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BLUEGOATSが語る、銀杏BOYZ「BABY BABY」カバーへの想い、Zepp Shinjuku公演への手応え

StoryWriter

取材&文:西澤裕郎
写真:すずき大すけ

BLUEGOATSが、銀杏BOYZの名曲「BABY BABY」のカバーを発表した。これまで、彼女たちのライブのオープニングSEとしても使われてきた同曲だが、BLUEGOATSというアイドルグループが青春パンク路線に踏み切る大きなきっかけとなった楽曲だという。

5月の代官山UNIT公演を4人は「ソールドアウトさせたい」と宣言した通りに埋めてみせた。その後にリリースされたEP『DAMN』は、プロデューサーの三川陸が「ダークヒーロー編」と呼ぶ、これまでにない暗さを持った作品。夏は数々の対バンを重ね、そして10月5日、Zepp Shinjukuでのワンマン公演を迎える。

2023年迷いの中にいた4人の指針となったこの曲を、いま自分たちの声で歌う意味とは何か。UNITからの変化、『DAMN』を歌う難しさ、そしてZeppへの思いを、メンバー全員に聞いた。


代官山UNIT公演を振り返って

──UNIT公演は、「ソールドアウトさせたい」という言葉を有言実行したワンマンになりました。振り返っていかがでしたか?

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チャンチー:リキッドルームでのワンマン(1月28日)は、「やりきったぞ」という手応えはあったんですけど、ファンの方から見ても、うちらからしてもガチッと固めすぎていたというか。UNITに向けて、お客さんと一緒にBLUEGOATSのライブを作ることを「ただ楽しい」と思えるようにやっていったので、それぞれ自由に楽しめた気がします。ソールドアウトさせたことで何の不安もなく自分たちのライブができたのも大きかったし、それが今のBLUEGOATSにも繋がっていると思っています。

チャンチー

マリン:印象的だったのは、お客さんの顔がよく見えたことでした。しかも、自分が前に乗り出して一段上に上がったときに、「YouTubeで見てた人だ!」みたいな顔をしてくれた人がいて。それを見て、もっと出会えていない人に会いたいなと思いました。ただ正直、UNITが終わった直後から、もうZeppのことしか考えられなくて。「もっと進みたい」という気持ちが、すごく生まれました。

ダイナマイト・マリン

──初めて来てくれたお客さんも多かった?

マリン:多かった記憶がありますね、自分の中では。

──かいなさんはどうでした?

かいな:音楽をより楽しめたなと自分では思います。リキッドルームの時は自分もかかりすぎていて、「次はこの曲だから」とか色々考えながらやっていた部分があったんです。でもUNITは今このバンドメンバーが鳴らしてくれる音を全員で一緒に楽しもうと思えて。自分が楽しむことが来てくれた人の楽しさの一つの要素になると思っていたので、それはできたかなと思います。

ほんま・かいな

──UNIT公演の中で、Zepp Shinjukuワンマンの発表をしましたが、ずいぶんさらっと発表していましたよね(笑)。

かいな:「重大発表、バーン!」みたいな感じは、らしくないなって。BLUEGOATSらしさって何だろう?と考えた時に、さらっと「やります、来てね!」ぐらいの感じがぽいのかなと思って。……でもリハでソナが。

マリン:そうだ、あったあった(笑)。

かいな:私のMCで発表する予定だったんですけど、リハでソナが自分のMCの時に「Zeppも決まって」とか言っちゃって。「やばいやばい」ってなって。

ソナ:当日の朝まで、そんなこと言うつもりはなかったんですけど、急に「そういえばZeppのことも一言触れといたほうがいいかな」ととっさに決めちゃって。私のMCが、かいなちゃんより先だったので、メンバーも三川さんも驚かせてしまって。

チャンチー:三川さん、リハから、それしか考えてなくて、10回ぐらい「マジでお願いだから言わないでね!」って言ってた(笑)。

ソナ:申し訳ないです(笑)。

──ソナさんは、UNITを振り返っていかがでしたか?

