【連載】WAgg Vol.16 ウタウウタ「もっとWAggを良いものにしたいという気持ちが強くある」

2018年に開催されたWACK合宿オーディションに参加し脱落するも、WACKで活動したいという強い気持ちを持ってWAggのオーディションに合格したウタウウタ。そして1年ぶりに行われた2019年のWACK合宿オーディションに参加を決めたウタは何を想い、合宿でどのような経験を得たのか。1年前とは明らかに変わったウタウウタの現在にロングインタビューで迫った。

インタヴュー&文:西澤裕郎
構成:横澤魁人
写真:外林健太


WAggだから絶対に売れると信じていた

──WACK合宿オーディションを振り返ってみてどうでしたか?

ウタウウタ:WAggが普段のライヴ以外であまり知られていなかった中で、メンバー1人1人がどういった人間かを観てもらえる機会になったと思います。みんなのいいところも悪いところも全部見てもらえたので、よかったです。

──ウタさんはどのような気持ちで今年のWACK合宿オーディションに臨んだんでしょう?

ウタウウタ:今回の合宿は、WAggメンバーは参加自由だったんですけど、マリンちゃん(マリン・バ)が全員に「どうする?」って確認を取った時に他のメンバーがみんな出るって言っていたので、勢いで私も出るって言ってしまった部分はあります。その後、いろいろ考えて、みんなでいっぱい話し合ったり、自分でいっぱい考えたりもしました。

──ウタさんは前回の2018年のWACK合宿オーディションにも参加されました。他の候補生とはまた違う思いを持って参加したと思うんですけど、ウタさんにとってWACK合宿オーディションはどんなものなのでしょう?

ウタウウタ:出たら絶対何か変わる所だと思っています。いろんな意味で。だから今回も出ようって決めました。

──参加するかどうかで迷った事はありましたか?

ウタウウタ:迷いました。勢いで自分も「行きます」って言ったものの、合宿に参加したとして、その後どうしたらいいんだろうって。前回の合宿では、1日目で脱落してしまったので、他の候補生に何か教えたりできるわけでもないと思ってしまって。

──悩んだ末に、参加しようと決めたきっかけや理由はありましたか?

ウタウウタ:愛ちゃんが合宿に参加しないってことになってから、初めて参加しないという選択もあるんだなということを知って。でも、WAggのみんなが参加すると言っているから私も行かなきゃと感じて…… 合宿はWAggを知ってもらえる機会でもあるし、変われる機会だと思っていたので行ってみようかなと思うようになりました。

──合宿の初日、2日目に、渡辺(淳之介/ WACK代表)さんからWAggの動員がなかなか増えていないことを指摘されました。それを言われてどんなことを考えたりしていたんでしょう。

ウタウウタ:その通りだなと思いました。合宿中の面接でも言ったんですけど、WAggだから絶対に売れると信じていたというか。WAggの全員が物事を深く考えられていなくて中途半端になってしまっていて。だからライヴも完璧って言い切れなかったし、チケットも売れなくなってきたんだと思います。

どんどん空気が悪くなってしまって

──WACK合宿オーディション中、候補生との関わりという点はどうでしたか。

ウタウウタ:最初は他人と同じ部屋にいて、夜もずっと一緒というのがちょっと嫌だなと思っていました。1人になれないじゃないですか。初日のダンス練習の時は、ハナちゃん(ハナエモンスター)と私は2人でフォーメーションを作っていたんです。ハナちゃんはどうか分からないんですけど、私は候補生とは関係ないから自分達でやってるみたいな気持ちになってしまって。でも、それじゃダメなんだと気づいて、いっぱい話すようにしました。分からないところとかも訊いて教えてってやったら、ダンスで1位を取ることが出来ました。だから、しっかり話すとか聞くとかそういうのがめちゃくちゃ大事なんだなって思うようになったのが、合宿で1番大きいです。

──2日目の夜に脱落者としてWAggのマリン・バさんとサアヤイトさんが呼ばれました。それはどんな気持ちでしたか?

