【ライヴレポ】BiS、47都道府県ツアー東京編「前のBiSの夢も、今の私たちの夢も全部叶えていきます」

4月15日の沖縄公演を皮切りにはじまった、BiSの47都道府県ライヴ・ツアー「I don’t know what will happen TOUR」。3回目となる東京公演が、2018年8月14日（火）、Shibuya WWW Xにて行われた。

6月2日の石川公演から採用された「Jリーグ方式」に則り、昼はBiS2nd、夜はBiS1stが、同会場でライヴを行った。

■BiS2nd「この一瞬をどうか見逃さないでください」

13時30分からライヴを行ったのは、ペリ・ウブ、アヤ・エイトプリンス、キカ・フロント・フロンタール、YUiNA EMPiRE、ムロパナコ 、ミュークラブの6人からなる「BiS2nd」。

新生BiSのアンセム曲「gives」でスタートし、満員で盛り上がる研究員（※BiSファンの総称）の中で4曲を歌うと6人が自己紹介をした。キャラ変してイケメン風の挨拶をするミュークラブが印象的だった。

自己紹介を終えると、ペリ・ウブが英語で「Hi. I’m teacher. This is English class」「Repeat after me.」と、研究員に英単語をリピートさせていく。「ハチ公」「東京都」「スカイツリー」「レインボーブリッジ」「東京バナナ」「My lxxx」と東京に所縁のある単語を述べ、最後は曲名をリピートさせ「My lxxx」へ。中盤を一気に駆け抜け、ムロがMCを行なった。

ムロパナコ「今日、初めてBiSのライヴに来た人？ 2回目以降？ それ以外？ そう！ この会場にいるみんなをの今日を最高の１日にするために、私はBiSになりました。今見逃したら絶対に後悔するようなライヴをします。休憩でタバコを吸いに出て行った人とか、見逃したら絶対に後悔させます。（会場笑）ラストスパート、盛り上がっていきましょう！」

MCの勢いのまま「ミステリアスホール」、最新シングル『Don’t miss it!!』のカップリング曲「TIME OVER」、シングル曲を連発し熱狂の中で本編を終えた。アンコールに応えて6人が再登場すると、ペリがMCを行った。

ペリ・ウブ「6月からこの体制で活動してきて、早いものでもう約2ヶ月半が経とうとしています。来月からは新たなBiS1st、BiS2ndとしての活動がはじまります。またその新たな体制もすぐに変わっていくと思います。どんどんと時間は過ぎていってしまいます。人生で考えてみれば今日のこのライヴは一瞬にすぎません。けど、忘れられないものに、みなさまの記憶にずっと居続けられるものに、私たちはなりたいと思っています。人生で考えてみたら本当に一瞬なんですけど、この一瞬をどうか見逃さないでください」

そして新曲「Don’t miss it!!」、BiSはじまりの曲「BiSBiS」を全力でパフォーマンスし切って、最後会場BGMとして流れた「CHANGE the WORLD」を研究員と歌い、BiS2ndのライヴは幕を閉じた。

■BiS1st「4人で出会えてよかった」

19時30分から、ライヴを行ったのは、パン・ルナリーフィ、ゴ・ジーラ、ネル・ネール、トリアエズ・ハナの4人からなる「BiS1st」。

BiS2ndと同じく「gives」からスタートすると、4曲を一気に駆け抜け自己紹介へ。自己紹介。パン・ルナリーフィが「残すところあと5回しかない、この4人でのライヴ。毎回毎回を最高にしていきますので、5回も、そのあとのBiSも見逃さないでいてください」と語り「My lxxx」へ。

新旧BiSの楽曲を織り交ぜたパフォーマンスをし会場をさらに熱くしたのち、ゴ・ジーラがMCを行なった。

ゴ・ジーラ「今年3月にWACK合宿オーディションが行われて、BiSに新メンバーがいっぱい入って、《BiS.LEAGUE》がはじまって、BiS1st、BiS2ndに分かれての活動がはじまって、約2ヶ月が経ちました。最初は不安がいっぱいで。1stは活動が始まる前にいろいろありまして…… 4人になって半分が新人という中、BiSの中で1番頼りない私がなぜか1番上になってしまうという非常自体が起こってしまい、すごく不安で怖いと思っていました。いざはじまってみたら、エースとして引っ張ってくれるパンがいて、新メンバーなのに堂々として頼り甲斐のあるネルとハナがいて、4人自立しているんですけど、足りないところは補い合えるメンバーですごく居心地のいいグループだなと思いました。4人で出会えてよかったなと思っています。私たちBiS、何がおこるかわからないと言われていて、お客さんはすごく不安や心配に思うこともあると思うんですけど、何が起こるかわからないことを何かを起こしておもしろくして、世界を変えていこうとしているのが私たちメンバーなので、ずっと見ていてください。私たちは大丈夫なので。バラバラになっても、よくわからないことが起こっていっても楽しくしていくので、私たちが世界を変えるきっかけになると思います。BiS1stはじまりの4人、ラストスパートです。最大のインパクトを今日与えますので、最後まで油断せずに見ていてください」

そうしたゴ・ジーラの熱いMCに続いて「ミステリアスホール」、「primal.」を歌い、シングル曲を中心とした楽曲で駆け抜けて本編は終了した。アンコールに応え、再びステージに登場した4人。再びゴ・ジーラがMCを行った。

ゴ・ジーラ「何が起こるかわからない毎日。みなさんを不安に思わせてしまうこともあるかもしれません。でも大丈夫です。私たちBiSは手を取り合って、支え合って、お互いに足りないところは補い合って、最強のBiSを作り上げていきます。前のBiSの夢も、今の私たちの夢も、全部全部叶えていきます。だから、見逃さないで、ずーっとついて来てください」

そして4人のBiS1stは、新曲「Don’t miss it!!」、大きな歓声の中、BiSはじまりの曲「BiSBiS」を披露し、ツアー3回目となる東京での公演は幕を閉じた。

文：西澤裕郎
写真：外林健太