
取材&文・写真:西澤裕郎
TBS系バラエティ「水曜日のダウンタウン」の企画「MONSTER IDOL」から2019年に誕生した、クロちゃんプロデュースの5人組アイドルグループ・豆柴の大群が、新曲「裸のマーメイド」のリリースを発表した。
かねてより行われていたMV対決企画で勝利を収めたクロちゃん念願の「水着MV」「水着フォトブック」「海外MV」の制作が2025年12月に決定、さらに本人の口から「大型タイアップを取ってくる!」という力強い宣言も飛び出していた。
その言葉どおり、2026年4月、セブ島ロケが実現。「裸のマーメード」の水着・海外MV撮影と水着フォトブックの撮影が行われた。それだけでなく、同楽曲がアニメ「ぐらんぶる」のタイアップ曲となることも決定。メンバーのアイカ・ザ・スパイ、ナオ・オブ・ナオ、レオナエンパイア、モモチ・ンゲール、ハナエモンスターの5人に加え、クロちゃんも撮影に同行。撮影が終了したばかりのクロちゃんに、セブ島の熱気冷めやらぬうちに話を聞いた。
夏を制するものはアイドルを制すると信じている
――MV撮影、おつかれさまでした! 撮影が終わったばかりですが、感想を聞かせていただけますか?
クロちゃん:今回の撮影(メンバーの水着MV・水着フォトブック・海外MVの制作)は、2025年の年末に豆柴とミュージックビデオ対決企画をして勝ったら何でもできるという約束で、僕が勝って実現したものなんです。今まで色んな場所でミュージックビデオを撮ってきましたけど、僕がプロデューサーになってちょうど1年が経つタイミングで、もう一段階、豆粒(※豆柴の大群ファンの呼称)たちもメンバーも喜ぶ、世間にもちゃんと伝わるような仕掛けがしたくて海外ロケという形にしたんですけど、来てよかったですね。正直、あったかい国で海外撮影ができると、「売れた」って感じがするというか。今回、セブ島で砂浜にメンバーが並んでダンスを踊っている姿を遠目から見ていたんですけど、AKB48の「Everyday、カチューシャ」のミュージックビデオを撮っているのかなって一瞬勘違いするぐらい。人数も規模も違うかもしれないけど、それでもそう見えたんです。自分が神曲だと思った感覚と、目の前の光景に隔たりがない感じで、メンバーがキラキラ輝いて見えて。本当にいいミュージックビデオになると思います。

豆柴の大群

――クロちゃんの中で、「アイドルと水着」というのは強く結びついているものですか?
クロちゃん:アイドルを長年見てきて思うのは、水着をアイドルが着ることは、みんなが笑顔になる一番の起爆剤だっていうことなんですよね。あと、僕は「夏を制するものがアイドルを制する」と思っていて。それには水着が必要だし、夏が必要。その2つが揃って「すごい!」ってなったタイミングで爆上がりするのを、ずっと見てきているんです。なので、毎年の夏はかなり重要視していて。今年豆柴の大群はちょうど7年目ということで、ラッキーセブンにするために夏を制しに来た、そういう気持ちです。

クロちゃん
――メンバー自身、これまで水着に対してあまり前向きではない部分もあったと思うんですが、7年でその意識には変化があったんでしょうか。
クロちゃん:未だに嫌だって言っていますけど(笑)、そんなことを言ってたナオが普通にグラビアをやったりもしてるし、今回で言うと、アイカは最終的に「こっちの方が得じゃん」「海外で撮れるならいいじゃん」と言って、まさかの僕の味方についてくれるっていうこともありました。思い返せば、あれだけ嫌がられながらも「水着になった方が絶対いい」って言い続けてきたのは、夏を制するものはアイドルを制すると信じているからで。ファンをめちゃくちゃ獲得できる材料なのに、メンバーが嫌がって、ちょっとしたパワハラみたいな形になってしまっているのが、ずっとナンセンスだなと思っていたんですよ。で、今回はメンバーが自分たちでしっかり売れたいと思ったのと、海外で撮れるならっていうのが重なって前向きになってくれた。びっくりしましたよ、正直。あれだけ渋っていたのに、成田空港でメンバーを見たら、自分磨きをして、ダイエットもして、「あれ、こいつらってこんな可愛かったっけ」って。初めて思いましたね。

