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新生NEO JAPONISM滝沢ひなの「自分の声を活かせたらいいなと思える場所がここかもしれない」

StoryWriter

2019年5月に活動休止したアイドルグループ、NEO JAPONISMの活動再開が、10月25日に公式Twitterにより発表された。「NEO SOUND, NEO CULTURE」を掲げ、誰が聴いても観ても踊っても楽しめるパフォーマンスを目指し、キャッチーなサウンドと真似しやすい振り付けで人気を博したNEO JAPONISM。”闘う”をコンセプトにメンバーを一新し再始動、12月14日からは〈新生NEO JAPONISMお披露目東阪ツアー”NEO RESTART”〉が始まる。お披露目を目前にメンバーの個別インタビューを掲載。第4回は、滝沢ひなのに話を聞いた。

取材&文:エビナコウヘイ
写真:塚本弦太


ネオジャポに入りたいっていう気持ちが完全に自分の中で固まっていた

──どうして新生NEO JAPONISM(以下、ネオジャポ)のオーディションに参加しようと思ったんでしょうか?

滝沢ひなの(以下、ひなの):元々地元の高知でアイドルをやっていて、東名阪でよくライヴをしていたんです。で、一度前のグループは辞めたんですけど、またアイドルをやりたいなと思っていて。私はキラキラしたアイドルよりは、カッコいいアイドルになりたいと思っていました。そんな時にたまたま前体制のネオジャポのライヴ動画を見て、素直に格好いいなあと思ったんです。前のメンバーの歌も衣装も曲も、YouTubeで見たワンマンのライヴセットも全部良くて、自分もあそこでカッコよく煽りたいなあ、と。色々とご縁があって実は少し前からNEO JAPONISMに入る可能性があったんですけど、グループ自体が活動休止になってしまって。それでも入りたかったので、新体制のネオジャポにそのまま加入させてもらいました。

──前のネオジャポがあまり良くない終わり方をしてしまって、それでも新しいネオジャポに参加するということに不安はありませんでしたか?

ひなの:めっちゃ心配しました。怖いし、悪目立ちしたくないしどうしよう、絶対叩かれるやんけと思って。でも、そんな時に加藤さんが、逆に叩かれた方がやる気が出るんじゃない? って後押ししてくれて。ネオジャポの曲も本当に好きで、入りたいっていう気持ちが完全に自分の中で固まっていたので、怖いな、無理だって気持ちがなくなりました。

──加藤さんは新生ネオジャポのメンバーを選ぶにあたって一芸を重視したと仰っていたんですけど、何か特技があるんですか?

ひなの:煽れます!  煽りと、ジャンプしながら歌ってもブレない声っていう。自分で言うのもおこがましいんですけど(笑)。煽りについては、自分のライヴでアイドルらしく可愛らしく盛り上げるのが苦手なので、男の人だったらどうやって煽るんやろとか、どんな立ち方するんやろっていうの見るために、バンドのライヴを観に行って勉強していました。ネオジャポでもガンガン煽っていきたいです。

今まで想像できなかったような新しい自分のキャラクターがいた

──昔から人前に出るの好きだったんですか?

ひなの:人前に出るのは好きだったみたいです。保育園の頃もアンジェリーナ・ジョリーになりたいってずっと言ってて。友達の前でめっちゃ歌ったり、演技みたいなことをしていたらしいんですよ。学校でも、全校集会で一人で歌ったり、リコーダーを吹くのがめっちゃ好きでした。でも、なぜかクラス内での発表とかはできないんですよね。めっちゃ大勢を前にするとできる。

──どういうキッカケでアイドルの世界に入ったんですか?

ひなの:いや、きっかけがたまたまなんですよ。お父さんとたまたま車の中でラジオを聴いてる時にアイドルの募集の宣伝が流れてきて、お父さんに「よっしゃいくぞ!」って言われて(笑)。履歴書を送る頃にはそのグループの1期の募集が終わっていたんですけど、その後2期の募集があったんですよ。お母さんが撮った私の写真を送ってみたら、たまたま受かって。最初はどうしようかと思ったんですけど、周りもせっかくやったら行ったら? って後押ししてくれて。今はすごい好きなんですけど、最初はアイドルとか全然興味がなくて、何それ? 状態から自分がアイドルになった感じなんですよ。実際に活動してみたら、今まで想像できなかったような新しい自分のキャラクターがいて。こんな自分おったんや! ってなんかもうすごい楽しくなりました。

──アイドルをやってみたら、新しい自分が見えたんですね。

ひなの:そうですそうです。それと、前のグループの時に「めっちゃ声いいね」とか、「煽りめっちゃいいね」とかたくさん褒めてもらえて。やっぱり褒められたらすごい嬉しいじゃないですか。私は特に特技もなく、かといって歌だけでやっていくほどの歌唱力も特にないと思っているので。でも、何かしらで自分の声をちょっとでも活かせたらいいなって思える場所がもしかしたらここかなって思って。

──元々どんなアイドルが好きなのでしょうか?

ひなの:BiSHさんカッコいいですよね。自分では可愛い王道のアイドルみたいなことはできないので、意外かもしれませんが、キャピキャピしてるような可愛い系のアイドルも好きです。担当カラーピンクみたいな子が好きやったりするんですよ(笑)。可愛い系統のアイドルって笑顔が大事だと思うんですけど、今まで全然笑えなくてよく注意されていたんです。キャピキャピ系じゃなくなった時に、そんなに無理して笑わんくても大丈夫になって少し気が楽になりました。

──ネオジャポのメンバーとして活動していくにあたって、何か目標や、やってみたいことはありますか?

