写真:まくらあさみ
こんにちは、リカです。
前回に引き続き、風俗店の「ジャンル」についてお話ししていきます。前回は価格帯についてお話しましたが、今回は女の子のタイプによって分けられているジャンルについてお話していきます。
女の子のタイプ
・熟女
・人妻
・若妻・お姉さん
・ギャル
・素人・学園系
・ぽっちゃり
・巨乳
・外国人
・アジアン
・ニューハーフ
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ざっとこのくらいでしょうか。
ほとんど読んで字のままの意味です。
熟女はもう60代とか70代とかまでいます。鶯谷とかに多いイメージ。
ラブホに置いてある風俗レジャー誌なんかによく載っていて、びっくりするような年齢や体型のおばあちゃまが出ています。現役なのかな。もはやかっこいいと私は思いますね。
熟女はさすがにそういう性癖のお客さんが行くのかなと思います。
人妻はけっこう幅広くて、私が23歳のときにヘルスの面接に行ったら人妻店を紹介されたし、人妻店なのに20歳の娘がいたり、でも同じ店に45歳の人もいたり。
店としてのコンセプトやお客さんが抱くイメージは、30〜40代のオトナの落ち着いた女性……不倫してみたい……団地妻を襲いたい……みたいな感じでしょうか。
ちなみに“人妻”と言ってはいますが本当に人妻であるかはあまり関係なく、ほぼ年齢による分け方なだけですね。
人妻であることを全面に出しているお店でない限りは、もはや人妻というのはただの記号というか年齢のイメージなだけです。
あとにも書きますが、人妻店は少し価格が落ちるので、別に人妻系が好きなわけではないけど安いから利用する……という人も多いです。
若妻・お姉さんは、20代中盤から30代前半くらいの女の子のイメージですかね。
人妻ってほどじゃないけど学園系はもう無理かなあ、くらいの女の子。
お客さんからするとOL系とか秘書系とかの女の子と遊びたい……若い男の子がキレイなお姉さんに遊ばれたい……とかかな。
ギャルはそのままギャルです。クラブで会った娘をお持ち帰りするような……みたいなイメージのお店もありますね。派手な娘とかノリがウェイウェイ系の娘とか。
意外とギャルでMの娘も多いから、ギャルに責められたい人だけでなく、たとえ自身の実生活では絶対にできなくてもギャルの娘を責めまくることもできちゃうみたいな。
素人・学園系。ここが一番日本では需要があって価値もあるとされているように感じます。18・19・20歳がメインで、店年齢も22くらいまでで、実年齢も25くらいまでの娘しか在籍していないようなお店。風俗未経験で……プライベートでも経験人数少なめ……Mで……エッチなことに興味津津! みたいな売り方をされますね。
やっぱり日本の男たちはロリコンが多いんですよね。若ければ若いほどいいんでしょ? 実際価格も高いし、ちょっと幅広い年齢の女の子がいる店でもお店のなかでより若い娘が人気なことが多いです。
学園イメージが多いけど、メイドだったり、処女だったりもありますね。
本当に未経験っぽい素人っぽい娘と遊びたい、そういう娘を俺色に染めたい、みたいな人も多いし、とにかく若い子と遊びたい、という人もいるし、未経験っぽい娘を言いくるめて本番してやろう、みたいな人もいますね。最後のはクソですが。
……本当は“素人(っぽい雰囲気だけど技術やサービスはちゃんとできるプロの娘)”か“(まだあんまりよくわかってなくて簡単に本番できる)素人”がいいんでしょ? これはめちゃくちゃ感じていますけれど、実際どうですか男たちよ。ああ、わたしも18歳からやっていれば……。
ぽっちゃりも字のごとく、太めの女の子のお店。
そういう性癖の人もいるけど、安いから行くっていう人も多いようです。
巨乳になるとなんか急に価値上がりますよね?
