WAggが2021年5月30日(日)、定期公演〈WAggs〉を東京・新宿LOFTにて3部制で開催した。
第1部は、今年3月に行われた「WACK合同オーディション2021」合格者テラタイリク・ユウカ(仮)のお披露目ライヴとしてニコ生で無料生配信された。
本ページでは、第一部の様子をレポートする。
テラタイリク・ユウカ(仮)お披露目ライヴ
今年3月に行われた〈WACK合宿オーディション2021〉における合格者は3人。
PARADISESに合格したコーラ(仮)はキャ・ノンとして4月29日(木・祝)に、GO TO THE BEDSに合格したもしもしチャン(仮)はチャンベイビーとして5月2日(日)に、それぞれお披露目ライヴを行った。どちらも無観客配信でのお披露目となったが、今回は有観客で開催ということもあり、彼女のデビューを目撃しようと多くの新米(※WAggファンの総称)たちが会場に集った。
定刻になり、愛、サアヤイト、アイナスター、YUiNA EMPiRE、PARADISESがらレンタル移籍中の月ノウサギ、ラタイリク・ユウカ(仮)の6人(※ア・アンズピアは持病の腰痛治療のため休養中)がステージに登場。「はじめまして、私たちWAggです。よろしくおねがいします!」と元気いっぱい挨拶をすると、第3期BiSはじまりの楽曲「STUPiD」、第2期BiSはじまりの楽曲「BiSBiS」、初期BiSの1stアルバム1曲目「Give me your love 全部」と、歴代BiSのスタート時をかざった楽曲を3連続で披露した。
改めて全員で挨拶をし、1人ずつの自己紹介へ。テラタイリク・ユウカ(仮)の名前が「ベル・ナルド」であることが本人の口から明らかになった。
「新生WAggはじまりました。今日はWAggと一緒に思い切り楽しみましょう!」という愛の言葉から、2021年の合宿オーディションで急遽課題曲となりドラマを生んだGANG PARADEの「pretty pretty good」、GO TO THE BEDSの「Don`t go to the bed」、EMPiREの「S.O.S」、CARRY LOOSEの「にんげん」、豆柴の大群の「DADDY」と一気に5曲を畳み掛けた。
再びMCのコーナーへ。ここまでのライヴの感想をメンバーがベルに求めると、「めちゃめちゃ楽しいです!」と熱を持って返答。WAggメンバーがベルと呼んでいることも明らかにされた。
そして、「生毎日WAgg初チャレンジ」へ。これはTwitter上でメンバーが毎日行っている「毎日WAgg」をステージで行うコーナー。企画の中でも好評だったという「目隠しダンス」を行うことに。ベルだけが目隠しをし、「BiSH -星が瞬く夜に-」、「SOS」、「STUPiD」、「WAggの素晴らしき世界」をワンフレーズずつメドレーで披露した。踊り終えたベルは、「めちゃ難しかった。怖かった」と感想を述べた。同時に、月ノから「見えないながらにニコ生カメラにバッチリアピールしていた」と指摘されて笑いを誘った。
そして、PARADISESの「PLEASE LISTEN TO MY」、EMPiREの「Have it my way」、BiSHの「オーケストラ」と、2021年のWACK合宿オーディションの課題曲たちを6人で全身全霊で歌い上げるとYUiNA EMPiREがMCを行った。
YUiNA EMPiRE「新体制の練習を重ねるたびに楽しくて、今日が待ち遠しくて、やっとベルと一緒にライヴができて本当に嬉しいです。今、目の前で観て、ニコ生さんで観て、感じてくれていると思うんですが、ベルの歌とダンスの表現は力強くてキラキラしています。一緒に立っている私たちのこともキラキラさせてくれていて頼もしい存在だと思っています。新しいことが始まるのはワクワクしますね。一新したWAggで更新を続けられるように進化していきます。どうかこれからのWAggも楽しみにしていてください」
YUiNAのタイトルコールから、豆柴の大群「りスタート」へ。続けて、BiSH「BiSH -星が瞬く夜に-」、GO TO THE BEDS「現状間違いなくGO TO THE BEDS」、BiS「CURTAiN CALL」と各グループのキラーチューンをパフォーマンスし、本編は幕を閉じた。
会場からの拍手に応え、アンコールでステージに登場した6人。WACK所属各グループから選抜されたメンバーで結成されたSAiNT SEXの「WACK is FxxK」をパフォーマンス。一層の盛り上がりを見せると、ベル・ナルドがMCを行った。
ベル・ナルド「私はこの2ヶ月間、研修生の立場であるWAggに入ったプレッシャーとか、練習になかなかついていけなかったり、体力不足だったり、できないことがたくさんあって、焦ったことがありました。でも、そんなときにWAggのみんなが支えてくれて、ずっと側にいてくれたから、こうやって前に進めました。ここにいるのは本当に自分だけじゃなくて、たくさんの人のおかげなんだと改めて感じることができました。
私は合宿でパフォーマンスを通して、曲に込めた想いを人の心に届けて、それがしっかりと残すことが本当に難しいことなんだと改めて感じました。もっとたくさんの人に求められるような強い人間になりたいです。そして、WAggのみんなの背中を追いたいし、絶対に追い越します。今まで新しい経験をたくさんしてきて悔しいこととかたくさんあるけど、ここに立って、この景色が見れて、これがやりたかったと改めて思いました。もっとWAggのよさをたくさん見つけて、それを引き出して、昇格して、もっともっとたくさんの人に見てもらいたいし、大きなステージに立ってデカくなりたいです。進化し続けるベル・ナルドを、WAggを見ていてください。よろしくおねがいします!」
より一層大きな拍手が起こる中、ベル・ナルドがタイトルコールをし、最後はWAgg唯一のオリジナルソング「WAggの素晴らしき世界」を元気いっぱいでパフォーマンス。6人で深くお辞儀をし、ベル・ナルドのお披露目ライヴは終了した。
取材&文:西澤裕郎
写真:大橋祐希
WAgg定期公演「WAggs」
2021年5月30日(日)@新宿LOFT
セットリスト
1. STUPiD
2. BiSBiS
3. Give me your love 全部
4. pretty pretty good
5. Don`t go to the bed
6. S.O.S
7. にんげん
8. DADDY
9. PLEASE LISTEN TO MY
10. Have it my way
11. オーケストラ
12. りスタート
13. BiSH -星が瞬く夜に-
14. 現状間違いなくGO TO THE BEDS
15. CURTAiN CALL
EN
16. WACK is FxxK
17. WAggの素晴らしき世界