ひなの:私個人としては、声優とかやってみたいですね。前に言われたのが、「わーっ」て言った時の声が、漫画の主人公の男の子みたいな声してるねって言われて。めっちゃ嬉しくなってしまったので、男の子役の声優とかやってみたいなって思います。グループとしては、Mステに出たいですね。BiSHさんが前に出てたじゃないですか。くそーと思いながら見ていました。何故かライバル意識が前からあるんですよね。前のグループの時に、香川のイベントでBiSHさんと自分たちのグループが出ていて、その時にやっぱりすごいなーって思いながら見ていたんですけど。そこからBiSHさんはどんどん大きくなっていったじゃないですか。いいなぁ、悔しいなあ、負けずに頑張るぞと思ってずっと見てます。

周りからの期待を満たせない自分がすごい嫌で泣きたくなる

──9月に今のネオジャポメンバーが揃ったそうですが、お互いの第一印象はどうでしたか?

ひなの:さやかちゃん(辰巳さやか)は、最初怖そうだなと思ったんですけど、実はとてもストイックで優しかったです。あいちゃん(朝倉あい)は、めっちゃ透明感がある! って思いました。透けて見えるし、お花の匂いしそう。めっちゃ綺麗やなーって思って。みるかちゃん(瀬戸みるか)も、めっちゃ可愛い! なにこの顔面つよっ! みたいな(笑)。あとみゆちゃん(福田みゆ)は来た時はもう顔ちっさ! 顔が膝やん! と思って(笑)。人類にこんな顔ちっちゃい子いるんやーと思って、びっくりしました。最初から結構みんな打ち解けてて、皆優しいしなんでも笑ってくれるので、調子乗って喋りまくって楽しいです。

──今回のネオジャポは「闘える」メンバーというテーマで集まってきてるわけじゃないですか。みんな結構ストイックな雰囲気でやっているのでしょうか?

ひなの:ストイックです。周りのメンバーの意識がめっちゃストイックで、自分ももっと頑張らないかん! ってすごく焦ります。他のメンバーも同じく焦っているから。自分も更にっていう変な相乗効果がありますね。

──今まで他のメンバーにもお話を聞いていても、やっぱり皆が皆、他のメンバーを見てもっと焦っちゃうって言ってました。

ひなの:加藤さんは、私は煽りができるし歌も歌えるからって言ってくれて加入したんですよ。でも入ってみたら、他のメンバーのスペックが高すぎて、本当に私には歌と煽りしか取り得ないし、それを目的として自分をグループに入れてくれたのに、それを満たせない自分がすごい嫌で。いつも泣きそうになります……。でも、皆もそうやって言ってるし、きっと同じく焦ってる。だからこそ頑張ろうって思いますけどね。

──もう数日後にお披露目があると思うんですけど準備は万端ですか?

ひなの:え、うそ!? はや! 準備万端です(笑)。やばー。でもめっちゃ不安もあります。怖いですよ。私SNSがめっちゃ苦手で、自撮りって盛るために撮ってアップするじゃないですか。でも実際会って、全然写真とちゃうやんけ! みたいに言われたらどうしようとか、前のメンバーの方が良かったなって言われたら嫌やなーって不安に思って。前のメンバーに勝ちたいとかじゃないんですけど、前のメンバーの良かった印象も持って、そのままいけたらいいなぁって思っています。あとは、見せ方とか動きがワンパターンすぎて飽きられちゃうんですよね。これまで、あまり動きとかを変えようって思ったことがなくて。グループになった時に初めて、ただ歌うだけじゃダメやってことに気づいて、もっと曲に合った自分の動きを見つけていかなきゃダメだなとは思っています。他のメンバーも各々の経験があるので、刺激し合いつつ、表現の幅をどんどん広げていきたいです。

これまでのインタビューはこちら
・Vol.0 プロデューサー加藤颯が語るネオジャポの理念と目標
・Vol.1 福田みゆインタビュー「やりたいと時にやらないと絶対後悔するなと思った
・Vol.2 辰巳さやかインタビュー「ネオジャポが私の生き様だと思ってもらいたい」
・Vol.3 朝倉あいインタビュー「新しい自分を見せたくて頑張っている」


■イベント情報

〈新生NEO JAPONISMお披露目東阪ツアー”NEO RESTART”〉

2019年12月14日(土)@大阪府 OSAKA MUSE
時間:OPEN 13:00 / START 13:30
出演者:NEO JAPONISM

2019年12月16日(月)@東京都 TSUTAYA O-EAST
時間:OPEN 17:30 / START 18:00
出演者:NEO JAPONISM / WILL-O’ / SOL / Devil ANTHEM. / ナナランド / 真っ白なキャンバス

=Twitterアカウント=
NEO JAPONISM(@NEOJAPONISMinfo
滝沢ひなの(@NEOJAPO_hinano
辰巳さやか(@NEOJAPO_sayaka
瀬戸みるか(@NEOJAPO_miruka
朝倉あい(@NEOJAPO_ai
福田みゆ(@NEOJAPO_miyu

NEO JAPONISM 公式サイト:https://www.neojaponism.tokyo

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