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【GANG PARADE 短期集中連載 Vol.9】ナルハワールド編「積み重ねてきたものを全部良いものにして大きいステージに立つ夢を叶えたい」

StoryWriter

「みんなの遊び場」をコンセプトに活動するWACK所属の13人組アイドル・グループGANG PARADE(以下、ギャンパレ)の1人1人のパーソナルに迫る短期集中連載がスタート。毎回1人ずつ、どんなファッションを好み、どんな音楽や漫画やゲームなどに影響を受けてきたのか、ギャンパレでの歌詞や振り付けについてなど、これまでの単独インタビューとは違った切り口からメンバーに迫る。

第9回は、2019年5月にGANG PARADEに加入したナルハワールドが登場。WACK所属のアイドル育成プロジェクトWAggより昇格を果たし、日比谷野外音楽堂という大舞台でお披露目ライブを実施。グループの末っ子的立ち位置で活動をスタートさせた彼女も13人となった現在は先輩としてもたくましく活動している。そんなナルハの現在感じていることについてロング・インタビューじっくり話を聞いた。

取材&文:西澤裕郎
写真:まくらあさみ


物心がついたときにはチョコレートしか食べてないくらいだったんです(笑)

──StoryWriterではいつも私服で撮影をさせてもらっているので、今日の服装のこだわりや、どういうものを身につけていることが多いのか教えてもらえますか?

私は基本的にかわいい服が好きなので、ちょっと前はフリフリとかピンクが好きだったんです。でも最近はかわいいけど清楚な服とかが好きになってきて。一番好きなのはワンピースなので、今日もワンピースを着てきました。

──2017年にWAggとして活動を始めたときから、好みは変化したりしましたか?

変わりましたね。最初WACKに入ったときはファッションに全然興味がなくて。化粧と無縁なところで生きてきたんです。この世界に入ってからは見られる立場なので気をつけなきゃなって気持ちになって。前は本当にタンスの手前から取った服を着るぐらいの気持ちだったんですけど、今はどれが自分に合うかなと常に考えるようになりました(笑)。

──お化粧の方法とかもだいぶ変わったんじゃないですか。

変わりました。お披露目のときは本当にすっぴんのような状態で。最近そのときの写真を見返したらびっくりしました。私、何でこの顔でここにいるの?!と思っちゃって(笑)。

──(笑)。いまギャンパレの活動が忙しいと思うんですけど、どんなに忙しくてもプライベートで絶対に欠かさないことって何かありますか?

スイーツの新作はチェックしていますね。特にコンビニのスイーツは身近ですぐに手に入るから、日に日に甘いものが好きになっちゃっていて。

──TikTokで、みたらし団子を紹介している回があったじゃないですか? チョイスが渋いなと思って(笑)。

例えばこの新作を買いに行こうと思って近くのコンビニに行くんですけど、その店舗に売ってないことが多くて。そういうときは定番のスイーツを紹介したりするんです。美味しいし、私も好きだから紹介するんですけど……。なるべく新作を紹介したいなという気持ちはちゃんとありますね。

──そういう事情があったんですね。甘いものに興味を持ったきっかけは覚えてますか?

本当にちっちゃい頃から甘いものが大好きで、物心がついたときにはチョコレートしか食べてないくらいだったんです(笑)。逆に、ご飯の好き嫌いが激しくて。お米とか全然食べたいと思わないし、お肉も好きじゃないので、それが全部甘いものにいってしまったのかなって。周りからはすごい偏食だと思われていると思います。私がたまにおにぎりを食べていると、メンバーから「え、ナルハがおにぎり食べてる!」みたいに言われたりするぐらいで。ご飯を食べなくても甘いもので生きていけるみたいな感じです。

──お米もあまり食べない?

食べないですね。でもライブ前とか、さすがに食べないと倒れちゃうかもしれないと思って食べるようにしています。

──逆にスイーツ以外で好きな食べ物は?

よくハッシュドポテトとかは食べてます。あとオムライスとかロールキャベツとか。

──ロールキャベツは肉もしっかり入ってますけど。

私、唐揚げとか焼肉は食べられないんですけど、ハンバーグとかつくねとか、ミンチにされたやつなら食べれて。ザ・肉じゃないやつなら食べられます(笑)。

──お菓子も好き?

お菓子も食べます。でも唯一お菓子でマシュマロだけ自分からは買わないです。食べれないわけじゃないんですけど唯一甘いもので自分から手を出さない食べ物です(笑)。

──元々好きだったスイーツの連載をしたり、SNSで発信したりしていますが、それはどんな気持ちですか?

