おいっす。
天津飯というもの、その名を知らない人は居ないであろうに、どこの中華料理屋でも必ずあるわけではございやせん。それゆえにこの放浪記を書く前には、入念に天津飯のあるお店をリサーチしないといけないわけでございます。夜な夜な「○○(地名) 天津飯」で検索をかけているわけですが……。
オーマイ! 庶民派の街中華よりもさらに庶民に寄り添った”すかいらーく”のファミレス「バーミヤン」。こんなところにも天津飯があるなんて知らなんだ……。しかも期間限定で蟹爪がのっていらっしゃる楽しさ。街中華じゃこんなきかんげ定メニューなんて冷やし中華しかくらいしかない。クッ。たかがファミレスとタカを括っていた。完全ノーマークだった。奥歯を噛み締める深夜3時。明日のランチはここで決まりや! あほんだらあ!
というわけで翌日のランチに参りました、家から一番近い「バーミヤン 調布つつじヶ丘店」。
閑静な住宅街に臨むこちらは、特に混み合って騒がしい様子もなく過ごしやすい雰囲気で、マダムがのんびりとおしゃべりを過ごすお時間となっておりました。
注文タブレットから、早速蟹爪を二つ乗せちゃったやつ見つけましたゾ! この写真の蟹爪の乗っけ方もまあ憎い。こんなん絶対美味そうに決まってるやん……。米の大盛り無料も憎い。863Kcalにうろたえながらも注文させていただく。
平日お昼2時ごろだと店内もこんな感じ。人でごった返すイメージの多いファミレスも、こうやって見ると実はちょっと品のあるレストランに見えたりするのね。
ちなみにこちらは、バーミヤンのオーソドックスな天津飯。バーミヤンの天津飯は食したことがないのだけど、こちらも乗ってるネギが食欲をそそるお写真。833Kcal……。蟹爪の天津飯のカロリーは863Kcalなので、蟹爪一本あたりのカロリーはおおよそ15Kcalなんだ…… というトリビアの種を1人で検証していると!
\オマタセシマシター/
カニだーーーーーーーーーー‼︎‼︎
これが蟹なのだ。天津飯によく入っているカニカマなどといったフェイクではございませんよ、と言わんばかりに見せつけてくる蟹さんの両手。誰もいない野球部の部室のベンチに置き古された野球グローブのような貫禄と哀愁のドラマがある。3年間お疲れ様でした……。いただきます。
あ〜、あんが流れてくるんじゃあ〜。
ムッハー! 京風の醤油ベースの出汁にカニカマが浮かんだ、蟹つくしのあん! 味はとてもマイルドでお出汁+海鮮の旨味を感じる。蟹とおそらく帆立だろうか? 具材は蟹あんと卵と米の三権分立が成立しているバランスの良さで、理想の天津飯国家体制というところ! 適度な硬さの米はあんでさらさら流し込み! 天津飯は飲み物ですと言わんばかり!
もちろん忘れてはならないのがこの蟹。ちゅうちゅう吸っては口に広がる蟹の塩気とうまさ。口の中で味変を起こしてさらに天津飯をかきこむ。ンーーー! 天津飯浪漫! こりゃ止まらんぞ!
あんまで飲み干す勢いでいただきました。ごっつぁん。
天津飯に秋の味覚ということでオリジナルメニューを出せるのは、さすが大手チェーン店の企画力! 敬服です! 今度はオーソドックスなバーミヤン天津飯もいただこうとしよう。要チェックです。
今日の天津飯あるある:
ケチャップベースの天津飯は関西の人に叩かれがち。
⭐︎今日のお店⭐︎
「バーミヤン」調布つつじヶ丘店
住所: 〒182-0006 東京都調布市西つつじケ丘4丁目30−7
営業時間:10:00~23:30
電話: 042-440-0538