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ATFIELD青木勉とSW西澤裕郎によるPodcast「自粛のススメ!」Episode01 書き起こしその1──GW明けのライヴはどうなる?

StoryWriter

ドキドキとロックだけを発信する音楽フェス「BAYCAMP」の主催者で、銀杏BOYZや神聖かまってちゃん、キュウソネコカミなど数多くのミュージシャンのライヴ制作を行う株式会社ATFIELD代表の青木勉と、ストリートを愛するWebカルチャーマガジン「StoryWriter」を運営する株式会社SW代表の西澤裕郎が、音楽を支える裏方の立場からリアルな音楽話をしていくPodcast番組「自粛のススメ!」が、2020年4月よりDIYにてスタート。

コロナウィルスの感染防止による自粛要請のため、ライヴハウスが休業を余儀なくされたり、軒並みイベントが中止・延期されたりする中、音楽関係者たちはどのような生活を送っているのか? そして、こうした事態にどのように対応していけばいいのか? 台本や答えはないけれど、対話を通してそのヒントを探っていければという番組になっています。

本ページでは、番組内容の一部を書き起こししてお届けします。気になった方はぜひPODCASTで全部聴いてみてください。メッセージなども募集中です!

第1回 書き起こしその1

青木 : 始まりました! 「自粛のススメ!」。前回がプレバージョンだったので、今回が第1回ですね。前回の反響はどうですか?

西澤 : 反響を訊くも何も、人とあまり会ってないですから(笑)。

青木 : 僕のほうは「おもしろかった」って言ってくれている人はいました。意外にまともだったって(笑)。

西澤 : どんな内容を想像していたんでしょうね(笑)。

青木 : もっとダラダラしているというか。つまらないという意味で(笑)。意外に普通のこと言っているのかもしれないですね、我々。

西澤 : 前は2人の出会いとか、なぜPODCASTを始めようかなど話しました。

青木 : 今回から本題というか。僕は基本いろいろなアーティストのツアーをブッキングしたり、ライヴ制作をメインにしているわけですけど、ライヴが全部なくなってしまっているので、どうやってやっていくかを模索していて。3月からライヴが中止延期になって、その振替公演をGWより後で組み直していたんですけど、この流れだと、それも全部延期だなりそうだなと。そもそも、オリンピックイヤーだったので、夏は会場が元々取れなかったんですよ。GW明けくらいから9月の頭ぐらいまで大きい会場とかは使わせてもらえない状況だったから、なおさらブッキングが難しい状況で。今、また延期の手続きをしているんですけど、全アーティストがデリケートな感じになっていて。

西澤 : 今回も延期になったら、延期の延期なわけじゃないですか。1回払い戻しをした後に申込みがあったものも、再度払い戻しをしなきゃいけない事態になるかもしれないということですよね。それは厳しいですよね。

青木 : ぶっちゃけ、そろそろ第2弾の延期を発表するタイミングに来ているわけですよ。緊急事態宣言が5月6日までですけど、今、感染者が横ばいじゃないですか。

西澤 : GW明けの5月7日からライヴをしているとは想像しにくいですよね。

青木 : そう、ちょっと現実的じゃない。ライヴハウスシーンは3密と言われているところからスタートして、最初に営業を止めたわけじゃないですか。最初の頃は、東京事変がライヴをしたというケースなどもあったけど、今はそういう次元じゃなくなっていて。みんなステイホームを守って、何かやれることないか模索している。

西澤 : 我々のような裏方には裏方のつらさがあると思うんですけど、アーティストにはアーティストのつらさがめちゃくちゃあると思うんですね。ライヴをしたり、発信する場所が限られているから、そこに対してのストレスとかフラストレーションとかに気持ちがやられてないかというのは心配だなと思って。

青木 : 特にバンドの人だと、メンバーと会えないじゃないですか。いきなり頑張ってZoomで合わせて演奏しようぜみたいなことは、環境的にできてくるような感じはすると思うんですけど、ドラムとかは鳴らせないですしね。ただ、ミュージシャンは感受性が強いから、それをこの機会にうまく発揮していく可能性もあると思うんですよ。絵が得意な人とか、マルチなアーティストって多いと思うので。そういう磨く期間なのかもしれないよね。個々のスキルを上げていくという。言っても1年我慢するわけじゃないはずなので。

西澤 : 先日クリトリック・リスのスギムさんに話を聞いたんですけど、自粛期間中に新曲を作ったけど、どうしても暗いほうに引っ張られちゃいそうだから、昔の楽しかった思い出から連想して作ったって言っていて。他のミュージシャンの方も、曲は今作る時期ではないかもと感じているとも言ってましたね。特に感受性が強いから、世の中の暗い部分に敏感に感じちゃうというか。

青木 : たしかに。心配な人もいっぱいいますからね。Twitterばかり見てたらダメですね。何もできなくなるよね。心がどんどん狭くなっていっちゃう。

西澤 : ズバッと訊きますけど、青木さんの会社は大丈夫なんですか?

青木 : 俺? 我社はやばいよ(笑)。1円にもならないことをやっているんですけど……

続きはPODCASTにて


自粛のススメ!
https://anchor.fm/zishukunosusume

お便り・メッセージはこちら
zishukunosusume@gmail.com

■PROFILE

ATFIELD inc.

ATFIELD inc.は、1999年1月より、日本のロックエージェントとしてスタート!
ライブ制作・ツアーブッキング・プロモーター・イベント企画・運営、レーベル運営など、これまで数多くの日本のロックシーンのカウンター的アーティストを担当する。
有限会社ロックエージェントジャパンを経て、2013年に新たに株式会社エイティーフィールドとして再始動。
http://www.atfield.net/

ATFIELD通販サイト
https://atfield.shop/

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