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住所非公開アポイント制のアットホームな古着とタトゥーと床屋「Downtwin」とは?

StoryWriter

都内某所、京王線沿いのどこかの駅にひっそりと佇むアパートの一室にある古着屋「Downtwin」。まるで“大人の秘密基地”みたいな雰囲気のこのお店は、住所非公開、アポイント制になっていて、壁一枚挟んで隣の部屋がタトゥースタジオという不思議な空間。

この店のオーナー兼彫師であるテッタは、「隣の人をピースにしていきたい」という哲学のもと、「この場所で僕らと会うことで、“明日も頑張ろう”って気持ちになってほしい」というお客さんに対する熱い想いを持っている。古着屋、タトゥースタジオである以前に、人と人のつながりを大切にしたアットホームな場所なのだ。

今回、Downtwinの店主・ユキムラ、彫師・テッタ、そして彼らとともに活動する床屋・グンタの3人にインタビューを行い、住所非公開のアポイント制にした理由とはなんなのか? そして、彼らが見据える“最終目標=世界平和!?”とはどういう意味なのか、3人への個別インタビューと、ユキムラ&テッタへのインタビューの4部構成で話を訊いてみた。また、最後にはDowntwin店主が紹介するとっておきのアイテムも掲載。

取材&文 : 北村蒼生
写真 : 田中輝光


INTERVIEW:ユキムラ

古着屋・Downtwinの店主、ユキムラ。彼は好きなモノを徹底的に集めるというスタイルで、偏愛する古着アイテムをセレクトしているとのこと。お店のアイテムはどれも店主のこだわりを感じるモノで、特にイングランドオンリーのフットボールシャツの中にはマニア心をくすぐるレアなモノまである。そんな店主が愛してやまないフットボールシャツの魅力や今人気のアウトドアスタイルの楽しみ方についてなど、ざっくばらんに語ってもらった。

店主偏愛のフットボールシャツ

──古着屋「Downtwin」は住所非公開のアポイント制になっているんですよね。それには何か意図があるんでしょうか?

ユキムラ:元々大学生の時にDowntwinを始めたんですけど、毎日お店に来て接客をすることができなかったので住所非公開のアポイント制にしました。お店に来たい人はインスタのDMで日付と時間を言ってもらえれば来られるので、沢山の人に遊びに来て欲しいですね。

──お店に置いてあるアイテムはどういった系統のものが多いですか?

ユキムラ:ColumbiaやL.L.beanなどのアウトドア系、あとY2Kっぽい昔のサーフブランドのアイテムですかね。Quiksilver、AIRWALK、PIKOとか、そういうちょっと昔のダサかったブランドのアイテムが多いです。フィッシング系の釣りで使うようなジャケットや、釣りで使うキャップなども揃えています。バックはメッセンジャーバックと呼ばれるチャリ乗りのためのバックなどを仕入れていますね。最近入れた少し変わったバックで、ランニングバックっていうランニングする時用のバックもあります。

ユキムラ

──フットボールシャツもたくさん取り揃えていますよね。

ユキムラ:イングランドオンリーのフットボールシャツを揃えています。プレミアリーグのユニフォームから、その下のもうアマチュアに落ちているようなチームのユニフォームまであります。こだわっているのはイングランド国内のチームだけを集めることですね。イングランドだけに絞って集めている古着屋は多分ないから、それがうちのひとつの特徴だと思います。

店主がセレクトするイングランドオンリーのフットボールシャツ

──サッカーは元々やっていたんですか?

ユキムラ:いやプレイヤーとしてやっていたわけではなくて。小学生ぐらいの時にテレビでW杯・南アフリカ大会を見たのがサッカーに興味を持ったきっかけでした。そこからサッカーがどんどん好きになって、プレミアリーグを見るようになりましたね。当時NHKで無料でプレミアリーグの試合を放送していて、なんとなくチェルシーを応援していました。ずっとプレミアを見ていたので逆にスペインやイタリアのリーグは全然見ませんね。その影響でイングランドのシャツばかり集めています。

和室の店内。畳の上には昭和レトロな雰囲気のちゃぶ台が置いてある。

──オアシスのギャラガー兄弟、ブラーのデーモン・アルバーンとか90年代ブリットポップ期のミュージシャンがよくファションとしてフットボールウェアを着ていましたよね。

