天津飯放浪記第54回トミーズキッチン「デリバリー専門店のこれでもかと卵が入った贅沢天津餡かけチャーハン」

おいっす。

先日『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を鑑賞してからというもの、寝ても覚めてもまだ余韻に浸かっていて何にも集中できない状況を打破できず……。このままでは仕事が手につかないと思い、基本テレワークの僕は久しぶりに出社して仕事をすることに。バリバリとパソコンに集中しているものの、溜まった仕事がまあ終わらないというエヴァの呪いが。

気付けば18時を回って腹は減ったものの、アンビリカルケーブルを切断されたエヴァのように1秒だって無駄にできない。ということで、最近流行のデリバリーアプリから北米発「Wolt」を使って天津飯をデリバリーしてみることに。

というわけで、こちらの「トミーズキッチン」から「天津餡かけチャーハン（1280円）」を見つけ出す。

”ズワイガニの蟹肉入り天津飯は味が違います”

ほう？何がどう違うのか食らってやろうじゃないのさ！もちろん特盛りで！

なんとこちらの「トミーズキッチン」は、デリバリー専門のお店。店主の富谷さんは2000年に日本初デリバリー形態の中華料理屋「チャイナクック」の立ち上げから携わっていたという、バリバリに揉まれてきた宅配中華エリート。富谷さんの笑顔が素敵である。プライベートではギターが趣味で、インディーズで「食卓ブギー」という曲もリリースされていらっしゃるとのこと。

曲を聴いているだけでレシピの一つや二つが浮かんできそうな神曲なので要チェック。デリバリー注文の配達待ちのソワソワ感を胸に、これを聴きながらルンルンで仕事をしていると、置き配（ドアの前に置いて対面せずに受け渡し）完了の通知が！

ブレブレなのは、決して天津飯が高速移動していたからではなく僕の撮影技術の問題。

子供の頃のクリスマス、御馳走を食べているとお母さんが「そろそろサンタさん来たんじゃない？」と言って、自室に行ってみるとプレゼントが置いてあったことを思い出し、ほっこりした気持ちになる……。

さあさあやってまいりましたよ！どんなに行き詰まっていてもこの時間だけは、飯の旨さに集中できる！迅速に運んでくれたからか、火傷しかねるくらいのアチアチ状態！がんばろう日本！いただきます！

お豆さんが浮かんでらあ。

こちらがチャーハンを覗いている時、チャーハンもまたこちらを覗いているのだ。

まろやかな甘酢あんと塩気のあるチャーハンのフュージョン!! 甘さと酸味、塩味がジグソーパズルのようにぶつかり合わずに上手く嵌って一つのアートのようだァ！卵はしっかり火が通って固まっているタイプ。商品説明通りズワイガニが随所に散りばめられていて、全体にカニの風味がしっかり染み込んでいらっしゃる！椎茸もほどよい食感味変として◎ そしてチャーハンなのだけど、特筆すべきは特大盛りというだけあって米2合はあろうかというボリューム！伊達じゃねえ！パラッパラに仕上がった香ばしいチャーハンなのだけど、こちらにもふんだんに卵が使われており、上にのっかった卵と相まって卵祭り!! 卵好きな僕にはたまらんです……。卵なんてなんぼあってもいいですからね。丼の中で卵を媒介につながるエボリューション！口に運ぶたびに、奇跡は起こるよ何度でも！ルフラン！