なかなかそういう機会をいただけることはないですし、自分の好きなものを発信することで、みんなも食べたいとか、私も好きみたいに言ってくれるのは嬉しいですね。共感してくれる人がいたり、自分の紹介したスイーツを見て食べたいと思ってもらえるっていうのは本当に嬉しいです。

インスタとTikTokの存在はWACKに入るまで知らなかった

──新作スイーツのチェック以外に好きなことってありますか?

アニメとか漫画も好きです。でもギャンパレにはアニメ好きがいっぱいいるので、その人たちには勝てないんですけど、自分が好きな作品はよく見ます。

──例えば、どんな作品が好きですか。

いろいろあるんですけど、ギャグ系の漫画とかおもしろ系の作品が好きですね。もしくは、ちょっとひねくれたお話。まっすぐな話で終わらないちょっと不気味なやつとかも好きです。漫画は、表紙で選ぶことが多いかもしれないです。

──具体的に作品名上げるとしたら?

ギャグ漫画だと『日常』が一番好きで、ちょっとひねくれてるやつだと『ハッピーシュガーライフ』って漫画が好きです。

──『ハッピーシュガーライフ』は、どんな部分がひねくれているんでしょう。

高校生ぐらいの女の子がちっちゃい女の子のことを好きになるみたいな話なんですけど、その子を守るためには何でもするみたいな愛が歪んでいる話です。11巻まで出ていて、もう完結しているんですけど。

──自分でも漫画を描いてみようとか思ったりはしませんでしたか?

私、絵心がないんですよ。かわいいい犬とか猫とかなら描けるんですけど、漫画みたいにリアルな絵が本当に描けなくて。幼稚園児が描くぐらいのレベルの絵しか描けないです(笑)。

──逆に活動し始めてから影響を受けたものとかってありますか?

そうだなあ。SNSに関しては、本当にこの業界に入る前は何もしていませんでした。それこそ今は個人でインスタとTikTokをやらせてもらっているんですけど、WACKに入るまで存在すら知らなくて。Twitterとかも投稿の仕方がわからなくて、最初は全部マネージャーさんに任せたりしていたんです。今じゃありえないんですけど。

──避けていたわけじゃなくて、本当に知らなかった?

単純に知らなかったですね。無意識に避けていたのもあるんですかね? 本当に興味がなくて。SNSも知らないし、TVも別に興味ないし。自分が好きって言えるものがずっとなくて。

──それがいまではSNSでいっぱい発信したり、テレビに出たり真逆の生活ですね(笑)。

そうなんですよ(笑)。だからびっくりしています。

──山田なるとして出演した青春恋愛リアリティーショー『今日、好きになりました。』は、WACKでも他に誰も経験していないことですが、振り返ってみてどんな体験になりましたか。

振り返ってみて、すごいことをしたなって思いますね。アイドルがこんなことしていいのかって思うんですけど、それで私を知ってくれた方が特典会に来てくれたり、ライブを見に来てくれたりして、無駄じゃなかったなと思っています。もちろん最初の方とか結構いろいろな意見をいただいたんですけど、自分の経験にもなりましたし、よかったかなって思います。

歌詞を書いていると素直になれる

──ナルハさんの作詞曲も多いと思うんですけど、どんなプロセスで歌詞を書いているんでしょう。

作詞はこういうふうに書こうとかって思ったことはなくて。最初に音源が送られてくるんですけど、それを聞いたときに真っ直ぐな歌詞がいいなとか、明るい歌詞がいいなとか、逆にちょっと暗めの曲調だったら悩んでるような歌詞にしようかなとか、全部曲調から決めています。

──例えば、ナルハさんの作詞曲「お願い」はどのように歌詞を書いたんでしょう。

「お願い」はPARADISESのアルバム用に送られてきた曲だったんですけど、その中でも特徴的な音で、めちゃくちゃ好きな曲だったんです。私、この歌詞絶対書きたいって最初に思って。別に前向きな歌詞じゃなくても、この曲はいい気がして。ちょうどそのとき親と喧嘩をしていたので、そういう気持ちを書いてみてもいいのかなと思って書きました。

 

──自分の素直なそのときの感情が歌詞になっている。

そうですね。「お願い」は書き始めてからすぐ書き終わりました。思ってることを全部書いたみたいな歌詞ですね。

──逆にフィクション的な視点で書いた曲ってありますか。

テーマが決まっている曲の歌詞とかは、自分の気持ちというよりはお題に沿って合う言葉を選んで書く感じなので、「お願い」とちょっと違った書き方の歌詞だと思います。例えば、「シグナル」は、最初のお題が“決意”だったので、決意って言葉に沿った歌詞を書きました。

 

──そういう言葉はナルハさんのどういうところから出てくるんだと思います?