ソナ:特典会で「今日初めて来ました」という人が多くて。しかも「誰々さんに招待してもらって」という人がすごく多かったんです。今まで一緒についてきてくれたファンの方たちのパワーを感じて、ありがたいなという気持ちになりました。私たちが「ソールドアウトしたい」と口にしたのも、これまで言ってこなかったことだから、一緒に一つのライブを完成させたいと思ってくれたのかなというのが嬉しくて。

ソンソナ

──それは嬉しいですよね。

ソナ:しかも新しく来てくれた方たちが、前回のインタビューを読んで「4人からライブに対する自信を感じて行かないといけないと思った」って言ってくれて。あの時、私たちは不安も含めて話していたので、「自信なさげに言っちゃったかな」とちょっと怯えていたんですよ。赤裸々に話した内容だったから、心から伝えた言葉が届いたんだ、と思ったし、ファンの人たちとの繋がりを感じたライブでした。

 

ダークヒーロー編のEP『DAMN』

──UNIT公演の後に、EP『DAMN』がリリースされました。三川さんは「ダークヒーロー編」と呼んでいますが、このEPを皆さんはどう捉えていますか?

ソナ:今まで歌ったことのないような楽曲が詰め合わされたEPなので、表現の仕方にすごく迷いました。私は、「NO iDOL, NO LiFE」でいただいたパートに、<生きがいだよってゆったじゃん>っていうセリフっぽいところがあって。ちょっとドロドロしているというか、今まではパンッと弾けるような歌が主だったから、自分の中に持っていない感情を歌うのはすごく難しい、という課題に当たりました。

ソンソナ

──チャンチーさんは、今作で苦労したこと、逆に得たものはありますか?

チャンチー:いや、全部苦労。私は全てが、もう苦労しかなくて(笑)。自分の課題をただ突きつけられた感じです。

──その中で、一番の課題は?

チャンチー:一つ挙げるなら、歌唱力。

──ライブを重ねる中で、少しずつ掴めている感触はありますか?

チャンチー:本当にちょっとずつ、あります。

チャンチー

──マリンさんはどうですか?

マリン:三川さんが「ダークヒーローもの」と言った時、自分はそういう世界観の曲をやってみたかったんです。アニメを見ていても悪側の人間の心理にぐっときちゃうタイプだったので。表現している内容は怒りや暗さなんですけど、表現している時はすごく楽しい。暗い感情を暗いまま終わらせるんじゃなくて、聴いている人の中でその暗さがスッキリするような表現を自分ではできたかなと思っています。

ダイナマイト・マリン

──かいなさんは、この時期、並行して歌詞を書いていたんですよね。取材で会うたび「今かいなが新曲の歌詞を書いてます」と三川さんが話していました。どんな想いで書いていたんでしょう?

かいな:当時時間がなさすぎて、その頃の記憶が吹っ飛んでいるんですけど、UNITが終わった後に、公式のXがちょっとボヤを起こして、その後にマリンも炎上して。EPのテーマはずっと「ひっくり返す」で書いていたので、今となってはですけど、ちょうど良くなった感じがして。

──EPのテーマと現実が重なった。

かいな:リード曲「DAMN」の歌詞を書きながら、「自分たちが今いる世界って本当に地獄だな」と思ったんです。業火の中で燃え盛っている。傍から見たら、めちゃくちゃバカバカしいんですよ。自分たちが自分たちに火をつけて「うわあ」って言ってるだけじゃないですか? ただ、やっている自分たちは必死だし、それを見て笑う人もいるけど、ちゃんと伝わっている人には伝わっていて。「一緒にひっくり返していこうよ」という曲が正しく届いたと思うんです。大変でしたけど、自分たちの状況も含めていいEPになったなと思います。

 

──予見して書いたわけではなく、現実が後からついてきた。

かいな:そこまで考えて書いてなかったですけどね(笑)。でも、話題の絶えない、面白いグループだなとは思います。

──炎上に対して、作品でアンサーを返していくというのが、BLUEGOATSとしての所信表明のように感じました。

かいな:本当に、「これでこそ」と思いました。他のアイドルグループも、「何があっても私たちは明るい未来を信じて」みたいなことを語っているけど、私たち以上に何か起こってますか?って思っちゃうんですよ(笑)。振れ幅は絶対にこっちの方がでかいので、曲に説得力が出てきたなと思います。

ほんま・かいな

──このEPが説得力のあるものになった。

かいな:みんなのおかげです。

ヒーローみたいな存在となる新曲3曲

─三川さんは「ダークヒーロー編は『DAWN』で終わり」と話していました。みなさんにもそうした認識はあるんでしょうか?