――クロちゃんにとっても意外だったんですね。
クロちゃん:それぐらいメンバーがここにかけてきたんだなっていう気持ちもありました。実は僕、海外ロケは何度も行かせてもらっているんですけど、嫌な思い出が多くて。ザンビアで急流下りして死にかけたり、セブに8年前に来た時も、柳ゆり菜ちゃんとハネムーン的に楽しく過ごすっていうロケのはずだったのに、お金を騙し取られたり、財布を買ってあげたら盗品だって言われて警察署に連れて行かれてパトカーに乗ったりとか、本当にトラウマで。だから来るのも嫌だったんですけど、成田空港でメンバーの姿を見た時に「こんな気持ちじゃダメだ」って思えて。そこで気持ちが変わりましたね。
――メンバーから逆に刺激をもらったと。
クロちゃん:今まで僕が与える側だったんですけど、今回はメンバーがMV撮影に向けて積み上げてきた努力が見えた瞬間、ああ、初めてちゃんとギブアンドテイクができたのかなって。

――メンバーの気持ちも、クロちゃんの気持ちも、夏というタイミングも、全部がぴったりハマった撮影だったんですね。
クロちゃん:そうですね。モモチとかも今まで1週間ダイエットしようとしてもなかなか続かなかったのが、今回はちゃんと食事をささみに変えて、帰りも電車じゃなくウォーキングして、ピラティスも始めたり。みんな、ここにかけているんだなって。同じ方向を向いてないと絶対にできないことだから、それが揃ったのがよかったと思いますね。
メンバーが思っていた以上に綺麗になってくれているから、よりこの歌が輝き出す

――そんな中で生まれた新曲「裸のマーメード」は、どんなテーマで書かれたんでしょう。
クロちゃん:この曲はタイアップ作品なんですけど、海が舞台のアニメで、お酒があったり、そのムードに豆柴が1番合うかなと思っていました。メンバーにお酒好きな子もいるし、自分磨きをするキャラクターとも重なるし。だから、メンバーが人魚になりきったぐらいの感覚でいないと面白くないなと思いながら書きました。メンバーが思っていた以上に綺麗になってくれているから、よりこの歌が輝き出すんじゃないかなと思いますね。
――振り付けのLiLiさんとも今回ご一緒されました。印象に残っていることはありますか。
クロちゃん:豆柴の大群では、これがLiLiちゃんにとって3曲目の振り付けになるんですけど、これまでそこまで深く関わる機会がなくて。LANAちゃんのMV撮影の時にLiLiちゃんとしっかり挨拶できて、みんなでご飯に行こうって話になったんですけど、きちんとしていて、めちゃくちゃ明るくてよく笑う子で。ほんとに面白くてチャーミングな先生だなと思ったんです。これはあまりメンバーには言いたくないんですけど、実は最初「お前らだけで行ってこい」と思っていたんですよ。そしたら運営から「絶対来てください」って言われて。「LiLiさんも来ます」って言ってくれたから、「LiLiちゃんが行くなら行く」って(笑)。僕、今婚活中なんで。LiLiちゃんとセブ島でビバ乾杯したいなと思って来ました。

LiLiとクロちゃん
――あははは。撮影後の夜はスタッフとクラブに行って、最後は一緒に踊っていましたよね。
クロちゃん:まさかクラブとは思ってなかったですけどね(笑)。居酒屋みたいなところで飲むのかなと思ったらクラブで、テキーラ飲みながらノリノリでダンスを踊るという。そういう意味では、本当に今回のコンセプトに合っていますよね。
――最初は躊躇もあったけれど、来てみたらメンバーの成長も見られたわけですね。
クロちゃん:来ないとわからない部分も結構あったなと思います。メンバーもスマホで踊っている姿を自分で撮ったりしていて、自信になったと思うんです。
WACKを代表して、「じゃあ応援するよ」ってなってもらえるように、ちゃんと戦わないといけない