ユキムラ:当時リアムが着ていた、マンチェスターシティのbrotherがスポンサーの時のユニフォームは有名ですよね。あのユニフォームは今では希少でなかなか手に入らないんですよ。フットボールシャツがファッションとして好きだから、色がいいからっていう理由で着ることは僕は全然良いと思いますね。ユニフォームから入ってそのチームを応援するのでもいいと思うし、応援していなくてもかっこいいっていう理由で気に入ったユニフォームを着るのもあり。サポーターからしたら分からないけど、別にファッションは人それぞれ自由であるべきだと思うんですよね。

胸スポンサーが「brother」時代のマンCユニフォーム。当時ギャラガー兄弟が着用していたことで有名。

知識がなくても感覚で楽しむアウトドアファッション

──それで言うと別に登山しなくてもアウトドアウェアをファッションとして着るのはありですか?

ユキムラ:まあ登った方がいいって言う人が多いとは思うけど、僕は別にどっちでもいいかなと思いますね。ただなんでも知っておくことの方が絶対にいい、だけどその知識を強要するのは違うかな。本当にみんなが好き勝手自由に着ればいいと思います。

アウトドアスタイルに欠かせないバッグ類も豊富な取り揃え。

──確かにファッションをきっかけに新たな趣味を広げていければいいですよね。

ユキムラ:例えば、フィッシングジャケットやフィッシングベストは、着丈が極端に短いのに見幅はある形になっていて、それは川に入って釣りをする人が着丈が長いと濡れちゃうからわざと短くなっているんですよね。でも別にそんなことを知らなくて釣りをやっていない人にとっても着丈が短いから着やすい。どうして着丈が短いんだろうって気になって自分で調べて知るのがベストだとは思うけど、たとえ知識がなくても感覚で着てみてかっこいいって感じたなら問題ないと思いますね。女の子とか特に気にせずに好きなもの着ていると思いますね。

──女性のお客さんも結構来るんですか?

ユキムラ:来ないです(笑)。完全メンズな感じですね。でもこの前テッタくんと話していたのが、彼氏のプレゼントを買いに女の子が来てくれるのが一番理想かなと。彼氏が古着好きだったら是非うちに来て欲しいですね。

Downtwinはポップアップイベントへの出店もたびたび行っている。写真は東陽町のBBQ場「WILD &RAW」で行われたイベント〈We Love to Share Passion Vol.3〉の模様。

──古着やファッションに興味を持ったきっかけはなんだったんですか?

ユキムラ:服自体に興味を持ち出したのは中1か中2くらいで、周りがおしゃれし始めたから自分もやり始めたみたいな感じでした。でも基本的に人と違う服を着たいと思っていました。当時RAGEBLUE、WEGOとかからファッションを覚え始めて、高校ぐらいから古着も見始めたけどまだそんなにで。大学に入って俺の周りでかっこいいなと思うやつが古着着ていたり、安いからっていう理由で古着を探し始めましたね。

──大学時代、古着屋を始めようと思った時点でテック系やアウトドア系を揃えるお店にしようと考えていたんですか?

ユキムラ:元々はもう少しオーソドックスな古着屋をやろうとしていたんですけど、気がついたらだいぶ偏ってしまいましたね。最近はうちのことをスポーツ用品店だと思っている人がいるくらいなんで(笑)。

──完全に自分が好きなものを集めたという感じですよね。

ユキムラ:収集癖があるんですよね。古着屋ってコーディネートやスタイリングが上手い人か、とにかく好きなものを集めるコレクターな人かの2つにタイプが別れると思っていて。自分は後者の集めるタイプだと思います。多分オタク気質なんですよね。

〈We Love to Share Passion Vol.3〉に出店していた「Michelle 研究隊」のハンバーガーは絶品。その味にユキムラも大満足の様子。

INTERVIEW:テッタ

古着屋・Downtwinの隣の部屋はタトゥースタジオになっている。この店のオーナーであるテッタは、この場所で彫師をやりながら昼間は庭師として活動している。好きなことを我慢せずに追求していくスタンスは、まさに“職人気質”といった感じの男。だが一方で「自分が他人に何をしてあげるか」ということを最も大切に考えていて、自分自身を表現していくことの先には必ず自分以外の誰かの幸せを求めている。

仲良くなったお客さんにお土産を渡す感覚でタトゥーを彫る

──最近は結構忙しそうですよね。

テッタ:いい感じに忙しいですね。最近メディアにも取り上げてもらって、色んな人から行ってみたいって声を頂いています。タトゥーのお客さんも週に2人ぐらい入っています。でもぶっちゃけ毎日掘りたいなとは思いますね。

テッタこだわりの作業場。好きな映画、雑誌、レコード、本に囲まれながらいつも黙々と作業をしているとのこと。

──タトゥーは夕方からやっているんですか?

