こんにちは、テラシマユウカです。
いよいよ8月となりましたが、2020年時空が歪んでいるのかと思うほど流れが早く、気を抜いたらあっという間におばあちゃんになってしまいそうだな〜とヒヤヒヤしています。
8月1日には数ヶ月ぶりに無観客という形にはなりましたが、ライヴをする事ができました。
PARADISESとしてのお披露目だったのですが、久しぶりにライヴでしか感じられない鼓動の早さや血が巡っているような感覚がとても気持ち良く、生きている実感がありました。
やっぱりエンターテイメントは人々の時間を彩り豊かな心にさせてくれる、日常にはなくてはならないものだなと改めて強く思います。
まだまだ困難な事が多いですが、少しずつでも皆さんと繋がれる場が戻ってきたらいいなと願っています。
Vol.59『海底47m 古代マヤの死の迷宮』
☆3.6/☆5.0点中
公式サイト:https://gaga.ne.jp/47m_maya/
いじめられっ子の女子高生ミアは気弱な性格で、父親グラントの再婚相手の娘サーシャとの関係もぎくしゃくしていた。マヤ文明の遺跡を研究する考古学者のグラントは、2人の距離を縮めるため、週末に自身の研究場所近くで行われる、船中からサメを鑑賞する観光ツアーへの参加を姉妹に提案する。親友のアレクサとニコールとの先約があったサーシャだったが、ツアーへの参加を渋々受け入れる。
迎えた当日、グラントに連れられてツアー会場にやって来た姉妹は、グラントが研究場所に向かった直後に現れたアレクサとニコールから、もっとスリリングな遊びをしないかと誘われる。それはマヤ文明の遺跡が眠る海底洞窟に潜るケーブダイビング。通常のダイビングよりも遥かに危険なアクティビティだ。姉妹はダイビング初級だったが、その魅力的な誘いに乗り、不十分な装備のまま、海に潜るのだった。グラントの助手のベンと一緒に一度訪れたことがあるというアレクサのガイドにより、4人は海底洞窟の入り口に到着する。そこに広がるのは神秘的なマヤ文明都市の遺跡。目を奪われ、はしゃぐ4人だったが、ニコールが遺跡の石柱を倒してしまい、その衝撃で舞う泥に視界を遮られ、パニックになる4人。だが、偶然そこで作業をしていたベンに遭遇する。
未知の海底洞窟で大人と会い、安心したのも束の間、突如として巨大なホオジロザメが現れ、ベンを食い殺してしまう。そのサメは暗い海底で進化し、視力を失うかわりに異常な聴覚を得たようだ。物音を立てずに必死で逃げようとするが、遺跡は複雑な迷路のような構造で出口が見つけられない。さらに、襲い来る海底の主から逃れようとするうち、地上と繋がっていた命綱も切れてしまう。助けを呼ぼうにも、石柱に遮られて無線は通い。ボンベの中の酸素も残り僅かとなる中、脱出する唯一の道は激しく渦巻く潮流を超えた先。絶望だらけのこの状況下から、彼女たちが生還する術はあるのだろうか―?
「海底47m」シリーズ第2弾となる今作。ヨハネス・ロバーツ監督による続編ではありますが登場人物も場所も前作とは繋がりはない為、単体で楽しめる作品となっています。
今回の主人公は女子高生4人組。スキルがないにも関わらず海底に沈むマヤ文明の遺跡を探検しようと無謀なダイビングに挑戦し、不幸なことに盲目の巨大な人喰いホオジロザメに遭遇してしまう。遺跡が崩れ出口を失い、迷路のような洞窟で迷子になる中、酸素も残りわずか…… と絶望的な状況での緊張と興奮が入り混じるパニックスリラー。
極めてシンプルなストーリー展開で進んでいき、あまり力みすぎずに観れる丁度いいサメ映画でした。恐怖の対象がサメだけではなく、洞窟の閉塞感による精神的な圧迫感や遺跡の崩落への恐怖、渦潮、残り僅かな酸素などとポイントが多く存在しており色々な方法でハラハラさせられるので絶えず絶望が襲ってきます。
また、いじめられっ子の気弱な主人公が危険を乗り越えることで次第に変化していき、気まずい関係だった義姉と絆を結んでいくという成長ストーリーもあり、テンプレといえばテンプレですがそこがまた良く、安定した面白さ。
なによりもサメの動きがめちゃくちゃにリアルに作られています。普通のサメなら洞窟という狭い空間にいればあっという間に喰われて全滅して終わりとなりそうなシチュエーションですが、こちらのサメは盲目なので音を立てなければバレない。洞窟の床に身を潜めて頭上をサメが通過していくシーンは、まるで盲目の殺人おじいちゃんが襲ってくる「ドント・ブリーズ」の様な、こちらまでグッと息を押し殺してしまう手に汗握る瞬間でした。
ラストも想像以上で、終わりかと思いきや更に……! という展開を面白いくらいにこれでもかと何度も盛り込んでくる怒涛のクライマックス。恐怖を容赦なく叩きつけてくるスタイルにお腹いっぱいの大満足なサメ映画でした。
息のつく間も無い緊張感に冷や汗をかかずにはいられない、夏の始まりにぴったりなサメ映画、是非劇場で!
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テラシマユウカ
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