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ヒップホップ黎明期のドキュメンタリー映画『Style Wars』冒頭映像公開&ANI(スチャダラパー)、サイプレス上野らコメントも

StoryWriter

ヒップホップ黎明期を記録したドキュメンタリー映画『Style Wars』が2021年3月26日(金)に渋谷ホワイトシネクイント、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー。それに伴い、2月25日(木)に冒頭映像が公開された。

 

本作は、1970〜80年代初頭のNY・サウスブロンクスで生まれたスプレー・アート「グラフィティ」がテーマ。ラップやブレイキン(ブレイクダンス)など、後に「ヒップホップ」として、カルチャーの生まれ落ちる瞬間をフィルムに捉えたドキュメンタリーとなっている。同時期に制作された『Wild Style』(1982)とともに、ヒップホップヘッズのバイブルとして語り継がれてきたが、日本ではDVDリリースされたものの劇場では未公開。

また、今回公開された冒頭映像では、NYに生きるグラフィティライターたちの衝動を浮き彫りにさせる内容となっている。オープニングについて、監督のトニー・シルバー(1935〜2008年)は、「映画は暗闇から始まる。そのアート作品は暗闇の中で生まれる。そして、光の中へ飛び込み、皆がそれを見る。好きだろうと嫌いだろうと、そばにある。そういう感じを映画のオープニングで表現したかった」と当時コメントした。(玉澤香月)

■ANI(スチャダラパー) コメント:
ヒップホップ初期を捉えた貴重なドキュメンタリー。 これ観るとスゴいワクワクする。 ストリートアートに少しでも興味があるなら、観た方がイイと思います。

■サイプレス上野 コメント:
マジで映画館のスクリーンで見られるんですか? 先輩から回されたコピー&コピーの裏ビデオで出会った俺としては即死案件!世代を超えても俺たちがやるべき事は、自分を出し続ける闘いでしょ。

■ダースレイダー コメント:
つまらない間違いを繰り返す 街並みを塗り替える!振り返ると浮かび上がるあのヴァイブス。KASE2の「スタイル」の言い方が世界で一番かっこいい。なぜって?そりゃキングだから。社会には外側がある。それに気づくために は壁を見ろ!電車を見ろ!気をつけるのは3番目のレールだけだ。

■BBOY KATSU ONE (MIGHTY ZULU KINGZ/READY TO ROCK)コメント:
若者の行き場のないパワーを「アート」という形に変え、「自分を表現する」ということ。どんな形であれ、「自分を表現する事」を見つけると強い。特に今の若い世代には大切な事を教えられている気がします。

■MC KENSAKU(ex BRONX・MC・Bboy) コメント:
何が正解かも分からずカルチャーの0から1を創り出したレジェンドたち。違法な事も承知でプライドを掛け、命を燃やした時代があった。現代に繋がる大切な世界的歴史です!


■映画情報

『Style Wars』
2021年3月26日(金)渋谷ホワイトシネクイント、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
監督:トニー・シルバー
プロデューサー:トニー・シルバー、ヘンリー・シャルファント
キャスト:Skeme、Min、Seen、Dondi、Zephyrほかグラフィティライター、Rock Steady Crew、Dynamic Rockers1983年 / アメリカ / 70分
配給・宣伝:シンカ
メインカット写真:© MCMLXXXIII Public Art Films, Inc. All Rights Reserved
official HP:https://synca.jp/stylewars

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