【連載】なにが好きかわからない Vol.18「麗しのサブリナ」

こんにちは。

先日また筆記試験がありました。

手応えはいつも通りなんですが、結局は結果が出るまで何とも言えないですよね。

ネットで言われていたような内容の問題は全く出てこなくて、所謂普通SPI +αでした。なんというか肩透かしを食らったような感覚です。

ただでさえ狭き門であると言われている出版業界、求められている能力や知識と人間力も高くやっぱり自分には向いていないのかあと思う日々です。流石に就職しないわけにはいかないので、「もう出版に拘らず中国語や英語能力を活かす仕事にしなきゃいけないのかな、でもやりたい事ができない人生に生きたくないなあ」なんて不安定になりがちな日々です。もうすぐ季節は夏、女の子とデートしてえよ!! という現実から目を背けた欲望が芽生えて来て、大丈夫なのか自分? というところであります。

自分ではままならない女の子への要求はロマンス映画を観て発散したり逆にムズムズしているのですが、そんな中で最近久しぶりに観直した最高にロマンチックでコメディな名作映画があります。それがタイトルの「麗しのサブリナ(原題:Sabrina)」です。

以前のミッドナイト・イン・パリの回にもお話したんですが、僕は本当にオードリー・ヘプバーンという女優が大好きなんです。数年前に、かの有名な彼女の代表作「ローマの休日」を観たんですが、これを観て本当にオードリー・ヘプバーンに一目惚れしてしまいました。アジア系の顔がタイプの僕が唯一好きな欧米美人。何より彼女の気品のある雰囲気が本当にステキですし、ローマの休日出演当時の彼女はまだ22,3歳ほどの僕と同い年の女の子であどけなさもあって。彼女のアップの画が映った時はどんな彼女といる時よりも心臓が動いているのが分かりましたし、終盤の新聞記者と車で別れを告げる時は初めて映画を観て泣きそうになりました。僕にとって唯一で最高の映画女優をこの時初めて知ったんです。

そして今回お話するこの「麗しのサブリナ」。

 

ストーリーはというと、ある立派なお家ララビー家お抱え運転手の娘サブリナ(オードリー)がララビー家の息子デイビットに恋をしているんですが、そんな恋は叶う望みもなく親にパリの料理学校に送られてしまいます。その2年間の間に自分磨きをしてすっかり美人になって帰って来た彼女は、それまで全く見向きもされなかったララビー家の息子にしっかり見初められてしまうのですが、ひょんな事から彼の兄にも好かれてしまうことになり… という三角関係をコメディかつロマンチックな作風で描いています。

この映画で一番好きなシーンを1つ。

パリに行く前にデイビットに恋していることを父親に知られたオードリーは「月に手を伸ばすのはやめなさい」と諭されてしまいます。不貞腐れたまま無理矢理パリに送られてしまいますが、2年後に帰ってきたサブリナが父親とデイビットについて話しているシーン。デイビットは他の実業家の娘と婚約をしていることを知り、もはや諦める外ないように思われるのですが、その時のオードリーは「ちがうわ、今度は月が手を伸ばしてくれるのよ」と自信満々に告げます。

この時のオードリーの表情が本当にたまらない。序盤の恋する乙女の表情から、パリでの2年間を経て確かな美貌と気品、それらに裏打ちされた自信と余裕を感じられるオードリーの不敵な笑顔に完全にやられました… 可愛くて綺麗なんてズルすぎるのでは? その後、本当にデイビットとよろしくなれるのかどうかは是非映画を観てからのお楽しみで。

オードリー・ヘプバーンという人は、実は自身に対して自信がない人だったと言われています。プロのバレリーナになろうとするも身長が高すぎる為にその道を諦めざるを得なかったり、グラマラスな女優が求められていた時代の中で胸の小ささなど、常にコンプレックスに悩まされていました。演技の勉強もしたことがないのに家族の負担を減らす為に女優となる事を選んだ際には、常に寝ずの練習を欠かさず、未熟な自分に出来ることはどんなことでもやってきたそうです。あれだけの美人でありながら、常に自己の足るを知らずにストイックに努力を重ねてきたからこそ偉大な女優になれたんだと思います。

現代でも女性向けファッション誌やライフスタイル誌でも表紙にシンボルとして飾られているほどの美しさは、単なる外面だけでなく内面の強さから裏打ちされていたんですよね。それが時代を超えて男女問わず魅了してきたんだなあ、と。その上、僕に今きっと足りないストイックさまで持って、本当に魅力たっぷりな人だと思います。僕も自分を極められる人間になりたいなとは思っているんですが、果たして努力ってできているかどうかはその時には分からないですよね。いつか結果が出ることを信じて、ひたすらやりたい事の為にもっと苦汁を飲まないと

オードリーが主演の映画ってサスペンスにせよなんにせよ、彼女がいるだけで作品に色がついて見えるなあと思います、例えモノクロ作品でも。「シャレード」という作品もサスペンスなんですけど、彼女の魅力が溢れている作品なので是非機会があったら観てみてください。僕が好きな映画は大体オードリー・ヘプバーンが出演している作品ばかり。

今週はこの辺で、来週も一つよしなに。

※「【連載】なにが好きかわからない」は毎週木曜日更新予定です。
エビナコウヘイ(えびな・こうへい)
1993年生まれ、青森県出身。進学を機に上京し、現在は大学で外国語を専攻している。中国での留学などを経て、現在では株式会社WACKで学生インターンをしながら就職活動中。趣味は音楽関係ならなんでも。
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