ウタウウタ:2人とも、誰よりも頑張っていたと思うんですよ。元々、サアヤイトは走るのが遅くて、練習のしすぎで足とかも怪我していたし、絶対サアヤイト無理じゃんっていう空気になっていたんですよ。初日の夜ご飯も食べれなくて、それでサアヤイトが部屋で泣いたりもしていて。でも、次の日のマラソンは1位を取ったし、翌日の朝ごはんとかも無理してでも全部食べていたんですよ。だからサアヤイトは合宿で自分なりにできることとかを研究して練習したんだなって。それが他の人に見えていなかったのか、足りなかったのかは分からないんですけど落ちちゃって。マリンちゃんも、誰よりも頑張っていたんですよ。なんて言うんでしょう…… 自分なりに頑張っていて。その自分なりの頑張りが空回りしていて。

──2日目にしてWAggのメンバーも本当に脱落するということが分かって、それから自分の名前が呼ばれるんじゃないかという恐怖心はありましたか?

ウタウウタ:めちゃくちゃ怖かったです。たぶん少なからずみんな怖がっていたと思います。

──結果的に、ウタさんは3日目に脱落となってしまいました。

ウタウウタ:その日発表した曲がBiSの「CHANGE the WORLD」だったんですけど、私たちのチームはコミュニケーションがあまり上手くできていなくて。喋るときもみんな空気が悪くて、みんな黙っているみたいな。先輩がせっかく「なにが好き?」とか訊いてくれても、私たちはずっと黙っていて、どんどん空気が悪くなってしまって。発表のときもあまり良いって言える状況じゃなかったので、渡辺さんに「声が小さい」って言われてしまって。次の日の発表曲の「primal.」に向けて、昔のBiSの映像を観ている時に、脱落者として自分の名前がTwitterで書いてあるのを見つけたという感じです。

──敗者復活戦は、大貧民での勝負でしたね。

ウタウウタ:大貧民を知らなかったので、スタッフさんに訊いて教えてもらったり、ルールをネットで見たんですけど一切意味が分からなくて。トランプをあまりやらないから、数字とかも全部分からなくて。Jとかなんだよ!? みたいな感じで、まじで分からなくて(笑)。MAYU(MAYU EMPiRE)さんが大貧民のアプリを「私よくやってるよ」って教えてくれたので、アプリを入れたんですけど、そのアプリが重たいんですよ。だから、そのためにいっぱいアプリを消しました。YouTubeとか。

──YouTubeのアプリも消したんですね(笑)。

ウタウウタ:全部消してオススメされたアプリを入れたんですよ。いざアプリ開いてやろうと思ったら変な技を使われて5秒くらいで負けちゃって。これはダメだどうしようと思っていたら、スタッフさんに「ルールが分からないんだったら、技とか使われるからアプリはやらない方がいい」って言われたので消しました。それでトランプを貸してもらって、マリンちゃん(マリン・バ)とか岩淵(映画監督)さんとかいろいろな人に協力してもらって、いい感じにコツが掴めてきて、絶対いけると思っていたんですよ。でも本番ではなんかちょっと上手くいかなかったですね。

今までよりも絶対良いライヴだった

──脱落してもすぐに気持ちを切り替えて、次の敗者復活に向けてすぐ動いたのがとてもたくましく見えました。

ウタウウタ:落ちた後、渡辺さんと話したんですよ。「頑張ろうと思ったのに落ちたんですよ」って話をしたら、渡辺さんが「明日の「primal.」のために絶対勝てよ」って言ってくれて。これはずっと泣いているより、大貧民をやって勝たなきゃと思って。

──だから、頑張って朝まで練習していたんですね。WACK合宿オーディションに対して、悔いはありますか?

ウタウウタ:ありますね、やっぱり。

──それはどんな悔いが残っているのでしょうか?

ウタウウタ:渡辺さんに「負けるな」って言われたのに負けちゃったし。他のWAggのメンバーや応援してくれていた人たちにめちゃくちゃ申し訳なかったです。

──帰り道はどんなことを思っていましたか?

