【連載】BiSソロ・インタビュー Vol.7 ミュークラブ「おもしろくて飽きないグループにしたい」

2018年に開催されたWACK合宿オーディションで合格を果たした、BiSの不思議の国担当、ミュークラブ。合宿当時の彼女を知っている人からしたら、その見た目や堂々としたライヴは目に見える成長として目に刻まれているだろう。しかし、思い返してみると、合宿オーディションの敗者復活戦で朝6時から「パプリカ」スクワットをやりきり、その後の早朝マラソンでも上位を獲得するなど気合いは並並ならぬものがあった。合宿から1年、ミュークラブがどんな想いでBiSの活動をしているのか。話を訊いた。

インタヴュー&文:西澤裕郎
写真:大橋祐希


みんな違ってみんないい

──ミューさんは、2018年3月のWACK合宿オーディションに合格しBiSに加入しました。1年を振り返ってみて、2018年はどんな年になりましたか?

ミュークラブ:えー! なんだろう。鍛えられました。ビシバシ。私はもとからメンタルが弱い人じゃなかったので、〈BiS.LEAGUE〉を通して通常よりも速いスピードでパフォーマンスが成長できたかなって思います。

──もともと、あまりへこんだりはしないんですか?

ミュークラブ:へこみます。でも「クソ」とか言われたら、心の中でクソが! って思います。

──それは、負けず嫌いとはまた違う?

ミュークラブ:負けず嫌いではないですね。むしろ負けても全然悔しいと思えない人間。みんな違ってみんないいんです!

──ミューさんの中で、強く持っている信念みたいなものはあります?

ミュークラブ:昔からやるかやらないかで迷ったら、やってみようと思っているところかな。やらないで後悔するより、まずは1回ぶつかってみようって。

順位つけるなよって思っていました

──BiS加入後いきなり始まった〈BiS.LEAGUE〉は、投票に従ってBiSを2つに分けるという前代未聞のシステムでした。やってみていかがでしたか。

ミュークラブ:私はBiSに入りたかったので、2つに分かれたBiSは、これは私が入りたかったBiSだったのかという思いもありました。でも〈BiS.LEAGUE〉が終わった時には、やってよかったなって思いました。

 

──どういう部分でよかったと思えたんでしょう?

ミュークラブ:1stと2ndで分かれていたから、お互いを高め合えた。1つのグループだったら自分のライヴを観ることはできないじゃないですか? お互いのライヴを観れたから、ここを直した方がいいとか、ここが良かったよとか言い合うことができたんです。

──順位をつけられることに対しては、どういう思いでしたか?

ミュークラブ:順位は嫌でした。人間に順位をつけるなよって。だけど企画だから仕方ない(笑)。あと、応援してくれる人がいることが、目に見えて分かるじゃないですか? それが励みになったけど、順位つけるなよって思っていました。

──12月29日にZepp Tokyoで行われた2回目の〈BiS.LEAGUE〉結果発表では9人中6位を獲得しました。その順位に対してはどのように捉えていますか。

ミュークラブ:私は6っていう数字が好きなんですよ。私の中でのラッキー・ナンバー。ずっと出席番号が6だったし、受験番号も56だった。あと、悪魔の数字なんです。

──それは嬉しいの(笑)?

ミュークラブ:はい! 非現実的なものが好きなんです。魔法とか……。ちょっとやばいな。やばいやつだと思われそう。

エンターテインメント的に私じゃない方がいいから呼ばれなかったのかなって

──あははは。Zepp Tokyoのライヴ後、〈BiS.LEAGUE〉の廃止が発表されると同時に、メンバーの5人が戦力外通告として名前を呼ばれました。ミューさんは新メンバーの中で唯一戦力外として呼ばれませんでしたよね。

ミュークラブ:絶対、私も呼ばれると思ったんです。けど…… いいですか? あそこで私を呼んだら下位から順に選んでいるだけだと世間が思うじゃないですか? これはメタ発言だけど、エンターテインメント的に私じゃない方がいいから呼ばれなかったのかなって。だから、本当は私だったかもしれないとは思う。

──さらに、2019年1月にネルの脱退発表がありました。それは堪えたじゃないですか?

ミュークラブ:Zeppのライヴ後、ムロがネルから泊まりに誘われていたんですけど、私も行けばよかったなって。もしかしたら、何かが変わったかもしれない。LINEでも頑張ろうって言っていたんですよ。だから、後悔しています。私はネルと交流していた方だから、もっとネルが私に心を許せるようにしていればって。急に思い立ったのかもしれないけど、もっと何かができたかもしれないと思って自分にショックです。でも、その決断はネルが決めたことだから。

──そこから9人体制のお披露目までは、5日間しかありませんでした。年越しを挟んで、かなり忙しかったんじゃないですか。

ミュークラブ:たしかに忙しかった。「笑ってはいけない」を観ない正月は初めてでした。練習を朝から晩までして、帰って爆睡しているうちに年を越していました。

──1月3日の〈WACKなりの甲子園〉でのライヴはどうでした?

