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佐野弘樹が狂気の“クズ男”に挑む――一度きりの上映から4年、『焼け石と雨粒』ついに劇場公開

StoryWriter

俳優・佐野弘樹が主演した映画『焼け石と雨粒』が、4月11日(土)よりポレポレ東中野(東京)にて公開されることが決定した。

2022年に完成し、初めての本格的な劇場公開となる、櫛田有耶(くしだゆうや)監督の初長編。

『焼け石と雨粒』が完成したのは2022年。その後2026年まで、劇場で上映されたのは一度だけ。そのたった一度の上映を見た映画監督・平野勝之が「このまま埋もれさせるにはあまりにも惜しい」と人から人へバトンが繋がり公開が決まった。

奇妙な関係性の中でもがく純粋で傲慢な若者たちに自らの失恋経験を投影した75分の衝撃作。主演は『SUPER HAPPY FOREVER』(監督:五十嵐耕平、2024年)で映画ファンの心をわしづかみにした佐野弘樹。狂気をはらんだ不器用な“クズ男”を演じ、比嘉碧演じる元同級生との、“不穏な関係”を紡ぎ出す。


■佐野弘樹(主演)コメント
撮影から今日まで約6年。ようやく公開できることが本当に嬉しいです。当時の荒々しく、愚直で、どこか滑稽な晶は、あの時、あのメンバーだったからこそ生まれたのだと思います。櫛田監督執念の今作を、どうか見届けてください。

■櫛田有耶(監督)コメント
18の時、学校で「映画監督になりたい」って言ったら、荒井晴彦さんに「お前みたいな奴が嫌いだ。撮りたいものがまずあって、それを撮るために監督をするんだ」ってブチギレられた。でも、自分が撮りたいものは見つからなかった。
25の時、好きな女に振られて新宿で暴れた。暴力を振るった。最初は本気で死ぬか殺そうって考えてたけど、途中で諦めきれない惨めな自分が客観的に見えた。これだ。映画を作れると思った。女にも別れる時、この事を映画にしていいよって言われた。翌年の夏にこの作品を撮った。
少し前まで親の悲しみは自分の悲しみと考えていた。自分は親のクローンの様な存在で、親の悲しみと代わりに戦うために生まれたと思っていた。晶にはそう生きてきた自分を投影した。

■森直人さん(映画評論家)コメント
もうこの世界から消えたと思えた映画が沼から上がってきた。
表現とは何のためにあるのか。監督・櫛田有耶は自分の胸や腹を切り裂き、そこらへんのありふれた人間の闇を深く覗き込み、「気持ち悪い」の向こう側へと踏み込んでいく。
2022年に完成していたという本作は、主演・佐野弘樹の最初の代表作と言えるのではないか。また比嘉碧はこれまで映画のフレーム内で可視化されてこなかった女性像を切り開いている。


■作品情報

焼け石と雨粒
2026年4月11日(土)よりポレポレ東中野にて公開

出演:佐野弘樹、比嘉碧、美智、
福田雄一、小池首領、逢坂由委子、松本さえ子、豊満亮
監督:櫛田有耶
音楽:コーノ(ガウディーズ)
脚本:櫛田有耶、細井健介
編集:榎本雪子
助監督:高野悟志
撮影:木村洸太
2022年/75分/ビスタ/DCP/日本
配給・宣伝:ハマジム 映倫G
©️ 2026 焼け石と雨粒

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