからじゃない? 確か1番最初サムネが違かったんです。で、途中で多分クハラが今のサムネに変えて、そっから伸びた気がする。

――クハラくんは、どうしてサムネを変えたんですか?

クハラ:いや、「今の地味だからもうちょい顔が映ってるのにしよう」ぐらい。別にそんな狙ったとかはなくて。

ヒノ:たしかに変えようと思う、みたいな相談があったわけじゃなくて、気づいたら変わってた(笑)。

クハラ:まあ、スマホでスクショした画像だから、そんな画質もよくないし。

――全体的にクハラくんの感覚がメインで、MVも曲も、バンド自体も作られてるんですね。

ヒノ:めっちゃそうだと思う。

アオイマジンの加入

アオイマジン

――THE DO DO DO’sは、昨年12月にドラムのアオイマジンさんが正式加入し、現在の3人体制になったんですよね。

クハラ:1年くらいずっとサポートで叩いてもらっていたので、自分たちとしてはそこまで大きな変化という感覚でもないんです。

――イマジンさんの加入経緯は?

イマジン:友人に「ドラマーを探している人がいるんだけど、どう?」と声をかけられて。新宿red clothで初めてライブを見て、「いいぞ、最高だ!」って思いました。

――どういうところがいいと思ったんですか。

イマジン:どういうところだろう? 難しいな(笑)。

クハラ:言葉にできないところが良かったんじゃない(笑)?

イマジン:確かに。個人的に、音楽やバンドをやっていく上で迷ってた時期で。楽器を触る上でも迷いがあったんですけど、3人でやって鳴ってる音には迷いを感じなくて。「私もやりたい」ってすごい思ったんです。

――その時、どうして迷っていたんですか。

イマジン:どういう風に音楽に携わっていくか明確なビジョンがなくて、自分でも「どうしたいんだろう」と思っていたんです。音楽をやっていて純粋に楽しいと思う気持ちを忘れていた。音大を受験した時に、その部分がぽこって抜けちゃってて。自分では気づかなかったんですけど、それを思い出させてくれたんだと思います。

――イマジンさんも、千葉の音楽シーンにいたんですか?

イマジン:私は東京出身なので、全く知らなかったです。あと、それまでは今やってるようなライブハウスでは演奏したことがなくて。専門学校でドラムをやっていたので、外での活動は全くなくて。学校に行って授業でドラム叩いたり、文化祭でバンドをちょっと組んでみたいな。その前はずっとクラシックをやっていて。今もその界隈というものがあまりわかってないので、THE DO DO DO’sを始めてバンドシーンを知った感じではあります。

――イマジンさんは、バンドのあり方がすごい変わってく途中に正式に入ったわけじゃないですか。どんな心境でバンドに向き合っているんでしょう?

イマジン:正式加入後のライブから具体的に何が変わったとかはわかんないですけど、1段晴れたって気持ちがあって。サポートだから後ろにいないととか、引いてないとっていうのはなかったんですけど、3人の中の1人として並んで音を出していいんだっていう、出してくぞっていう。加入後は晴れた気持ちにはなりました。あとは、本当に2人の感覚を信じてるっていうか。私は結構自分の勘に自信があって。それで入ったバンドなので、何も心配してない。

ヒノ:心強い!

イマジン:私、めっちゃ勘がいいので、私の周りにいる人みんな大丈夫。最初に加入するときも、友達のバンドにサポートしてほしいって言われていたんですけど、THE DO DO DO’sは感覚的に呼ばれてる感じがすごいしたので、1本でいくぞって。

――それぞれこのバンドに迷いがない感じがいいですよね。

イマジン:クハラくんの感覚で動いてるバンドなので、理由はないんですけど、その感覚を信頼している。その時、そうだよねって思わなくても、多分そうなんだろうなみたいな感じでついてって、「お、そうかやっぱり」みたいな感じのことが多い。ついてくっていうとあれだけど、絶妙なバランスで進んでいってるのが面白いです。

バンドの現在地と未来へ

――2025年にはロッキングオン主催<RO JACKオーディション>に優勝し、<ROCK IN JAPAN FES 2025>にも出演しました。周りからの評価も高まっており、この先THE DO DO DO’sがどうあるか、向き合わなきゃいけない時期でもあるんじゃないかと思います。

ヒノ:それこそ変な話、やっぱ「上手くなれ」って声は生まれてきて、できることが増えたらそれはそれで楽しいだろうなみたいな気持ちなんですけど。大学でちょっと忙しそうにしてると、「そんなに音楽を頑張ってんだったら、別に大学辞めりゃいいじゃん」って大学側の人に言われるみたいな。もちろん目標としてちゃんと食ってきたいとか現実的に思ってるとこはあって。

クハラ:普通に売れたいです。普通に。

ヒノ:一生懸命やっているのをちゃんと見てくれる人もいるから、「N’夙川BOYS大好き」って言って高校でバンド始めるみたいな感じで、10年後に「THE DO DO DO’s大好き」って言ってバンドを始める高校生がいるバンドになりたいと思ってるんです。環境が変わったなと思いつつ、そこは変わらないでいたいとは思います。

――クハラくんは、反響がどんどん大きくなってきている今をどう捉えていますか?