ミュークラブ:自分の中で感情が爆発したし、メンバー全員の感情が爆発できていたと思う。フォーメーションとかはめちゃくちゃだったし、完璧ではなかったけど、みんなで頑張ろうって気持ちになってできたライヴでした。

──しかも、3日から生歌になったそうですね。

ミュークラブ:はい。みんなで嬉しいねって喜びました。被せだと、できるだけ音源に似せて歌わなきゃいけなかったんですけど、生歌になったからこそ、気持ちを出せるようになった気がします。

──歌い方もちょっと変わったり?

ミュークラブ:これは悩みなんですけど、がなっちゃうんですよ。お腹から声を出すと低くなるし、難しいなって。でも、気持ちというか表現の幅も広がった。なので歌が上手くないと危機ですよね。

私、ギャップ萌えが大好きなんです

──そして、9人体制初めてのシングル『Are you ready?』がリリースされましたが、ミューさんは歌っているパートが多くて聞きどころが多いですね。

ミュークラブ:実はキラキラしているパートは、最初YUiNAとペリとハナもいたんですけど、私が歌うことになって。それによって、逆に格好いいパートもやってみたいと思いました。今回は格好いい部分をあまりもらえなかったので、かっこいいところを見せていきたいですね。

 

──話をしていて、心の持ちようとしてミューさんはパンクな感じはしますよ。

ミュークラブ:私は振り幅のある人間になりたいんです。かわいいもいけるし、かっこいいもいけちゃうよ、って。

──そのギャップがいいんでしょうね。

ミュークラブ:そう! 私、ギャップ萌えが大好きなんです。この話をすると早口になります(笑)。ベタな話ですけど、ヤンキーが猫ちゃんを可愛がるギャップというか。そんなかわいい一面もあるのかみたいにニヤけちゃう(笑)。

──そういうギャップにときめくんですね(笑)。

ミュークラブ:はい。ラジオでも話したんですけど、男子高校生が表参道の街を1人で歩いていたんですよ。その男の子が鳩をみつけて追いかけ行って。やばいっ…… って思いました。どうですか?

──どうなんでしょうね(笑)。

ミュークラブ:男子高校生ですよ? 1人で鳩を追いかけていく姿がかわいいじゃないですか! …… キモいなこれ(笑)。

──あははは。ミューさんも以前、ライヴの自己紹介で王子様っぽい感じのMCをしていましたよね?

ミュークラブ:やっていました…… やばいな(笑)。私はアニメも好きなんです。金髪の時、あったじゃないですか? 『僕は友達が少ない』ってアニメの羽瀬川小鳩ちゃんって知ってますか?(スマホで画像を見せる)金髪でオッドアイなんですけど、私は小学生のときから好きでなりたかったんですよ。吸血鬼の設定なので私も吸血鬼を目指し始めたんです。でも心は普通にかわいい子。萌えです。

私たちが繋げていかないといけない曲

──今年の3月にも合宿オーディションが開催されます。BiSから4人が行く訳ですけど、それに対しては今どんな心境でいますか。

ミュークラブ:4人は戦力外として行くじゃないですか? 私は戦力外なんていないと思っているので、戦力外じゃないところを見せつけてほしい。今みんなで走ったり、勉強したり、がんばっているので見せつけてほしいです。

──逆に、行けないもどかしさみたいなものもあるんじゃないですか?

ミュークラブ:あります。待っている間、私たちは行動を見せられないじゃないですか? でも、世間の人たちにも、渡辺(淳之介/WACK代表)さんにも、スタッフさんにもBiSの魅力を見せられるチャンスだから。そこに行けないのは悔しいけど、みんなの思いを乗せてBiSをすごいと思ってもらえるよう頑張って欲しい。

──ミューさんは、BiSの魅力はどんなところにあると思いますか?

ミュークラブ:他のグループにもいいところはめっちゃあるけど、BiSは曲も格好いいし、他のこともすべてが格好いい。合宿に行く前から私はBiSに入りたかったんですよ。WACKの中でも一際やばいというか、このグループに入ったらおもしろくなれるかなって。BiSは格好いいから、その格好いいを、もっとたくさんの人に知って欲しいなって思います。

──旧BiS時代から歌い継がれてきた楽曲を歌えるのは感慨深いですよね。

ミュークラブ:はい。でも、今の9人になってからは、歌いたくても歌えないんですよ。今までは入ったばっかりで普通に歌っていたしセトリにも組みこまれていたんですけど、今は歌っちゃダメって言われていて。だからこそ、次、歌えた時はすごいことになる気がする。〈Going Going WACK TOUR〉ではセトリ自分たちで組んでいるんですけど、それにも旧曲は入れずにやったんです。

──女川では久しぶりに旧BiSの曲を歌ったんですよね。どんな気持ちでした?

