豆柴の大群が2022年12月11日~12月14日にかけてグループ初の新メンバーオーディション〈豆柴の大群なりの合宿〉を開催。合宿の様子は最終日までニコニコ生放送ですべて中継された。
12名の候補生たちが合宿に参加し、豆柴の大群への合格に向けて試練に挑んだ。最終的に7名の候補生が残り、合格者は12月17日(土)に東京・ヒューリックホールで開催される〈WE MUST CHANGE TOUR FiNAL〉にて発表される。
また、メンバーからの申し出により、脱退を発表しているカエデフェニックスを除く4人のメンバー(アイカ・ザ・スパイ、ナオ・オブ・ナオ、ミユキエンジェル、ハナエモンスター)も参加。しかし初日から3日連続で全員が脱落し、毎日救済措置で復活するという崖っぷちの戦いを行うことに。
アドバイザーのクロちゃんのサポートもあり、最終的に脱落者はなしという結果となったが、現メンバー4人には1年間の猶予が与えられ、その期間で変化が見られなかった場合は脱退となることも伝えられた。
そんな波乱の三泊四日を終えたばかりのタイミングで、豆柴の大群アドバイザーのクロちゃんに合宿について振り返りのミニインタビューを行った。
INTERVIEW:クロちゃん「彼女たちの夢を叶えるって約束したんです」
──豆柴の大群、初の新メンバーオーディションが終了しました。いまの率直な心境をお聞かせいただけますか。
クロちゃん:今回は豆柴の大群の新人オーディションだったんですけど、メンバー4人が参加することになったのが波乱の始まりでした。グループとしてきちんとしていなかったことがいろいろ発覚してメンバーは合宿に来たと思うんですけど、1日目は本当にボロボロで良くなくて。2日目以降だんだん変わってきたと思っていたんですけど、最終日で真逆のパフォーマンスや言動をしてしまった。気迫でやってほしいところで綺麗にまとめちゃったり、最後のアピールでも合宿を通して何が変わったか言わないといけないのに、やめたくないとか反省点ばかり言って。本当に逆ばかり言っていたのでギリギリですよ。
──ギリギリ?
クロちゃん:ギリギリ首の皮が一枚繋がって渡辺さんから1年間の猶予もらいましたから。このまま4日間で変わるんじゃないかと思っていたのに、最終日で真逆を選んじゃったってことは、この1年間で逆を選ばないよう身につけることで彼女たちの力になるんじゃないかなとも思うんです。不甲斐ないところもいっぱいありましたけど、やる時はやってくれる子たちだから。
あと、今回の合宿で1番思ったのはアイカ・ザ・スパイの成長。アイカは今まで妹的な感じで、できないとか、わかんないとか天然ぼけな感じだったんですけど、候補生とチームを組んで過ごすことによってリーダーシップを取るというか、しっかりした面が出てきた。今までのアイカにそれが付着する感じで、こんなこともできるんだっていう一面を知れました。アイカが変わったというか、みんなの見方も変わったんじゃないかと思います。
──今回の合宿オーディションは、4日間中3日間は歌もダンスもなかったですよね。かなりバラエティやエンターテインメントを意識した合宿になったのも特徴的でした。
クロちゃん:候補生たちは、いつものWACKオーディションのようにパフォーマンスや歌をやると思っていたと思うんですよ。だけど大運動会があったり、負けたら水着になるとか、ガリガリ君を食べるとか、根性試しや初めてやることが多くて候補生は驚いたし戸惑ったと思うんです。豆柴の大群が水曜日のダウンタウンというテレビ番組から生まれたグループだからこそ、バラエティ要素を取り入れたことで、意外と1人1人の魅力だったり、やってみたら実は得意だったんだとかできるんだって部分もピックアップすることができた。そういう意味でも、今回の合宿は成功かなと思っていますね。
うちの子たちならやってくれるって僕は信じています
──印象的だったのが最後のパフォーマンス審査でした。クロちゃんは豆柴の大群を1位に選び、渡辺さんは3位に選んだ。真逆のジャッジでしたが、どういう心境だっしゃったんでしょう。
クロちゃん:僕的に言うと、後の2チームが気迫を持ってやる気を押してきていたんですけど、豆柴はショーというか1つの舞台として見せる形を取ったので、そういう意味できちんとしたパフォーマンスとして1位にしました。気迫とかやる気で見ると順位は変わっていたのかなと思います。
──今回、クロちゃんと渡辺さん、2人で審査しているのが良かったのかなと思いました。
クロちゃん:僕が求めているのは可愛らしいアイドルなので、渡辺さんとは違う目線があるし、僕なりのアイドル論があると改めて思いました。わかりやすく言えば、格好いいアイドルと可愛いアイドルという点で違うのかなって。だからこそ僕と渡辺さんで話が合うのかなとも思います。僕の反省点としては、最近アドバイザーとしてアドバイスとか全然できていなかったことで。もっとメンバーに伝えようと思いますね。今回、豆柴の子たちだけが良くなかったわけじゃなくて、グループを作った僕自身もっときちんと声がけしていこうってことも思いました。ただ補助輪をつけるつもりはなくて。僕はしっかり彼女たちに羽根をつけてあげて、彼女たちの力で飛び立っていってもらいたい。そうじゃないとダメだと思う。今回本当に最後の最後までドキドキしましたから。全員落とされるんじゃないかなと思って。
──新メンバーも入るであろう、これからの豆柴の大群に期待することは?
クロちゃん:自分たちが言っている東京ドームに本当に行きたいんだったら、しっかり東京ドームって言った方がいいと思うんです。目標を持って、自分たちでその目標に向かって道筋を描いていかないといけない。今、そこを描いている面が見えないので東京ドームまで行けないと思っていますし、日本武道館にも行きたいといっているけど、それも現状では難しいと思う。本人たちに言いたいことは自分で考えて自分でやること。そして当たり前のことだけど、関わった人たち全員に感謝する。そこからだと思いますね。多分今は地に足がついてない状態だと思うけど、新しい子たちが入ることによって絶対に化学反応が起こると思うので。うちの子たちならやってくれるって僕は信じています。その時にきちんと僕と一緒に喜んでくれるかな……? どうせ、渡辺さん!っていくんだろうな……。
──そんなことないと思いますよ。今日もナオさんとアイカさんの2人が復活して練習してる時に、4人がクロちゃんを探していましたよ。
クロちゃん:本当ですか? それは嬉しいですけど、この先も継続してくれたらいいですね。本当に!
──メンバーとクロちゃんが一緒に喜んでる姿を見る日が来るのを楽しみにしています。
クロちゃん:僕が豆柴の大群を作った時、彼女たちの夢を叶えるって約束したんです。彼女たちが変わっていく姿もアドバイスしながら、1番近くで彼女たちを見て、1番近くで喜んで、一緒に涙を流したいなと思いますね。
取材&文:西澤裕郎
■ライヴ情報
〈WE MUST CHANGE TOUR FiNAL〉
2022年12月17日(土)@ヒューリックホール東京
開場 16:30 / 開演 17:30
チケット:
スタンディング指定席 4,500円(税込)
指定席 5,000円(税込)
https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=JC180027
Official HP:https://mameshiba-no-taigun.jp/