【連載】WAgg ソロ・インタビュー Vol.8 ハナエモンスター「8人で会場を埋められる存在になりたい」

BiS、BiSH、GANG PARADE、EMPiREのマネジメントを行うWACKが手がけるアイドル育成プロジェクト『WAgg』。「その後の進路はBiSに行ったり、BiSHに行ったりとか色々考えます」とアナウンスされており、WACKの将来を担う可能性に満ちたグループとなっている。

9月9日にはTSUTAYA O-WESTにて、BiS、BiSH、GANG PARADE、EMPiRE各グループの楽曲をパフォーマンスし、デビューを果たした。その後、東名阪仙公演を開催し、現在はEMPiREとの2マンライヴツアーを開催中である。そんな8人のソロ・インタビュー連載がスタート。

第8回は、ハナエモンスターのインタビューを掲載。ソフトボール漬けだったという小・中学生時代から、お父さんの影響で旧BiSを聴くようになったきっかけ、WACK合宿オーディションの一次面接に参加した過去など、WAgg加入までの人生についてじっくり話を訊いた。

インタヴュー&文:西澤裕郎
写真:外林健太


最近はWAggの子たちといる方が安心する

──本格的にWAggの活動が始まりましたけど、毎日いかがですか?

ハナエモンスター:今はちょっとずつ慣れてきたんですけど、最初はめちゃくちゃ忙しくて。いまはライヴもすごく楽しいし、カレンダーを見て明日はライヴだって楽しみになるようになりました。

──毎日練習していたり、週末はライヴだったり、ずっと活動していますもんね。8人ではどんな練習をしているんでしょう。

ハナエモンスター:セットリストが変わるごとに新しい曲の練習をしたり、ちょっとずつ歌割りが変わったりもあるのでフォーメーションを作り直したり。あと、ライヴ映像を観て、できなかったことをみんなで提案しあって直したりしています。

──それにしても、これだけ毎日メンバーと顔を合わせる経験ってなかなかないですよね。

ハナエモンスター:実際、家族より長い時間メンバーといるので、最近は学校の友だち以上にWAggの子たちといる方が安心するようになってきて。学校にいると、ちょっとそわそわしちゃう(笑)。

──ドキュメンタリーでも描かれていましたけど、渡辺(淳之介/WACK代表)さんから怒られたことがきっかけで、メンバー間で話し合いをして関係性が深くなった部分もあるのかなって。

 

ハナエモンスター:あのときはメンバー同士会ってまだ1ヶ月も経っていなかったので、まだ壁があったというか。渡辺さんからお話があった後、1人ずつ思っていることを素直に言ったら、ちょっとずつ壁がなくなって打ち解けました。その後、結構話すようにもなったし、やりやすくなったなとも思います。

──その話し合いで、ハナエさんはどんなこと話したんですか?

ハナエモンスター:私が進行役をやっていたんですけど、自分の思っていることちゃんと言おうとか、もうちょっとテキパキやろうよとか、基本的なルールを提案しました。あれ以降、そういうことを言わなかったウルちゃんとかも自分から話をしてくれるようになったので、話してよかったです。

──メンバーによって今の状況をいいと感じている人もいれば、まだまだこれからという人もいると思うんですけど、ハナエさん的に今の状況をどう捉えていますか?

ハナエモンスター:ダンスのまとまりとかはまだまだなんですけど、グループとしてのまとまりは結構いいと思います。1人1人がしゃべるし、1人1人別に仲悪いとかいざこざとかは一切ないんで、今はかなりいい方だと思います。

小さい頃からアイドルが好きでした

──WAggに入る前のハナエさんの話を聞いていきたいんですけど、どんな子どもだったと思いますか。

ハナエモンスター:めちゃくちゃ人見知りで、1人でスーパーとかにお菓子を買いに行っても店員さんにものが聞けないし、初めて会った子や、知らない人にしゃべりかけられなくて。小4でソフトボールを始めてから人としゃべれるようになって、今に至るって感じですね。

──ご両親からは、どんな子どもだったと言われますか?