後々「お願い」とか見返すと、私からなんでこの言葉がでてきたんだろう?と思うことがあって。本当にそのときにしかわからないなって感じがします。

──別に普段からノートとかに書き留めているとかではない?

前はやっていたんですけど、結局書き留めておいても使わなかったり、この言葉は今じゃないって思ったりすることが多かったのでやめました。それよりも、いただいた音に合わせた歌詞がいいなと思って書いています。

──歌詞を書くのは好きですか?

好きです。私は語彙力がそんなにないので、しゃべるよりも書く方が自分でも得意だなって勝手に思っていて。書いた方が自分の気持ちをうまく表せるなと思うんです。歌詞を書いていると素直になれる気がします。

──GANG PARADEの活動の中で、どんなことを表現したり実現していきたいと思いますか。

GANG PARADEって歴史が長いじゃないですか? いろいろなことがあって、今こうして13人で活動をしている。その歴史を経て、最終的に売れて大きいステージに立つ、そんなエピソードがギャンパレには合うんだろうなと思っています。今までメンバーが積み重ねてきたものを全部良いものにして、ギャンパレで大きいステージに立つ夢を叶えたい。それはすごく思っています。

──立ちたい場所はありますか?

いっぱいありますね。個人的にずっと言っているのは、デビューライブをした日比谷野音なんですけど、幕張メッセとか東京ドームとかにも立ちたいです。本当に歴史あるグループで、いろんなことがあったからこそ今があると言えるすごいグループになれたらいいなと思っています。

──個人的にスイーツを発信する以外にやってみたいことはありますか?

ずっと言ってるのは格闘技をしたいってことで。護身術とか空手とかボクシングにめちゃくちゃ興味があるんです。全然詳しいとかではないんですけどずっとやりたいなって思ってます。めちゃくちゃアクションできるアイドルみたいな(笑)。

──格闘とアクションができるスイーツ好きなアイドル?

情報量がすごいけど面白いですね(笑)。危ないのでなかなか実現できないんですけど、いつか挑戦できたらいいなって思います!


GANG PARADE 短期集中連載 一覧

Vol.1 ヤママチミキ編「1人ぐらいは自分のことを必要としてくれる人がいるんだよ、って伝えたい」
Vol.2 ユメノユア編「自分を救ってくれた、支えてくれたのは音楽だった」
Vol.3 キャン・GP・マイカ編「常に憧れられる存在でありたい」
Vol.4 テラシマユウカ編「不安定だからこそ面白い」
Vol.5 ココ・パーティン・ココ編「私の職業はアイドル、って言えてるのが本当に幸せ」
Vol.6 月ノウサギ編「自分を通してキャンパレを好きになってもらえたら嬉しい」
Vol.7 キラ・メイ編「遊び場を大きくしていきたい」
Vol.8 ユイ・ガ・ドクソン編「今までたくさんの人からもらったものへ恩返しをしたい」


■リリース情報

GANG PARADEメジャー4thシングル『Priority』
2022年11月16日(水)リリース
価格:1,100円(tax in)
品番:WPCL-13427
収録内容:
1. Priority
2. MELT

購入リンク:https://GANGPARADE.lnk.to/4thSG

メジャー4thシングル「Priority」
9月19日(月)各配信サイトにて配信開始
https://gangparade.lnk.to/Priority

■ツアー情報

〈EVERYTHING MUST GO TOUR〉

2022年11月2日(水)@宮城 Rensa
開場/開演 17:30/18:30
お問い合わせ:G/I/P https://www.gip-web.co.jp/t/info

2022年11月10日(木)@東京 Zepp Haneda
開場/開演 17:30/18:30
お問い合わせ:KM MUSIC 045-201-9999

■イベント詳細

〈Even without BiSH, this is WACK〉
2022年11月23日(水祝)@千葉 幕張メッセイベントホール
時間:Open/Start 13:30/14:30
出演:ASP/BiS/ExWHYZ/GANG PARADE/豆柴の大群
[問] KM MUSIC 045-201-9999

料金:【通常チケット】全席指定 7,000円(税込)(入場時にドリンク代別途必要)

WACK 公式WEBサイト:https://www.wack.jp/

オフィシャルサイト:https://www.gangparade.com/

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