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【INTERVIEW】ゴ・ジーラ(BiS1st キャプテン)「圧倒的なものにしたい」

StoryWriter

2016年9月に2度目の再スタートを切り、メンバーの脱加入を経て、現在はBiS1stとBiS2ndに分裂し活動中のBiS。2018年7月4日リリースのシングル『Don’t miss it!!』タイミングで、メンバー総勢10名を対象に、ファンの投票によってBiS1st所属メンバーとBiS2nd所属メンバーを決定する《BiS.LEAGUE》が開催された。その得票数によって、1位~4位がBiS1stとして、5位~10位がBiS2ndとして再編成され、9月2日の岡山公演から活動をはじめる。

新しくスタートを切るBiS1stには、ゴ・ジーラ、アヤ・エイトプリンス、パン・ルナリーフィ、トリアエズ・ハナの4人が決定。

そして、BiS初のキャプテン制の導入が発表された。BiS1stのキャプテンには《BiS.LEAGUE》で得票数1位を獲得したゴ・ジーラが就任。各グループの方向性を含め、意思決定をキャプテンが行っていくことになる。ゴ・ジーラはBiS1st、ひいてはBiSのことをどう考え、どのようにキャプテンを務めていこうとしているのか。はじめてのキャプテンインタビューを行った。

インタヴュー&文:西澤裕郎
写真:外林健太


トピックが増えてラッキーっていう感覚でした

──BiS1stのキャプテン就任おめでとうございます! キャプテンになることはニュースで知ったんですか?

ゴ・ジーラ:はい。Twitterで知りました(笑)。

──キャプテン就任を知ったとき、どういう気持ちだったんでしょう?

ゴ・ジーラ:「なんだ???」とは思いましたけど、制度が増えるっていうことはルールが増えるってことなので面白そうだなって。いつも通りの感じです(笑)。

──うれしい気持ちは?

ゴ・ジーラ:うれしい……? 何をするか聞いていなかったので、うれしいっていうわけでもなく、ただトピックが増えてラッキーっていう感覚でしたね。

──ゴ・ジーラは、《BiS.LEAGUE》で1位を獲得したわけですけど、その結果自体に対してはどういう気持ちだったんでしょう。

ゴ・ジーラ:素直にうれしかったです。投票してくださった方が喜ぶ結果になって、実際、みなさんが喜んでくださっていたので、よかったなと思いました。

──1位を取れる自信はあった?

ゴ・ジーラ:それはなかったです。正直、《BiS.LEAGUE》で高い順位を目指すっていうことはなくて。BiS1stに行きたいっていう気持ちはあったんですけど、その気持ち以上に、《BiS.LEAGUE》に対して不安に思っているお客さんも多かったので、「どうやったらおもしろくなるだろう?」っていうことしか考えていなかったです。なので、順位は考えていなかったです。

──代々木のフリーライヴでの演説も、1人だけトーンが違っていましたもんね。「正直、この10人でライブをしたいとか、5人体制以前のメンバーでやりたいとか、集まれたら嬉しいですけど、どうでもいいなって今は思ってます。誰がいなくなっても誰が増えてもBiSはBiSで、私は私なので」というスピーチは強烈なインパクトを残しました。

ゴ・ジーラ:たしかに、怖いっていう声はききました(笑)。飄々としゃべっていたから、感情がないみたいなことは言われていたんですけど、それも私なので、まあいいかと思って。

──順位が数になって表れるのは精神的にきついと思うんですけど、気にならなかった?

ゴ・ジーラ:中間発表が出るたび、他の子たちは「どうしよう、どうしよう」ってなっていたので、「こういう感じなんだ」と思って見ていたんですけど、私はあまり左右されることはなかったんじゃないかなと思いますね。もちろん精神的に落ち込むこともあるにはあるんですけど、リーグ制そのものがBiSにとってマイナスなことでもないので。《BiS.LEAGUE》というシステム自体で落ち込むことはなかったです。落ち込んでいても仕方ないので、がんばればいいんじゃないの? と思ってやっていました。

後ろから背中を押してあげるのが自分の役目だと思っている

──ライヴを見ていると、ゴ・ジーラからは自分が引っ張っていくんだとか、まとめるんだっていう気持ちが出てきたのかなとも思ったんですけど、その辺りはどうですか?

ゴ・ジーラ:しっかりしなきゃとは思ったんですけど、みんなしっかりしているので。ただ、事務作業は私がちゃんとしなきゃなとは思いました(笑)。

──事務作業?