かいな:私は結構あります。このEPで自分の怒りとか、そういう気持ちを書き終わったことで、ひっくり返った感じがして、「じゃあ次は何しようかな」という気分なので、私はもう終わりました。

ソナ:確かに歌詞を書いてるとそういう風に思いそう。最近またレコーディングしたじゃん? あの3曲はダークヒーローとは全然違うもんね。

かいな:明るくなったでしょ? 最近、新しく3曲録ったんですけど、それは『DAMN』の5曲を書いていて辛くて孤独すぎた最中に、少しでも自分を見失わないようにと思って書いた曲なんです。『DAMN』の歌詞を書いている最中、Dropboxに入っている歌詞のついていないデモを漁って、「ちょっと明るい気持ちになろう」と思って書いていた。この曲たちにすごく助けられました。私からしたら、ヒーローみたいな存在の曲。

──当時、そうでもしないと自分の中のバランスが取れなかった?

かいな:取れなかったですね。私、夜中にワンピースを見て泣いてましたもん。黒ひげの「人の夢は終わらねェ!!!!」ってセリフで涙が止まらなくなって、ちょっとおかしくなっちゃってて(笑)。でも、みんなも楽しかったよね、レコーディング。

ソナ:楽しかった。わかる。

──他のみなさんは、かいなさんの歌詞をどう受け取りましたか?

チャンチー:言葉が優しいなと思いました。もともと「うちらがやってやんぞ!」という感じの曲が多かったけど、『DAMN』には「クソ」とか強い言葉もかなり入っていて。その後に3曲の新曲が来て。曲調もゴリゴリのパンクというよりは、メロディも優しめで、温かい。『DAMN』は一つの挑戦としてかっこいいものを作れてよかったと思っているけど、BLUEGOATSらしさが戻ってきて、「うちが好きなBLUEGOATSだ」という嬉しさもあります。

マリン:自分が一番気持ちよく感情を出せる瞬間って自分の世界観に没入できる時なんです。本当に目を閉じて何も気にせず入り込んで歌える。それを見てくれた人も、自分だけの世界に入り込む。新しい曲は、それを表現できそうというか、ライブですごく入り込めるんだろうなと思いました。だからすごく楽しみ。でも、どっちの作品もめっちゃ好きです。

「BABY BABY」との出会い

──そして、銀杏BOYZ「BABY BABY」のカバーが発表されました。これまでも、ライブのオープニングSEとして使っていましたが、もともと、この曲とはどんな出会いがあったんでしょう?

 

ソナ:銀杏BOYZさんのライブ映像をメンバー全員で見たんです。お客さんみんなで大合唱している映像で、「ああいうライブをしたいよね」と全員一致して。

マリン:あのライブ映像を見たのがきっかけで、そこから「青春パンクをやろう」となっていったんです。SEにも使っているし、私たちにとって始まりの曲でもあるんです。

──みんなで見たのは、いつ頃の話ですか。

チャンチー:2023年の3月とか4月とか。前のメンバーがいなくなって、「どうしよう」となっていた時だったと思います。

マリン:メンバーが辞めてフラストレーションも溜まって、迷っていたんだよね。ライブのスタイルに。

かいな:そっか、あの頃か。「スーパーヒーロー」とか「コズミックダンス」の頃で、「TikTokでバズらないといけないんじゃないか」となっていて。でも、やっているうちに「違くね?」ってなっていって。迷いに迷った時に「BABY BABY」と出会って道が輝き出したというか。それまで、みんな好きなアイドルもアーティストもバラバラで、唯一「アイドルはみんなちょっと好き」という状態だったんです。それが、あのライブ映像を見て「めっちゃかっこいい」と意見が一致した。今までなかったことなんですよ。おすすめの映像を見せ合っても「あ、これが好きなんだね」ぐらいだったのが、全員で「これ、めっちゃかっこいいね!」となったのが「BABY BABY」だったんです。

チャンチー:いまでもたまに見るもんね。

──「BABY BABY」をSEにしたのは?

