【現地レポ】WACK合同オーディション2023 1日目①ー19名の候補生たちによる合宿スタート、初日の脱落者はなし

BiSH、BiS、豆柴の大群、GANG PARADE、ASP、ExWHYZ、都内某所などのマネジメントを行う株式会社WACKが、2023年3月19日（日）～3月25日（土）にかけて6泊7日わたり開催する合宿型合同オーディション「WACK合同オーディション2023」。

今回の合宿オーディションには書類審査と2次オーディションを通過した19名に加え、現役メンバーも途中から参加する。

BiSからは、トギー
豆柴の大群からは、ナオ・オブ・ナオ
ASPからは、ナ前ナ以
GANG PARADEからは、ナルハワールド
ExWHYZからは、maho
が途中より参加予定となっている。

その様子は最終日までニコニコ生放送ですべて中継される。

WACK合宿オーディション2023の幕開け

まだ何者でもない19名の候補生たちが、東京・渋谷から車で約2時間ほどの場所に位置する体育館と宿泊場を併設した大型施設の前に立っている。

2016年に開催されたBiS合宿オーディションから数えて今回で8回目となるWACKによる合宿オーディション。これまで岩淵弘樹をはじめとした映像監督たちも密着し、その年ごとにアプローチを変えて撮影、様々な角度から映像化されてきた。

2023年は、書類審査と二次面接オーディションを通過した候補生たちと、渋谷で行われた全員面接で参加を勝ち取った候補生を加えた19名が参加。この合宿オーディションで合格すれば、BiS、豆柴の大群などWACK所属グループに加入する可能性がある。まさにシンデレラストーリーの可能性に満ちた女の子たちの6泊7日に渡る物語が始まろうとしていた。

14:30 歌唱審査

WACK代表の渡辺淳之介が寝坊し、合宿所行きのバスに乗り遅れるという事態が発生したが無事に到着。ニコニコ生放送の配信開始とともに、2023年の合宿オーディションがスタートした。候補生たちには仮名が与えられており全員が18歳として合宿に挑むこととなる。

最初の審査は歌唱審査。事前に伝えられていたWACKグループの課題曲の中から、BiSH「サヨナラサラバ」、BiS「STUPiD」、「スモーキンビリー」、ASP「I wont let you go」など、それぞれが1曲自由に選び一人一人ステージにあがり歌を披露していった。渡辺、そして候補生たちが体育座りをしてみているなか、19名がそれぞれステージ上で歌って踊り終わると渡辺が4つのチームに分けて名前を発表した。

チームA……アイカ・ザ・ポリス、マンマン、ノノ3、厶能セイ、チリチリチーチーチー
チームB……ベル・ドナルド、チャンアダルト、バグ・ライオン、hitorikko、キホンタウン
チームC……レオナイクスワイズ、タマチノミキ、アンカー・トリプル、土星のネコ、マジヤスメ・アツコ
チームD……ブギー、イャン・GP・マイカ、ゴブ・ゴブ・ゴブ、aho

渡辺の「お互いのチームで見せてもらいたいのはチーム感。素敵なグルーヴを出してください」という言葉を受け、グループでそれぞれで話し合い決めて選んだ課題曲を18時45分まで練習（チームAは「WACK is FXXK」、チームBは「HYPER CRACKER」、チームCは「FLASH」、チームDは「STUPiD」）。パフォーマンス審査を行うことになった。

17:10 個別面談

3つのグループが大体育館で、1つのグループが2階の小体育館で練習をしながら、1人3分ずつ渡辺淳之介との個別面談を交代で行っていった。その様子もすべてニコニコ生放送で中継された。

18:45〜 パフォーマンス審査

18時45分になり、4つのグループがパフォーマンス審査を行った。自己紹介の際、チームDは全員がショートカットということもあり「チームショートカットです！」、チームAは「私たち、名前いいづらい」という挨拶をするなど独自性を見せた。

