【27/47】BiS、47都道府県ツアー愛知編「明日やこれからを生きる希望、力になれたら」

4月15日の沖縄公演を皮切りにはじまった、BiSの47都道府県ライヴ・ツアー「I don’t know what will happen TOUR」。27箇所目となる愛知公演が、2018年7月22日（日）、名古屋CLUB QUATTROにて行われた。

6月2日の石川公演から採用された「Jリーグ方式」に則り、昼はBiS2nd、夜はBiS1stが、同会場でライヴを行った。

■BiS2nd「世界のペリ・ウブNO.1ーー！！」

13時30分からライヴを行ったのは、ペリ・ウブ、アヤ・エイトプリンス、キカ・フロント・フロンタール、YUiNA EMPiRE、ムロパナコ 、ミュークラブの6人からなる「BiS2nd」。

新生BiSのアンセム曲「gives」でスタート。4曲目の「twisted grunge」では、落ちサビ前に客席で大量の黄色いサイリウムがつき、地元名古屋出身のペリコールが起こった。

4曲を歌い終え、ムロが「やってまいりました名古屋市！　名古屋といえばこのお方、どうぞ！」とペリを盛り立て、6人による自己紹介へ。この日のキカは、顔にエビフライを描こうと思ったけど失敗したので顔をペイントしたことを明らかにした。全員の自己紹介が終わると、ペリが英語で「Hi. I’m teacher. This is English class. Repeat after me.」と研究員（※BiSファンの呼称）に名古屋の名産を外国語風にリピートさせていく。「手羽先」、「矢場とん」、「スガキヤ」、「シャチホコ」、「ペリ・ウブ」、そして「My lxxx」と、最後は曲名をリピートさせ同曲を披露。中盤戦を一気に駆け抜け、ペリがMCを行なった。

ペリ・ウブ「大変私ごとではございますが、名古屋は私の故郷でございます。幼い頃からBiSになるまでの間、名古屋で育って来ました！　ただいま！　（おかえりーー！！）名古屋でBiSを楽しみに待ってくれていて、ありがとうございます。私たちも名古屋にこれることをとても楽しみにしていました。今日という日にみなさんと出会えてとても嬉しいです。今日は最高の1日にしましょう。名古屋のみなさん、まだまだ声だせますか？　まだまだ出ますよね？　後半戦もっともっと熱くなりましょう！」

熱い会場の雰囲気をさらに盛り上げ、「ミステリアスホール」、最新シングル『Don’t miss it!!』のカップリング曲「TIME OVER」、シングル曲を連発し熱狂の中で本編を終えた。「名古屋のペリ・ウブ、NO.1」というアンコールに応えて6人が再登場すると、再びペリがMCを行った。

ペリ・ウブ「名古屋のペリ・ウブ、NO.1…… 名古屋のペリ・ウブNO.1？　名古屋じゃないね。名古屋からのペリ・ウブNO.1！　世界のペリ・ウブNO.1ーー！！　すいません、自分で言って恥ずかしくなっちゃいました。アンコールありがとうございます。この６人で名古屋に来れることは、きっともうないと思います。なので私たちは今日に賭けてきました。みなさんに私たちの全部を見せられるように尽くしました。感動や圧倒を持って帰ってもらって、明日やこれからを生きる希望、力になれたらなと思っています。今日という日にみなさんに会えてとてもよかったです。この場所で私たちが歌える曲は、もう残りあと2曲です。残りあと少ないですが、最後までよろしくおねがいします」

そして新曲「Don’t miss it!!」、BiSはじまりの曲「BiSBiS」を披露し、ペリ・ウブの地元名古屋でのBiS2ndのライヴは幕を閉じた。

■BiS1st「人生は不思議なことばかりですね」

19時30分からライヴを行ったのは、パン・ルナリーフィ、ゴ・ジーラ、ネル・ネール、トリアエズ・ハナの4人からなる「BiS1st」。

4人のメンバーが登場すると、BiS2ndと同じく「gives」からスタート。4曲を歌い、自己紹介へ。ステージ上で寝てしまったネルをハナが起こしにいくというお決まりの流れも、その日その日でアドリブが効いており、会場は何が起こるのかというドキドキと笑いに包まれた。「この４人では名古屋発上陸です。前回のツアー名古屋公演は、インフルエンザで中止になってしまったので、待ってくれていたみなさんの気持ちを存分に満たして、楽しんでもらえるようたくさん曲をやるので楽しんでいってください！」とパンが話し、「My lxxx」へ。新旧BiSの楽曲を織り交ぜパフォーマンスをし、トリアエズ・ハナがMCを行なった。

トリアエズ・ハナ「実は私、先日のリリイベの前に一度名古屋に来たことがございまして、そのときは私の存在なんてみんな誰も知らないようなときで、まさかBiSになれるなんてことは1mmも思っていませんでした。不思議なもので、そのときには全然わからなかった未来になっているわけです。BiSになれて、こんなに素敵な仲間たちに出会えて、みなさんに出会えてすごく幸せです。人生は不思議なことばかりですね。（研究員 : そうですね！）目の前のことを一生懸命がんばってみたらいいことがあるかもしれないね。（研究員 : そうですね！）おお〜。（研究員 : 拍手）暑いですね。（研究員 : そうですね！）楽しいですね。（研究員 : そうですね！）次の曲聴きたいですね？　（研究員 : そうですね！）もっともっと盛り上がれますね（研究員 : そうですね！）最後まで盛り上がれますね？（研究員 : そうですね！）」

ハナと研究員の息のあったコール＆レスポンスから「ミステリアスホール」、「primal.」、シングル曲を中心とした楽曲で駆け抜け、本編は終了した。アンコールに応え、再びステージに登場した4人。ネル・ネールがMCを行った。

ネル・ネール「我々BiSが名古屋に来させていただいたのは先週のリリースイベントぶりなんですけど、1週間早かったですね。私だけですかね？　本当に先週のことが20分くらい前の…… それは嘘なんですけど、時間って有意義なものじゃないですか。私はもともとは自宅警備員をやっておりまして、そのときは特にたいしたことをしていないんですけど、今は毎日何かしらをやっていて、人に会うことがすごく充実しています。すごく楽しい。みなさんに有限な時間を使って今日ここにきていただいたじゃないですか。すごく楽しいので、これからの生活、今日1秒でも思い出して幸せになってほしいから、あと２曲、私たちと全員、盛り上がってい・き・ま・しょ・う！」

大きな歓声が湧き上がる中、新曲「Don’t miss it!!」、BiSはじまりの曲「BiSBiS」を披露し、BiS1stのライヴは幕を閉じた。

次回のツアー公演は、7月28日(土)、京都、KYOTO MUSEで行われる。

文：西澤裕郎
写真：外林健太