【15/47】BiS、47都道府県ツアー島根編「私たちも絶対的に信頼できるような存在になりたい」

BiS2nd

4月15日の沖縄公演を皮切りにはじまった、BiSの47都道府県ライヴ・ツアー「I don’t know what will happen TOUR」。15箇所目となる島根公演が、2018年6月10日（日）、島根県・松江 AZTiC canovaにて行われた。

6月2日の石川公演から採用された「Jリーグ方式」に則り、昼はBiS2nd、夜はBiS1stが、同会場、同セットリストでライヴを行った。

■BiS2nd「この全国ツアーが成長できる最高のチャンス」

13時30分からライヴを行ったのは、「BiS2nd」。メンバーは、ペリ・ウブ、アヤ・エイトプリンス、キカ・フロント・フロンタール、YUiNA EMPiRE、ムロパナコ 、ミュークラブの６人。

新生BiSのアンセム「gives」から一気に４曲を披露。「やってきました、島根！　みなさん元気ですか？」とキカが問うと大きな声援が起こった。そのまま自己紹介へ。

しじみのペイントをして登場したキカは、昨晩メンバー６人で夕飯を食べたあと１人でしじみラーメンを食べにいったことを明かした。さらに新メンバーそれぞれの担当の意味が明かされた。

BiSの“不思議の国“担当ミュークラブは「アリスの裏テーマが、自分で困難を乗り越えていくっていうのと、周りのみんなから不思議だと言われることがあるので、その２つの意味をかけてつけました」ということ、“そして でんせつが はじまった“担当ムロパナコは「ドラゴンクエスト３のエンディングに出てくる言葉なんですけど、そこから本当の伝説がはじまったので、私もBiSを伝説にします。私が伝説になります」ということを、YUiNAは「（EMPiREの楽曲）「アカルイミライ」でつけてもらった夢を食べるっていう振り付けを、BiSでも夢を食べ続けるという理由でつけました」ということを語った。

ムロパナコ

そして中盤を一気に駆け抜け、YUiNAがMCを行なった。

YUiNA EMPiRE「私は島根県に来るのが今日が生まれてはじめてです。BiSとして、BiSのメンバーと一緒に島根県に来れて、本当に嬉しいです。私はうどんより蕎麦のほうが好きなんですけど、最近コンビニとかでも蕎麦を発見すると食べたくなるし、BiSのメンバーも誰かしら蕎麦を食べているんですよ。だから蕎麦ブームなので、私は島根県の出雲そばを楽しみにしていました。私はBiSとして新メンバーで加入して、こうやってすぐに全国ツアーを回れるって本当にすごいことだなって思っていて。これは全国にBiSのファンの人がいるっていうことだし、BiSの歴史があるから、歴史を作ってきた人たちがいるから、こうやって周れていると思っています。本当にありがとうございます。私はこの全国ツアーが成長できる最高のチャンスだと思っていて、だからこのツアーで急成長して格好よくなります。普段違うお仕事とか、違うところに住んでいる人がこうやって同じ場所に集まってくるのが本当にすごいことですよね。だから感動しています。絶対に格好よくなって、また島根県に戻ってきます」

シングル曲を中心としたアッパーな楽曲を披露し本編が幕を閉じ、アンコールに応えてステージに登場した６人。

アヤ・エイトプリンス「普段あまり来れない島根県に、今日BiSとして来ることができて嬉しいです。私はずっと島根県に憧れていて、恩師の音楽の先生が島根県出身で、勝手に大好きな県だったので、今日来ることができて本当に嬉しいです。そして島根県が舞台の私の大好きな「砂時計」という漫画があるんですけど、そこで出てくる仁摩サンドミュージアムという場所があって、そこには大きな砂時計があります。私たちは今BiS2ndなんですけど、その砂時計をひっくり返すように、私たちは1stになります。そしてまたBiSが大きくなって、島根県に戻ってこれるようがんばりますので、よろしくおねがいします」

そしてBiSはじまりの曲「BiSBiS」、7月4日発売の新曲「Don’t miss it!!」、客席も一体となってスクワットをする楽曲「パプリカ」を披露し、BiS2ndのライヴは幕を閉じた。

■BiS1st「我々は神になる」

19時30分からは、「BiS1st」がライヴを行なった。メンバーは、パン・ルナリーフィ、ゴ・ジーラ、ネル・ネール、トリアエズ・ハナの４人。

BiS2ndと同じく４曲を歌い、ゴ・ジーラが耳打ちをしたハナが司会を務めた。４人が自己紹介をしたあと、緊張しているハナにゴ・ジーラが声をかけリラックスさせると、「人間のみなさん、こんばんは。人間はみな違いますね（そうですね）。顔とか、性格とか、趣味とか、好みとか、悩みとか、職業とか、性別とか全部違います。でもみんな違うのに、１つの目的でBiSのライヴに集まってくれていてすごいなって思います。嬉しいです。だから今日はみんなで心を１つにして、BiS1stのライヴを最後まで楽しんでいってほしいなと思います」とハナが曲振りをし、「Human after all」へ。

一気に中盤を駆け抜け、ネルがMCをおこなった。

ネル・ネール「私、島根県といったら、ずっと出雲大社に行きたかったんですよ。私は神様というものは信じていないんですけど、でも己の中で絶対的に信頼できる存在がいれば、やはり人生いくぶんか、少しは生きることが楽になると思うんですね。私もそういう存在になりたいと思っておりまして… 神になるんですよ（笑）。我々は神になる。やはり人生つらいことも少なからずあると思うんです。でも、こういう場、私たちのライヴでは楽しみにしてほしくて、これからもがんばろうと思ってもらえるとすごく嬉しいんです。まだまだライヴは終わりませんので、これからも楽しんでいきましょう」

そしてシングル曲を中心にさらなる盛り上がりを見せ本編は幕を閉じたが、アンコールで再び登場した４人。

パンが「BiS、初島根。本当に本当にお待たせしました！　島根のみなさん、今日は本当にありがとうございました。こうやって島根に、全国に、１人でも私たちのことを待ってくれている人がいれば、私たちはどこまでも行きます。また絶対に島根に帰ってきます。それまで待っていてくれますか？　（歓声）　ありがとう！　残り３曲、心を込めて歌います」と語り、「BiSBiS」、新曲「Don’t miss it!!」、「パプリカ」で客席も一体となってスクワットをし、BiS1stの初めての島根でのライヴは終了した。

これで４回目のBiS1st、BiS2ndに分かれてのライヴを終えたメンバーたち。次のツアー公演は、6月16日（土）、山形・酒田MUSIC FACTORYにて行われる。

文：西澤裕郎
写真：外林健太