クハラ:始めた頃は本当に遊び程度で、こんなことになるとは本当に思ってなかったから嬉しいです。ずっとバンドをやってきてる人間なので、ある程度は成果を残したい気持ちもあったので。ようやくちゃんと評価され始めるフェーズに立ってきてから、より音楽に向き合いたくなったというか、もっと新しいこと色々したいなって思いもすごい強くできました。音楽的な新しいことの挑戦とかも色々今後進んでいくために、ちゃんとお金稼ぎたい。やりたいことを叶えるために、ちゃんと売れたいって思ってますね。売れるのがゴールではないです。

――ヒノさんは、ずっと美大を受けられてたってところで、美大でどういうことやりたかったんでしょう。

ヒノ:自分は元々絵が描きたくて。私が好きな大竹伸朗とかラリー・プーンズとか結構音楽とかやってる人が多くて。

――やりたい絵と音楽はリンクしてるってことなんですか。

ヒノ:いや、実はちょっと違うかなと思います。絵の方は大学とかに行こうとしたくらいだから学術的にやってるとこもあって。絵の商業的じゃないとことかをすごい大事にしてるから結構違うかもしれない。自分の中で、絵でこういうことやりたいとか、なんで絵を描き始めたとかはあって、音楽に近い部分もあるけど、多分、違うかもしれない。

――THE DO DO DO’sとの活動は両立はできている?

ヒノ:難しいんですけど、両立したいと思って頑張ってます。それは未だに自分自身の課題ですね。本当に迷惑かけたくないと思うんですよ。例えば受験したときバンドに影響があったから、今までと同じように半年休みますとかできないから、自分が頑張るしかないと思ってやりすぎると、めっちゃ熱出してる期間とかあって。練習に行って、徹夜で学校行ってとかやってると、やっぱ体調崩したり。それはめっちゃ勉強になってます。自分のキャパってこれくらいなんだとか、これ以上は断んなきゃいけないとか、絵でも音楽でも。で、まだその修行の道の途中ですね。

『MIRACLE』と音の進化

――そんな中、2月18日に初アルバム『MIRACLE』がリリースされます。タイトルの由来は?

ヒノ:アルバムを作ることは決まっていて、ツアーのタイトルをどうしようって話をしていたんです。いい名前をつけたいねって言って、「ミラクルジャーニー」って名前が決まった数日後に、クハラから「MIRACLE」って曲が送られてきて。

――「MIRACLE」はどういうイメージで作った曲なんですか?

クハラ:アルバムを出すのに、タイトル曲がないのまずいなと思って、それで作ったのが第一で。いつも曲を作る時はそうだけど、あまり深く考えずに作ってないから、とりあえず作ろうっていう。でも、シンプルな曲というか、パンクじゃないけど、そういう感じで作ろうみたいなのはありました。

ヒノ:熱い曲だと思って伝えたら、「違うんだ」って言われた(笑)。

――歌詞のことは普段話さないんですか?

クハラ:恥ずかしすぎて。もう言葉にされるだけで恥ずかしい。作るのは好きだけど、っていう感じ。歌詞を書くのはすごい恥ずかしいですよね。

――今回は10曲あって、半分ぐらいが再録で、あとは全部新曲です。再録する曲は、どういう風にセレクトしたんでしょう?

ヒノ:ここで一旦、THE DO DO DO’sがどんなバンドか、これを聞いたらわかるアルバムを作りたいというのが最初あって。今までの自分たちにとって大事な曲をいっぱいまとめた、今のメンバーでやったみたいな感じだったんですけど、思ったよりも新曲がいっぱいできて、「いいじゃんいいじゃん」みたいな感じになりました。

イマジン:収録曲はさらっと決まったよね。

ヒノ:ライブでもやるし、お客さんもこの曲いいねって言ってくれる。で、うちらもこれいいねって思ってる曲が入ってます。

 

