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【現地レポート】WACK合宿オーデ6日目②──最終課題曲「WACK is FXXK」を渡辺淳之介が語る

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BiSH、EMPiRE、BiS、豆柴の大群のマネジメント、GO TO THE BEDS、PARADISES、WAggのマネジメントを行う株式会社WACKが、2021年3月21~27日にかけて開催中の合宿型合同オーディション「WACK合同オーディション2021」。

様々なドラマを生み出してきた2021年度の合宿オーディションも終盤戦へ。最終課題曲として選ばれたSAiNT SEX(※BiSH、BiS、GANG PARADEの選抜メンバーで構成されたユニット)の「WACK is FXXK」について、合宿の合間を縫ってWACK代表の渡辺淳之介に話を訊いた。

取材&文:西澤裕郎
写真:外林健太


最後は暗いんだか明るいんだか分からない曲がいいなと思った

──毎年、合宿オーディション最後の課題曲は、WACKを象徴した楽曲が選ばれます。今年の最後の課題曲を「WACK is FXXK」にした理由を教えてください。

渡辺:暗いんだか明るいんだかよく分からないのが今回の合宿だったから、そういう意味で、最後は暗いんだか明るいんだか分からない曲がいいなと思って。それで「WACK is FXXK」が合いそうだなと思って決めました。

 

──たしかに今年の合宿は、つかみ所がないというか、大きな事件があったわけでもないし、長かったんだか、あっという間だったんだか分からないです。

渡辺:毎回思うけど、合宿オーディションは毎日があっという間だよね。

──今日で6日目ですけど、あれ? もう終わり? って感じはしますよね。

渡辺:そうなんだよね。といいつつ、毎日寝る時間もほとんどなかったりするから、早く終わってほしい気持ちもあるもんね(笑)。

──ニコ生やSNSで、今年の合宿は候補生のレベルが高いと言われていますが、渡辺さんの所感的にはいかがですか?

渡辺:いや、俺ほんとはポンコツが好きだからね。そういう意味で、今年は雰囲気が変わってきている感じはしていて。こちらが求めるものも変わってきているというか。でも、なんて言うのかな。ポンコツというか不器用な候補生があまりいなかったよね。みんな器用なんだよね。レベルが高いっていうよりは、器用なのかなって感じがすごくする。

──毎年1、2人は課題曲の歌詞を覚えてきていなかったり、振りを覚えてない子とかもいましたもんね。そういう意味で、課題曲になかった「pretty pretty good」の采配は、候補生たちの本質を炙りだすような瞬間でした。用意されていないものを、どうやってパフォーマンスするかが試されていた。

渡辺:そうね。

──そこで候補生たちの素が、ちょっと見えた感じがしますよね。

渡辺:ね。それでいうと、4日目のポンコツチームが本当に楽しかったよね。あれ、3日目だっけ4日目だっけ? それすら遠い昔のように感じられるのは何なんだろうね。合宿オーディションって不思議なんだよなあ。

 

基本的に俺は千夜一夜同じことを書いている

──「WACK is FXXK」は、初めてのWACKグループ選抜メンバーでの楽曲リリースでしたよね。どういう部分にフォーカスして、歌詞を書いたんでしょう。

渡辺:たしか、WACK結成3周年ソングなんだよね。だから「3年の歴史」って歌詞が入っている。いつも結局、手が届かないところに行こうとして届かないというか。「pretty pretty good」の歌詞もそうだけど、基本的に俺は千夜一夜同じことを書いているから。

──その中では結構直接的というか、分かりやすく表現されていますよね。

渡辺:あ、そう? 松隈さんの仮歌がこんなんだった気がする。なんて仮タイトルだっけかな。

(渡辺のPCから「WACK is FXXK」のデモver.を探し、流して視聴)

渡辺:毎回、松隈ケンタの仮歌詞をもらって、いい部分の歌詞は残して使うんだけど、自分が書いたと思っていた歌詞が松隈さんだった場合が結構あって。この歌詞部分、俺じゃねえじゃん! ってショックを受けるんだよね(笑)。「WACK is FXXK」も結構松隈さんの歌詞が残っていたね。

──本当に渡辺さんと松隈さんの共作って感じですよね。

渡辺:そうだね、基本的には全部そう。

──現在グループ数が増え、毎月のようにたくさんの曲が生み出されている中で「WACK is FXXK」を課題曲にするのは、渡辺さん自身も原点に立ち返るようなイメージなんですか?

渡辺:昔、どんなことを考えていたんだろうとか思い出すよね。「WACK is FXXK」を作った時は間違いなく、アイナ(・ジ・エンド)とアユニ・Dの人気にあやかって全グループを盛り上げていこうと思っていたから。みんなドリームチームとか好きじゃん。

──あの頃、総選挙もありましたもんね。そういう意味で言うと、WACKのファミリー感はすごく強くなりましたね。最後に、この後、最後のパフォーマンス審査になりますけど、候補生たちにはどんなことを期待しますか?

渡辺:やっぱり泣きたいよね。6日間しかこの合宿はなかったけど、なんだかんだいろいろなことに悩んだり、落ちるかもしれない不安の中にいたり、びっくりするくらい経験したことがないことが起こったと思うんだよね。そういう意味で、合宿中にあったことが走馬灯のように俺も思い出せたらいいなと思っています。

「WACK合宿オーディション2021」最終パフォーマンス審査は19時から

■ ニコニコ生放送「【前半】全て見せます!WACKオーディション合宿2021完全密着 6泊7日の死闘」
配信日時:2021年3月21日(日)~
配信URL:https://live2.nicovideo.jp/watch/lv330779980

■ ニコニコ生放送「【後半】全て見せます!WACKオーディション合宿2021完全密着 6泊7日の死闘」
配信日時:2021年3月24日(水)~
配信URL:https://live2.nicovideo.jp/watch/lv330779981

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