【現地レポート】WACK合宿オーデ3日目②ーBiSH、EMPiRE、BiS、GO TO THE BEDS、PARADISES、豆柴の大群、先輩メンバー参戦

関東近郊の宿泊施設を舞台に、20人の候補生と5名のWaggメンバーたちが6泊7日に渡り行っている「WACK合宿オーディション2021」。

3日目を迎えた3月23日、WACK所属グループから先輩メンバーたちがやってくる。代々木体育館やNHKホールなどでワンマンを行っているBiSHのリンリンや、東京国際フォーラムでワンマンライヴを行ったEMPiREのYU-Ki EMPiRE、『水曜日のダウンタウン』内企画「MONSTER IDOL」から誕生した豆柴の大群のミユキエンジェルなど、候補生からしたら画面越しでしか観たことのない憧れの人たちも合宿にやってくる。

今年の参加メンバーは下記の通り。

BiSHからは、リンリン
EMPiREからは、YU-Ki EMPiRE
BiSからは、チャントモンキー
豆柴の大群からは、ミユキエンジェル
GO TO THE BEDSからは、ココ・パーティン・ココ
PARADISESからは、テラシマユウカ

候補生と現役メンバーが交わることによって、合宿の空気がどう動いていくのか。ターニングポイントになるかもしれない1日がはじまった。

12時 現役メンバー合流、パフォーマンス審査

パフォーマンス審査の前に、WACK現役メンバーが合流した。候補生たちの前に登場した6人の候補生たちの方がどこかしら緊張した面持ちだったが、ひとりひとりが自己紹介と挨拶をした後、5つに分かれた候補生とWAggのチームが「STUPiD」をパフォーマンスを真剣な眼差しで見学した。

パフォーマンスが終わり、渡辺淳之介が総評を述べる前に、現役メンバーのココ・パーティン・ココが感想を求められた。ココは「ニコ生で見ていたときに、堂々とやっている姿を見ていました。自分たちが来たことで緊張していたのもあると思うんですけど、楽しそうにしているチームは楽しそうにしている。生で見たほうが伝わってくる。勉強になりました」と語った。

続けて、テラシマユウカは渡辺から「1組だけダメ出しするとしたら？」と尋ねられ、月ノウサギのグループを指摘した。「レベルが高いからこそ、さらっとして見えた。全体的にですが、2番終わりくらいからエンジンがかかってきた。ここにいる人には伝わるけど、もっと大きなところを想像したほうが伝わるんじゃないかと思いました」と意見を伝えた。

そして、渡辺がパフォーマンス審査の順位を発表した。

「この曲は、誰がやってもエモーショナルに感情がこめやすく歌いやすいから、簡単な曲に出会った気がするかもしれない。でも、そこに感情をどう乗せていくか、チームを作っていくかを見ていた。それができていたと思うのは「チームおたく」しかいなかった。ぶっちゃけ、それ以下は大差ないというのが正直なところでした。いまでも、このグループと一緒に上がっていこうという気持ちになれないのが寂しい部分ではある。コミュニケーションを取れというわけではないけど、どうしたらいいものかというのは否めない。もう3日目です。あと3日目ちょっとしかできる時間がない。出発前日とか、もっとやってやるぜ！ と大きな気持ちを持ってきたと思うんです。ミスをして尻窄みになっている人が多い。根拠のない自信でもなんでも、できると思えば変えられるはず。そこを改めて考え直してほしい。WAggももともといるわけだから正直もっとできたんじゃないかと思う」

その後、現役メンバーも含めて、新たにグループ分けが行われた。課題曲は、昼食を挟みグループごとに自分たちで選んだ。ここから、グループごとに練習を行い、18時30分よりパフォーマンス審査が行われる。

下記チームと課題曲、選んだ理由。

また、15時から渡辺淳之介と現役メンバー、テラタイリク・ユウカ、コーラ、イギー、コトチャン、ウンコグミカンパニー、リコチ・Ｆ、バアユの面談が行われた。

下記、面談後に現役メンバーから、候補生と関わってみての印象、合宿への意気込みのインタビューコメントを掲載する。

リンリン

（初めて合宿に参加したけれど）意外と普通に候補生たちの中に入って練習をはじめられています。寝室とか人がいない部屋は結構不穏な空気が漂ってる感じがします。今まで私は、ずっと妹で、BiSHでも年下組でやっていたので、誰かのことをまとめたことがないし頼ることしかしてこなかったんですけど、いまは1番先輩になっているので頑張るしかない。教えられることは教えます。