チャンチー:バンドのライブに行くと、みんな好きな曲をSEに使っているじゃないですか? しかも青春パンクは、ファンの方にも「昔聴いてた」という世代の人がいて、足を止めてライブを見てくれる方もいる。そういうのもあって、「BABY BABY」にしたんだと思います。SE自体、途中まではなくて、2023年ぐらいにやっとできて。前のSEはデビュー当初からやっていた曲に合わせたものだったので、今とは全然違う感じでした。

かいな:単体で聴くとめっちゃかっこいいけど、っぽくはなかった。やっぱり、自分の好きな曲が一番自分たちも上がるし、とにかく、「BABY BABY」と出会ってめっちゃ変わったんです。急にSEが変わったから、初めてSEを流した日のこと、覚えているファンの人に聞いてみたいよね。あのとき、どう思った?って(笑)。

──皆さんにとって、いま「BABY BABY」はどういう曲になっていますか?

かいな:めちゃくちゃ大事だし、SEで聴いていても、レコーディングしていても思うんですけど、マジでいい曲すぎる。聴くたびに涙が出そうになる。うちは歌詞がめっちゃ好きで。<永遠に生きられるだろうか>という歌詞が気が狂うぐらい好きなんです。君のために永遠に生きられるだろうか、と思っている人の気持ち……うまく言えないんですけど、うまく言えないからこそ峯田(和伸)さんも曲にしたんだと思うし、その心情が伝わってくるところがいいんです。

──言語化が得意なかいなさんが、言葉にできないくらい感情に訴える曲なんですね。

かいな:やっぱり、好きなものって説明できない時がいいんですよ。

ソナ:私は初めて触れたのが、みんなで見たライブ映像だったので、それが一番焼き付いています。あまり歌詞を深掘るタイプではないんですけど、あの映像がこびりついているから、歌ったり聴いたりするとパッとフラッシュバックする。映像に映っているお客さんの顔とか、峯田さんの表情とか、その全部が好き。

マリン:峯田さんの書く曲って、自分と同じように一人ぼっちの人が「ここまで歌っている」ことで、その気持ちがちょっと報われるというか。その瞬間だけ一人じゃないと思える感じがどの曲からも伝わってくる。そこにすごく共感というか良さを感じていて。「BABY BABY」は、普段はなれないような一人よがりな気持ちにさせてくれる曲だと思っていて。そういうところが、表現していて楽しいです。

チャンチー:「愛」をとにかく詰め込んだ曲というか。誰にでもというより、本当にこの人にしか歌っていない。とにかく一人に愛を伝えるための歌というイメージがあって。しかもいいなと思うのは、<抱きしめていたい>とか、<BABY BABY>とか、<愛しい人よ>とか、誰でもわかる言葉で愛を表現しているのが一番くるというか。BLUEGOATSとも合っているという感覚がすごくあって。エンジンをかけてくれる曲。すごく大事な曲だと思っています。

レコーディングで大切にした「BABY BABY」へのリスペクト

──それだけ大切な曲を、自分たちの声で歌うことになりました。レコーディングで心がけたことを教えてください。

マリン:心がけたのは、峯田さんの感情を呼び起こすこと。「人に嫌われてもいいや」ぐらい感情をむき出しにしているところがかっこいいと思うんです。私もその気持ちで、本当に愛しいものに対して歌おうと思って入り込んで歌いました。普段からそのスタンスは大事にしているんです。自分が銀杏BOYZ好きというのもあって普段のレコーディングでもライブでもそう歌っています。

チャンチー:私はとにかく感情を出すこと。サビを含め全員で歌うところが多いんですけど、歌詞に対する感情を一つ一つ出す、という歌い方をしました。

ソナ:自分は最初、「歌い方を寄せた方がいいのかな」という思いもあったんです。レコーディングの前にプリプロという、事前に録って確認する工程があるんですけど、その時も歌い方を寄せたり、歌の意味を汲み取って歌ったりしていて。でも当日になって、カバーをさせていただくからこそ一人のアイドルとして、「ソナがカバーするならこう歌いたい」という歌い方に決めたんです。ちょっとアイドルっぽい歌い方に寄せて、その上でちゃんとリスペクトを持って表現する。一番意識したのはそこの歌い方ですね。

