コロナウィルス、猛威を奮ってますな。常識のある会社なので、最近は自宅でテレワークで業務に勤しんでおります。
おっ、そろそろ正午も回って“MESHI-DOKI”じゃあないか。基本インドア派の小生、家にいる時は食費節約も兼ねて自炊をしているのですが、冷蔵庫開けてもセブンイレブンの飲むヨーグルトしかない……_:(´ཀ` ∠):
やむなし、近場で済ませるとしよう。久々に外食だしなんか良いものでも食いたい……。そう考えて口とお腹を唸らせながらプラプラしてると辿り着いちまうのよ、ここにさァ!!
どうも、朝に聴いたTM NETWORKが1日中頭から離れない火鍋栄光でございやす。
本日のお店は東京都調布市にある「北京家庭菜」。一応数店舗あるチェーン店でございます。
普段から私も足繁く通っておる中国人夫婦で経営の中華料理屋さんで、お店の会計の時は厨房から旦那さんが世間話をしに出てくるくらい仲良しにさせてもらっておるよ。早速お店に入ってみるかのう〜。
・魅惑の生ビールセット
「イラッシャイm…… オッ^^ ビール?」
ウェイターの奥さんがお出迎え。いやー、平日の真っ昼間からビールってサイコーなんだけどな〜〜アァ〜〜。まだ仕事があるから一旦は我慢。ちなみにこちらのお店の晩酌セットだけ紹介させてくれナ。
お酒1杯と料理2品で880円。ここだけ切り取ると普通くらいの値段かもしれないんだけど、特筆すべきはその量。単品で注文する時と同じ量なので本当にコスパ良し。今日はビールと豚足と麻婆豆腐…… いや、キクラゲと豚肉炒めと美味いんだよな…… うーん。
ハッ!Σ(*゚Д`;)
・卵の巻き方が既に一級品の天津飯がお出まし
天津飯を待つ間、タバコに火を灯しながら店内を一望。このお店、人肌があるお店で好きなんですわ。お店の経営者であるおしどり中国人夫婦がめちゃ優しいんじゃよ。ちょっと丸っとした小学生の息子さんはランドセル背負って隣の席で宿題やりながら、常連のおっちゃんに勉強を教えてもらってる風景によく遭遇しやす。人ってあったけえよナ〜。
奥さん「テンシンハンデース^^」
最初の一太刀を入れるこの瞬間……。生唾もんですよ、エクスタシー。
卵が若干硬めで、スプーンですくうと渦に沿って卵が千切れる。すげえ!! これが中国4000年の技なんスかね!!! 興奮!!!! どの秘伝書にこの卵の巻き方が載ってるんだい!? 世界4大文明の1つが黄河流域で生まれてくれてありがとうね!!!!
・計算された米の固さ
ちなみに米は若干固めなのもサイコー! この店はよく心得てらっしゃるよ……。あんがかかってるんだもん、米が固めのおかげで食感も残る=米の存在感を際立たせる。計算され尽くされてるよ…… 敬服。あんは甘めでマイルド。見た目に反して味は濃くない。卵にもネギが混ぜてあるんだけど、盛り付けでお山のてっぺんにも追い刻みネギ。卵とネギと米、この三点がサイコーの組み合わせなんだよな。シンプルイズベストやわぁ…。
ぷはーっ。食った食った。お腹もいっぱいなんだけど、芸術点が高くて『ローマの休日』、もしくはシャガール展でも鑑賞した後のような心の満たされ具合。スタンディングオベーション待ったなしよコレ。お店の暖かさもあってサイコーだよね……。食後のタバコにも火を点けて、Tenshin-han&Cigarette。至福です。良い気持ちでお店を後にしますわ。
ちなみに、うちの近くには外食チェーン店が数軒あるんだけど、小生はここを選びますぞ。美味いし安いし、なにより店の主人夫婦がめちゃ優しいからね。
店内BGMでいつも流れているC-POPも全部Shazam済み、いつでもどこでも北京家庭菜気分。フフン。っしゃ〜仕事戻りますか〜。
今日の天津飯豆知識:
天津飯のルーツには2つの説があり、東京の「来々軒」と大阪の「大正軒」のどちらかが発祥の地だといわれている。
大学時代には中国に留学、何度も旅行で現地に赴いては中国各地の料理に舌鼓を打ってきた若武者。現在はネオン輝く大都会トーキョーで、本場の味が楽しめる中華料理屋を彷徨う神出鬼没のゾンビ。普通の中国人はチンプンカンプンの日本発祥中華料理の代表格「天津飯」に人生を狂わされかけている。記事中の写真は©︎Photo by Kopei。