渡辺の総評は以下の通り。

「目線を後方の天井を見るくらい意識してやってもらうよう気をつけてほしいのと、何組か、何人か、力みすぎかなと思いました。今回の候補生たちはWACKのことをわかってきている感じがするけど、WACKとは？みたいなものをこの合宿では求めていないというか。そうでない人を撮りたいと思っているし、BiSHを目指したらBiSHにはならないので、それ以上のものを狙っていかないとそこにもいきつかない。俺からしてもWACKっぽいとは？というのがわからないんですけど、自分たちがWACKを作っていくことを意識して、自分たちがなんなのか考えてほしいなと思います。がむしゃらにということだけじゃなく、ちゃんと見せる、ちゃんと歌をうたう、踊るということを含めて考えてみてほしいと思います。ずっとうるさかったらウザイというか、緩急も考えてほしいなと思います」と渡辺は候補生たちに伝えた。

20時 候補生によるニコ中アピールタイム

夕食のごはんには全員にデスソースが入っており、それぞれが苦労しながらも食べた後、「MCをはじめ言葉もすごく大事なので、上部だけじゃない言葉を話してください」という渡辺の言葉を受け、1人ずつニコ生視聴者に向けて1分半ごとのアピールスピーチを行った。WACKグループの楽曲を歌う候補生が多く、なかなか言葉だけで自分をアピールすることに苦戦している様子が見受けられるアピールタイムとなった。

またその後、渡辺への候補生からの質問タイムが設けられ、渡辺のお気に入りのMV作品から、WACKに入ってから一番変わったメンバーのことなど、さまざまな質問が投げかけられた。

21時 視聴者投票と脱落者発表

21時より、合宿初日の視聴者投票と脱落者発表が行われた。

視聴者投票の結果は1位から順に行われ、スタッフが行った一緒に働きたいと思ったメンバーへの投票と、デスソースを食べられなかった候補生の減点をトータルした総合ポイントが発表された。

また翌日のパフォーマンス審査のチーム分けが行われ、課題曲がBiSHの「サヨナラサラバ」「脱・既成概念」の2曲であること、また各チームごとのBiSHの役割分担も発表された。

課題曲：
・BiSH「サヨナラサラバ」
・BiSH「脱・既成概念」

■チーム
チリチリチーチーチー
バグ・ライオン
イャン・GP・マイカ
レオナイクスワイズ
アンカー・トリプル
キホンタウン

■チーム
アイカ・ザ・ポリス
aho
土星のネコ
チャンアダルト
hitorikko
マジヤスメ・アツコ

■チーム
マンマン
ノノ3
厶能セイ
ゴブ・ゴブ・ゴブ
ベル・ドナルド
タマチノミキ
ブギー

※パフォーマンス審査は12時より行われる予定。

2023年も始まったWACK合宿オーディション。昨年は初日から5名の脱落者が出たが、今年は脱落者なしという静かなスタートとなった。

今年の候補生には、過去にWACKのグループに関するオーディションや企画に参加したことのあるメンバーが多いことが特徴でもある。WAggのメンバーだったベル・ナルドが「ベル・ドナルド」として参加したり、昨年の合宿オーデに参加していたナ後（hitorikko）やギャ・フン（チリチリチーチーチー）、オキタユア（マジヤスメ・アツコ）、豆柴の大群の合宿オーディションに参加していたシオン（チャンアダルト）、『モンスターラブ』に出演していたナル（イャン・GP・マイカ）、2019年のWACK合宿オーデに参加していたゴミヤ・ガキ（アンカー・トリプル）などが参加している。

BiSHの解散が目前に迫ったWACKの新メンバーとして一体誰が合格を果たすのか。2日目は、6時30分から早朝マラソンが行われる。

取材＆文：西澤裕郎
写真：外林健太

■イベント情報

WACK合同オーディション2023
ニコニコ生放送「【前半】全て見せます！WACKオーディション合宿2023完全密着 6泊7日の死闘」
配信日時：2023年3月19日（日）14:30～
配信URL：https://live.nicovideo.jp/watch/lv340295940

ニコニコ生放送「【後半】全て見せます！WACKオーディション合宿2023完全密着 6泊7日の死闘」
配信日時：2023年3月22日（水）12:00～
配信URL：https://live.nicovideo.jp/watch/lv340295970

WACK 公式WEBサイト：https://www.wack.jp/