【33/47】BiS、47都道府県ツアー徳島編「BiS1st、BiS2nd、どちらも必ずおもしろくします」

4月15日の沖縄公演を皮切りにはじまったBiSの47都道府県ライヴ・ツアー「I don’t know what will happen TOUR」。徳島公演が2018年8月26日（日）、club GRIND HOUSEにて行われた。

6月2日の石川公演から採用された「Jリーグ方式」に則り、昼はBiS2nd、夜はBiS1stが、同会場でライヴを行った。

第1回《BiS.LEAGUE》の結果に基づき、9月2日の岡山公演から新体制のBiS1stとBiS2ndで活動をスタートすることになっており、この日がそれぞれ現体制で最後のワンマンライヴとなった。

■BiS2nd「これからも、何も、何も心配しないで」

13時30分から、ペリ・ウブ、アヤ・エイトプリンス、キカ・フロント・フロンタール、YUiNA EMPiRE、ムロパナコ 、ミュークラブの6人からなる「BiS2nd」がライヴを行った。

「gives」でスタートし、4曲を歌いきると自己紹介へ。徳島県のマスコットキャラクターすだちくんのペイントをしたキカをはじめ、6人それぞれの個性を活かした自己紹介をすると、ミュークラブが「徳島県のみなさん、まだまだ盛り上がれますかー？」「いけますかー？」「これからの曲も楽しんでください！」と客席とコミュニケーションをとり、「My lxxx」へ。中盤を一気に駆け抜け、ムロパナコがMCを行なった。

ムロパナコ「今日、この徳島公演なんですけど、現体制が最後なんですよ。でも、みんなささみしそうだけど、そんなことないじゃん。さみしくないよ。だってさ、アヤ最後の2ndとかさ、そんなのさ、違うでしょ。だってさ、何回もあるんだよ、リーグ戦。しかもアヤ最後の2ndって、アヤがBiSじゃないみたい。10人でBiSだから。1stと2nd分かれているけど、さみしいとか思わないでよ。思わせないから。いっぱい変わるんだよ。メンバーなんて。たくさんたくさん変わっていくし、こんなの全員どっか行っちゃうかもしれないし（会場笑）。BiS3rdができるかもしれないし。知らんけど。でもさ、BiSはどんな形であろうと、みんなを楽しませるためにできたグループなんです。だからさみしいとか思っておけばいいけど、そんなの絶対、また新しくアヤが入れ替わったら「この2ndめっちゃいい…」ってなるし、ならせるし、どんなグループになってもBiSだから。だからみなさん、私たちが楽しませるから、そんな泣かないで！　全力で楽しませるから。だから、これからも、何も、何も心配しないで、ただただ楽しんでいってください！　いくぞ！」

そこから「ミステリアスホール」、『Don’t miss it!!』のカップリング曲「TIME OVER」、シングル曲を連発し大きく盛り上げて本編を終えた。アンコールが起こり6人が再登場。キカがMCを行った。

キカ・フロント・フロンタール「この全国ツアーを回れていることは、こうやって各地にBiSを待っていてくれる人がいるおかげです。待ってくれていて本当にありがとうございます。この6人のBiS2ndは今日で終わりです。でもBiSはずっと続きます。ずっと続けていきます。どうか、残り少ない時間を一緒に、全力で楽しみましょう。残り2曲、心を込めて歌います」

そしてこの6人体制で初のシングル曲「Don’t miss it!!」、BiSはじまりの曲「BiSBiS」をパフォーマンスし、現体制におけるBiS2ndのライヴは幕を閉じた。

■BiS1st「1番最初が、このメンバーですごくよかった」

19時30分から、パン・ルナリーフィ、ゴ・ジーラ、ネル・ネール、トリアエズ・ハナの4人からなる「BiS1st」がライヴを行った。

新生BiSのアンセム「gives」をスタートに4曲を歌うと自己紹介へ。ネル・ネールが「ハッピーバースデー」を突然歌い出し、研究員とともにゴ・ジーラの誕生日を祝った。そして、パンが徳島県についてiPadで調べたことを話した。「徳島のサッカーチームのスローガンが意気衝天ということで、意味は意気込みや元気がこの上なく盛んな事。私たちのことではないか！　徳島にどでかい爪痕を残していきたいと思いますので、よろしくおねがいします！」

その勢いを体現するかのように「My lxxx」、新旧BiSの楽曲を織り交ぜたパフォーマンスをし会場を盛り上げ、ネルがMCを行なった。

ネル・ネール「本日は、われわれBiS1st、この4人は最終日というわけでありますが、お披露目前に図らずしも4人になってしまい、みんなプレッシャーなのかなと思っていたんですけど、今になってみたら私は1番最初が、このメンバーですごくよかったなと思っています。来月からは、いままでとは違ったメンバーになりますが、1stも2ndもきっとみなさんを最高の景色が見れるところに連れて行ってくれると思いますので、これからもBiSについてきてください。後半戦、楽しんでいってください。最高の景色を見せてあげます！」

そこから「ミステリアスホール」、「primal.」、シングル曲を中心とした楽曲で全力で駆け抜け本編は終了した。アンコールに応え再びステージに登場した4人。ゴ・ジーラがMCを行った。

ゴ・ジーラ「BiSは、旧BiSという呼ばれる時代からメンバーチェンジをたくさんしていて、再結成してからも抜けたり入ったりを繰り返して。特にこのBiS1stは6人ではじめる予定だったんですけど、はじめる前に2人抜けてしまって、4人ではじめることになりました。最初は不安もたくさんで、どうなるんだろう、どうしたらいいんだろうって毎日悩んでいたんですけど、いざ始まってみたら3人とも頼り甲斐があって、なんや私、一番上だけどしっかりしなくていいやと思って心が楽になったことを今でも覚えています。今日でこの体制は最後なんですけど、私たちBiS1st6月から活動が始まって、約3ヶ月間、成長しているって判断してくれたらいいなと思って毎日活動してきました。これからBiS1stのメンバーは変わるんですけど、1stでも、2ndでも、4人が4人ともBiSのことを思って、BiSがおもしろくなるために努力を続けていきますので、BiS1stも、BiS2nd、私たち4人、活動してきたことを活かしてどちらも必ずおもしろくしますので、もっとみなさんに大きな夢や希望を渡せられるように精進します。だから、楽しみにしていてください」

そして「私たちがBiS1stでした。これからのBiS1stもよろしくおねがいします」とゴ・ジーラが力強く述べ、新曲「Don’t miss it!!」、BiSはじまりの曲「BiSBiS」を披露し、現体制でのBiS1stでの活動は幕を閉じた。

新体制でのBiS1st、BiS2ndの初ライヴは、9月2日（日）、岡山・エビスヤプロにて開催される。

文：西澤裕郎
写真：外林健太