ゴ・ジーラ:スタジオを予約したり、スケジュールを管理したり。あとは、楽屋の使い方とか。礼儀作法とかに関して、1番長くいる者として率先してやらなくちゃと思っていました。でも、ライヴで引っ張っていくぞっていう思いはあまりなかったです。

──新生BiSがはじまった頃、ゴ・ジーラはメンバーとコミュニケーションを取らずに、1人の時間を過ごすことが多かったし、我が道を進むという感じが強かったですよね?

ゴ・ジーラ:たしかに(笑)。そのときと比べたら、しゃべるようになりましたよね。あのときは、あのメンバーだったから許されたことであって、今のメンバーでやったら、ただのバカな行為なので。まあ、人の言葉をしゃべるようになったなとは思います(笑)。

──最初の頃、友達がいないってことも言っていましたもんね。

ゴ・ジーラ:はい。友達はいなかったですね。

──キャプテンに就任してから、どんなことをする役割なのか訊いたんですか?

ゴ・ジーラ:いや。でも、「決定権がある」っていうことだけは、Twitterに書いてありました(笑)。キャプテンとかエースとかって言葉がありますけど、それぞれの役割を考えたときに、キャプテンっていうのは引っ張っていくというより、みんなのことを把握して、縁の下の力持ちみたいな役割をすることだと自分は思っていて。それを極めていきつつ、それがもし間違いだったら全力で直していこうと思います。BiS1stには、エースを務めてくれているパンがいるので、それはそれでいいかなって。

──キャプテンとエースの違いって、ゴ・ジーラ的にはどういうところにあるんでしょう?

ゴ・ジーラ:なんだろうな。私は、小学校、中学校、高校を通して、キャプテンや、大将、主将みたいに、上に立つようなことをやらせてもらうことが多かったんです。それは、押し付けられたり、気づいたらなっていることが多くて(笑)。そういう時も、後ろから背中を押してあげるのが自分の役目だと思っていて。例えば、甲子園とかでも試合に出ていなくてもキャプテンって人がいるじゃないですか。逆に、ホームランを打つ四番バッターとかピッチャーはエースっていう認識がある。やらなくちゃいけない仕事も進んでやらなくちゃいけないのがキャプテンだと思うし、それをできるようになりたいと思っています。

──たしかに、キャプテンは、あいつがいるから大丈夫、みたいな存在ではありますよね。

ゴ・ジーラ:そうそう。そうやって勉強してきたので、そうなのかなあと思っています。

──これまでの人生でも、そういう役割を担ってきたことが多かったんですね。

ゴ・ジーラ:私はぼうっと立って事務作業をひたすらこなす役割だったし、ずっとデスクワークをやっていただけなんですけどね(笑)。

──立候補してそういう役割をやってきたわけじゃない?

ゴ・ジーラ:キャプテンは投票で選ばれてなったし、主将はパンフレットを見たらそう書いてあって、「私がやるの!?」と思った記憶があります(笑)。生徒会長もやっていたことがあるんですけど、呼び出されて「やれ」って言われて。断ったんですけど、毎日呼び出されて「やれ」って言われたので、諦めてなりました。

エースとしてパンがいて、私はキャプテンとしての役割を果たせたら

──ゴ・ジーラにはそういう資質があるから、そう言われるんだと思いますよ。ちなみにゴ・ジーラ自身は、なんでそういう役割に選ばれると思いますか?

ゴ・ジーラ:仕事を押し付けやすいってよく言われます。NOって言えなさそうだから。言うかもしれないけど、2回言えばやりそうだからかな(笑)。

──あははは。少なくとも、BiS1stのキャプテンは押し付けて選ばれたわけじゃないと思いますよ。なんで自分が選ばれたんだと思います?

ゴ・ジーラ:なんでなんだろう。うーん… 考えたことがなかったですね。ムロがキャプテンに選ばれた理由は、投票結果のスピーチで、みんな自分のことをしゃべっていたけれど、ムロだけBiSのことをスピーチしたからだって聞いたんですが、そういえば私は聞いていないですね(笑)。多分理由を聞いたら、そうやって動いてしまいそうなので。自分で考えて、選んでよかったと思ってもらえるようにがんばります。

──新生BiSがはじまったときはプー・ルイがいたからこそ、ゴ・ジーラは自由に過ごせるポジションにいたと思うんですけど、そういう意味ではプー・ルイが抜けたことがゴ・ジーラの立ち振る舞いに大きく影響を与えているのかもしれないなと。

