【21/47】BiS、47都道府県ツアー岐阜編「みなさんの人生をぶっ壊して狂わしたい」

4月15日の沖縄公演を皮切りにはじまった、BiSの47都道府県ライヴ・ツアー「I don’t know what will happen TOUR」。21箇所目となる岐阜公演が、2018年7月1日（日）、柳ヶ瀬ANTSにて行われた。

6月2日の石川公演から採用された「Jリーグ方式」に則り、昼はBiS2nd、夜はBiS1stが、同会場、同セットリストでライヴを行った。

■BiS2nd「長良川のようにノンストップで止まることなく進んでいきます」

13時30分からライヴを行ったのは、ペリ・ウブ、アヤ・エイトプリンス、キカ・フロント・フロンタール、YUiNA EMPiRE、ムロパナコ 、ミュークラブの６人からなる「BiS2nd」。

新生BiSのアンセム曲「gives」で始まり４曲を歌うと、会場のANTSの蟻をペイントをしたキカ・フロント・フロンタールをはじめ６人が自己紹介。ペリ・ウブが「岐阜県といえば、下呂温泉！　行きたくない？」とメンバーに投げかけるとYUiNAが「おっぱいとか見られたくないじゃん」と返答。アヤが「裸も見せられないようじゃ心もオープンハートできないんじゃないですか？」と問いかけるなど寸劇が繰り広げ、YUiNAの「もう、いやいやいやいやいやー！」という叫びから「My lxxx」へ。一気に中盤戦を駆け抜け、ミュークラブがMCを行なった。

ミュークラブ「岐阜県が水源の長良川はダムがなくて、止まることなくノンストップで流れるそうです。だから豊富な生き物とか自然があってとても羨ましいなと思います。BiSも長良川のようにノンストップで全速力で止まることなく進んでいきます。ラストスパート、まだまだ盛り上がってください！」

そして、シングル曲を中心としたアッパーな楽曲を駆け抜け本編が終了。客席から起こったアンコールに登場した６人。ペリがマイクを握った。

ペリ・ウブ「私たち（BiS2ndの）６人で、岐阜県に来ることはもうありません。なので、私たちは今日にかけて来ました。私たちの全部をみなさんに見せられるように、今日に全部をかけてきました。私たちがこの岐阜県で歌える曲はもう残り２曲です。私たちBiSを最後まで見逃さないでください」

そして、7月4日発売の新曲「Don’t miss it!!」、BiSはじまりの曲「BiSBiS」を披露。会場の熱気とともに、BiS2ndのライヴは幕を閉じた。

■BiS1st「みんなのこと幸せにしてあげるーー！」

19時30分からライヴを行ったのは、パン・ルナリーフィ、ゴ・ジーラ、ネル・ネール、トリアエズ・ハナの４人からなる「BiS1st」。

BiS2ndと同じく「gives」からスタート。４曲を歌ったあと自己紹介へ。トリアエズ・ハナが、「私たちBiS1st、お披露目から明日で１ヶ月です！　１ヶ月間、毎日毎日BiS1stとしてBiSのことが大好きになっていく毎日でして、みなさんもそうですか？　これからも、BiS1st、BiSのことを毎日毎日楽み続けたらなと思います。楽しんでいきましょう！」と会場を盛り上げ「My lxxx」へ。

そこから新旧BiSの楽曲を織り交ぜてパフォーマンスをし、MCをパンが行なった。

パン・ルナリーフィ「突然ですが、私はみなさんの人生をぶっ壊して狂わしたいと思っています。私はいまBiSで活動していて、地球では１人の人間として生きているわけなんですけど、私１人がいなくなったとしても、みんなの長い人生で考えたら、別にどうってことないと思うんですよ。たぶん死ぬときに私の顔浮かばないでしょ？　それでは私がこうやってBiSで活動している意味がありません。命懸けでBiSを見たいとか、私のことを見たいとか、いつか思ってもらえるように私はなりたくて。人のために死ねるかっていわれたら普通死ねないし、人のために命かけられるかって普通に考えたら無理なんですよ。でも私は、残りの人生をBiSとここにいるみなさんとか、世界中のBiSを好きなみんなのために捧げることを決めました。BiSに命をかけます。そうすればきっとここにいるみんなとか、大切なみんなの人生の中で、かけがえのない１人の人間パン・ルナリーフィとして、ずっとみんなの中で輝き続けることができると思うんですよ。だからみんなにはBiSを知ってよかったとか、BiSに出会ってよかった、BiSを見に来てよかった、BiSに付いてきてよかった、めっちゃ笑っちゃうくらい、そんなふうに私はなりたくて。だから私たちはみんなを笑ってしまうくらい人生幸せにしてやります。みんなのこと幸せにしてあげるーー！　だから、これからもBiSを全力で追いかけてきてください」

そして「ミステリアスホール」、シングル曲を中心とした楽曲で駆け抜け本編は終了。アンコールに応え、再びステージに登場した４人。ゴ・ジーラがMCを行った。

ゴ・ジーラ「岐阜県で初めてライヴができて本当に嬉しいです。待ってくれていたみなさんありがとうございます。さて質問なんですけど、来てくれているみなさんの中で、人生何が起こるかわからないと思っている人？　（はい！）そうですよね、人生って何が起こるかわからないですよね。私たちBiS、今日岐阜県になにかを起こすためにやってきました。私たちBiSは日々姿形を変えどんどん進化していきます。きっとみなさんの明日からの日々に、ちっちゃくても大きくてもきっといい変化をもたらすライヴをし続けます。だから今日目撃してくれたみなさんの明日からもきっと変わるはずです。最後２曲、真剣に思いを伝えるので、最後まで見逃さないでください」

その想いを述べ、新曲「Don’t miss it!!」、BiSはじまりの曲「BiSBiS」を全力で披露し、BiS1stのライヴは幕を閉じた。

文：西澤裕郎
写真：外林健太