ウタウウタ:候補生の子たちと帰ったんですけど、新幹線に乗るときに、乗車券を買うのを忘れていて。めちゃめちゃギリギリの新幹線を買っちゃったんです。乗るのにあと10分なのに乗車券がなくて、改札を通れなくてどうしようって、帰る云々よりそれがやばかった。そしたら、博多のおじさんが話しかけてくれて、「なにやってるの?」って。「入れません」って言ったら、「乗車券が必要なんだよ」って言って買うところまで連れていってくれて。その後も、乗車券を買うまで全部やってくれてギリ帰れて、本当に感謝しています(笑)。帰り道では、ニコ生を観て気付いたら寝ていました。

──東京に戻ってからは、何をしていましたか?

ウタウウタ:愛ちゃんとサアヤイトがアイスを買って駅まで来てくれて、会っていろいろ喋ったり、お姉ちゃんとご飯を食べて合宿の話をしたり。その次の次の日にはまた壱岐に戻ってという感じです。

──最終日に行われたフリーライヴ〈WACK EXHiBiTiON〉は、久しぶりにWAgg8人全員でのライヴになりましたが、振り返ってみてどうでしたか?

ウタウウタ:今までよりも絶対良いライヴだったと思います。それまで、基礎ができていないとか、小手先に頼り過ぎているって言われていたので、みんなでどうやったら小手先って言われないで、できるんだろうって考えて。1番最初の基礎のここの足を揃えるとか、ここの腕の角度を揃えるとかをめちゃくちゃみんなで気をつけました。

──ライヴでは、脱落して発表できなかったBiSの「primal.」ができましたね。

ウタウウタ:はい。昔のBiSの映像を観たり、プー・ルイさんのインタビューを読んで練習しました。 今のBiSさんは、昔の曲を歌えないってスタッフさんが言っていて。WAggがこの曲を歌えることに感謝して、渡辺さんの大事な曲だからというのを思いながらやってみました。

もっと責任感というのを持たないといけない

──ライヴが終わった後の合格者発表では、ナルハワールドさんの昇格が発表されました。それはどんな風に感じましたか?

ウタウウタ:ナルちゃんは、見えないところでめちゃくちゃ練習しているんですよ。WAggで1番時間がない中でも、フォーメーションも紙で送ったらちゃんと覚えてくるし、振り付けとかも確実に覚えてくる。ナルちゃんは、家で練習してる時間が1番長いんだと思います。だからきっと、GANG PARADEでもとても輝けると思う。

──気持ち的には嬉しい気持ちだったの?

ウタウウタ:嬉しいです。

──さみしい気持ちもありましたか?

ウタウウタ:ありました。

──両方の気持ちがありますよね。セントチヒロノイモウト(仮称)のWAgg加入発表もありましたが、それに関してはどんなことを思いましたか?

ウタウウタ:イモウトは合宿中に喋る機会がなかったので、どんな子なんだろうって。今喋ってみると、アンちゃんに似ています。

──サアヤイトさんは自分に似ているって言ってましたよ(笑)。

ウタウウタ:(笑)。サアヤイトとアンズピアだと真逆なので(笑)。でも動きとかは結構サアヤイトかもしれない。動き系はサアヤイトで、性格的にはアンちゃんですね。

──体制が変わるまで、残りのライヴはどんなライヴにしていきたいと思っていますか?

ウタウウタ:スタッフさんたちに、「WAggを観たお客さんが「この曲は誰の曲なんだろう」となって大元のグループを知ることもあるだろうから、歌わせてもらっているというのを大事にしないといけない」という話をしていただいて。本当にその通りだなと思って。歌わせてもらっていることに、もっと責任感というのを持たないといけない。逆に先輩が歌う曲よりWAggの方がいいなと思ってもらえるようにしたいなと思っています。

──イモウト(仮称)が入って新しい8人になりますが、どんなWAggにしていきたいと思いますか?