ゴ・ジーラ:それは1番大きいですね。今まではプーちゃん任せにしていたところが大きくて。プーちゃんは「ゴ・ジーラは、たまにしゃべるのが面白い。ゴ・ジーラに話を振るから、そのときまで黙っていていいよ」って言ってくれていて。私自身、それで助かっていたし、そのときはそれでよかったんですけど、プーちゃんがいなくなったら、誰も私に話を振ってくれないし、実際プーちゃん以外にトークをまとめられる人がいなかったので、これは話すしかないと思うようになったんです。正直、今でも話すことは苦手なんです。プーちゃん自身がBiSだ! っていう気持ちがプーちゃんの中で大きかったから、BiSとしての言葉を毎回のライヴで言ってくれていたんですけど、プーちゃんがいなくなっちゃったから、誰かがそれをやらなくちゃいけない状況になって、私がちゃんとしなきゃとは思いました。

──つまり、プー・ルイはキャプテンの役割を果たしていた?

ゴ・ジーラ:そういう意味でいうと、プーちゃんはキャプテンとエースっていう役割を1人でやっていたと思います。サキちゃんがいた頃は、きっとサキちゃんがキャプテンで、プーちゃんがエースっていう感じでやっていたと思うんですけど、プーちゃん1人の時は、それを1人で背負ってくれていたし、1人で抱え込んじゃっていたのかなって。だから車中泊で記憶が朦朧となる事件とかが起きたのかなと思っていて。1人だけで前も後ろも見ることはできないし、大変なことをさせてしまったなって後悔はあります。サキちゃんが入ってからは安定していたので、そこはよかったなって。

──そういう意味で、今はゴ・ジーラがキャプテンで、パンがエースを担っている。

ゴ・ジーラ:エースとしてパンがいて、私はキャプテンとしての役割を果たせたらなって思いますね。

グループの方向性は4人で決めてやっていきたい

──先ほどキャプテンは決定権があると言っていましたけど、BiS1stをどういうグループにしていきたいと考えていますか?

ゴ・ジーラ:んー。言葉にすると難しいんですけど、圧倒的なものにしたいです。見た人がインパクトを受けて、またすぐにチケットを買っちゃったり、周りの人を誘ったりしてしまうようなグループにしたい。ただ、これからのBiS1stをどうしていくかは4人で決めます。1人で決めることではないし、1人で考えたところでロクなものにはならないので。グループとしてちゃんと成り立つように私が司会になろうと思います。「どっちがいいですか?」みたいな感じで回していくというか(笑)。選択肢をたくさん出して、みんなの気持ちがどの選択肢に向いているのかっていうのを見極めて、うまく提案していけたらとは思っています。グループの方向性は4人で決めてやっていきたいです。

──47都道府県ツアーはメンバーと一緒にいる時間が長いし、いろんな土地を回るわけで、メンバー同士が本音でぶつかり合う機会だと思います。BiS全体としてはどんなことを考えているんでしょう。

ゴ・ジーラ:今日思ったことなんですけど、これまではBiS 1stをよくしようと考えていたんです。ただ、それだけだとBiSはよくならないなと思って。これまで4人のことしか考えてこなかったというか、BiS 2ndのことは思ったこともなかったけど、これからはBiS2ndの6人のことも考えなくちゃいけないと思っていて。1stをよくしたところで、BiSは良くならない。おせっかいかもしれないんですけど、2ndも見る人がいないといけないなと思って、今対策を考えています。

──BiS1stとBiS2ndはライバルでありつつ、同じBiSですもんね。そこの架け橋になるというか、どちらも相互作用を与えられるといいですね。

ゴ・ジーラ:そのために1stと2ndでキャプテン同士が連携を取れればいいのかなって考えもあったんですけど、ムロもまだ新メンバーだから、再結成してからいるメンバーと連携をとったほうがいいのかなとか思ったりもしていて。そこらへんについては今考えていますね。

──9月2日から新体制のBiS1stになりスタートを切ります。ゴ・ジーラはどんな気持ちで活動していこうと思いますか?