ハナエモンスター:めっちゃ手がかかったみたいです。3歳下の妹ができたとき、お母さんの目が妹ばっかりにいくのが許せなくて、わがままを言っていたらしくて。あと、おしゃぶりを外すのがめちゃめちゃ遅かったっていうのと、ベビーカーも6歳くらいまで乗っていたみたいです(笑)。めっちゃ泣く子で、手間はかかったって言われますね。

──小さい頃の記憶はありますか?

ハナエモンスター:夏に「暑い暑い」ってめちゃくちゃ泣いていたときがあって。お母さんから「夏だから仕方ないでしょ!」って叫ばれたとき、周りにいたおじいちゃんおばあちゃんからお母さんが拍手をもらっていた記憶はすごく残っています(笑)。

──あははは。習い事とかはしていたんですか?

ハナエモンスター:クラブチームでソフトボールをやっていたぐらいで、他は何もしていなかったです。おばあちゃんの同級生がソフトボールのコーチをしていて「入りなさいよ」って言われて気付いたら入れられたって感じです。

──もともとインドアだった?

ハナエモンスター:親の買い物にはついて行きたがる子だったんですけど、基本的に買い物以外は外に出たくない子でした。小学1年生ぐらいから家でパソコンが使えたので、パソコンでゲームをしたり。勉強は一切しなかったです。

──他に趣味とか熱中するものはありました?

ハナエモンスター:小さい頃からアイドルが好きでした。それこそ私が小学生の時にAKB48がすごいブームで。動画をめちゃくちゃ観て振りを覚えて、友だちと踊ったりしていました。学校のピロティみたいな広いところで踊って楽しむアイドルごっこもしていて。ミニモニ、ももクロとかにもハマりましたね。

──アイドルが好きな一面もありつつ、ソフトボールをかなり真剣にやっていたと。

ハナエモンスター:東日本大会くらいまで行くくらいのチームでした。

──すごい! ポジションと打順は?

ハナエモンスター:ファーストやっていました。小学生の時は大体5番6番だったんですけど、中学校の時は4番でした。

──本当にソフトボールに力を注いだ小中学時代だったんですね。

ハナエモンスター:ほぼソフトでした。本当に練習がきつかったので、楽しみは遠征で練習後に食べられるご飯みたいな日々で。中学校は別なんですけど、小学校の頃は練習が苦で、毎日行きたくないって泣きわめいていました。

──学校生活はどうだったんでしょう。

ハナエモンスター:ソフトボール部だけで集まって、他の人と一切しゃべらないみたいな感じでした。だから、3年間合計して3時間もクラスメイトとか学年の子としゃべっていないんじゃないかな。

──ソフトボール漬けの毎日だったから、その後一気に日々の生活スタイルが変わりそうですね。

ハナエモンスター:家にいることが本当に多くなりましたね。あと、バイトでお金を貯めて、好きなアーティストのライヴに行くようになりました。ライヴばっかりの日々で、1年に3、40個のライヴに行っていました。

とにかくWACKに入りたかった

──そんな日々の中、WACKという事務所の存在はどうやって知ったんでしょう?

ハナエモンスター:私が産まれる前からお父さんがバンドを組んでいて、いっぱいCDを持っていたんです。小さい頃からお父さんの曲を聴かせてくれたり、私の名前がタイトルの曲を作ってくれたり、おすすめの曲を聴かせてくれたりしていて、ずっと音楽が身近にあった。あるとき、お父さんが友達に旧BiSの現場に連れて行かれてハマったらしくて。それで旧BiSの「DiE」が大好きになって、ずっと家の中で流れていたので、旧BiSの存在は知っていたんです。

 

──そこから自分がオーディションを受けようと思ったきっかけってなんだったんですか。

ハナエモンスター:AKBの振りコピもそうなんですけど、アイドルに憧れている部分があったんです。キラキラしていて自分とは別世界だなっていう気持ちがあったから。BiSHができたり、新生BiSができたりしていく中でWACKという事務所のことも更に知ったんですけど、今まで聴いてきた曲とは全然違っていて。WACKのBiSとかギャンパレもそうですけど、曲のテイストもそうだし、目が違うんですよ。そこに惹かれて、WACKに入りたいなと思いました。あと、水着とか露出をしたくなかったからWACKに入りたかったというのもあります(笑)。