テッタ:そうですね。昼間は植木屋として、芸能人の家の庭や病院の院長さんのお庭とかを整備しています。その後6時7時ぐらいから、この事務所に来てタトゥーを掘っています。お客さんとたわいもない話をしたり、相談や悩みを聞いたりして、そのお土産にタトゥーが入っているみたいな感覚ですね。僕が持っているもの全部使ってその人をポジティブな気持ちにできればなって思っています。隣の人をピースにしていきたいって感じかな。

テッタ

──ビジネスでやっているというよりは、タトゥーがコミュニケーションのツールになっているんですね。

テッタ:かっこつけた言い方すると、自分より周りの人が幸せになれればなっていうことは常に考えていますね。

──若いうちって割と自分自分になりがちな中で、そうやって人のためって考えられるのはすごいですよね。

テッタ:それこそ19、20の頃は自分中心だったんだけど、ふと1番の敵は自分だなって思ったんですよね。自分のことを理解していないと外側に矢印が向いちゃうんだなって。そこからは、なるべく見返りは求めずに人のために動くってことを大事にするようになりましたね。その代わり時間やお金は自分のために使う。インプットに関しては自分に向けて、アウトプットは人のため、仲間のためっていう意識かな。あとタバコにはお金使いますね(笑)。

タトゥーベッドとテッタ作のアートイラスト。

──タバコは好きですか?

テッタ:タバコは大好きですね。僕のおばあちゃんはめっちゃタバコ吸っていたんだけど、やめた途端に体壊して。だからタバコは体に良いって理論にたどり着きました(笑)。

──いつからタトゥーに興味を持ち出したんですか?

テッタ:タトゥーの前にまず絵が好きだったんです。小学生の頃から勉強しないで、教科書にある歴史上の人物の写真に落書きして隣のやつを笑かすみたいなことばかりやっていました。中学生の時にクラスで手紙を回す風習があって、好きな女の子から回ってきた時に俺は文字じゃなくて絵を描いて渡したんです。そしたらそれが割とみんなにウケて、それから卒業式の日に黒板に絵を描いたり、卒業アルバムのジャケを描いたりしていましたね。絵のコンクールで金賞を取ったりもしました。そうやってなんだかんだ絵はずっと描いていて。ちょうど19、20ぐらいでアメリカに1人で行って、その時にタトゥーショップを見て衝撃を受けたんですよね。生きている間ずっと残る作品ってなんだろうって考えた時に、タトゥーを見てピンと来たんですよね。それがタトゥーを始めようと思ったきっかけです。

イベント〈We Love to Share Passion Vol.3〉での模様。

──タトゥーのデザインは何からインスピレーションを受けているんですか?

テッタ:無難なのだと映画のワンシーンとか好きなフォトグラファーが撮った写真を元にデザインすることはあるけど、1番多いのは、その日に思ったことをとりあえず描いてみて、それが良いデザインだったらタトゥーに入れてみることですね。例えば、昼間に植木屋として線路沿いの木を切っている時に「信号機ってめちゃめちゃかっこいいな」って思ったら、信号機のタトゥーを彫ってみる。「剪定ばさみのタトゥー入れたら超かっこいいだろうな」とか、「ノコギリで切れなかった枝の先端が変な形をしていて面白いな」みたいな。でもそういう目で見たものを絵にすることってすごく難しい。その難しい部分を僕のタッチで表現できたらいいなと思います。メモとかは取らず、その日一日考えていたもの、見たものを絵にしていますね。そういう直感とかフィーリングを大事にしています。

タトゥーを前面に押したいわけじゃなく、本当に好きな人に広まってほしい

──1人でアメリカに行った当時、アメリカのカルチャーにどんな刺激を受けましたか?