――少し広い質問になるのですが、今年WACKの第1章が終了します。他のグループが解散していく中、豆柴の大群だけが続いていく。クロちゃんはもともとWACKがあまり好きではないと公言されていましたが、WACKから生まれたグループをプロデュースしていく立場となったわけで、今の気持ちを聞かせてもらえますか。
クロちゃん:豆柴以外の全グループが解散するってなった時に真っ先に思ったのは、豆柴はラッキーかもしれないけど、その分きちんとしたものを残さないと「なんでお前らだけ残ったんだ」って話になるということで。だから、「安心するな、ここからほんとの戦いが始まるぞ」っていう気持ちでいます。元々WACKが好きじゃないっていうのは、「MONSTER IDOL」(TBSテレビ『水曜日のダウンタウン』の企画)が始まったタイミングで渡辺(淳之介/WACK代表)さんに直接言いましたし、本当にそう思っていたんです。ただ、「MONSTER IDOL」を続けていく中で、渡辺さんに作詞の方法を教えてもらったり二人三脚でやっていく中で、渡辺さんという人間が好きになった。そこで改めてフラットな目でWACKを見直したら、すごくいい事務所だなって思えたんです。だから、他のグループが終わるのは本当に悲しいし、だからこそ今ツーマンをWACKの全グループとやっていくんですけど、「闘魂注入」みたいな気持ちもあって。WACKの残りを背負っていくための太鼓判をもらわないといけないと思っています。他のグループのファンの方たちにも、豆柴がWACKを代表して、「じゃあ応援するよ」ってなってもらえるように、今年ちゃんと戦わないといけないと思ってやっています。
――それは、去年のWACK第一章終了発表のタイミングから意識されていたんですね。
クロちゃん:渡辺さんに「続けるでいいですか?」って確認された時に、兜の尾を締めた感じがあって。ただ、悲壮感じゃなくて、楽しいんだよ!っていうのを、豆柴でしか出せない形でやっていきたい。ライブのニコ生コメントとかでも「1番WACKらしいのって豆柴じゃん!」っていう感想が増えてきているのも目にしているので、WACKイコール豆柴って思ってもらえるように、これから頑張っていきたいですね。
――最後に、いま考える、今後の豆柴の大群の展望を聞かせてください。
クロちゃん:この5人でやっていってほしいっていう気持ちがあるので、この5人で続けたいと思っています。ただ、どこかのタイミングで新メンバーは入れたいなとも思っているんです。あと、会場を大きくして、豆粒を増やしていくのは大事。5月6月は「豆粒増殖作戦」として、5月は大阪、6月は愛知に住み込む企画をやります。「住みます芸人」はあるけど、「住みますアイドル」はまだないから、そこでしっかり豆粒増殖計画を遂行しようと思って。豆粒が大きくなった時に何者にも負けないものになる。それを今年1年かけてやっていきたい。まだまだ色々仕掛けていくので、楽しみにしていてください!

■リリース情報
豆柴の大群
『裸のマーメード』
発売日:2026年7月8日(水)
【初回生産限定盤】BOX仕様 CD+Blu-ray+PHOTOBOOK
品番:AVCD-61763/B
価格:¥13,200(税込)
【通常盤】CD only
品番:AVCD-61764
価格:¥1,500(税込)
【キッズ盤】CD only
品番:AVCD-61765
価格:¥550(税込)
■ライブ情報
「マメーメード東名阪ダイブ」公演日程
◆2026年9月21日(月・祝) [東京都] SPACE ODD
開場/開演15:00/16:00
◆2026年9月23日(水・祝) [大阪府] OSAKA MUSE
①開場/開演12:00/12:30 ②開場/開演16:00/16:30
◆2026年9月27日(日) [愛知県] 新栄シャングリラ
①開場/開演12:00/12:30 ②開場/開演16:00/16:30
●LiVEチケット●
★一般チケット★
【整理番号】¥5,000-(税込)
★学生マメーメードチケット★
【整理番号】\1,500-(税込)
※学生マメーメードチケットは高校生以下限定、当日学生証確認あり。
※一般チケット/学生マメーメードチケットは連番可
★FAMiLY マメーメードチケット★
大人:\5,000-(税込)/子供\1,500-(税込)
※大人2枚/子供4枚まで購入可能

豆粒増殖作戦in大阪 FiRST MiSSiON
2026年5月1日(金) [大阪府] 北堀江Club vijon
開場/開演18:30/19:00
豆粒増殖作戦in大阪 LAST MiSSiON
2026年5月24日(日) [大阪府] ESAKA MUSE
①開場/開演13:30/14:00 ②開場/開演17:30/18:00

豆粒増殖作戦in 名古屋 MiD-MiSSiON
2026年6月12日(金) [愛知県] 新栄シャングリラ 開場/開演18:30/19:00
豆粒増殖作戦in名古屋 LAST MiSSiON
2026年6月21日(日) [愛知県] SPADE BOX
①開場/開演13:30/14:00 ②開場/開演17:30/18:00
豆柴の大群×WACK対バン公演「お願い KiSS ビーン‼︎」(読み:おねがいきすびーん)
2026年5月31日(日)[東京都] Spotify O-WEST
出演:豆柴の大群 / KiSS KiSS
豆柴の大群×WACK対バン公演「MAMExWHYZで乾杯」(読み:まめわいずでかんぱい)
2026年6月17日(水)[東京都] Spotify O-WEST
出演:豆柴の大群 / ExWHYZ
豆柴の大群×WACK対バン公演「豆ギャン GP」(読み:まめぎゃんぐらんぷり)
2026年7月16日(木)[東京都] Spotify O-WEST
出演:豆柴の大群 / GANG PARADE
Official HP https://mameshiba-no-taigun.jp/