──かつて、BiSHもスク水でライヴをしていましたけどね(笑)。

ハナエモンスター:着ていましたね(笑)。最近は着ていなかったので大丈夫かなって。

──目が違った、というのは、具体的にどういうことなんでしょう。

ハナエモンスター:私が観ていたアイドルの人たちは目の前のお客さんを相手にしている感があったんですけど、BiSHとかBiSは遠くを掴みに行く感じがすごく強くて。画面越しでしか見たことがなかったんですけど、画面越しでも引っ張られる感じが強くあったんです。

──そういうグループに自分も応募することに、躊躇はなかった?

ハナエモンスター:私、オーディションを受けるのが2回目なんですよ。ももらんどさんとかパン・ルナリーフィさんが合格した時のオーディションを受けていて、一次面接はももらんどさんと同じ面接会場だったんです。ももらんどさんが5分くらい歌わないで立っていたのをよく覚えているんですけど、こういう人が受かるなと思ってニコ生を観ていたら、ももらんどさんが受かって、あーやっぱりなって。2回目だったので躊躇みたいなものはなかったです。

──前に受けたのはWACK合宿オーディションで、どこかしらのグループに入ることが前提でしたけど、WAggに関しては育成プロジェクトになります。そのあたりはあまり気にはしなかった?

ハナエモンスター:育成プロジェクトって何だろうって感じだったんですけど、私はとにかくWACKに入りたかったんです。WACKの場合、入ったら何かしら動きがあるじゃないですか。どうなるかわからないけど、とりあえずWACKに入りたくてオーディションを受けました。

──そこまで強く入りたいという気持ちがあって、しかも2回目のオーディションだったわけで、合格の連絡が来たときはどういう気持ちでしたか?

ハナエモンスター:オーディションが終わって、受かるなっていう気持ちというより、落ちたなっていう感触が一切なくて。どこかで、いけるんじゃない? っていう謎の余裕みたいなのがあったんです。だから、連絡が来て、やっぱりなというのはおかしいんですけど勘は当たったなって。あまり落ちたなとは思っていなかったので、めちゃくちゃびっくりした訳ではなかったです。でも本当に嬉しかったです。

──他のメンバーと顔合わせしたときはどんな雰囲気だったんでしょう。

ハナエモンスター:顔合わせは来れる人からメンバーが順々に来るんですよ。私が行った時は、ウタちゃんと愛ちゃんとサアヤイトさん、ウルちゃんがいたんですけど、後の3人はまだいなくて。そしたら、ウタちゃんと愛ちゃんがべったりしていたんですよ。友だちで応募して受かった子たちなの!? ってぐらいべったりしていてちょっと怖くて。しかも、この曲を踊ってみようってなったらめっちゃ踊れるし、いろいろ知っているし、課題になってた曲じゃない曲も踊りだしたりするからめっちゃ怖くて。サアヤイトさんもサアヤイトさんで、どうやって接していいかわからなくて(笑)。ウルウ・ルは全然しゃべらないし、どうしようって。ライヴでは8人で出るけど、練習の時は1人でもいいかなって思ったときも最初はありました(笑)。

──そこから考え方が変化したきっかけみたいなものはあったんですか?

ハナエモンスター:全員が集まって動き出した頃、マリン・バといろんなことをしゃべれるようになったんです。そこからちょっとずつなんですけど、怖いっていう感じはなくなって一気に安心感を持ってみんなと接することができるようになっていきました。

この先WAggのオリジナル曲もやりたい

──お披露目ライヴを今振り返ってみて、ハナエさん的に出来はどうでしたか?

ハナエモンスター:いまも家に帰って観返すことがあるんですけど、バラバラだし、ひどいなあって(笑)。今もそんなにすごい訳ではないんですけど、そのときの映像を観ると成長したんだなって実感はします。

──EMPiREとの2マンを観たとき、1ヶ月でこんなにグループって変わるんだと思うくらいの変化と勢いを感じました。歌とかパフォーマンスだけじゃなく、1人1人が自信を持って堂々とやっているなって。それはツアーでの経験も大きいのかなと思うんですけど、地方のライヴはどうですか?

