こんにちは、テラシマユウカです。
私は映画を観るのが生きがいなのですが、その中でも映画館に行くという行為と、好きな作品を何度も何度も一生見返すという行為が特に好きなので、最近は再上映が多くされており 、時間を見つけては映画館に入り浸るという生活を以前にも増してしてしまっている気がします。
そんな中で『TENET』の公開に先駆けて行われているノーラン祭り。もうこれは映画館に入り浸ざるを得ない大事件。公開当時はまだ幼くて映画館で観ることがなく、配信などで観てきた作品がなんとIMAX版、4D版として劇場で観れてしまう。
ということで今週は、いつもの作品レビューとは趣旨を変えて『ダークナイト』の世界をIMAXで体感してきた大興奮の感想を書きたいと思います。
Vol.57『ダークナイト』
ゴッサム・シティに、究極の悪が舞い降りた。ジョーカー(ヒース・レジャー)と名乗り、犯罪こそが最高のジョークだと不敵に笑うその男は、今日も銀行強盗の一味に紛れ込み、彼らを皆殺しにして、大金を奪った。
この街を守るのは、バットマン(クリスチャン・ベール)。彼はジム・ゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)と協力して、マフィアのマネー・ロンダリング銀行の摘発に成功する。
それでも、日に日に悪にまみれていく街に、一人の救世主が現れる。新任の地方検事ハービー・デント(アーロン・エッカート)だ。正義感に溢れるデントはバットマンを支持し、徹底的な犯罪撲滅を誓う。
資金を絶たれて悩むマフィアのボスたちの会合の席に、ジョーカーが現れる。「オレが、バットマンを殺す」。条件は、マフィアの全資産の半分。しかし、ジョーカーの真の目的は、金ではなかった。ムカつく正義とやらを叩き潰し、高潔な人間を堕落させ、世界が破滅していく様を特等席で楽しみたいのだ。
遂に始まった、ジョーカーが仕掛ける生き残りゲーム。開幕の合図は、警視総監の暗殺だ。正体を明かさなければ市民を殺すとバットマンを脅迫し、デントと検事補レイチェル(マギー・ギレンホール)を次のターゲットに選ぶジョーカー。しかし、それは彼が用意した悪のフルコースの、ほんの始まりに過ぎなかった……
『インセプション』、『インターステラー』、『ダンケルク』と話題作を手がけるクリストファー・ノーラン監督の最新作『TENET テネット』公開が9月18日に控え、話題を集めているそんなタイミングで、ノーラン祭り第1弾として『ダークナイト』のIMAX版、4D版での再上映がスタートしました。
映画『ダークナイト』は、そんな彼が制作した『バットマン ビギンズ』、『ダークナイト』、『ダークナイト ライジング』からなるバットマン3部作”ダークナイト・トリロジーシリーズ”の最高傑作とも称されている第2作目。今ではそこまで珍しくもなくなったIMAX撮影ですが、映画へ初めて本格的に取り入れたのがこの作品となります。
この機会に初めて池袋グランドシネマサンシャインへと足を運んだのですが、そもそもこの映画館が凄まじい。
4階でチケットを購入し最上階まで果てしなく長いエスカレーターを上らなければいけないのですが、その過程も映画館好きには堪らない時間を過ごせるようになっています。もはやここはお城なのではないかと錯覚する程の作り込まれたそれぞれのシアターへの道や、ダークナイト・トリロジーシリーズ含め数々の名作映画のポスターが展示されており、じっくりとその空間を味わってしまいなかなか上に進めません。
IMAX以外にも立体音響や4Kレーザープロジェクターなど様々な最新設備が導入されているそうで、どのシアターも最上級の映画館となっています。
ようやくお目当ての最上階に到着すると、目の前に広がるのは1面LEDディスプレイになっている天井。そこには『ダークナイト』や『TENET』の予告が流され頭上にあの、ヒース・レジャー演じるジョーカーの顔が画面いっぱいに映し出されるという上映前から感動で言葉が出ない状態。
ガラス張りのフロアから池袋の街を一望できるのですが、実は館外からもこの12階の巨大な天井の映像が見えるようになっており、建物の下にいる時にちらっと見えた謎の映像の正体がここまできてやっと明らかに。
エレベーターも使用可能で一瞬で到着できるのですが、時間があるならエスカレーターで1フロアずつ上ることをオススメします。
そしてついに日本最大のスクリーンとご対面。ここで観るダークナイトはさすがに桁違いで、IMAXレーザー / GTテクノロジーを採用した最大画角1.43:1、通常のスクリーンに比べて合計約40%も広い約19m×26mのスクリーンにはシアターに入った瞬間から度肝を抜かれる程の迫力。最前列は従来の座席では見上げきれないので、寝転んで鑑賞できるフラットシートになっています。
ダークナイトの再上映がスタートして1回目は他の映画館の従来のスクリーンで、そして2回目にグランドシネマサンシャインにて鑑賞したのですが、違いが一目瞭然。ただでさえ魅了されていたものが最大のスクリーンによってより勢いを増してその力を浴びせてくる。
身体全身で感じる大迫力の映像と音の振動によって得られる圧倒的没入感と臨場感は今までに経験したことの無い究極の映画体験であり、IMAXのシーンになる度にスクリーンというフレームの概念が自分の中から消え去りまるでゴッサム・シティに放り込まれたかのような感覚に陥りました。
12年越しにノーラン監督の表現したかったものを体験できたという事実に、正に感無量。
そして、一体この時間に何が起こったのか…と圧倒されすぎて訳が分からなくなり没入感からゴッサム・シティから現実に戻れなくなってしまったのでもう一度観に行ってしまうかもしれません。
ノーラン祭り第2弾として『ダンケルク』、そして9月18日公開の監督最新作『TENET』もこの映画館で絶対に観ようと思います。
皆さんも是非一度、グランドシネマサンシャインでIMAXを体感してみてはいかがでしょうか。
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