テッタ:正直アメリカに行った時に受けた刺激ってあんまりなくて。街並みや目にするものに一時的に刺激は受けたけど、それよりも印象に残っていることが日本人との人の違いですね。日本とアメリカで人に対する対応の仕方が全然違うなと思いましたね。例えばドアを開けてもらった時、日本人は会釈だけして済ますけど、アメリカ人は絶対に「ありがとう」って言葉にして感謝を伝える。その心持ちって大事だなと思って持ち帰りましたね。まずアメリカから日本に帰る空港で保安検査員の人に「ありがとうございます!」って言いました(笑)。日本に帰ってからも、感謝を言葉にすることや、人をしっかり送り出してあげること、人が困っている時はなるべく助けることなどを大事にしていますね。

テッタが作製したイベント〈We Love to Share Passion Vol.3〉のポスター。

──タトゥーをやっているとやっぱり叩かれることもありますか?

テッタ:叩かれることも多いですね。でも気にしないです。別に僕はタトゥーがすごく広まって欲しいって感覚はないんです。みんながユニクロ感覚でタトゥーを入れてしまったら特殊じゃなくなる。やっぱりタトゥーはその人の思い入れあって入れるものだから、本当に好きな人が入れればいいかなって思いますね。その中でタトゥーに興味はあるけど入れられないって人がいれば、そういう人はうちでやります。古着見てもらったり、雑談したりする中で僕のことを知ってもらえれば「別にタトゥーって悪いもんじゃないな」って感じてもらえると思うんですよね。そうすれば自然に広まっていくと思うから、そこまでタトゥーを前面に押していくってイメージはないですね。

テッタ:僕と床屋のグンちゃんの2人で「床屋と絵遊び」っていう媒体を持っていて、そこでタトゥーや床屋の仕事をやっています。今後、タトゥー・古着・床屋の仕事を「LO-vacation」という1つの会社としてやっていこうと思っています。僕らはオタクの最前線じゃないけど、色々なコアな部分があってそれを貫いていくような活動をしていきたいですね。絵、タトゥー、古着、活字、音楽とか、とにかくなんでも好きなものやっていきたいです。その最終目標は世界平和。今はそのための通過点としてやっています。

INTERVIEW:グンタ

グンタ

テッタ、ユキムラへのインタビューが終わり、彼らに連れられて向かった先は秋葉原。秋葉原は彼らにとってお気に入りの街で、大好きなラーメン屋やよく遊びに行くレトロゲームセンターがあるという。そしてそこで待っていたのが、彼らとともに活動する床屋のグンタ。

自分の中にあるイライラや鬱憤をぶつけるための絵

──普段どういった活動をされているのか教えてください。

グンタ:平日は床屋で髪を切ることを生業にしています。あと趣味程度で絵を描いたり、シルクスクリーンのTシャツを作ったり、ステッカー作っても街に貼ったりとかしていますね。

3人が共通して好きなレトロゲーム。

──テッタさんとはどういう経緯で知り合ったんですか?

グンタ:元々僕が1人で黙々とTシャツを作っていた時に、ボディを仕入れていた高円寺のお店でテッタがたまたま働いていて。同い年ってこともあって徐々に仲良くなりました。そしたら「Tシャツを作りたいんだよね」みたいな話から2人で何かやろうって話になって。その時から僕は床屋をやるって決めていました。テッタは何をやるのかなと思っていたらタトゥーを始めて。今はそこに古着をやっているユキムラも入れて3人でこれからやっていきますかって感じですね。僕は元々交友関係が広い方ではなく自分の手のひらで収まる範囲で細々とやっていこうと思っていたんですけど、社交的なテッタと出会ってそこから仲間も増えていって、色々とできることのレンジが広がってきているなと感じますね。

左からグンタ、テッタ、ユキムラ

──テッタさんとユキムラさんのお二人に何か言いたいことはありますか?

グンタ:テッタは陰謀論とか都市伝説とかが好きなのであまり飲まれすぎないでほしいなとは思いますね(笑)。ユキムラはただのいいやつなので特にないです(笑)。

──グンタさんにとって絵を描く理由、原動力とは何ですか?

