【23/47】BiS、47都道府県ツアー栃木編「安心してこれからも私たちBiSについてきてください！」

４月15日の沖縄公演を皮切りにはじまった、BiSの47都道府県ライヴ・ツアー「I don’t know what will happen TOUR」。23箇所目となる栃木公演が、2018年７月８日（日）、HEAVEN’S ROCK 宇都宮 VJ-2にて行われた。

６月２日の石川公演から採用された「Jリーグ方式」に則り、昼はBiS2nd、夜はBiS1stが、同会場でライヴを行った。

■BiS2nd「安心してこれからも楽しんで私たちBiSについてきてください」

13時30分からライヴを行ったのは、ペリ・ウブ、アヤ・エイトプリンス、キカ・フロント・フロンタール、YUiNA EMPiRE、ムロパナコ 、ミュークラブの６人からなる「BiS2nd」。

新生BiSのアンセム曲「gives」でスタートし、続けざまに４曲を歌うと、レモン牛乳をペイントしたキカなど個性あふれる６人が１人ずつ自己紹介。その後、ペリが「栃木県といえば、日光東照宮ですよね」と言うと、アヤが「実は小学校のときに修学旅行でいきました」、ミュークラブが「見猿、聞か猿、言わ猿のところですね」と日光に関する話で盛り上がっていく。「実は日光には野生のお猿さんがいるんですよ。せっかく来たからみんなで行こう」という流れになるが、YUiNAが「行きたくない、猿が襲ってきそうだもん」と拒否すると、猿のモノ真似をしたキカが“キカ猿”としてYUiNAに襲いかかった。「いやいやいやいやいやいやーーー」とYUiNAが叫び、「My lxxx」へ。そこから中盤戦を一気に駆け抜け、アヤがMCを行なった。

アヤ・エイトプリンス「ただいま《BiS LEAGE》真っ最中なんですけど、気づいたことがあります。それは、スタッフさん、そしてメンバーと応援してくれているファンのみなさんの大切さです。始まってから最初の発表の日、私は５位でした。私はこの《BiS LEAGE》で１位になりたいなって気持ちはまったく変わらないし、ずっと目立ちたいと思っているんですけど、大事なことを見失っちゃいけないなと思って。５位だった初日に、ファンのみなさんが優しい言葉をかけてくれたりして、帰り道とかに泣いちゃって。私のファンの人が素敵な人ばかりで、そんな人たちに出会えて心から幸せだなと思いました。ぶっちゃけ言ってしまうと、親とかお金持ちの人に１位にしてくださいって言えば１位になれると思ったんですよ。もちろんお金を持っている人をファンにする魅力っていうのも実力なんですけど、そうやって私は１位になりたいんじゃないと思って。自分の力でみんなの心を動かして、たくさんの人が私のことをいいよって思ってくれたり、心動かされたよって人を１人でも増やしたいと思いました。支えてくれるみなさんの優しさがこの何日かで伝わってたからみんなと一緒に１位になりたいし、この《BiS LEAGE》の中で誰よりもみんなを巻き込んで１位になりたいです。まだ言えないんですけど今考えている企画があって、そこで私のことをみてどれだけ勇気を与えられるか、みんなの心を動かしたいと思っています。言葉が拙いけど、絶対にやってやるので、みなさんその発表を待っていてほしいです。そしてこの《BiS LEAGE》で一番爪痕を残して将来につながるように勇気を与える存在になるので観ていてください」

そこから「ミステリアスホール」、昨日の茨城公演で初披露した新曲「TiME OVER」、シングル曲を中心としたアッパーな楽曲で客席を盛り上げ本編は終了しが。アンコールに応えて６人が再登場すると、ムロパナコがMCをした。

ムロパナコ「栃木県といえば、私はトチナイ先生っていう社会の先生がやさしかったのを思い出しました。いま《BiS LEAGE》5日目で、たぶんメンバーもお客さんも思うことはそれぞれたくさんあると思います。次の結果では、この６人で立つことはもうできないですけど、どんなチームになってもBiSはBiSなので、次どんなメンバーになってもみなさんを絶対に楽しませるので、みなさんは結果とかは心配しないで、安心してこれからも楽しんで私たちBiSについてきてください！」

その言葉に熱くなった会場で、新曲「Don’t miss it!!」、新生BiSはじまりの曲「BiSBiS」を披露し、BiS2ndのライヴは幕を閉じた。

■BiS1st「人生何が起こるかわからないよなーー！」

19時30分からライヴを行ったのは、パン・ルナリーフィ、ゴ・ジーラ、ネル・ネール、トリアエズ・ハナの４人からなる「BiS1st」。

４人のメンバーが登場し、BiS2ndと同じく「gives」からスタート。４曲を歌い、自己紹介をすると、パンが会場に車で栃木の街を散策をしてきたこと、散歩の途中で神社によってお参りをしておみくじを引いた結果末吉だったこと、嫌なこともいいこともあたっていたことを話した。そして、日々辛いことがあっても辛抱強くしていたらよい見通しが立つと書いてあったことを語り、これからも辛抱強くがんばりますと宣言し「My lxxx」へ。

そして、新旧BiSの楽曲を織り交ぜパフォーマンスをし、トリアエズ・ハナがMCを行なった。

トリアエズ・ハナ「栃木といえば修学旅行で日光に行ったんですけど、通るときに踏んじゃいけない場所があって、そのとき話を聞いていなくて超踏んでいっちゃったので、もう一回日光に行ってチャラにしたいと思っていて。（チャラにならんやろ（笑）とゴ・ジーラがツッコむ）今度謝りに行きたい。私は今日寝坊して満喫できなかったので、次は栃木をいっぱい周りたいので、絶対に来るのでみなさん待っていてください」

そして「ミステリアスホール」、「primal.」、シングル曲を中心とした楽曲で駆け抜け本編は終了した。アンコールに応え、再びステージに登場した４人。ネル・ネールがMCを行った。

ネル・ネール「みなさんご存知の方もいるかと思うのですが、今年の３月くらいまでほぼ引きこもりをしていまして…… アルバイトは週２回くらいしてましたよ！　月３万円くらい（笑）。まさか４ヶ月後にこんな素敵なお仕事をさせていただけているなんて、人生何が起こるかわからないよなーー！　最近毎日楽しい。いろいろあるけど。これまでの生活より格段に楽しい。なぜならみんながいるから！　あなたたちもそうでしょう？　ここに楽しみ、幸せ、求めてやってきたんでしょ？　あと２曲。みなさん全力で楽しんでいこうぜーー！」

そのMCに応えるように、新曲「Don’t miss it!!」、「BiSBiS」を全力で披露し、BiS1stのライヴは幕を閉じた。

文：西澤裕郎
写真：外林健太