ミュークラブ:自分たちがいない時代のBiSの曲を歌えるのは、すごく嬉しいし、緊張するというか。そういう歴史を作ってきた人たちの想いもこもった大切な曲。私もBiSだけど、どうやって歌おうってすごく考えました。私たちが繋げていかないといけない曲なんです。

おもしろいことをやりたい

──この先どんな展開が待ち受けているかはわからないですが、どういう気持ちでこれからの活動に臨んでいこうと思っていますか?

ミュークラブ:渡辺さんが何かするときって、変化をつけたいときだと思うんです。だからこそ、渡辺さんの手を加えないでもおもしろくて飽きないグループにしたい。だって、渡辺さんの手によっていじられちゃうのは悔しいじゃないですか? 自分たちがおもしろくできなかったり、飽きさせてしまったら悔しいから、手を加えなくたっておもしろいし、ファンのみんなも楽しめるようなグループを作りたいです。

──合宿を経て、BiSがよりおもしろいグループになっていくといいですね。

ミュークラブ:もし渡辺さんに何かを言われたとしても、その上をいくおもしろいことをやりたいですよね。飛び込むとか(笑)。

──海に(笑)?

ミュークラブ:せっかく壱岐だし(笑)。言われたらぶわーって飛び込むとか、いろいろなことを考えておきたいです。


WACKのオーディション合宿を今年もニコ生で独占生中継

24時間、WACKオーディションに密着! 布団監視も実施! 6泊7日全て見せます!
最終日に行われるWACK EXiBiTiONも生中継!

3月24日(日)12時~「前半」はこちらから:https://live.nicovideo.jp/watch/lv318959031
3月27日(水)12時~「後半」はこちらから:https://live.nicovideo.jp/watch/lv318959045


■【連載】BiSソロ・インタビュー

>>Vol.1──ゴ・ジーラ「BiSの曲を聴いて生きてくれたらいいなって」

>>Vol.2──ペリ・ウブ「みんながBiSに必要で唯一無二な存在になれたら」

>>Vol.3──キカ・フロント・フロンタール「誰でも受け入れる存在にしたい」

>>Vol.4──アヤ・エイトプリンス「誰でも受け入れる存在にしたい」

>Vol.5 パン・ルナリーフィ「9人でのBiSを絶対に作り上げたい」

>Vol.6 YUiNA EMPiRE「最後までほんとに負けたくない」


BiS PROFILE

2010年に結成し、2014年に解散、2016年9月に再始動したWACK所属グループの原点的アイドル・グループ。全裸PVや水着ライヴなど過激なプロモーションが話題となり、インディ・ロックの要素を取り入れた楽曲や非常階段とのコラボなどが評価を得た。2018年3月、「Jリーグ方式」を取り入れBiS 1stと2ndに分裂したが、12月にZepp Tokyoで行われた47都道府県ツアーのファイナルにて1つに統合。現在のメンバーは、ゴ・ジーラ、アヤ・エイトプリンス、キカ・フロント・フロンタール、ペリ・ウブ、パン・ルナリーフィ、ミュークラブ、YUiNA EMPiRE、ムロパナコ、トリアエズ・ハナの9名。


■リリース情報

BiS 『Are you ready?』
2019年3月20日(水)発売
・完全生産限定盤(豪華BOX仕様)
CD+Blu-ray+PHOTOBOOK (100P)+T-Shirts
CRZP-39 / ¥10,000+税(税込¥10,800)
・初回生産限定盤(スリーブケース仕様)
CD+DVD
・CRCP-10423 / ¥3,000+税(税込¥3,240)
・CRCP-10424 / ¥1,000+税(税込¥1,080)

◼︎BiS Are you ready to go? TOUR
2019年4月6日(土)沖縄・output OPEN 16:00 / START 17:00
2019年4月14日(日)福岡・DRUM Be-1 OPEN 16:00 / START 17:00
2019年4月21日(日)埼玉・HEAVEN’S ROCKさいたま新都心VJ-3 OPEN 16:00 / START 17:00
2019年4月27日(土)神奈川・F.A.D YOKOHAMA OPEN 13:00 / START 14:00
2019年4月28日(日)香川・高松MONSTER OPEN 16:00 / START 17:00
2019年4月29日(月・祝)広島・SECOND CRUTCH OPEN 16:00 / START 17:00
2019年5月1日(水・祝)愛知・NAGOYA CLUB QUATTRO OPEN 14:00 / START 15:00
2019年5月2日(木・祝)宮城・SENDAI CLUB JUNKBOX OPEN 16:00 / START 17:00
2019年5月4日(土)大阪・UMEDA CLUB QUATTRO OPEN 14:00 / START 15:00
2019年5月6日(月・祝)北海道・BESSIE HALL OPEN 16:00 / START 17:00
2019年5月11日(土)東京・マイナビBLITZ赤坂 OPEN 17:00 / START 18:00BiSオフィシャルHP:https://www.brandnewidolsociety.tokyo/受付URL:http://w.pia.jp/t/bis/
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