ハナエモンスター:最初の地方はボロボロで、名古屋はライヴのステージが二段構成だったんですよ。あの感じをお客さんは楽しんでくれていたのでよかったんですけど、私たちの中では完璧ではなく。踊っているのに1人だけ上の段いるみたいな(笑)。その次では頑張って見せるようにしたんですけど、客席の前後で温度差があったり、東京だけでは経験できないことが地方では結構ありましたね。

──そういうお客さんの反応もあったからこそ、どうしていこうかって考えながらグループとして前進しているのかもしれないですね。11月東京公演のO-WESTはどれくらい手応えがあったんでしょう?

ハナエモンスター:目立ったダンスの間違いはなかったし、自信もついてきました。親が来ていたんですけど、「余裕が出てきたように見える」って言われて、成長しているのかなって。でも、家に帰ってニコニコ動画でライヴ映像を観ていたら、歌の部分をめっちゃコメントで言われていて。次の課題は歌なんだなっていうのを実感しました。

──これからWAggをどんなグループにしていきたいと思いますか?

ハナエモンスター:この先どうなるかは分からないんですけど、先輩の曲をいまの8人で自分たちの曲のように堂々と歌える、自分たちの持ち曲みたいに歌って踊れるグループに成長していけたらなと思います。

──現時点での、ハナエさんとしての目標を教えてください。

ハナエモンスター:今の2マンツアーは、エージェント(※EMPiREファンの総称)さんがチケット買ってくれているおかげでたくさんの方が来てくれている部分もあると思うので、WAggだけで会場を埋められるような存在になりたい。あと、メンバーでPVとかも作りたいねって話し合いもしています。自分たちでお金をかけずに作らせてほしいっていう話も8人でしたりしているし、この先WAggのオリジナル曲もやりたいなって思います!


これまでのWAggインタビューをあわせてチェック!
WACKを揺るがすかもしれない8人の女の子たち──アイドル育成プロジェクト“WAgg”初インタビュー
Vol.1──ナルハワールド「素直さや元気さを出していきたい」
Vol.2──マリン・バ「WAggで1番になりたい」
Vol.3──ウルウ・ル「WAgg8人で、いいねって思われたい」
Vol.4──アンズピア「今の目標は、楽しむこと」
Vol.5──ウタウウタ「一体感を作りながら個性を乗せていけるグループにしていきたい」
Vol.6──愛「もっともっと意識を高く持ちたい」
Vol.7──サアヤイト「8人の個性が伝わるようなグループにしたい」


WAgg PROFILE

マリン・バ / ウルウ・ル / ウタウウタ / アンズピア /ナルハワールド / 愛 / サアヤイト / ハナエモンスター

■WAgg Official HP
http://www.wagg.tokyo/

・WAgg Official Twitter
WAggidol

・WAggメンバー Twitter
マリン・バ : @MARiN_WAgg
愛 : @L0VE_WAgg
アンズピア : @ANZU_WAgg
ウタウウタ : @UTA_WAgg
ハナエモンスター : @HANAEMON_WAgg
サアヤイト : @SAYA_WAgg
ナルハワールド : @NARUHA_WAgg
ウルウ・ル : @URUURU_WAgg

◼︎EMPiREとの2マンツアー「WAgg THE NEW RiCE with EMPiRE」
2018年12月24日(月・振休)宮城県 SENDAI CLUB JUNK BOX
2018年12月28日(金)東京都 WWW X
[1回目]OPEN 13:00 / START 13:30
[2回目]OPEN 18:30 / START 19:00

チケット :
料金 : 4,000円(tax in.)(オールスタンディング / 入場整理番号付 / 入場時にドリンク代別途必要)
※未就学児童入場不可
※ダイブ / サーフ / モッシュ / リフト禁止
チケット : w.pia.jp/t/wagg/

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