かいな:私は、とにかくリスペクトの部分ですね。歌わせていただけることもそうだし、レコーディングしてくださったのが175RのISAKICKさんだったんです。許可をいただいて「歌っていいよ」と言ってもらえること自体、夢みたいなことだなと思ったので、めっちゃ聴きました。「自分がこれを書いたとして、歌うとしたらどう歌うんだろう」とか色々考えたけど、結局、歌う時は何も考えていなかったかもしれない。それが一番近いかな。あと、最後の英語っぽい部分。発音が独特なので、峯田さんの真似をしてリスペクトを込めてやらせていただきました。しかもMVまで撮らせていただいて。全方面の方々に感謝しかないです。

──MVは加藤マニさんが監督なんですよね。どんな仕上がりになりそうですか?

かいな:マジで想像つかない。どうなるんだろう。

チャンチー:でも今までで一番シンプル。だからこそ歌を大事にしたMVだなと、撮っている時に思いました。

かいな:これ、言っていいかわからないんですけどテーマがあって。なんでこれを思いつくんだろうって。天才や!と思ったんです。

ソナ:見てくれる人は、そのテーマも考えてみてほしいです!

 

──この先、ライブでも歌っていくんですか?

チャンチー:やります。昨日、@JAMに出ていたんですけど、いつもは著作権の関係で「BABY BABY」を流せないんですよ。でも、そのカバーを流して出たんです。ファンの方は「カバーしたんだね」ぐらいの反応で。いきなり流れたし、入りの音も違うので、びっくりしていました。

かいな:私は、ずっと峯田さんのSEも流したいし、カバーもライブでやりたい。

──そこは、この先のライブに期待しています。最近ライブがいいと各所から聞くことが増えました。皆さん自身の手応えはいかがでしょう?

かいな:そこは、対バン相手のおかげというのがめっちゃ大きくて。私たちの何かが変わったというより、来てくださる方と、一緒にライブしてくださった方々のおかげでいいライブが積み上がったというのはみんな感じていると思います。

──中でも、PIGMONZとの対バンは、すごくよかったという声を聞きます。

かいな:なんであんなに良かったんだろう? 自分たちが一番楽しかった、というのがあるのかな。私たちが楽しかったから、お客さんにも楽しんでもらえたのかなって。

マリン:対バン相手のファンの方も受け入れてくれたからかなと私は思っていて。普段、キラキラしたアイドルのファンの方の前だと、お客さんの上に登りたくても、「怪我をさせちゃうかな」「申し訳ない」な、とためらう部分があるんです。でもあの対バンは、それを気にせずにできた。本当にやりたいようにやらせてもらえたのが大きかったなと思います。

Zepp Shinjukuに向けての想い

──前回のUNIT公演はソールドアウトが4人の共通のテーマでした。Zepp公演では、どんなところを一番大切にしたいですか。

ダイナマイト・マリン

マリン:自分の中では、Zeppに立つことはすごいというイメージがあって。ただ、バンドやアーティストがZeppに立つと聞くと「めっちゃすごい」と思う一方で、アイドルはいろんな人の力を借りて立っている部分がすごくあると感じていて。バンドやアーティストみたいに一人では立てないという悔しさがすごくある。だからこそ、ちゃんといいライブをして、アイドルの文化みたいなものを、ちゃんと覆したいなと思います。

ソンソナ

ソナ:UNITで感じたのは、YouTubeは見ていたけどライブには来たことがなかった方が、実際に来て「楽しい」と思ってくれたことで。だからこそ、今回も足を運んでくれた方に、改めてライブの楽しさをちゃんと伝えられる日にしたい。ただZepp Shinjukuは、規模も単純にUNITの3倍近くになる。その大きさの会場で私たちのライブをちゃんと届けられるか、不安に思うこともありつつ、だからこそ、私たちができるライブを真正面からぶつけたい。「Zeppだから特別なことをしなきゃ」ではなく、今まで積み重ねてきたことをちゃんと発揮できる自信とパワーをつけて、当日に挑みたいという気持ちが今はほとんどです。