――いま、持ち曲としては何曲ぐらいあるんですか。

クハラ:作ってやってない曲とかも全然あるから。

ヒノ:昔やってて、やってない曲とかもあるしね。

クハラ:本当にちゃんと今やれる曲って、アルバムの曲含めてやったらどうなんだろう。本当にワンマンでワンマンできる尺あるのかちょっと不安な感じで。

ヒノ:めっちゃあるんですよ。

クハラ:けど、ライブでやりたいって思える曲は少ない。作った曲が好きじゃないっていう言い方したらあれだけど、次のほうがもっといいの作れるなみたいな気持ちがすごいある。あまり固執したくないっていうか。お客さん的には結構しんどいだろうなって思う時もあるけど、作った後で納得することが全然ないんです。割と周りからの評価で「この曲いいんだ」みたいな感じが多い。

――じゃあ、曲は常にまた書き続けていると。

クハラ:全然、もうアルバムの次の曲とか書き始めてます。

――特に「Hold me baby,kiss!kiss!kiss!」とか、ギターの歪みとか音の感じも変わっていますよね。音作りに関してはどんなことを意識したんでしょう。

ヒノ:クハラは、もう熱が出るくらいずっと考えてると思います。ベースがいなくて、ライブででかい音になるっていうのは、めっちゃむずいから、それはずっとああでもないこうでもない、ずっとやり続けて、1番今の感じになっていますね。

クハラ:色々できるようになってきた部分はすごいあって、ライブで培ったものを反映させようという思いでアルバムを作ったりもして。ちゃんといろんな人に見られるようになったから、本当にベースレスのバンドのあり方みたいな、すごい考えるようになった。そういうのはすごい反映されています。

――初めて聞いた人とかにもしっかり届くような音作りになっていますよね。

ヒノ:ベースレスで男女ボーカルで、めちゃくちゃドラムも叩くっていう編成で正解の音を作るだけでオリジナルな音になるっていうか。ずっとその正解に向けて行ってる。今、その最先端の音みたいな感じだよね。

――その時のTHE DO DO DO’sがパッケージされてる感じなんですね。

クハラ:逆にまだ確立されてないってところがちょっと嫌だなと思ってます。まだ自分の中でTHE DO DO DO’sの音ってこれだよねが全然ないから。やっぱバンドの音だけじゃダメだなって最近すごい思い始めてきて。もうちょいポップスとして成立させたいなみたいな思いもすごいあるんです。

――常に旬で、変わり続けるというのが、このバンドらしい感じがしますね。ツアーは2月から始まって、4月3日 (金)の東京・新代田FEVERが初ワンマンなんですね。ワンマンが初というのは意外です。

クハラ:実はできるほどの曲数がないっていうか。あるんですけど。

ヒノ:クハラさんがオッケー出す曲がね。

クハラ:今まで漠然と、まだワンマンやるタイミングじゃないなとずっと思っていたんですけど、このタイミングでアルバム出します、ツアーやりますっていう。ここでファイナルです!ってやったほうが綺麗かなと思って決めました。

ヒノ:挑戦するタイミング、みたいな感じだよね。

クハラ:そうですね。

ヒノ:ツアー自体が挑戦だし、不安もあるけど、今やってみたいみたいタイミングなので、そういうツアーになると思います。


■ライブ情報

1st album “MIRACLE” Release tour『THE DO DO DO’sの大探索(ミラクルジャーニー)!!!』

2026年2月22日(日)千葉・千葉LOOK  17:00/17:30 w/ 超☆社会的サンダル
2026年2月23日(月祝)宮城・仙台FLYING SON 17:00/17:30 w/ 錯乱前戦
2026年3月8日(日)愛知・名古屋 CLUB ROCK’N’ROLL 17:00/17:30 w/ザ・ダービーズ
2026年3月20日(金祝)福岡・福岡 ライブハウス秘密 17:00/17:3 w/ Subway Daydarem
2026年3月22日(日)大阪・心斎橋Pangea 17:00/17:30  w/ ん・フェニ
2026年4月3日 (金)東京・新代田FEVER 19:00/19:30  初ワンマン

前売 ¥3,000( 税込) D別 / 学割 (高校生以下)¥2,500(税込) D別
2/22〜3/22 ツアー 一般発売 : 1/10(土) 10:00
4/3 FEVER 一般発売: 2/7(土)10:00
問い合わせ:ATフィールド03-5712-5227 info@atfield.net
チケット先行受付 チケットぴあにて 1/5(月) 23:59 まで
受付URL:https://w.pia.jp/t/thedododos69/

■リリース情報

THE DO DO DO’s
1st album『MIRACLE』
2026年2月18日(水)リリース
CD定価:¥3,500(税込)
品番:TDS-004
収録曲:
1. Hold me baby,kiss!kiss!kiss!
2. わかりたい
3. 夏
4. Driver
5. もっともっと!
6. 探索
7. You likes are my dislikes
8. こころのままで
9. またね
10. MIRACLE

オフィシャルサイト https://www.thedododos.com

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