YU-Ki EMPiRE

いまパフォーマンス練習をしているんですけど難しいですね。壁をすごく感じる。それは私に対してもそうだし、メンバー間でも壁があるなって感じます。自分たちの中で壁があることにも気づけていない感じ。だから何を踊ってもあまりしっくりこない感じがある。（初日の面談で）EMPiREに入りたい候補生がいなかったのがすごく悔しかったので、この合宿を通して好きな人を増やしたり、広めていきたい。なにより候補生の人生がかかっている。その重みにちゃんと責任を持って全力でサポートしていきたいなと思います。

チャントモンキー

私が1番今緊張しています。逆に候補生の子たちがすごいしっかりしてくれてるので、ちょっと頼ってしまっているというか。私が焦ってしまったとき意見も出してくれるし、すごくいい子たちなので、いいチームにできると思います。私は普段とは違う緊張の中にいると感じていて、口数もすごい増えちゃって、震えながら喋ってるみたいな感じなんです。合宿初日の面談で、BiS志望の候補生がすごく多くてすごく嬉しかった。それに恥じないように、私がBiSとして来た役割を果たしたい。BiSとして私が教わったことも候補生の子たちにちゃんと伝えたいと思います。

ココ・パーティン・ココ

喋ってみて、みんな熱いものを持っているのに、全然ニコ生で映っていなかったなと思って。気持ちを伝えるために振りをやっているのに、そこが逆転しているから伝わらないのかなと思うんです。今「現状間違いなくGO TO THE BEDS」をやっているんですけど、マイカがつけてくれた振り付けに意味を込めているから伝わるけど、振り付けだけをやってるだけでおもしろみがない感じにならないよう気持ちの面を1番引き出してあげたい。自分も気持ちがいかに大事か、今勉強させられてます。WACKメンバーとしては初めての合宿なので手探り状態なんですけど、現役メンバーはみんなグループを背負ってきている。ただ、1番は候補生のこと。候補生としっかり向き合い続けた結果、自分たちにも返ってくると思うんです。エンターテイメントの仕事を楽しいと思ったり、WACKを好きな子が1人でも増えたらいい。そういう向き合い方をした結果、GO TO THE BEDSのことを知ってもらえたり音楽に触れてもらえたらいいなって。パフォーマンスの楽しさを知ってもらいたいです。

テラシマユウカ

今年は、できる子が多いなと感じています。今までやってきた合宿を見て、傾向と対策を立ててきたのをすごく感じます。ただ準備の熱量は感じるけど、パフォーマンスの熱量で超えるものがあまりない。みんなそれぞれが悩んでいて、不安だったり、何かせき止めているからだと思うんです。お昼のパフォーマンス審査で、アイナスちゃんのグループの「STUPiD」が1番よかったと私は思っていて。1番楽しそうだったんですよ。他のグループが、思っていたより楽しそうじゃなくて。だからこそ、もっと楽しいを引き出してあげたい。初日の候補生の面談で、PARADISESに入りたい人が1人もいなかったことがめちゃめちゃ悔しいかった。私はPARADISESを背負ってきているので、みんなが思っているようなかわいいとかキラキラだけじゃないところを見せつけたい。候補生にも「あの時なんでPARADISESに入りたいって言わなかったんだろう」と思ってもらいたい。ニコ生を観てる人もPARADISESを観てみたいな、ライヴ行きたいなって思ってもらえる合宿にして終わりたいなと思います。

ミユキエンジェル

現場に来てすごく思ったのは、ニコ生で観るより候補生たちのパフォーマンスがすごく格好いいなということ。同時に、意志が強い子とそうでない子の差をすごく感じる部分もあります。私は初参加なので、自分自身の成長もしたいと思うんですけど、1番は候補生のこと。候補生の子たちのことも考えつつ、豆柴の大群のことを少しでも見てもらって、合宿を観てくれてる人たちにも候補生の子たちにも気になってもらって、好きになってもらえたらいいなと思っています。

取材＆文：西澤裕郎
写真：外林健太

■ ニコニコ生放送「【前半】全て見せます！WACKオーディション合宿2021完全密着 6泊7日の死闘」
配信日時：2021年3月21日（日）～
配信URL：https://live2.nicovideo.jp/watch/lv330779980

■ ニコニコ生放送「【前半】全て見せます！WACKオーディション合宿2021完全密着 6泊7日の死闘」
配信日時：2021年3月27日（土）～
配信URL：https://live2.nicovideo.jp/watch/lv330779981