ウタウウタ:この間、イモウトからめちゃくちゃ長文のLINEが来て。「私はこれから、このWAggで新しいグループを作るぐらいの勢いで頑張りたいです」って気持ちを言ってくれて。WAggで頑張ろうという気持ちがめちゃくちゃ伝わってきて、とてもいい子だなと思うので、イモウトの気持ちもそうですし、私もそういう気持ちで頑張りたいです。

──イモウト(仮称)はかなり熱い気持ちを持っているんですね。

ウタウウタ:イモウトは返事とかのときにガッて来るんですよ。「はい、そうです!」みたいな(笑)。マリンちゃんみたいな感じ。

──いろいろな要素があるね。マリン・バとアンズピアとサアヤイトと(笑)。

ウタウウタ:そうなんですよなんか(笑)。敬語が苦手っていう面もあるし、面白いです。

──ウタさん自身の目標って今どこにありますか?

ウタウウタ:昇格する事ももちろん大事だと思うんですけど、自分はもっとWAggを良いものにしたいという気持ちが強くあって。まずはWAggが歌う曲がいいなとか、WAggというグループがいいなと思ってもらえるようにしたい。WAggというものをもうちょっと強くしてから、昇格を考えたいなと思っています。


これまでのWAggインタビューをあわせてチェック!
WACKを揺るがす8人の女の子たち──アイドル育成プロジェクト“WAgg”初インタビュー
Vol.1──ナルハワールド「素直さや元気さを出していきたい」
Vol.2──マリン・バ「WAggで1番になりたい」
Vol.3──ウルウ・ル「WAgg8人で、いいねって思われたい」
Vol.4──アンズピア「今の目標は、楽しむこと」
Vol.5──ウタウウタ「一体感を作りながら個性を乗せていけるグループにしていきたい」
Vol.6──愛「もっともっと意識を高く持ちたい」
Vol.7──サアヤイト「8人の個性が伝わるようなグループにしたい」
Vol.8──ハナエモンスター「8人で会場を埋められる存在になりたい」
Vol.9──マリン・バ「人に必要とされる存在にならなければいけない」
Vol.10──ナルハワールド「ギャンパレに新しい何かを与えられる存在になりたい」
Vol.11──ア・アンズピア「WAggのグループとしての結束を固めて突き進んでいきたい」
Vol.12──ハナエモンスター「上に行かないといけないなという気持ちは変わらない」
Vol.13 ──ウルウ・ル「WAggでデビューさせたいと思われるぐらいいいグループにしたい」
Vol.14 ──愛「今のWAggを最強にして、次は新しい最強を作っていきたい」
Vol.15 ──サアヤイト「いろいろな事を吸収して、殻を破った自分を楽しみにしている」


WAgg PROFILE

マリン・バ / ウルウ・ル / ウタウウタ / ア・アンズピア /ナルハワールド / 愛 / サアヤイト / ハナエモンスター

■WAgg Official HP
http://www.wagg.tokyo/

・WAgg Official Twitter
WAggidol

・WAggメンバー Twitter
マリン・バ : @MARiN_WAgg
愛 : @L0VE_WAgg
ア・アンズピア : @ANZU_WAgg
ウタウウタ : @UTA_WAgg
ハナエモンスター : @HANAEMON_WAgg
サアヤイト : @SAYA_WAgg
ナルハワールド : @NARUHA_WAgg
ウルウ・ル : @URUURU_WAgg

WAgg「WAggs」

2019年5月26日(日)東京都 TSUTAYA O-nest ※セントチヒロノイモウト(仮称)お披露目公演
2019年6月2日(日)名古屋 CLUB 3STAR IMAIKE
2019年6月16日(日)大阪 club MERCURY
2019年6月23日(日)東京 TSUTAYA O-Crest
2019年6月30日(日)仙台 LIVE HOUSE enn2nd

料金:4,000円(tax in.)(オールスタンディング/入場整理番号付/入場時にドリンク代別途必要)
※未就学児童入場不可
※ダイブ/サーフ/モッシュ/リフト禁止
チケット:http://w.pia.jp/t/wagg/

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