──チャンチーさんはいかがでしょう。

チャンチー

チャンチー:私は言っちゃうと、ソールドさせたいです。うちのお姉ちゃんがバンドをすごく好きでZeppに何回も行っていて。そういう周りの人がよく知っている会場にやっと来られたからこそ、ソールドさせたい気持ちがあって。私、8年前ぐらいに一回だけ、違うグループでZepp Tokyoに立ったことがあるんです。そしたら、お客さんが10人ぐらいしかいなくて。その時の自分は「お客さんはバーッといる」と思っていたので、そこでアイドルの厳しさを感じたんです。それもあって自分が誇れるBLUEGOATSでZeppをソールドアウトして立てたら、自分の中で一つ区切りがつく、という想いが大きくて。次は夜明けの意味を持つDAWNのツアーなので、そこでまたひっくり返せるようなライブをしたい。今、「ライブいいな」と言ってもらえる場面が増えているのは事実だと思うので、それを積み重ねていけたらいいなと思っています。

ほんま・かいな

かいな:私はお祭りにしたくて。Zepp Shinjukuって個人的にすごく好きな箱で、とにかく照明がめっちゃ綺麗なんですよ。Zeppあるあるだと思うんですけど、照明だけ見て泣く時間ってありませんか(笑)? 私は沖縄で星を見た時ぐらい泣いた時間があったんですよ。そういう場所で自分たちがやれるのもすごく楽しみだし、Zeppだからこそできることは本当にたくさんあると思う。あと、Zeppって初めての人も来やすい場所だし、ずっと見てくれている人にとっては「祭り」の状態でもあると思うので。来た全員がとにかく楽しめる日にしたいなと思っています。

──大切な一日になりそうですね。

かいな:UNITが終わってから、どんどん仲間が増えている感じがするんですよ。来てくれる人も含めて、対バンする相手とも。今までは自分から関わりを作らないようにしていたんです。「みんなどうせすぐ辞めるじゃん」と思っていたから、あまり喋らないし、ツーマンでも普通に「お疲れ様でした」って帰っていた。それがちょっとずつ変わってきていて。いろんなグループと話したり、「頑張ろうね」と言い合えるグループも増えてきた。

──仲間が増えてきたというのは大きな変化ですし、かいなさんのマインドも変わったんでしょうね。

かいな:自分たちが「違う」と思っていただけで、意外とみんな、仲間なんじゃないかなと思えてきたんです。10月5日までにどんどん仲間が増えて、一番いい状態でライブできるんじゃないかなと思うんですよ。TOKYO CALLINGも、AGESTOCKもあって。老若男女、アイドルが初めての人も、バンドにめっちゃ行っていた人も、いろんな人を連れてこられるZeppになると思う。今、結構無敵モードに入っていて、「できるっしょ」と思っている部分もあるんですよね。ファンの皆さんの力も借りることになるので、「みんなのおかげ」という気持ちは常にありつつ、自分がどこまでいろんな人を連れてこられるかという挑戦でもあるしワクワクもしています。今までワンマンの前は不安の方が大きかったんですけど、Zeppに対してはワクワクします。どんないいライブがみんなに見せられるかなって、期待してほしいです。

──先日、FinallyのZepp公演を取材したのですが、開演前のBGMでBLUEGOATSの曲が流れていました。ああいうところにも、いまの繋がりが見える気がします。

かいな:今まで対バンをたくさんしてきたのに喋らなかった人とも急に距離を縮められるようになったのは、Finallyのおかげも大きい気がします。みんな別に敵じゃなかったなって。裏を返すと、敵だと思っていたんですけど(笑)。

──全然敵じゃなかった、と。

かいな:敵じゃなかった。それがわかったから、今いい状態で強くいけるなと思います。でも、頑張らないとね。日本一周もありますし。いろんな人を連れてこられるように、BLUEGOATSの名前を広めていきます!


■ライブ情報

<BLUEGOATS ONEMAN LIVE “DAWN” -BAND SET->
2026年10月5日(月)東京・Zepp Shinjuku (Tokyo)
OPEN/START 18:00/19:00
チケット 超VIP30,000円/VIP20,000円/一般A席3,000円/一般B席1,000円/各+1D
チケットURL https://t-dv.com/bluegoats_dawn

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