こんにちは、テラシマユウカです。
最近ちょっと英語の勉強をしたいなと思いたち、人生で何度も観てきた映画を日本語無しの英語字幕で観る生活を過ごしています。
他にも何種類か英会話の教材や英単語アプリを使ったり、中高で学ぶ文法が一冊にまとめられている本を使ってコツコツと毎日英語に触れて、日本で公開されていない映画を英語のみで理解できるようになるのを一つの目標としてチャレンジしていこうと思います。
Vol.67『エノーラ・ホームズの事件簿』
☆3.9/☆5.0点中
公式サイト:https://www.netflix.com/jp/title/81277950
1884年、イギリス。世界は大きく変わろうとしていた。16歳の誕生日を迎える朝、エノーラ・ホームズ(ミリー・ボビー・ブラウン)が目を覚ますと、彼女の母親(ヘレナ・ボナム=カーター)が突如行方不明になっていたのだ。謎めいた暗号のような遺留品を残したままどこへ行ってしまったのか、その理由はわからず明白な手がかりは見つからずだった。そして自由奔放な子供時代を過ごしてきたエノーラは、突然兄のシャーロック(ヘンリー・カヴィル)とマイクロフト(サム・クラフリン)に面倒を見られる事になり、2人によって一流の婦人に育てるための花嫁学校に追いやられそうになるのだった。しかし兄たちの意志に反して、エノーラは母親を探すためにロンドンへ飛び出すことに。ところが旅の途中、失踪中の若き貴族(ルイス・パートリッジ)を取り巻く謎に巻き込まれてしまい、彼女は生まれながらの才能で名探偵っぷりを発揮する。歴史の流れを覆しかねない陰謀を解き明かしたエノーラは、探偵として既に有名な兄たちをも出し抜くことに……!
名探偵シャーロック・ホームズに妹がいたという設定で描かれ人気を集める、ナンシー・スプリンガー原作の小説シリーズ『エノーラ・ホームズの事件簿シリーズ』の実写映画化作品。新型コロナウイルス感染症流行のために劇場公開は断念され、Netflixオリジナル映画として2020年9月23日より独占配信がスタートしたミステリーアドベンチャー。
Netflixドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のイレブン役で一躍話題となったミリー・ボビー・ブラウンが主演を務め、兄シャーロックとマイクロフトを『マン・オブ・スティール』のヘンリー・カビルと『世界一キライなあなたに』のサム・クラフリン、母を『アリス・イン・ワンダーランド』『ハリー・ポッター』のヘレナ・ボナム=カーターが演じました。
主人公エノーラが時折カメラ目線で視聴者へと語りかけながらストーリーが展開されていきます。現代よりも女性の生き方が縛られていた当時のイギリスで、世間的に求められる女性像を一蹴するかのように生き、忽然と姿を消してしまった母親を捜すべくシャーロック・ホームズばりの推理を展開し冒険していく、推理物だけではない少女の成長物語も描かれています。
エノーラ(ミリー・ボビー・ブラウン)が兄から身を隠すために男装したり豪勢なドレスに着飾ったりとテュークスベリー侯爵(ルイス・パートリッジ)含め衣装チェンジが多く様々な姿を見せてくれる点や、小道具や部屋のセット、街並みなどヨーロッパのレトロな雰囲気好きには堪らないものばかりで、途中途中で挟まれる絵本やフィルムのような演出が世界観にマッチしており、作品の大きな見どころポイントとなっています。
また、女性の参政権や政治がテーマとしてあり、女性であることによる束縛からの解放や、従来の考えに固執せず自分の人生を自ら選択し手に入れるために戦おうと時代に向き合った人間たちの姿に、今いる環境や性別に悩みを抱えてる人々へと勇気を与えてくれます。
ミステリーとして推理要素は少なめでシャーロック作品と比較してしまうと本末転倒な感じはありますが、全くの別物の作品として、全体的にテンポ良くとても軽いタッチで描かれておりティーン向けの映画ではありつつも、母の失踪やテュークスベリー侯爵の命が狙われることに政治的要素が絡んでいたりするので、大人から子どもまで娯楽作品として気軽に楽しめる作品です。
キャラクターが個性的で可愛らしく、ミリー・ボビー・ブラウンの魅力を思う存分堪能でき、シャーロック・ホームズを知っていても知らなくても楽しめる『エノーラ・ホームズの事件簿』、Netflixで絶賛配信中です。この機会に是非!
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テラシマユウカ
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