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StoryWriter

こんにちは、最近コケを育て始めたテラシマユウカです。

ずっとサボテンを部屋におきたいと思っていたのですが、あまり水やりとかしなくていいらしく、寂しいのでもっと生き物感を感じたいし、ハムスターと暮らしたいけれど一人暮らしで家をあけてしまう時間のことも考えたら軽い気持ちでは飼えないなと思って、間を取ったらコケを育てるというゴールに辿り着きました。

ホソバオキナゴケという種類で、ベッドサイド テーブルに飾っているのですが、毎日朝伸びているか確認して家を出る習慣になっています。今のところ成長は感じられていません。

まぁなんだかんだ可愛くてコケライフを楽しんでいるので、これから我が子かのように大切に育てていこうと思います。

Vol.56『透明人間』

☆3.7/☆5.0点中

公式ページ:https://toumei-ningen.jp/

 

富豪で天才科学者エイドリアンの束縛された関係から逃げることの出来ないセシリアは、ある真夜中、計画的に彼の豪邸から脱出を図る。失意のエイドリアンは手首を切って自殺をし、莫大な財産の一部を彼女に残した。セシリアは彼の死を疑っていた。偶然とは思えない不可解な出来事が重なり、それはやがて、彼女の命の危険を伴う脅威となって迫る。セシリアは「見えない何か」に襲われていること証明しようとするが、徐々に正気を失っていく。

 

ユニバーサル映画のクラシックキャラクター”透明人間”を基に、「インシディアス」や「ソウ」の監督・脚本家として知られるリー・ワネルが監督・脚本・製作総指揮を務め、現代を舞台に透明人間に襲われるヒロインの視点から描いた狂気のサイコサスペンス。

最先端技術とスリラーが巧妙に融合されており秀逸でサプライズのある、かつスタイリッシュで創造性の高い題材でしたが、前半はホラー映画、後半はどちらかというと透明人間を現代版にアップデートしすぎたSFっぽい作品に仕上がっていた印象でした。

透明人間がどこにいるのかいないのか、見られているのか、いつ襲ってくるのか、という特有の緊張感を誰もいない空間をジーっと映し出す演出や、どこからか主人公を観察しているかのようなカメラワークをすることによって観る者に不穏感を与え、そこに透明人間が存在するかもしれないという、ならではの心理的恐怖を演出しています。

寝ている主人公のシーツを落とし、拾おうとするとシーツの端を踏んで近づいてきたりと前半はよくあるホラー的要素も交えられているので、終始ハラハラドキドキ感が続きます。

個人的には、透明人間に襲われる側の視点から描くのなら、透明人間が実際に存在しているのか、はたまた主人公のトラウマによる被害妄想の幻覚なのかもしれないという、透明人間の正体をもっと遠回りしてぼかしていたら、更なる不安が生まれ、より恐怖を煽られたのではないかと感じます。

この作品において特筆すべきは、なんといってもエリザベス・モスの演技。透明人間がその場にいるかのような一人芝居が素晴らしく、透明人間の存在に怯え自分を見失いビクビクしながら辺りを見渡す姿や、束縛からの解放を目指し弱さを捨て透明人間と戦うと決意し、強さのこもった睨みつけるような闘志のある目には圧倒され続けます。彼女なしでは成り立たなかったであろう演出であり、終始モスの表現力に釘付けになりました。

細かく気になる点はありつつも小難しいことは置いといて、シンプルなストーリーに二転三転とする捻りが加わった完成度の高いリー・ワネルのエンターテイメントを純粋に楽しめるスリラー作品です。

※「今日はさぼって映画をみにいく」は毎週火曜日更新予定です。


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テラシマユウカ

テラシマユウカ、月ノウサギ、ナルハワールドの3人からなるアイドルグループ、PARADISESのメンバー。2016年に行われた新生BiSの合宿オーディションに参加し、BiS公式ライバル・グループSiSのメンバーとして活動を始めるが、お披露目ライヴ直後にまさかのグループが活動休止。2016年10月にGANG PARADEへ電撃加入し、2020年4月からはグループが分裂。PARADISESのメンバーとして活動中。多くを語らない性格ながら強い意志と美学を持ってグループになくてはならない存在に。映画好きが高じて、StoryWriterにてテラシマユウカの映画コラム「それでも映画は、素晴らしい。」の連載スタート。

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