【1/47】BiS、全国47都道府県ツアー初日沖縄公演「いまを全力に最高を更新します！！」

BiSが47都道府県を巡るライヴ・ツアー「I don’t know what will happen TOUR」。その初日となる沖縄公演が、2018年4月15日（日）、Outputにて行われた。

会場となったOutputは６周年のアニバーサリー期間中。その企画の一貫として、前日14日にはRhythmic Toy WorldとBiSのツーマン・ライヴが実施。それぞれのグループ、そして観客たちが全力でライヴを盛り上げ、気合いと準備十分でツアー初日を迎えた。

「せーの、新生アイドル研究会BiSです。よろしくおねがいします！」と元気よく登場したBiSの６人は、「gives」を歌いダンスをし、長きツアーの幕を開けた。

ツアーははじまったばかりなので、詳しいセットリストや楽曲について触れることはしないが、新しいBiSのはじまりを告げるようなライヴ内容となった。前日の２マンライヴは旧BiS時代の楽曲を中心としたセットリストだったが、ワンマンでは新生BiSで生まれた楽曲を中心にパフォーマンスを行なった。

３月４日の両国国技館公演をもってBiSのリーダーであるプー・ルイが卒業、期間限定でGANG PARADEにレンタル移籍していたアヤ・エイトプリンスが戻り、６人体制で現体制のBiSを作っている最中の６人。６月からは新メンバーが加入、Jリーグ方式を取り入れ「BiS １st」「BiS ２nd」に分裂することも決まっているため、残りのライヴで６人の最高を更新するべくこの日のライヴに臨んでいった。

自己紹介では、アヤが「美人」を意味する「ちゅらかーぎー」という沖縄の方言を使ってペリ・ウブに問いかけたり、ゴ・ジーラが沖縄のご当地怪獣として「カンムロン」を紹介したり、ももらんどがいつもの自己紹介にアレンジを加え「暑さに強い」と言うなど、ご当地ネタが盛り込まれていた。キカ・フロント・フロンタールはツアー初日という意味を込め、白塗りに「１」という数字を書き込むなど、ツアーらしいネタが盛り込まれた。

この日のMCは、BiSとしてもGANG PARADEとしても沖縄でライヴを行なったことがなく、初の沖縄ライヴとなったアヤがマイクを握った。

「本日は「I don’t know what will happen TOUR」初日、大阪 in Outputに来てくれて（※研究員からのツッコミが入る）いや、沖縄に来てくれてありがとうございますっ。… すみませんでした… 沖縄ですね。私は沖縄運がないのかしらないんですけど、去年の「BAD SOCiAL TOUR」、そしてギャンパレとBiSの2マン・ツアーの沖縄に来れなかったので、こうして今日初めて沖縄、そしてOutputに来ることが出来て本当に嬉しいです。ありがとうございます。

私ごとになるんですけど、３月３日までGANG PARADEというWACKのグループに所属していて、３月４日の国技館からBiSのメンバーとしてこうして戻ってきました。約10ヶ月間、BiSを離れてGANG PARADEに行ってから、自分でも分かるくらいたくさん成長して、いろんなものを吸収していまBiSに帰ってきました。この10ヶ月間のトレード期間が無駄にならないように、これからBiSのために、BiSだけのために、全力で今を頑張っていきたいと思います。

トレードが終わって３月５日から、この６人体制で約１ヶ月やってきたんですけれど、なかなか上手くいくことばかりではなくて。リーダーがいなくなってしまったので試行錯誤していろいろぶつかったりして、いま、どんどん毎回毎回、最高を更新していると私は思っています。そして「WACK EXHiBiTiON」で発表があった通り、６月１日から、Jリーグ方式でBiS1st、BiS2ndと分かれ、新メンバーが入って２つになっていきます。きっと研究員の皆さんとかファンの皆さんは、今はもう解決しているかもしれないけど、複雑な気持ちだと思うんですけど、私はきっとこの方式がプラスになると思っているし、BiSが成長して上に行ける為に必要なことだと思うので、腐らず頑張っていきたいと思っています。また、みんなを腐らないように引っ張っていきたいと思います。

この６人のBiSを観れるのも沖縄では最後になるかもしれないんですけど、いまを全力に最高を更新して、この今の６人も、新しくメンバーが入ったBiSも、みんなに好きになってもらえるように、これからみんなで全力で頑張っていこうと思いますので、変わらず応援よろしくおねがいします！」

アンコールでは、パン・ルナリーフィがツアー第２弾の場所を発表し、MCを行なった。

「こうやって全国ツアー47都道府県１個１個の県を回るのが初めてなので、どんなところにいっても、ここにきてくれた全員をもっともっとBiSを大好きになってもらえるようなツアーにしていきたいと思っています。これからもずっとずっとBiSは続いていくので、今の６人のBiSも残りわずかですが、今のBiSも、これから続いていくBiSもずっとずーっと観ていてください」

そして、アンコールの楽曲を行い、ツアー初日は幕を閉じた。６月まで６人のBiSを更新し続け、その先未だ誰も観たことのないBiSを作っていくことになる。果たしてどのような未来が待っているのか？　ツアーはまだ始まったばかり。ツアーで何があるのかは誰も知らない。

テキスト：西澤裕郎
写真：外林健太