ぽっちゃりだってだいたい巨乳じゃんね。
まあ、巨乳は、巨乳だけど細い(偽乳も含む)とか、顔も整っている、とかなんだと思う。
巨乳店は割と高級店になってたりします。
外国人、アジアン、ニューハーフは……まあ私は日本人の生まれながらの女のためご縁がないので詳しくはわからないのですが。
外国人は、金髪系の白人系が多いみたいで、アジアンは韓国とかタイとかが多いみたいです。本番もできるのかな。アジアンはできるイメージはあるけど。
ニューハーフも字のごとく。びっくりするくらい可愛い人がいたりもします。竿有り玉無し、とかも書いてあります。それによってどれくらい女の子っぽいかが変わるんですもんね。
めっちゃ可愛いけどおちんちんある……!っていうのに興奮するお客さんが行くのかな。男の娘がいるお店もあるとか。多様性ですね。
もっと細かい女の子のタイプによるジャンル分けもあるにはあります。
高身長とか、タトゥーとか、妊婦・母乳とか、生理中の女の子とか……。
このあたりは店舗数も少ないので、次回お話するサービス内容の中のフェチ系として分けられているようです。
上に挙げたあたりがよくある分けられ方かなと思います。
だいたいのお店は、お店のイメージで在籍している女の子の雰囲気がわかるので、お客さんは自分のタイプの女の子のお店を選んで遊ぶことができます。
どんなにオッサンでも学園系のお店に行けば女子高生風の若い女の子をペロペロできるし、鬼ギャルにフェラされたいとか、Jカップの子のおっぱいに埋もれたいとか、ニューハーフや男の娘とエッチなことをしてみたいとか……だいたい想像できることはおカネで実現できるのではないかなと……思いますね……ホント日本てすごい……。
このあたりも次回お話するサービス内容と被るところもあるので、次回の記事と合わせて読むとわかりやすいかもしれません。
前回の価格帯とも被るところもあります。
例えば基本的に風俗では若い子のほうが価値があるとされることが多いので、若いほうが価格が高く年齢があがるにつれて低くなっていく傾向にあります。
なので、例えば系列店で人妻のヘルスと学園系のヘルスがあったとしたら、人妻店のほうが安いことが多いです。ぽっちゃりも安いことが多いようですね。
先にも書きましたが、このあたりを利用するお客さんは、もちろん人妻っぽい人と遊びたいとかぽっちゃりした女の子が好きという人もいらっしゃいますが、価格が安いので、とにかく安く遊びたい、というタイプの人も多いようです。
そして、ソープでゴムなしとかヘルスで本番とかという過剰行為も多いです。
たぶん、若いとかスタイルが良いとか見た目が良いというのは、風俗においてはそれだけで価値があるとされているから、そうでない人はサービスで価値をつけなくてはならない、だから手っ取り早く過剰する……という思考なのではないかと思います。
お客さん側もそう思っている人が多いと思う。
気持ちはわかるけど、価値はそれだけじゃないと思いますけどねえ。
それでは女の子やお店は過剰以外のサービスを磨く努力を怠っていると思うし、お客さんもその考えは女の子に対して失礼だと思うし。
まあでも現実、そういうことは多いと思いますね。
前回の価格帯のときの話とも似ていますが、働く女の子も、自分がどんなタイプかを理解して、お店のカラーやコンセプトに自分が合うお店で働くのが一番稼げると思います。
私も、やはりどうしても年齢についてはデリケートに考えていますね。
バックが高いから本当はもうちょっと素人系でやっていたいけどそろそろキツいかな、とか考えてしまって、まあでも本指名のお客さんはまだいるから辞めずにそこの出勤はちょっとずつ減らしながら人妻系を掛け持ちして、徐々にそっちにシフトチェンジしていく……というのはやりましたね。
店のカラーやコンセプトに合わないところにずっといてお客さんが減っていってもすがりつくよりは、思い切って今の自分に合うお店に行ったほうが稼げると思います。
清楚系のお店にいるギャルもそんなに売れないし、人妻系にいる20歳とかも叩かれるし。
まあ、いろんなタイプの女の子いますよーみたいな店ならいいのかもしれないけど、だいたいはなんとなくそれぞれのお店の雰囲気ってあるし、ランキングやお店が推している女の子を見たりすればそのお店の客層に求められているタイプはだいたいわかります。
そのあたりを見て、自分が合いそうかとか自分の良さが活かせそうかとかを考えてお店を選ぶのがいいのではないかなと思います。
いくらバックが高くても、指名してもらえなくてお仕事がなかったら意味がないですからね。
さて、次回で「ジャンル」の説明も最後になります。今回でもちょこちょこ出てきたサービス内容によるジャンル分けについてお話します。
東京都出身。都内の風俗店で働く現役風俗嬢。小説はミステリーと恋愛ものが好き。ロキノン厨。