グンタ:小さい頃から何かしらの目的があって絵を描いていましたね。僕はテッタみたいにLOVE&PEACEな思想で絵を描いているってよりかは、自分の中にあるイライラや鬱蒼とした気持ちをぶつけるために絵を描いている部分があると思います。

──絵を描くことが洋服のデザインにも繋がっていったんですね。

グンタ:元々学生の頃から自分で描いた絵をTシャツにプリントしたりしていたんですけど、最近では、ブランドっていうほどではないですけど「PERMANENT EXPRESS」という名前で絵やステッカー、Tシャツなどを販売しています。

INTERVIEW:ユキムラ、テッタ

アポイント制だからこそのアットホームな居心地

──古着屋の隣にタトゥースタジオがあるっていうのは不思議な空間ですよね。2つが一緒にあることで良かったと感じる部分は何かありますか?

ユキムラ:タトゥーに来たお客さんがついでに古着の方も見てくれたり、逆に古着を見に来た人がタトゥーに興味を示してくれることもあるので、2つが同じ空間にあることでお客さんに異なる体験を提供できることがうちの強みだなと思いますね。

テッタ:あとアポイント制っていうのもうちの強みだと思いますね。今僕らが「LO-vacation」としてやっている古着とかタトゥーは全てアポイントメント制になっているんですよ。大事にしているのは目的がないと絶対に来られない場所であることです。目的があるからこそ来てくれたお客さんに僕らがどれだけのことをしてあげるかが大切だと思っていて。来てくれる人が古着を見たり、絵を見たり、一緒に映画を見たり、お笑いの話をしたり、そういうアットホームな感覚でなんでもできる場所にしたかったんですよね。あとアポイント制であることでリピーターになってくれるお客さんが多くて、そこからお客さんとの距離も縮まりやすいです。その中で一番大事にしていることは、この場所に来てくれた人に僕らという人間を理解してもらうこと。僕らにまた会いたいと思える場所にしたいと常に心がけていますね。

お店にはトイレはあるが、狭すぎてドアが閉まらないのが難点。

──確かにアポイント制であるからこそお客さんにとってまた来たいと思える特別な空間になっている気はしますね。

テッタ:最初は住所を公開しようかどうか迷ったんですけど、今の時代お客さんと店主の距離がすごく近くなっていることに僕は引っかかっていて。アポイント制というアプローチにすることでお客さん側に一声かける勇気をもってもらう、ただその一歩を踏み出してくれた人に対しては、また来たいって思ってもらえるようなあったかい対応をするってことが大事だと思うんですよね。古着屋によって店員が無愛想で怖かったりするけどうちは全然そんなことないから、来てもらって「あれ意外とちょろいな」って思ってもらえるくらいアットホームですね。

お店の扉を開くと店主たちが楽しく出迎えてくれる。

──古着屋、タトゥースタジオという枠を超えた人と人が繋がれる場所なんですね。

テッタ:この場所で僕らと会って何かを持ち帰って欲しいっていうのが1番です。僕らを見て「俺も明日から一緒に頑張っていこう」って思って欲しい。タトゥーや古着、床屋はそのためのツールですね。別に何かビックドリームを掴みたいって訳ではなく、僕らと関わる人たちをピースにしていきたいですね。そこから繋がっていく最終的な目標が、“世界平和”かな(笑)。


Downtwin店主が紹介するとっておきのアイテム

”Manchester City 95〜97 home kit”

ユキムラ:プレミアからの転落、そして3部まで落ちたその当時のもの。この時から熱狂的なファンであるリアム・ギャラガーも着ているシャツ。

“pazdesign gore-tex”

ユキムラ:日本製のフィッシングジャケット。川釣りの為のものなので着丈が非常に短め。

“vans sweatshirt”

ユキムラ:そこまで古くないが良いパイピング。カラーもパキッとしていて良い。

“NATHAN running bag”

ユキムラ:機能性はもちろんテクニカルな要素がたまらない。ウチ的にアリなランニングバッグです。


■ショップ情報

Downtwin
住所非公開・アポイント制

Downtwin オンラインショップ:https://downtwin.theshop.jp
Downtwin Instagram:https://www.instagram.com/downtwin/

タトゥーの予約はこちらから:https://www.instagram.com/710_slick/
LO_vacation Instagram:https://www.instagram.com/lo_vacation/
床屋と絵遊び Instagram:https://www.instagram.com/tokoyaeasobi/

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