ゴ・ジーラ:今までのBiS1stは新人2人と既存メンバー2人の4人だったので、新人を目立たせたいとか、全員を見ていかなくちゃと思っていたんですけど、9月からはそういう部分は無視しようと思っていて。もっと4人が個々で戦えるようになっていきたいし、団結するとことは団結して戦えるようになりたいです。それをすることで、同時にBiS2ndもよくなれるように、私も立ち振舞えるようになりたいですね。


BiS1st PROFILE


ゴ・ジーラ、アヤ・エイトプリンス、パン・ルナリーフィ、トリアエズ・ハナからなる4人組グループ。


■商品情報
BiS1st New SG『アゲンストザペイン』
2018年11月14日発売
完全生産限定盤(※2,000枚 完全限定生産)
(5CDS+Blu-ray+Photobook+BiS.LEAGUE券 封入予定)
品番 : CRZP-38
価格 : 12,800円(tax in)

初回限定盤(CDS+DVD、BiS.LEAGUE券 封入予定)
品番 : CRCP-10416
価格 : 3,240円(tax in)

通常盤(CDS、BiS.LEAGUE券 封入予定)
品番 : CRCP-10417
価格 : 1,080円(tax in)

※BiS.LEAGUE券 : 各タイプの初回生産分のみ封入

完全生産限定盤
※数量 : 2,000枚(完全限定生産)
【5CDS】

1. アゲンストザペイン
2. タイトル未定1
3. タイトル未定2
※1 完全生産限定盤のみ収録
※2 ゴ・ジーラ作詞楽曲
4. アゲンストザペイン (instrumental)
5. タイトル未定1 (instrumental)
6. タイトル未定2 (instrumental)
※完全生産限定盤のみ収録
②Bonus CD「アゲンストザペイン」(BiS.LEAGUE1位:ゴ・ジーラ盤)
③Bonus CD「アゲンストザペイン」(BiS.LEAGUE2位:アヤ・エイトプリンス盤)
④Bonus CD「アゲンストザペイン」(BiS.LEAGUE3位:パン・ルナリーフィ盤)
⑤Bonus CD「アゲンストザペイン」(BiS.LEAGUE4位:トリアエズ・ハナ盤)

【Blu-ray】
「アゲンストザペイン」ミュージックビデオ
その他映像

【Photobook】
詳細は後日発表

初回限定盤
【CD】
1. アゲンストザペイン
2. タイトル未定1
3. アゲンストザペイン (instrumental)
4. タイトル未定1 (instrumental)

【DVD】
「アゲンストザペイン」ミュージックビデオ
その他映像

通常盤
【CD】
1. アゲンストザペイン
2. タイトル未定1
3. アゲンストザペイン (instrumental)
4. タイトル未定1 (instrumental)

※BiS1st : ゴ・ジーラ、アヤ・エイトプリンス、パン・ルナリーフィ、トリアエズ・ハナ

■イベント情報
BiS1st 11月14日(水)発売 「アゲンストザペイン」発売記念ミニライヴ&特典会
2018年8月11日(土)20:00~
会場 : ヴィレッジヴァンガード渋谷本店 B2Fイベントスペース
※現BiS1st(ゴ・ジーラ、パン・ルナリーフィ、ネル・ネール、トリアエズ・ハナ)での出演になります。

■BiS.LEAGUE Official HP
http://bisleague.tokyo/

◼︎BiS「I don’t know what will happen TOUR」日程

2018年9月2日(日)岡山:エビスヤプロ
[BiS2nd]OPEN 12:30/START 13:30
[BiS1st]OPEN 18:30/START 19:30
2018年9月8日(土)大阪:umeda TRAD
[BiS2nd]OPEN 12:30/START 13:30
[BiS1st]OPEN 18:30/START 19:30
2018年9月9日(日)兵庫:神戸VARIT.
[BiS2nd]OPEN 12:30/START 13:30
[BiS1st]OPEN 18:30/START 19:30
2018年9月15日(土)山口:LIVE rise SHUNAN
[BiS2nd]OPEN 12:30/START 13:30
[BiS1st]OPEN 18:30/START 19:30
2018年9月16日(日)福岡:DRUM Be-1
[BiS2nd]OPEN 12:30/START 13:30
[BiS1st]OPEN 18:30/START 19:30
2018年9月17日(月)広島:SECOND CRUTCH
[BiS2nd]OPEN 12:30/START 13:30
[BiS1st]OPEN 18:30/START 19:30
2018年9月29日(土)福島:郡山HIP SHOT JAPAN
[BiS2nd]OPEN 12:30/START 13:30
[BiS1st]OPEN 18:30/START 19:30
2018年9月30日(日)岩手:盛岡Club Change WAVE
[BiS2nd]OPEN 12:30/START 13:30
[BiS1st]OPEN 18:30/START 19:30
◆チケット料金
【通常チケット】¥4,000(税込)
※学生キャッシュバックあり 公演当日に会場にて学生証提示で¥1,000キャッシュバックいたします。
◆WACK FAMiLY CLUB抽選先行
通常チケット ¥4,000(税込)
4月20日(金)12:00〜4月26日(木)23:00
受付URL:http://w.pia.jp/t/bis/
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