【31/47】BiS、47都道府県ツアー青森編「10人でBiSだから絶対に最高になると思います」

4月15日の沖縄公演を皮切りにはじまった、BiSの47都道府県ライヴ・ツアー「I don’t know what will happen TOUR」。青森公演が、2018年8月19日（日）、SUBLIMEにて行われた。

6月2日の石川公演から採用された「Jリーグ方式」に則り、昼はBiS2nd、夜はBiS1stが、同会場でライヴを行った。

■BiS2nd「どうせ後悔するんだったら、自分のやりたいことをやったほうがいい」

13時30分からライヴを行ったのは、ペリ・ウブ、アヤ・エイトプリンス、キカ・フロント・フロンタール、YUiNA EMPiRE、ムロパナコ 、ミュークラブの6人からなる「BiS2nd」。

「gives」でスタートし、4曲を歌いきると、美人担当のアヤ、りんごのメイクをしたキカ、人生楽勝担当のペリ、りんごの髪型をしたミュー、「外に出たら空気が北海道と一緒でしんみりした」と語ったムロパナコ、青森で育ったYUiNAが、それぞれ自己紹介をした。

そして、キカが「I’m KIKA teacher. This is English Class」と、青森に所縁のある単語を研究員（※BiSファンの総称）にリピートさせていく。「りんご」「ねぶた」「十和田湖」「にんにく」「おら東京さ行ぐだ」、そして「My lxxx」と言い、同楽曲へ。中盤を一気に駆け抜け、YUiNAがMCを行なった。

YUiNA EMPiRE「今日はBiSのライヴを見に来てくれてありがとうございます。私ごとではありますが、幼稚園生から小学3年生くらいまで青森県に住んでいました。青森県に引っ越して来て、スキーとかねぶた祭りとかにすごく感動して、青森県のことが大好きになりました。だからまたこうして大好きな青森県にBiSとしてライヴしに来ることができて本当に嬉しいです。それは、いまここにいるみんなが青森県でBiSのことを楽しみに待ってくれていたからライヴができています。本当にありがとうございます。実はこの6人でライヴをすることは今日を含めてあと3回になってしまっています。さみしいけど、BiSの大切なメンバーには変わりないし、これからもBiSとして一緒にがんばっていくことは変わらないし、今日は後悔しないようにみんなに1人1人にぶつかっていきます。人間はどうしても後悔しちゃうと思うんです。どうせ後悔するんだったら、自分のやりたいことをやったほうがいいと思うし、だからみんなもあなたたちの好きなようにBiSを一緒に楽しんでください。後半も盛り上がっていきましょう！」

そして「ミステリアスホール」、最新シングル『Don’t miss it!!』のカップリング曲「TIME OVER」、シングル曲を連発し本編を終えた。アンコールでは「YUiNA」コールが起こり6人が再登場。ムロがMCを行った。

ムロパナコ「アンコールは、アンコールがかからないとできないし、私たちは出れないので、ありがとうございますという気持ちでいっぱいです。今日含めてあと3回なのがすごくさみしいです。次「Don’t miss it!!」をやるんですけど、この6人になって初めての歌なので、すごくすごく大切な曲です。この6人が作った「Don’t miss it!!」なので、みなさん絶対絶対胸に焼き付けて今日はお家に帰ってください。それでは残り2曲、盛り上がっていけますかー？　盛り上がりましょう！」

そしてこの6人体制で初のシングル曲「Don’t miss it!!」、BiSはじまりの曲「BiSBiS」をパフォーマンスし、BiS2ndのライヴは幕を閉じた。

■BiS1st「私たちが初代BiS1stです」

19時30分からライヴを行ったのは、パン・ルナリーフィ、ゴ・ジーラ、ネル・ネール、トリアエズ・ハナの4人からなる「BiS1st」。

「gives」のイントロが流れる中、客席中央から歌いながら登場した4人。4曲を立て続けに歌うと自己紹介へ。ネルが「我々BiS、来月から新体制になります。私は9月からBiS2ndとして活動させていただくわけで、この4人でのライヴ、今日を含めると3回の1回1回が正念場。そう燃え尽きて、1回1回の会場を焼却炉にして帰るのが私の目標です。みんなも同じはず。燃やすぞ。3、2、1、ファイヤー！」

そして「My lxxx」、新旧BiSの楽曲を織り交ぜたパフォーマンスをし会場を熱くしたあと、ハナがMCを行なった。

トリアエズ・ハナ「BiSが47都道府県をまわり始めたのは4月からで、私たち新メンバーは6月2日から途中加入したんですけど、47都道府県をまわれてとても嬉しいです。BiSに入る前までの土日は寝て食って寝てしかしていなかったような感じだったので、こんなにたくさんの人たちの笑顔を見えて、楽しい有意義な時間を過ごせることが毎日幸せですごく嬉しいです。ありがとうございます。さっきネルも言っていたんですけど、この体制は今日を含めて残り3回です。私とネルにとって最初のBiSはこの形だったので正直想像ができないんですけど、10人でBiSだから、誰がどういう組み合わせになったとしても、絶対に最高になると思います。だから残り3回も9月からの新体制も全部全部目を離さず見ていてください」

そして「ミステリアスホール」、「primal.」、シングル曲を中心とした楽曲で本編は終了した。アンコールに応え、再びステージに登場した4人。ネルがMCを行った。

ネル・ネール「先ほどのMCでも言いましたとおり、この体制でのライヴは、あと2回。今日だけじゃなくて、その日のライヴはその日しか見れない、そのときだけの楽しみなんですね。1回1回のライヴ、もう2度と訪れないんですけど、でもそのときを大切にしないと、未来って訪れないと思うんです。BiSの未来は、次の体制だったり、その先の予想のつかないようなこともあるかもしれない。BiSはそれがあり得てしまうから。でも今はこの4人、パンちゃん、私、ハナちゃん、ゴジちゃん、この4人、私たちが初代BiS1stです。残り2曲、全力で楽しんでいってください」

そして新曲「Don’t miss it!!」、BiSはじまりの曲「BiSBiS」を披露し、BiS1stの秋田公演は幕を閉じた。

文：西澤裕郎
写真：外林健太