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StoryWriter

こんにちは、テラシマユウカです。

今回ご紹介するのは『アナベル 死霊博物館』という私の大好きな死霊館シリーズのホラーなのですが、意外にも初めてホラーをひとりで映画館へ観に行くという経験をしました。なんだかんだホラーは誰かを強制的に連れて観に行くことばかりだったのですが、一人の方が逆にいつもより怖さを感じなかった気がします。

というのも、いつもは深夜帯に行くのですが今回は人の多い夕方の上映回だったのでほぼ満席状態でした。隣の席が運悪くめちゃくちゃ上映中に喋るタイプのカップルだったので

彼氏「アナベル人形だ〜かわい〜〜」
彼女「えっ私より可愛い? 私の方が可愛いよね??」

みたいなやり取りが霊が出てくるたびに行われており初っ端から出鼻を挫かれ、楽しみで仕方なくて今にもスキップしそうなくらいルンルンで映画館へ来たはずなのに変な哀しみに襲われてしまいました。

Vol.15『アナベル 死霊博物館』

☆3.8/☆5.0点中

公式HP:http://ningenshikkaku-movie.com/

 

留守番の夜、少女たちに襲いかかる悪霊の数々ーー導くのは、”あの人形”

超常現象研究家ウォーレン夫妻の家に、強烈な呪いを持つ一体の人形が運び込まれた。その人形の名は、アナベル。

アナベルは地下の”博物館”で、他の呪われし品々とともに厳重に封印された。

夫妻が仕事で家を空ける、ある日。

娘のジュディは年上の少女のメアリー、ダニエラの3人で一夜を過ごすことに。

しかし、ダニエラが”警告 決して触るな”と書かれた博物館に勝手に入り込み、アナベルの封印を解いてしまう。

それは、少女たちの想像を絶する悪夢のはじまりとなった……。

史上最強の呪いの力を持つアナベルが、数々の悪霊たちを呼び覚まし、呪われし品々を従え、少女たちに襲いかかる!

私の大好きな死霊館シリーズの待望の新作。

アナベルが登場するシリーズの作品では2014年の『アナベル 死霊館の人形』、2017年の『アナベル 死霊人形の誕生』に続く3作目となります。

前作の死霊館シリーズのスピンオフ、ラ・ヨローナと比べて恐怖が全面に出ている訳ではなく以前よりも大衆向けになっていた印象があり、ホラー好きとしては恐怖レベルは物足りなさを感じました。その中でも恐怖の度合いが行き過ぎて思わず笑ってしまうシーンもあったり。

地下の博物館に封印されている品々たちが次々と解き放たれるので、これまでに幾度となく心躍らされてきた霊たちが大集合し、いわばオールスター感謝祭のような、シリーズのファンとしては胸の高まりが治りませんでした。

だからといって今作はシリーズ全作観ていないと理解できない内容ではなく、今までとは全く別物として扱えるので初見でも何も疑問を抱く事なく楽しめます。

霊達が全員集合した為か恐怖の伏線が張られていても、それを回収しきらずに他の霊のシーンへ切り替える事によってうやむやにしてる感は少しあったので、何が起こったのかもう少しだけ見せて欲しいと感じました。

長いお化け屋敷を歩いているというよりはひとつひとつ小さいアトラクションを渡り歩いてるといった感覚が一番当てはまるのかもしれません。

また、公式HPにはウォーレン夫妻の地下室の呪いの品々や背景などを細かく見れるページもあるので鑑賞後に。

http://wwws.warnerbros.co.jp/annabelle-museumjp/museum.html

1作品だけでも充分に楽しめますが、死霊館シリーズは作品と作品の結びつきが強い面もありそこも面白さのひとつです。全て観てきたからこそ今作品の中で過去に登場していた霊だったり物品だったりパズルのピースのように繋がっていく点も多々あるので是非ともこのシリーズの沼に片足を突っ込んでみてはいかがでしょうか。

ホラー初心者上級者、老若男女問わず観れる作品なので家族で観に行ったりするのも面白いかもしれません。

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テラシマユウカ


2014年に結成され、現在9人組として活動中のアイドル・グループGANG PARADEのメンバー。2016年に行われた新生BiSの合宿オーディションに参加し、BiS公式ライバル・グループSiSのメンバーとして活動を始めるが、お披露目ライヴ直後にまさかのグループが活動休止。2016年10月にGANG PARADEへ電撃加入し、多くを語らない性格ながら強い意志と美学を持ってグループになくてはならない存在に。映画好きが高じて、StoryWriterにてテラシマユウカの映画コラム「それでも映画は、素晴らしい。」の連載スタート。

テラシマユウカ Twitter

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